• 作成日 : 2026年7月31日

Microsoft Teamsの動画をダウンロードする方法は?

Teamsで録画した会議を後から見返そうとして「動画がどこにあるか分からない」「ダウンロードのボタンが見当たらない」と困った経験はないでしょうか。Teamsの録画は、保存場所や権限のしくみを押さえておけば数クリックで手元に保存できます。

当記事では、ダウンロード前に知っておきたい保存場所・権限・保存期限の基礎や、具体的なダウンロード手順、保存できないときの原因と対処法、共有・保存時の注意点などを解説します。大切な会議の記録を確実に残したい方は、ぜひ参考にしてください。

Teamsの動画をダウンロードする前に知っておくべきことは?

Teamsの動画をダウンロードする前に押さえておきたいのは、動画の保存場所・ダウンロードできる人・有効期限の3点です。これらを知らないままだと、ファイルが見つからない、権限がなくて保存できない、期限切れで消えていたといったトラブルにつながります。

ここでは、動画ダウンロードの前に知っておきたい事項について解説します。

会議の録画はOneDriveやSharePointに保存される

Teamsで録画した動画は、会議の種類に応じてOneDriveかSharePointのどちらかに自動で保存されます。

チャットや予定表から開くチャネル以外の会議では、録画を開始した人にかかわらず、原則として会議開催者のOneDriveにある「レコーディング」フォルダーへ保存される仕組みです。一方、チームのチャネルで開いた会議は、そのチャネルに対応するSharePointサイトのドキュメントライブラリに保存されます。

ダウンロードするためには、目的の動画がこの2か所のどちらにあるかを見極める必要があります。

録画をダウンロードできるのは基本的に会議の開催者である

Teamsの録画動画は、参加者の誰もが自由にダウンロードできるわけではありません。保存や共有を操作できるのは、基本的に動画の所有者である会議の開催者で、開催者から編集権限を渡された共同開催者も同じように保存できます。

一方、他の参加者に与えられるのは、ブラウザ上で再生できる読み取り権限だけの場合があります。手元に保存したい参加者は、開催者に動画の共有やダウンロードの許可を依頼しましょう。自分が開催者でないときは、まず誰が録画データを持っているかを確認するとスムーズに進みます。

録画には保存期限が設定されている場合がある

Teamsの録画動画には、保存期限が設定されている場合があります。既定の保存期限は120日で、期限を過ぎた動画は自動で保存先のごみ箱へ移動します。保存日数は組織の管理者が変更でき、期限そのものを無効にしているケースもあります。

ごみ箱へ移った後、さらに一定期間が過ぎると完全に削除され、元には戻せません。職場や学校のアカウントでは、ごみ箱の項目もおよそ93日で自動的に消えます。後から見返したい会議は、保存期限を意識して早めにダウンロードしておくと安心です。

Teamsの動画をダウンロードする方法は?

Teamsの動画をダウンロードする際は、録画を開いて共有画面を表示し、その他のオプションからダウンロードを選びます。特別なアプリは不要で、普段使うTeamsとブラウザだけで完結します。

ここでは、Teamsの動画をダウンロードする方法について解説します。

会議チャットやチャネルから録画を開く

最初のステップは、録画が保存された場所を開くことです。

通常の会議なら、その会議のチャットを表示すると、履歴の中に録画のサムネイルが並びます。サムネイルをクリックすれば、ブラウザまたはアプリ内で動画の再生画面が開きます。チームのチャネルで実施した会議は、対象チャネルの投稿一覧に録画が残っているため、そこから同じように再生画面を呼び出しましょう。

会議の直後は変換処理に時間がかかり、サムネイルが出るまで数分待つ場合もあります。目的の録画が見当たらないときは、日時と会議名を手がかりに履歴をさかのぼって探すと見つけやすくなります。

共有タブから対象の録画を選ぶ

録画の場所を開いたら、共有タブから保存したい対象の録画を選びます。会議チャットの上部には、やり取りの中で共有されたファイルをまとめた共有タブがあり、ここに録画データも一覧で表示されます。会議を複数回に分けて録画したときは、ファイルが何本も残っている場合があるため、日時やファイル名を確認して目的の1本を選びましょう。

これらの録画ファイルの実体は、OneDriveまたはSharePoint上に保存されたクラウドファイルです。対象を選ぶと、動画の再生画面と操作用のメニューが表示されます。

その他のオプションからダウンロードを選択する

対象の録画を開いたら、その他のオプションからダウンロードを選択します。再生画面やファイル一覧で対象の録画にカーソルを合わせると、「…」と表示されるその他のオプションのボタンが現れる仕組みです。このボタンをクリックし、開いたメニューから「ダウンロード」を選べば、動画ファイルの保存が始まります。

保存先は、多くの場合パソコンの「ダウンロード」フォルダーで、ファイル形式はMP4です。メニューに「ダウンロード」が見当たらないときは、権限や組織の設定で保存が制限されている可能性があります。

OneDriveやSharePointから録画ファイルを保存する

Teamsの画面からうまく保存できないときは、保存先のOneDriveやSharePointを直接開く方法もあります。

通常の会議の録画は、開催者のOneDriveにある「レコーディング」フォルダーに保存されています。チャネル会議の録画の保存場所は、対象チームのSharePointサイトにあるドキュメントライブラリです。目的のファイルを開き、同じくその他のオプションからダウンロードを選ぶと、パソコンへ保存できます。

OneDriveやSharePointから直接操作すれば、共有相手の管理やリンクの発行もまとめて行えるため、録画を社内へ配布したい場面でも役立ちます。

Teamsの動画をダウンロードできない原因は?

