• 作成日 : 2026年7月31日

Teamsの制御とは?管理センターで設定できる項目や方法を解説

Teamsの制御とは、Teams管理センターを使って、組織のTeamsの利用ルールや権限を管理者がまとめて設定できる機能です。会議やチャット、アプリの使い方をポリシーで決め、ユーザーやグループごとに割り当てられます。しかし、設定方法が分からず運用に迷う管理者も多いのではないでしょうか。

当記事では、Teamsの制御の基本や管理センターでの具体的な手順などを解説します。

Teamsの制御とはどのような管理機能?

Teamsの制御とは、管理者が組織のTeamsの使い方をルールとして管理する機能です。誰が何をできるかをまとめて決められます。ここでは制御の仕組みと権限の違いを解説します。

Teamsの利用ルールを管理する仕組み

Teamsの制御は、管理者が決めた利用ルールを組織全体へ適用する仕組みです。管理者が「ポリシー」と呼ばれる設定を作り、ユーザーに割り当てることで、Teamsで使える機能や操作の範囲が決まります。たとえば会議で録画を許可するか、外部の人とチャットできるようにするかといった点を、組織の方針に合わせて細かく設定できます。

ルールは一度作れば対象の全員に一括で反映できるため、社員が個別に設定を変える必要がありません。利用ルールをまとめて管理することで、組織のセキュリティを保ちながら、統一された使い方を全体に行き渡らせられます。

管理者と一般ユーザーで権限が異なる

Teamsの制御では、管理者と一般ユーザーで持っている権限が大きく異なります。管理者は、Teams管理センターにアクセスして組織全体のルールを設定したり、ユーザーごとの権限を変更したりできる立場です。一方、一般ユーザーは割り当てられたルールの範囲でTeamsを使う立場で、組織全体の設定を変えることはできません。

たとえば外部とのチャットが管理者に禁止されていれば、一般ユーザーが自分でオンにはできません。権限を分けることで、設定ミスや意図しない変更を防ぎ、組織のルールを安全に保てます。管理者だけが全体の設定を握るため、運用の方針を統一しやすくなります。

Teams管理センターから制御できる

Teamsの制御は、大部分をTeams管理センターという専用の管理画面から行えます。Teams管理センターは、管理者がWebブラウザからアクセスして使う、Teams専用の管理ツールです。組織のTeamsに関する設定を1か所にまとめて操作でき、会議やチャットのポリシー作成、ユーザーへの割り当て、利用状況の確認など幅広い管理作業に対応します。

設定はメニューから項目を選んで進める形なので、コマンド操作に慣れていない担当者でも扱いやすいのが特徴です。組織の規模や方針に合わせて細かく調整できるため、Teamsの運用を管理者が一元的にコントロールできます。

Teamsの制御で管理できる主な項目は?

Teamsの制御で管理できる項目は、組織全体の利用ルール、ユーザーごとの利用範囲、セキュリティ強化が主な柱です。幅広い機能を調整できます。ここでは主な項目を解説します。

組織全体の利用ルールを管理できる

Teamsの制御では、まず組織全体に共通する利用ルールを管理できます。会議・チャット・通話・アプリといった機能ごとに、組織のポリシーとして「使える・使えない」や「どこまで許可するか」を決められるのが特徴です。たとえば会議での録画を全社で許可する、外部組織とのチャットを制限するといった方針を、まとめて適用できます。

組織全体に一律で反映される既定のルールがあるので、新しく入った社員にも同じ設定が自動で適用されるのも利点です。全社共通の土台を整えておけば、部署ごとに設定がばらつくのを防ぎ、統一した運用を実現しやすくなります。

ユーザーごとに利用範囲を設定できる

Teamsの制御では、ユーザーやグループごとに利用範囲を変えて設定できます。全員に同じルールを適用するだけでなく、部署や役割に応じて別々のポリシーを割り当てられるのが特徴です。たとえば、営業部には外部とのチャットを許可し、ほかの部署には制限するといった使い分けができます。管理者だけに録画や会議作成を認め、一般社員には範囲を絞るなど、立場に合わせた細かな調整も可能です。

必要な人に必要な機能だけを渡せるため、使いすぎによるリスクを抑えつつ、業務に必要な自由度は確保できます。役割ごとの最適なルールを組み立てられる点が、ユーザー単位の設定の強みです。

セキュリティやガバナンスを強化できる

Teamsの制御は、組織のセキュリティやガバナンスを強化する役割も担います。外部の人とのやり取りやゲストの参加を許可する範囲を管理者が決められるので、情報が意図せず外へ漏れるのを防ぎやすくなるのが利点です。また、チームやチャネルを誰が作れるかを制限すれば、無秩序にチームが増えて管理が追いつかない事態も避けられます。

会話やファイルを一定期間保存したり、必要に応じて記録を残したりする運用も、組織の方針として整えられるのが強みです。ルールを整備しておくことで、情報管理やコンプライアンスの面でも安心してTeamsを活用できる体制が作れます。

Teamsの制御はTeams管理センターでどのように行う?

