- 作成日 : 2024年12月27日
飲食店の日報はどう書く?売上戦略に活かせる無料テンプレート付き
飲食店の日報は、売上や来客数、顧客の声を記録することで、売上アップや店舗運営を改善するために役立ちます。しかし、「日報をどう書けばいいのかわからない」と悩む方も少なくありません。日報には、時間帯別の売上や来客数、天気、お客様の反応だけでなく、スタッフの気づきや所感を記録することで、サービスの改善やリピーターの増加につなげるヒントが詰まっています。この記事では、売上戦略に役立つ日報の書き方や活用ポイントを具体例を交えて解説します。テンプレートを使いながら、効果的な店舗運営を目指しましょう!
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目次
飲食店の日報が売上戦略に活かせる理由
飲食店の日報は、単なる記録にとどまらず、売上アップや店舗運営の質を高めるために役立ちます。日々のデータを蓄積し、売上の傾向や時間帯ごとの来店者数を把握することで、店舗の課題や改善すべきポイントが明確になります。
例えば、日報を見返して「ランチタイムのピークが12時から13時に集中している」「ディナーの1人あたりの平均支払い額が5,000円前後で推移している」といった傾向を把握すれば、それに合わせた施策を考えられます。
ピークタイムにはスタッフを増員して回転率を上げたり、客単価を上げるためにディナーでドリンクメニューの提案を強化したりと、具体的な売上アップの施策を実行できます。
また、顧客の意見やクレーム、リピーターの来店頻度などを日報に記録しておけば、サービス改善の糸口が見つかります。例えば「常連のお客様が新メニューを高く評価した」といった情報をスタッフ全員で共有すれば、同じメニューの販売を強化できます。
このように日報を活用すれば、売上の安定化だけでなく、リピーターを増やすためのサービス向上にも役立ちます。
売上戦略に役立つ飲食店の日報の書き方
飲食店の日報を活用すれば、売上や来客数の傾向を把握し、時間帯ごとの戦略を立てることができます。ランチやディナーの特徴を掴み、効率的な店舗運営に活かす方法を見ていきましょう。
売上と来客数で時間帯の流れをつかむ
日報には時間帯別の売上金額と来客者数を記録することで、「お昼のピークは12時から」「夜は19時以降がにぎわう」など、どの時間帯が繁忙期で、どの時間帯が低迷しているかが一目でわかります。忙しい時間にスタッフを増やしたり、空いている時間帯に割引キャンペーンを設定するなど、柔軟な対応も可能になります。
ランチタイムの戦略例
ランチタイムで売上金額が高くても、来客者数が多すぎて利益が薄い場合があります。そのような場合には、セットメニューの見直しや価格調整を検討します。また、来客者数が少ない時間帯(例えば13時以降)がある場合には、「午後限定のコーヒーサービス」や「デザート割引」などを追加することで来店数を増やす戦略が取れます。
ディナータイムの戦略例
ディナーでは来客数が少なくても、顧客単価が高い場合があります。その場合、客単価をさらに上げるために、ペアリングメニュー(ワインとメインディッシュのセット)や特別なコース料理を提案することで、収益性をさらに高めることができます。
天気を味方につけて売上を伸ばす
天気は飲食店の来客数や売上に大きな影響を与えます。日報に「晴れ」「雨」「曇り」などの天候を記録しておくと、天気による売上の傾向がわかるようになります。晴れた日はテラス席が人気になり、雨の日は来店が減るかもしれません。こうした傾向をもとに対策を考えてみましょう。
晴天時の戦略例
晴れた日には、外出する人が増えるため、テラス席がある店舗では「テラス限定メニュー」や「季節感のあるドリンク」を提案することで売上を伸ばせるかもしれません。
雨天時の戦略例
雨の日には来客数が減る傾向があります。この場合、「雨の日割引」や「傘を持参したお客様に特典」といった施策を打ち出すことで、雨天時の売上の補填が期待できます。また、雨の日にテイクアウトやデリバリーを強化するのも効果的です。
ランチとディナーで異なるお客様のニーズに応える
