- 作成日 : 2026年8月28日
Teamsで要約する方法は?会議・チャット別に解説
Teamsの要約は、会議では「要約」タブ、チャット・チャネルではCopilotへの質問で確認できます。
- 会議は文字起こし開始が前提条件
- チャットはCopilotに期間と内容を指定
- AI要約はPremium系ライセンスが必要
Q. 会議の要約を残すには何が必要?
A. 会議中に文字起こしまたはレコーディングを開始し、終了後に「要約」タブを開きます。
Teamsで要約する方法は、会議とチャットで手順が分かれます。会議では、会議中にレコーディングまたは文字起こしを開始するか、会議前に自動開始を設定し、終了後に会議チャットや予定表の「要約」から内容を確認します。チャットやチャネルの場合は、Copilotに対象期間と知りたい内容を伝えると要点がまとめられます。
当記事では、Teamsで要約できる内容、会議・チャット・チャネル別の操作手順、要約が使えないときの確認点を解説します。
Teamsの要約とは?
Teamsの「要約」は、録画・トランスクリプト・共有ファイル・メモなどを会議後にまとめて確認する機能で、対象ライセンスがある場合は、AIによる概要や推奨タスクなどのインテリジェントな要約も利用できます。
会議側では、レコーディングまたは文字起こしを行った会議の終了後に「要約」タブが開きます。チャットやチャネル側では、Copilotがやり取りを読み取り、質問に応じて要点を返します。
AIが自動生成するメモやタスクを使うには、Teams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotのライセンスが必要です。
参考:Microsoft Teamsの要約|Microsoft Support
Teamsではどのような内容を要約できる?
Teamsで要約できるのは、会議の音声から作られたトランスクリプト、チャットとチャネルに投稿されたメッセージ、Copilotが参照できるファイルの3種類です。対象によって使う機能と前提条件が変わるので、それぞれの対象について押さえておきましょう。
会議の議論や決定事項を要約できる
会議では、議論の流れと決まった内容、その後に取るべき作業までを要約できます。対象となるのは、レコーディングまたは文字起こしを行った会議・通話・ウェビナー・タウンホールです。終了後に「要約」タブを開くと、記録や共有ファイル、議題、フォローアップタスクを確認できます。
AIが生成するメモとタスクは「AIの概要」にまとまります。利用条件は、会議が文字起こしされていることと、会議時間が5分以上であることです。会議をトピック単位に区切るチャプターや、誰がいつ発言したかを追える話者ビューには、レコーディングと文字起こしの両方が必要になります。
チャットやチャネルのやり取りを要約できる
チャットとチャネルでは、たまったメッセージの要点、合意した内容、自分に関係する依頼を抜き出せます。チャットのCopilotが参照するのは開いているスレッドの情報で、特に指定しなければ既定で30日間の履歴が対象です。期間を指定すれば、その範囲に送信されたメッセージだけを読み取ります。
チャネルの投稿については「スレッドの集計」を使うと、返信が伸びたスレッドの概要を1回の操作で確認できます。ただし投稿量が少ないスレッドでは概要を生成できないため、返信がある程度たまってから実行するとよいでしょう。
チャットで共有されたWordファイルを要約できる
チャットで共有されたWordファイルの中身も、Copilot Chatからファイルを指定すれば要約できます。ここで気をつけたいのが機能の使い分けで、チャットスレッド上のCopilotは、共有された画像やLoopコンポーネント、ファイルそのものを要約の対象にしません。会話の流れは読み取れても、添付資料の中身は含まれません。
資料を要約したい場合は、Copilot Chatの新規作成ボックスで「/」を入力し、対象のWordファイルを選んで内容を尋ねます。共有したファイルはOneDriveやSharePointに保存されるため、アクセス権があれば候補に挙がります。
Teams会議の内容を要約する方法は?
