- 更新日 : 2026年1月27日
契約書は両面印刷でも良い?片面印刷との違いも解説
電子契約システムを利用すれば、電子データのやり取りで契約を交わすことができ、印刷などの手間を削減できます。しかし、紙で契約書を作成しなければならない場面もあり、印刷の方法で迷うこともあるでしょう。
「両面印刷でも良い?」「片面印刷とどんな違いがある?」といった疑問を解消できるよう、この記事で解説します。
<関連記事>
▶企業法務とは?仕事内容や関連する資格、法律を解説
▶契約書のリーガルチェック・法務確認とは?やり方や依頼費用を解説
<サービス資料>
▶マネーフォワード クラウド契約の詳細はこちら
▶マネーフォワード クラウドAI契約書レビューの詳細はこちら
契約書は両面印刷と片面印刷のどちらが適切?
契約書を紙で作成するとき、パソコンで文書の内容を作成し、プリンターなどでその情報を用紙に印字することが一般的です。1枚の用紙の片面にのみ契約書の内容を印字していくときは「片面印刷」と呼ばれ、1枚の用紙の表と裏、両面に印字していくときは「両面印刷」と呼ばれます。
紙の契約書を作成するとき、この2パターンのいずれかを選択することになります。
ほとんどの契約では、そもそも契約書の作成自体が義務とはなっておらず、契約書の作成方法についても決まりはありません。そのため片面印刷と両面印刷の違いが契約内容の有効性に響くということもありません。
印刷方法を選ぶ際の観点は、①自社にとっての都合、②契約の相手方はどちらを求めているのか、といった点を考慮して印刷方法を選択することになるでしょう。
後述するように片面印刷・両面印刷それぞれにメリットがあります。よって、①に関しては自社にとってメリットが大きい方はどちらだろうかと考えることになります。②に関しては、相手方の指定があればそれに合わせる、あるいは業界マナーや慣習に合わせてどちらにすべきかを考えると良いでしょう。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
電子契約にも使える!契約書ひな形まとめ45選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い45個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
実際の契約に合わせてカスタマイズしていただきながら、ご利用くださいませ。
自社の利益を守るための16項目 契約書レビューのチェックポイント
契約書レビューでチェックするべきポイントをまとめた資料を無料で提供しています。
契約書のレビューを行う企業法務担当者や中小企業経営者の方にもご活用いただけます。
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューサービス資料
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューは、法律のプロが監修したAIで、契約書の審査をAIが自動でサポートし、契約審査業務の効率化を実現します。
マネーフォワード クラウド契約サービス資料
マネーフォワード クラウド契約は、紙契約と遠視契約が混在した時代で、「最適な契約業務を実現する」ワンストップ契約管理サービスです。
送信料0円、契約書保管料0円なので送信数が増えても安心してペーパーレスが実現できます。
契約書を両面印刷するメリット
まずは、契約書を両面印刷するときのメリットについてまとめます。
| 契約書を両面印刷するメリット | |
|---|---|
| 資源を節約できる | 表面・裏面の両面を使用するため、用紙1枚あたりの使用効率が高まり、紙資源が節約できる。 |
| 保管スペースを削減できる | 企業には契約書の保管義務が課されているところ、両面印刷をすれば、片面印刷に比べてページ数を半分にでき、契約書の保管スペースも削減できる。 |
| 製本等にかかる手間を軽減できる | ページ数が少なくなることで、契印にかかる作業負担が軽減される。また、NDAのような情報量が比較的少ない契約書の場合は両面印刷とすることで1枚に収められるケースもあり、製本自体行う必要がなくなる。 |
契約書を片面印刷するメリット
次に、契約書を片面印刷するときのメリットについてまとめます。
| 契約書を片面印刷するメリット | |
|---|---|
| 裏写りしない | 文字が紙の裏面に透けてしまうことがあるが、片面印刷の場合は裏面と文字が重なることがなく、裏写りが問題とならない。 |
| レビューしやすい | 製本前、書面を並べて一覧にしてレビューすることができ、裏面をめくる必要がない。 |
| 製本後のスキャンをしやすい | 製本後のスキャンにおいて、両面印刷にしていると袋とじが壊れないようにデリケートに扱わないといけないが、片面印刷だと比較的スキャン作業が楽。 |
契約書を印刷する際の注意点
両面印刷でも片面印刷でも、共通して注意すべき点がいくつかあります。
1つは「訂正点や変更点がないかどうかを印刷前にチェックしておくこと」です。契約書を印刷してから手を加えると手間が大きいです。事前のチェックで直すべきところを直しておけば、余計な手間がかかりません。
また、印刷時には「品質の良い用紙を使うこと」にも注意すべきです。ルールとして用紙が指定されているわけではありません。しかし法的な証拠として使いやすいよう、インクが乗りにくい用紙やインクが消えてしまいやすい用紙、破れてしまいやすい用紙などは避けるべきです。長期保存にも適した良質な用紙を使うようにしましょう。
