• 作成日 : 2026年7月31日

Teamsが重い原因とは?動作を軽くする対処法や設定変更を解説

Teamsが重いと感じる主な原因は、パソコンのスペック不足、ネットワークの不安定さ、キャッシュの蓄積、アプリの負荷などさまざまです。動作が遅い、フリーズする、反応が悪いといった不調は、原因を切り分ければ改善できます。まずは自分の環境で何が原因かを確認しましょう。当記事では、原因の見分け方から対処法、設定の見直しなどを紹介します。

Teamsが重い原因は何?

Teamsが重くなる主な原因は、アプリの負荷、スペック不足、ネットワークの不調、キャッシュの蓄積の4つです。複数が重なって遅くなることもあります。ここでは原因を順に解説します。

Teamsアプリの負荷が高くなっている

Teamsが重くなる原因の1つは、アプリそのものが多くのメモリやCPUを使うことです。TeamsはチャットやWeb会議、ファイル共有など多くの機能を1つのアプリで動かしているため、パソコンへの負荷が大きくなりやすい特徴があります。特に、参加しているチームやチャネルが多い、複数のチャットを開いたままにしている、長時間起動し続けているといった状況では、メモリの使用量が増えて動作が遅くなりがちです。

ほかのアプリと同時に使うと負荷がさらに重なり、反応の遅れやフリーズにつながることもあります。まずはTeams自体が負荷の高いアプリだと理解しておくと、対処の方向性が見えてきます。

PCのスペックやリソースが不足している

パソコンのスペックやリソース不足も、Teamsが重くなる大きな原因です。MicrosoftはWindows版のTeamsクライアントの最小要件として、4.0 GB RAMと3.0 GBの空きディスク容量を示しています。Mac版は4.0 GB RAMと1.5 GBの空きディスク容量が要件です。メモリが少なかったり空き容量が残りわずかだったりすると、Teamsの動作は遅くなりやすいです。同時に多くのアプリやブラウザのタブを開いている場合も、メモリやCPUがほかに取られ、Teamsに回る余裕がなくなります。

古い機種や低スペックのパソコンでは、Teamsだけでなく全体の動きが重くなる点にも注意しましょう。まずは自分のパソコンが動作要件を満たしているか確認してください。

参考:Teams クライアントのシステム要件|Microsoft Learn

ネットワーク環境に問題がある

Teamsが重い原因が、ネットワーク環境にある場合もあります。Teamsはチャットやファイル、Web会議の映像・音声をインターネット経由で常にやり取りするアプリです。通信が不安定だと、メッセージの送受信が遅れたり、会議の映像が乱れたりします。Wi-Fiの電波が弱い、多くの人が同じ回線を使っている、通信速度が遅いといった状況で起こりやすい現象です。

特にWeb会議は多くのデータを送り続けるため、回線が不安定だと固まったように感じやすくなります。有線接続に切り替える、電波の届きやすい場所へ移動するなど、通信環境の見直しで改善できる場合もあります。

Teamsのキャッシュや一時ファイルが蓄積している

Teamsを長く使っていると、キャッシュや一時ファイルがたまり、動作が重くなることがあります。キャッシュは、一度読み込んだ画像やデータを、再表示を速くするために保存しておくファイルです。本来は動作を助けるものですが、量が増えすぎたり古いデータが壊れたりすると、反対にTeamsの読み込みを遅くする原因になります。

表示の崩れやメッセージの反映の遅れ、起動の遅さといった症状は、キャッシュの蓄積が関係している場合があります。キャッシュはたまり続ける性質があるため、動作が重いと感じたら削除して様子を見るのも有効です。

Teamsが重い場合は何を確認する?