Teams会議の要約は、会議中に文字起こしまたはレコーディング(録画)を開始し、終了後に会議チャットまたは予定表から「要約」を開く流れで確認します。ここでは、詳細な手順について解説します。
会議中に文字起こしまたは録画を開始する
要約を残すための出発点は、会議中の文字起こしまたはレコーディングです。会議コントロールの「その他のアクション」から「レコーディングと文字起こし」を選び、開始したい機能を指定します。レコーディングを開始すると文字起こしも同時に始まるため、迷う場合はレコーディングを選ぶと確実です。
文字起こしが始まると、参加者全員にその旨が通知されます。あわせて確認したいのが会議オプションのCopilot設定で、開催者は「会議中と会議後」「会議中のみ」「オフ」の3つから選べます。会議後にも要約を見返すなら「会議中と会議後」を選んでおきましょう。
会議終了後に会議チャットまたは予定表から対象の会議を開く
会議が終わったら、対象の会議を開いて要約にアクセスします。最も早いのは、Teams左側の「チャット」から該当する会議チャットを開き、「要約」を選ぶ方法です。チャットに表示されたレコーディングのサムネイルからも開けます。
定期的な会議は、要約を開いた後ドロップダウンメニューから回を切り替えられます。なお、インスタント会議やアドホック通話でもインテリジェントな要約を利用できますが、要約通知・メモ・コンテンツは利用できないため、これらが必要な会議は予定表から作成しておきましょう。
「要約」から録画やトランスクリプトなどを確認する
「要約」タブでは、会議に関する記録をアプリを切り替えずに確認できます。並ぶのはレコーディング、トランスクリプト、共有ファイル、メモ、議題、フォローアップタスクです。トランスクリプトには発言者名とタイムスタンプが付くため、聞き逃した箇所を探す時間を短縮できます。
Teams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotのライセンスがある環境では、確認できる情報がさらに増えます。AIが生成したノートとタスクをまとめた「AIの概要」、トピックごとの章立て、話者ビューが加わり、レコーディングの再生バー上には自分の名前が呼ばれた箇所や画面共有の開始位置を示すマーカーも並ぶようになっています。要約自体も「共有」からリンクをコピーすれば組織内のメンバーへ渡せます。
Copilotに質問して決定事項やタスクを整理する
Copilotに質問すると必要な情報だけを取り出すことも可能です。会議チャットの右上にある「Copilotを開く」を選び、知りたい内容を入力してください。「議論されたアイデアを一覧にして」のように具体的な問いかけほど、実務で使える回答が返ってきます。
会議終了後に発言内容を尋ねる場合は、会議のトランスクリプトが残っている必要があります。文字起こしをしなかった会議で参照されるのは、チャットに書き込まれた内容だけです。回答が1,300文字を超えるときはWord、表形式ならExcelで開いて編集でき、そのまま議事録の下書きに使えます。
Teamsのチャットやチャネルを要約する方法は?
チャットはCopilotへの質問、チャネルは「スレッドの集計」と、要約の入口が分かれます。どちらも数クリックで完了するため、朝の情報確認や長期休暇明けのキャッチアップに向いた機能です。ここでは、チャットやチャネルの要約のやり方について解説します。
要約したいチャットを開く
まずはTeams左側の「チャット」から、内容を確認したいチャットを選びます。1対1のチャットとグループチャットのどちらでも同じ手順で要約できます。会議チャットを開いた場合は、文字起こしがあればトランスクリプトの内容も含めて回答が返る点が通常のチャットとの違いです。
チャットを開いたら、画面右上の「Copilotを開く」を選択します。Copilotのアイコンが表示されないときは、ライセンスが割り当てられていない可能性があります。
Copilotを開いて対象期間や知りたい内容を入力する
Copilotのウィンドウが開いたら、作成ボックスにプロンプトを入力します。作成ボックスの下には候補が並び、「詳細を表示」を選ぶと候補を増やせます。自分で入力する場合は、次のような形が使いやすいでしょう。
- 見逃した内容を要約して
- 先月の重要なポイントを教えて
- 共有されたリンクを一覧にして
- 自分に依頼されている作業を抜き出して