Teamsの制御は、Teams管理センターにアクセスし、ポリシーを作成してユーザーに割り当てる流れで行います。押さえるステップは3つです。ここでは基本の手順を順に解説します。

Teams管理センターへアクセスする

最初のステップは、Teams管理センターへアクセスすることです。Teams管理センターは、Webブラウザから「admin.teams.microsoft.com」にアクセスして開きます。ログインには、Teams管理者やグローバル管理者など、管理権限を持つアカウントが必要です。一般ユーザーのアカウントではアクセスできないため、権限を持つ担当者が操作します。ログインすると、左側のメニューからユーザー管理やポリシー設定などの項目を選べます。まずは管理センターを開き、利用できる設定項目を確認しておくとスムーズです。

ポリシーを作成する

次に、制御したい機能に合わせてポリシーを作成します。ポリシーは、会議やチャットなど機能ごとに用意されており、次の流れで作れます。

1. 左側のメニューから、設定したい種類のページを開く(例:「会議」→「会議ポリシー」)

2. 「追加」を選び、新しいポリシーに分かりやすい名前を付ける

3. 録画の可否や画面共有の範囲など、各項目のオン・オフを設定する

4. 内容を確認して「保存」する

既定のポリシーを使うこともできますが、用途ごとに専用のポリシーを作っておくと、後で割り当てや調整がしやすくなります。

ユーザーやグループへ割り当てる

作成したポリシーは、対象のユーザーやグループに割り当てて初めて効果を発揮します。個々のユーザーへ割り当てる手順は次の通りです。

1. 左側のメニューで「ユーザー」→「ユーザーの管理」を開く

2. 対象のユーザーを選び、「設定の編集」を選択する

3. 割り当てたいポリシーを選んで「適用」する

部署単位でまとめて設定したい場合は、各ポリシーページの「グループ ポリシーの割り当て」から、グループを指定して割り当てられます。ユーザーへ直接割り当てた設定は、グループの設定より優先される点も覚えておきましょう。

Teamsの会議機能を制御するには?

Teamsの会議機能は、会議ポリシーで録画や画面共有、参加者の権限などを制御できます。運用ルールを組織の方針に合わせて整えられます。ここでは会議機能の制御方法を解説します。

会議ポリシーを設定する

会議機能の制御は、会議ポリシーを設定することで行います。会議ポリシーは、Teams管理センターの左メニューにある「会議」→「会議ポリシー」から作成・編集できます。組織全体に適用される既定のポリシーを直接編集するほか、部署や用途ごとにカスタムのポリシーを作って割り当てることも可能です。

1人のユーザーに割り当てられる会議ポリシーは1つに限られるため、必要な設定を1つのポリシーにまとめておきます。まずは会議で許可する機能と制限する機能を整理してから、ポリシーの内容を決めるのがおすすめです。

画面共有や録画機能を制御する

会議ポリシーでは、画面共有や録画機能のオン・オフも細かく制御できます。録画については「会議のレコーディング」の設定で、参加者がクラウドに録画できるかどうかを決められるのが特徴です。オフにすれば、内容が意図せず録画されるのを防げます。画面共有は「画面共有モード」で、画面全体の共有、特定のアプリのみ、共有の無効から選べるようになっています。

機密情報を扱う部署では共有を制限するなど、業務のリスクに応じた調整が可能です。共有や録画のルールを決めておくことで、情報漏えいのリスクを抑えられます。

参加者権限を管理する

会議中の参加者の権限も、会議ポリシーと会議オプションで管理できます。参加者には「発表者」と「出席者」などの役割があり、発表者は画面共有や録画などを操作できる立場です。開催者が会議ごとに「発表者となるユーザー」を指定すれば、勝手に画面を共有されるのを防げます。

ロビーの設定を使えば、許可した人だけを会議に参加させることも可能です。参加者を一括でミュートする機能とあわせて使えば、大人数の会議でも進行を乱されにくくなります。権限を適切に分けることで、安全でスムーズな会議運営につながります。

Teamsのチャットやチームを制御するには?

Teamsのチャットやチームも、ポリシーや管理設定で利用範囲を制御できます。対象はチャット機能、チームを作れる人、使えるアプリと幅広いです。ここでは3つの制御方法を解説します。

チャット機能の利用範囲を設定する

チャット機能の利用範囲は、メッセージングポリシーで設定します。メッセージングポリシーは、Teams管理センターの「メッセージング ポリシー」から作成・編集できる設定です。送信したメッセージを削除・編集できるようにするか、チャット自体を使えるようにするかなど、細かなルールを決められます。

たとえば、投稿後の編集を禁止して記録の改ざんを防ぐといった運用も可能です。なお、社外の人とのチャットは「外部アクセス」で別に管理します。目的に合わせて機能を絞れば、安全なチャット運用を整えられます。

チームの作成や管理を制御する

チームの作成や管理も、組織の方針に合わせて制御できます。既定ではすべてのユーザーがチームを作成できますが、無秩序に増えると管理が難しくなりがちです。チームを作れる人を限定したい場合は、Microsoft 365グループを作成できるユーザーを制限することで対応できます。

設定はMicrosoft Entra管理センターなどで行い、特定のグループのメンバーだけにチーム作成を許可する形です。作られたチームは、所有者がメンバーや役割を管理し、管理者はTeams管理センターの「チーム」から全体を確認できます。

アプリの利用を制御する

Teamsで使えるアプリも、アプリのアクセス許可ポリシーで制御できます。アクセス許可ポリシーは、Teams管理センターの「Teams アプリ」→「アクセス許可ポリシー」から設定するものです。Microsoft製のアプリ、他社製のアプリ、社内で作った独自アプリごとに、利用を許可するか禁止するかを決められます。

業務に関係のないアプリやリスクのあるアプリの利用を制限すれば、情報漏えいやトラブルを防ぎやすくなります。ユーザーや部署ごとにポリシーを分ければ、必要な人にだけ特定のアプリを使わせる運用も可能です。

Teamsの制御を活用して安全で効率的な運用を実現しよう

Teamsの制御とは、管理者がTeams管理センターからポリシーを作成し、利用ルールをユーザーやグループに割り当てる管理機能です。会議・チャット・チーム・アプリの使い方を組織の方針に合わせて設定できます。権限やセキュリティを整えれば、安全で統一された運用につながります。目的に合わせて制御を活用しましょう。

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