Teamsが重いときにまず確認したいのは、パソコンの負荷や通信状態、アプリの新しさです。原因を1つずつ切り分ければ対処法が見つかります。ここでは確認したい4つを解説します。

CPUやメモリの使用状況を確認する

Teamsが重いと感じたら、まずCPUやメモリの使用状況を確認しましょう。パソコンの処理能力の多くが使われていると、Teamsに割ける余裕がなくなり動作が遅くなります。Windowsで使うのはタスクマネージャーです。「Ctrl+Shift+Esc」キーを押して開き、「プロセス」タブでCPUとメモリの使用率を確認します。Macでは「アプリケーション」→「ユーティリティ」の「アクティビティモニタ」で同じように使用状況を見られます。

使用率が常に高い、Teamsが多くのメモリを使っているといった状態なら、負荷が重さの原因かもしれません。何が原因かを知るために、まずは数字で現状を把握してみましょう。

通信速度や回線状況を確認する

CPUやメモリに問題がなければ、次に通信速度や回線の状況を確認します。Teamsはインターネット経由でデータをやり取りするため、通信が遅いと動作の重さにつながります。まずはWebブラウザで通信速度を測れるサービスを使い、今の回線速度を調べてみましょう。Web会議は映像や音声を送り続けるため、安定した通信速度があるほど快適に使えます。

速度が出ていない場合は、Wi-Fiより有線接続に切り替える、ルーターの近くに移動する、同じ回線を使う人数を減らすといった対策が効果的です。会議中だけ重いなら、映像をオフにして音声だけにするだけでも通信の負担を減らせます。

不要なアプリやブラウザを終了する

Teamsが重いときは、使っていないアプリやブラウザのタブを終了するのも効果的です。パソコンは複数のアプリを同時に動かすほど、メモリやCPUが分散して使われます。特にWebブラウザは、開いているタブが多いほどメモリを消費するため、Teamsの動作を圧迫しやすい存在です。

使っていないアプリを閉じ、不要なタブを整理するだけで、Teamsに使えるリソースが増えて動作が軽くなります。動画編集ソフトやオンラインゲームなど、負荷の大きいアプリと同時に使っている場合は、Teamsを使う間だけ閉じておくと安定します。まずは今すぐ使わないものを閉じて、パソコンの余裕を取り戻しましょう。

TeamsやOSを最新の状態に更新する

Teamsやパソコンのバージョンが古いと、動作の不具合や重さにつながることがあります。Teamsデスクトップアプリは、更新プログラムが利用可能で、アプリがアイドル状態のときに自動で更新されます。更新がある場合はTeams画面の上部に案内が表示されるため、すぐに反映したいときは「更新」から「Teamsを更新して再起動」を選びましょう。

現在のバージョンを確認したい場合は、Teamsの「設定など」から「設定」を開き、「Teamsについて」を確認します。最新でない場合は、画面の案内に従って更新します。あわせて、Windows UpdateやmacOSのソフトウェアアップデートも確認しておくと安心です。TeamsはOSやデバイス環境の影響も受けるため、アプリとOSの両方を最新の状態に保つことが、動作不良や会議中のトラブルを防ぐことにつながります。

Teamsが重い場合に設定は見直したほうがよい?

Teamsが重いときは、ハードウェアアクセラレーションや通知、アプリ連携の調整で負荷を減らせる可能性があります。ここでは見直したい設定2つについて解説します。

ハードウェアアクセラレーションの設定を確認する

以前のクラシックTeamsには、設定画面でハードウェアアクセラレーションをオフにできる項目がありました。ハードウェアアクセラレーションは、パソコンのGPU(画像処理用の部品)を使って表示や処理を軽くする機能です。

ただし、現在の新しいTeamsでは、設定画面から同じ項目がなくなっています。表示の乱れや動作の重さが気になる場合は、まずグラフィックドライバーを最新に更新してみましょう。Windows 11なら「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」で、Teamsに使うGPUを選び直す方法もあります。

不要な通知やアプリ連携を見直す

通知やアプリ連携を減らすことも、Teamsの動作を軽くするのに役立ちます。Teamsはチャットやメンション、他サービスと連携するアプリなどを常に監視するため、数が多いほど負荷がかかります。不要な通知は、設定の「通知とアクティビティ」から種類ごとにオフにしましょう。

使っていない連携アプリは、画面左のバーでアイコンを右クリックし、「アンインストール」や「固定を外す」で整理できます。よく使う機能だけを残してすっきりさせると、Teamsの負担が減り、必要な通知も見つけやすくなります。

Teamsが重い場合はキャッシュを削除するべき?