精度を上げるコツは、期間をはっきり伝えることです。「先月」「2026年6月」のように区切ると、Copilotはその範囲に送信されたメッセージだけを読み取ります。回答が途中で切れた場合は「次の応答の生成」を選ぶと続きが表示されます。回答の末尾の「ソース」からは引用元のメッセージへ移動できるため、重要な決定事項は原文まで確認しておくと安心です。
要約したいチャネルのスレッドを開く
チャネルの場合は、Teams左側の「Teams」から対象のチームとチャネルを選びます。要約したいスレッドが決まっているときは、投稿の下にあるリンクを選んで返信を展開し、会話全体を表示させてください。
チャネルでは、返信を展開して開いた特定の投稿スレッドを対象にCopilotへ質問できます。返信を展開した投稿ビューで右上の「Copilotを開く」を選ぶと、チャットと同じようにプロンプトで質問できる状態になります。
「スレッドの集計」を選択して概要を確認する
スレッド単位で要点を知りたい場合は「スレッドの集計」を使います。チャネルのスレッドで「その他のアクション」を開き、メニューから「スレッドの集計」を選ぶとCopilotが概要を生成します。スレッドを開いた状態であれば、下部に表示される「スレッドの集計」からも同じ操作が可能です。
生成された概要はボックス内をスクロールして最後まで読めます。前提として、対象のスレッドには1,000文字以上のテキストが必要です。返信が数件しかないスレッドでは概要を生成できないため、その場合は投稿をそのまま読むほうが早く済みます。
Teamsの要約を利用できないときは何を確認する?
要約が使えないときは、ライセンス、会議側の設定、管理者ポリシーの3点を順に確認します。ボタンが表示されない場合はライセンスや管理者ポリシー、内容が出ない場合は文字起こしの有無を疑いましょう。
対象機能に必要なライセンスが割り当てられているか確認する
最初に確認したいのはライセンスです。AIが生成するメモやチャプターなどのインテリジェント要約は、Teams Premiumのアドオンライセンス、またはMicrosoft 365 Copilotのライセンスに含まれます。チャットやチャネルでCopilotに質問できるのも、ライセンスを持つユーザーだけです。
同じ会議に出ていても、ライセンスの有無で見える機能は変わる点に注意が必要です。Copilotのボタンが見当たらないときは、IT管理者に割り当て状況を問い合わせてください。なお、エンドツーエンドの暗号化を設定した会議では、ライセンスがあってもTeams会議のCopilotは利用できません。
会議の文字起こしや録画が有効になっているか確認する
会議の要約が空のままなら、文字起こしとレコーディングの状態を疑います。会議終了後に発言内容をCopilotへ質問するには、トランスクリプトが残っていることが前提です。文字起こしをしないまま終えた会議で参照できるのは、チャットに書き込まれた文字情報だけに限られます。
Copilotの設定が「会議中のみ」で、文字起こしも行わなかった場合は、会議後のCopilotは発言内容を参照できません。要約を前提に運用するなら、会議の冒頭で文字起こしを開始する手順をルール化しておくと安全です。
管理者ポリシーや会議へのアクセス権限を確認する
個人の設定を見直しても解決しない場合は、組織側のポリシーを確認します。Teams管理センターで「会議」の「会議ポリシー」を開くと、「記録 & 文字起こし」セクションにCopilotの設定があります。選択肢は「オン」「保存済みのトランスクリプトが必要な場合はオン」「既定で保存されたトランスクリプトでオン」「オフ」の4つです。どの値を選ぶかで、開催者が会議オプションを変更できるかどうかが決まります。
アクセス権も見落としやすいポイントです。会議のインテリジェント要約を開けるのは、その会議に招待された組織内のメンバーに限られます。招待されていないユーザーや組織外のユーザーは、レコーディングのリンクを持っていても要約を開けません。
Teamsの要約機能は業務のどこに組み込むかを決めておくことが大切
Teamsで要約する方法は、会議なら文字起こしかレコーディングを開始した上で「要約」タブとCopilotを使い、チャットやチャネルならCopilotへの質問と「スレッドの集計」を使うのが基本です。
うまく動かないときは、ライセンス、文字起こしの有無、管理者ポリシーの順に確認します。まずは次の会議で文字起こしを開始し、終了後に要約を開く運用から試してみましょう。
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