ランチとディナーでは顧客層やニーズが異なることが多いです。ランチでは手軽で素早い提供が求められ、ディナーではゆっくりと食事を楽しむ方も多くなります。日報にそれぞれの時間帯でよく注文されたメニューや、混雑状況を記録しておくと、それに合わせた戦略が立てやすくなります。
ランチタイムの来店客の例
ランチタイムは短時間で食事を済ませたいビジネスパーソンや主婦が多く、スピードや手軽さが求められます。この傾向を日報で確認することで、回転率を上げる施策が考えられます。例えば、「日替わりランチ」や「クイックサービス」を導入し、提供スピードを意識した運営を行います。
ディナータイムのの来店客の例
ディナーでは、ゆったりとした時間を楽しむデートや家族連れが増えるため、特別感のあるサービスが求められます。日報に「顧客単価」や「人気のコースメニュー」を記録しておけば、より高単価のセットメニューを提案する機会が増えます。
所感を活かしたサービス改善を考える
日報には所感欄などを設け、スタッフが気づいたことやお客様からの声、クレームやトラブルの記録などをスタッフが記入できるようにします。これらの情報を活用することで、次の日の運営やサービス改善につなげるヒントを得ることができます。
記録例と活用法
例えば、「ランチタイムでデザートの注文が多かった」という記録があれば、次の日にはランチセットにデザートを追加するキャンペーンを実施することで、売上アップが期待できます。
また、「ディナータイムに団体のお客様が来店し、料理提供が遅れてしまった」といった記録があれば、次回の対策として団体予約の受付方法を改善したり、あらかじめ団体向けのコースメニューを用意するなど、効率的な対応が可能になります。
こうした所感を活用すれば、サービスの質を向上させるだけでなく、店舗運営の効率化やお客様満足度の向上にもつながります
日報を活用し月報や年間の売上計画につなげる
日報に記録したデータを積み重ねれば、季節や曜日ごとの売上の流れが見えてきます。これらを活用して、月報や年間の売上計画を立てる際の参考にできます。
例えば、「夏は冷たいデザートが売れる」「冬はスープや鍋料理が人気」といった傾向がわかれば、それに合わせた仕入れやメニューを準備できます。また、「平日はランチが多いが、土日はディナーが好調」といったデータをもとにキャンペーンを調整すれば、無駄のない計画が立てられます。
飲食店の日報のひな形、テンプレート
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飲食店で日報を書く際のポイント
日報を活用して売上を伸ばし、店舗運営を効率化するためには、誰がいつ記載するのかなどのルール作りが大切です。また、データを効果的に活かすためには、記録を簡単かつ継続しやすい形に整える工夫が必要です。
日報を書く目的をスタッフに共有する
スタッフ全員に「なぜ日報を書くのか」を共有することで、記録の質が向上します。単なる義務感ではなく、「店舗運営の改善や売上アップにつながる」と理解してもらうことがポイントです。
日報を記入する担当を決める
日報を正確に活用するためには、時間帯ごとに誰がどの部分を記入するのかを明確に決めることが大切です。飲食店はシフト制で運営されることが多いため、各時間帯の責任者や担当スタッフが記録を行う仕組みを作ることで、記録の抜けや曖昧さを防ぐことができます。
日報のフォーマットを整える
日報は、シンプルで使いやすいフォーマットにすることが重要です。記録が複雑だと記入漏れが増え、運用が続きません。必要な項目を絞り込んで簡潔に記載できるような内容にしましょう。
日報のデータを定期的に見直す
日報の記録内容は、定期的に振り返りましょう。1週間分をまとめて見直すと、売上の増減や今後の傾向がはっきりしてきます。
例えば、「平日のランチは安定しているけれど、週末のディナーでは来客数が増えている」といった特徴を確認できます。さらに、月ごとに日報を集計すれば、月報を作る際にも役立ちます。「今月はリピーターが増え、顧客単価が上がった」といったデータがあれば、うまくいった施策をさらに強化することができます。こうして見直しを習慣にすることで、曜日や季節ごとの来客数や売上の流れがわかり、次のキャンペーンや仕入れ計画にしっかり活かせます。
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