Teamsが重い、表示が乱れる、メッセージの反映が遅いといった不調が続く場合は、キャッシュの削除が有効な場合があります。ただし、キャッシュは一時的に保存されるデータで、削除後にTeamsを再起動すると再構築されるため、削除後の初回起動は通常より時間がかかる場合があります。

ここでは、新しいTeamsでキャッシュを削除する方法をWindowsとMacに分けて紹介します。

参考:Teams クライアント キャッシュをクリアする|Microsoft Learn

Windowsでキャッシュを削除する方法

新しいTeamsのWindows版では、アプリのリセット機能を使うと、設定画面からキャッシュを削除できます。ただし、リセットするとアプリデータが削除され、個人設定なども初期化される場合があります。

  1. 「Windows」キーを押し、検索ボックスに「設定」と入力して設定アプリを開く
  2. 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
  3. 検索ボックスに「Microsoft Teams」と入力する
  4. 新しいMicrosoft Teamsアプリの右側にある「…」を選び、「詳細オプション」を開く
  5. 「リセット」の項目で「リセット」を選ぶ
  6. Teamsを再起動する

アプリのリセットを避けたい場合は、Teamsのキャッシュファイルを直接削除する方法もあります。Teamsを終了したうえで「Win+R」を押し、以下のパスを入力して開きます。

%userprofile%appdatalocalPackagesMSTeams_8wekyb3d8bbweLocalCacheMicrosoftMSTeams

表示されたフォルダー内のすべてのファイルとフォルダーを削除し、Teamsを再起動しましょう。

Macでキャッシュを削除する方法

Macでキャッシュを削除するには、Teamsを終了し、ターミナルでコマンドを実行します。まずDockのTeamsアイコンを右クリックして「終了」を選ぶか、⌘+Qでアプリを閉じましょう。

  1. 「Finder」から「アプリケーション」→「ユーティリティ」を開く
  2. 「ターミナル」を起動する
  3. 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれReturnキーを押す
  4. rm -rf ~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams
  5. rm -rf ~/Library/Containers/com.microsoft.teams2
  6. Teamsを再起動する

削除後の初回起動は、キャッシュを作り直すため少し時間がかかります。

会議中にTeamsが重い場合はどう対処する?

会議中にTeamsが重いときは、カメラや背景効果など負荷の大きい機能を減らすと改善します。映像の処理はパソコンの負担になりやすい部分です。ここでは会議中の対処法を紹介します。

不要なカメラや背景効果を停止する

会議中に重いと感じたら、まず自分のカメラと背景効果をオフにしてみましょう。カメラの映像や、背景のぼかし・背景画像は、パソコンが常に映像を処理し続けるため負荷が大きい部分です。発言する場面が少ないときは、カメラを切るだけでも動作が軽くなります。背景効果を使っている場合は、効果をなしに戻すとさらに負担を減らせます。映像が必要な場面だけカメラを使う意識で、こまめに切り替えるのがおすすめです。

共有中のアプリやタブを整理する

画面共有をしているときに重くなる場合は、共有中のアプリやタブを整理しましょう。画面共有は表示している内容を常に送り続けるため、開いているものが多いほど負荷がかかりやすい機能です。共有前に使わないアプリやブラウザのタブを閉じておくと、動作が安定します。また、画面全体ではなく特定のウィンドウだけを共有すると、送るデータが減って軽くなります。共有する範囲をしぼることが、会議をスムーズに進めるコツです。

参加者数が多い会議で負荷を抑える

参加者が多い会議は、映像や音声のやり取りが増えるため重くなりがちです。多くの人がカメラをオンにしているほど、パソコンが処理する映像が増えて動作が重くなりやすいです。自分のカメラをオフにする、発言者だけを大きく表示するといった工夫で、負荷を抑えられます。大人数の会議では、必要なとき以外はカメラを控えるだけでも快適さが変わります。参加人数に応じて、映像の使い方を調整してみましょう。

原因を切り分けてTeamsの重さを解消しよう

Teamsが重い原因は、アプリの負荷やスペック不足、通信環境、キャッシュの蓄積などさまざまです。まずはCPUやメモリ、通信速度を確認し、不要なアプリを閉じる、キャッシュを削除するなどを1つずつ試しましょう。会議中はカメラや背景効果を控えると動作が軽くなります。原因に合った方法で快適な操作を取り戻しましょう。

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