「契約内容が読みやすい書式設定にすること」も大事です。情報としては同じものでも、余白が適切に設定されていなかったり、テキストフォーマットの見読性が悪かったりすると好ましくありません。印刷後の読みやすさにも配慮して印刷しましょう。
契約書を電子化するメリット
両面印刷と片面印刷以外に、「契約書を電子化する」という選択肢もあります。各印刷方法の良し悪しを踏まえ、電子化することのメリットを以下にまとめます。
| 契約書を電子化するメリット | |
|---|---|
| 用紙やインクを消費しない | 両面印刷をするとき以上に、紙やインクの資源を節約できる。また、プリンターを使用する機会も減り、消耗の程度も軽くなる。 |
| コストの削減 | 用紙やインクの購入などにかかるコストを削減できる。また、印紙税も不要となる。 |
| 保管スペースが不要 | 電子化された契約書情報はサーバーに保存され、物理的なスペースは不要となる。 |
| 契約書へのアクセスが容易になる | 印刷した場合に比べて、必要な情報にアクセスするまでの手間や時間が削減される。システム上の検索機能を使うことで目当ての契約書をすぐに見つけられ、また、契約書内の特定の情報もページをめくることなく容易に検索できる。 |
| 契約書の作成スピードが高まる | 書面に比べて電子契約の方が迅速に作成作業を進められる。製本などの手間が不要で、社内の承認プロセスなども素早く回しやすく、相手方への送付にも時間がかからない。 |
その他、電子契約のメリット一般についてはこちらの記事も参照ください。
それぞれのメリットを押さえて契約書の印刷方法を決めよう
契約書は両面印刷でも片面印刷でも、どちらで作成しても構いません。
両面印刷なら印刷にかかるコストが削減できますし、ページ数が少なくなる分製本の手間も若干軽減されます。多くの契約書を保管している企業からすると保管スペースを削減できるのもメリットです。一方、片面印刷だと裏写りしませんし、レビューも比較的やりやすいです。
このように、それぞれにメリットがありますので自社にとって都合の良いやり方を選択すると良いでしょう。ただし、業界のマナー、慣習を考慮することも忘れてはいけません。
また、「印刷や製本の手間をなくしたい」「もっと効率的に契約書を作成したい」という方には、電子化をおすすめします。電子契約システムを導入すれば短期間で電子契約の運用を開始させられます。
法務関連のおすすめコンテンツ
法務関連記事
▶法務とは?意味や事業における役割、仕事内容など解説
▶企業法務とは?仕事内容や関連する資格、法律を解説
▶法務のAI活用で業務はどう変わる?生成AIの具体的な活用事例
▶契約書のリーガルチェック(法務確認)とは?やり方や依頼費用を解説
契約関連記事
▶電子署名とは?仕組みや役割、やり方、活用事例などをわかりやすく解説
▶電子契約システムとは?導入メリット・デメリットやシステム比較のポイント、注意点をわかりやすく解説
▶電子契約とは?仕組みや導入メリット、法的有効性、注意点などをわかりやすく解説
▶契約書のリーガルチェック(法務確認)とは?やり方や依頼費用を解説
おすすめお役立ち資料
▶16項目 契約書レビューのチェックポイント(合計12ページ)
▶電子契約にも使える!契約書ひな形まとめ45選(合計10ページ)
▶マネーフォワード クラウド契約サービス資料
▶マネーフォワード クラウドAI契約書レビューサービス資料
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
契約の知識をさらに深めるなら
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
契約書 訂正の関連記事
新着記事
-
# 企業法務
契約書の1次チェックをどう効率化する?AIレビューを活用した業務の進め方
「契約書の1次チェックに時間がかかり、事業部門から『あの件、まだですか?』と急かされてしまう」――このような経験はないでしょうか。 条項の確認や自社基準との照合といった作業に時間を…
詳しくみる -
# 企業法務
契約条件に潜む経営リスクをどう見える化する?4つのリスクと管理方法
契約更新の直前になって、事業部から「この契約、解約できないか」と相談され、確認するとすでに解約通知期限を過ぎていた――。このような経験はないでしょうか。 契約書を管理していても、自…
詳しくみる -
# 企業法務
営業の無断締結を起こりにくくするには?権限設計でつくる契約統制
営業担当者が、社内承認前に契約書へ押印・調印していたことが後から発覚すると、法務や経営陣は不利な条件や想定外の義務への対応を迫られます。その背景には、急ぎ案件の扱いや決裁者、締結権…
詳しくみる -
# 企業法務
法務専任がいない組織の契約管理を10問でチェック|自社の弱点と改善の優先順位
「契約書はきちんと管理できているはず」と思っていても、いざ確認しようとすると「どこに保管されているか分からない」「更新期限を担当者に確認しないと把握できない」といったことはないでし…
詳しくみる -
# 電子契約
マネーフォワード クラウド契約の活用事例をケース別に紹介!
本記事では、マネーフォワード クラウド契約を導入することでどのような効果が期待できるのかを実際の事例も交えながら分かりやすく解説します。 【関連ページ】マネーフォワード クラウド契…
詳しくみる -
# 電子契約
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューとは?機能やできること、どんな企業に向いているかを解説
マネーフォワード クラウドAI契約書レビューとは? マネーフォワード クラウドAI契約書レビューは、各分野の専門弁護士が監修したAIが契約書のリスク箇所を識別し、変更条文例と解説を…
詳しくみる