Teamsの動画をダウンロードできない主な原因は、ダウンロード権限がない・保存期限が過ぎた・管理者が制限している・外部の立場で参加しているの4つが考えられます。同じ「保存できない」状態でも、原因が違えば取るべき対処も変わります。まずはどれに当てはまるかを順に切り分けることが、解決への近道です。

ダウンロード権限が付与されていないため

最も多い原因は、自分にダウンロード権限が与えられていないことです。Teamsの録画は所有者である開催者が管理しており、ほかの参加者には再生だけを許す読み取り権限しか与えられていない場合があります。読み取り権限のみだと、動画は見られてもメニューに「ダウンロード」が表示されません。

ダウンロード権限がない場合は、開催者に共有範囲を編集可能へ変えてもらうか、ファイルを直接送ってもらうと解決します。自分が開催者なら、対象ファイルの共有設定で相手にダウンロードを許可しましょう。

録画ファイルの保存期限が過ぎているため

ダウンロードしようとした録画がすでに消えている場合、保存期限が過ぎている可能性があります。Teamsの録画には既定で120日の保存期限が設定され、期限を過ぎたファイルは自動でごみ箱へ移動する仕組みです。

ごみ箱に残っていれば、期限内に復元してから保存が可能ですが、ごみ箱の項目も一定期間で完全に削除されるため、時間が経つほど復旧は難しくなります。録画が見つからないときは、まず開催者や自分のOneDrive・SharePointのごみ箱を確認しましょう。大切な会議ほど、録画後は早めに手元へ保存しておくと安心です。

管理者の設定で録画や共有が制限されているため

権限も期限も問題ないのに保存できないなら、組織の管理者による制限が原因として考えられます。

Microsoft 365の管理者は、セキュリティ方針として録画のダウンロードや外部共有をまとめて禁止できます。この設定が有効だと、動画の再生はできても保存ボタンが無効になったり、そもそも表示されなかったりします。個人の操作では解除できないため、社内の情報システム部門やTeams管理者への問い合わせが必要です。業務上どうしても保存したい場合は、利用目的を添えて許可を依頼しましょう。

外部ユーザーやゲストとして参加しているため

自分が別の組織から招かれた外部ユーザーやゲストの立場だと、ダウンロードが制限される場合があります。ゲストアカウントには、主催組織のポリシーに応じて再生のみの権限が割り当てられることが多いためです。

外部ユーザーやゲストの立場で動画を手元に残したいときは、会議の主催者に必要な部分を共有してもらうか、別途ファイルを送ってもらいましょう。

Teamsの動画を共有・保存するときの注意点は?

Teamsの動画を共有・保存するときは、社内ルールの順守・機密情報の管理・共有範囲の確認・文字起こしの活用の4点に気を配りましょう。録画は便利な一方で、扱い方を誤ると情報漏えいにつながりかねません。安全に運用するためのポイントを順に解説します。

社内ルールに従って録画データを扱う

録画データを扱う前に、まず自社のルールを確認しましょう。会社によっては、会議の録画そのものや、録画データの保存先・共有相手を規程で定めている場合があります。ルールを知らずにダウンロードや転送を行うと、意図せず社内規程に反してしまう恐れがあるので、録画を保存・共有する前に、就業規則や情報管理ポリシー、上長の指示を確認しましょう。

特に取引先や顧客が参加した会議は、録画の可否や共有範囲が個別に決められていることも少なくありません。判断に迷うときは、自己判断で進めず情報システム部門やコンプライアンス窓口へ相談しましょう。

機密情報や個人情報の取り扱いに注意する

録画には、画面共有の資料や参加者の発言など、機密情報や個人情報が含まれることがあります。これらのデータを不用意に保存・共有すると、情報漏えいや個人情報保護法違反のリスクを招きます。

特に、顧客名や取引条件、従業員の評価に関する会議の録画は、慎重な取り扱いが欠かせません。ダウンロードしたファイルは、パスワード付きの領域や社内で認められた場所にのみ保存しましょう。必要がなくなった録画は、社内ルールに沿って速やかに削除するのが望ましい対応です。

共有リンクの公開範囲を確認する

録画を共有リンクで渡すときは、リンクの公開範囲を必ず確認しましょう。

OneDriveやSharePointの共有リンクには、「組織内のみ」「特定のユーザー」「リンクを知る全員」など複数の設定があります。公開範囲を広くしすぎると、意図しない相手にまで録画が届いてしまう危険があります。社外へ共有する必要がなければ、範囲を「特定のユーザー」に絞るのが基本です。

共有した後も、誰にアクセス権があるかを定期的に見直すと、不要なアクセスを防げます。

必要に応じて文字起こしも一緒に保存する

録画と合わせて、文字起こしのデータも保存しておくと後から役立ちます。

Teamsには会議の音声を自動でテキスト化する文字起こし機能があり、録画と同じ場所に保存される仕組みです。文字起こしがあれば、動画を再生しなくても発言内容を検索でき、議事録の作成や内容確認の時間を短縮できます。会議の要点を素早く振り返りたいときや、参加できなかったメンバーへ共有したいときにも便利です。

目的に応じて動画とテキストを使い分ければ、録画データをより有効に活用できます。

Teamsの録画を安全に保存・活用するためのポイント

Teamsの録画は、チャネル以外の会議なら原則として開催者のOneDrive、チャネル会議なら対象チャネルのSharePointに保存され、ダウンロード権限がある場合は「共有」タブなどから録画を開き、「その他のオプション」>「ダウンロード」で保存できます。既定の設定では120日ほどで録画が消える場合もあるため、残したい会議は早めの保存が安心です。

動画には機密情報や個人情報が含まれることも多いので、社内ルールや共有範囲を確かめ、安全に取り扱いましょう。

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