• 更新日 : 2026年3月18日

提案書の書き方や構成とは?わかりやすいテンプレートや例文を解説

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「提案書を書いてと言われたけれど、何から手をつければいいのかわからない」「パワーポイント1枚でまとめるコツは?」と悩んでいませんか?

提案書とは、顧客や社内の課題を解決するためのアイデアやプランを提示し、相手に行動(採用・承認)してもらうための重要な資料です。

この記事では、提案書の基本的な構成や書き方のフロー、そのまま使える無料テンプレート(Word/Excel/PowerPoint)、さらに採用される提案書を作るためのコツまでを初心者にもわかりやすく解説します。

提案書(企画書)とはどのような資料か?

提案書

提案書とは、相手(顧客や社内)が抱える課題を解決するための具体的なアイデア、手法、予算、スケジュールなどをまとめた資料のことです。

単なる「アイデアメモ」ではなく、相手に「この案なら課題を解決できそうだ」と納得してもらい、契約や承認というゴールに導くためのコミュニケーションツールです。

企画書との違いは?

一般的に、「提案書」は課題解決の方向性や大枠を示すもので、「企画書」はそれを実行するための詳細な計画を示すものと区別されます。

  • 提案書:「御社の売上アップのために、SNSマーケティングを始めませんか?」というアイデアとメリットの提示(社外向けが多い)。
  • 企画書:「SNS運用チームの体制図、投稿スケジュール、予算詳細」という実行プランの提示(社内向けが多い)。

ただし、実務では明確な境界線はなく、同じ意味で使われることも多いです。

わかりやすい提案書の構成や必要な項目は?

採用される提案書には、必ず盛り込むべき「型(構成)」があります。基本的には、以下の6つの項目を順番に組み立てることで、説得力のあるストーリーが完成します。

1. タイトル(表紙)

誰に、何を提案するのかが一目でわかるタイトルをつけます。「提案書」だけでなく、「〇〇業務効率化のためのクラウドツール導入のご提案」のように具体的に書きます。

2. 背景・現状分析(課題の共有)

「今、このような問題が起きていますよね」と、相手の現状や課題を指摘し、認識を合わせます。ここがズレていると、後の解決策が響きません。

3. 提案内容(解決策)

課題を解決するための具体的な方法(商品・サービス・施策)を提示します。「何をどうするのか」を明確にします。

4. メリット・効果(ベネフィット)

その提案を採用することで、相手にどのような良いこと(利益)があるのかを伝えます。「コストが20%削減できる」「作業時間が半分になる」など、数値で示すのが効果的です。

5. スケジュール・体制・予算

「いつから始めて、誰が担当し、いくらかかるのか」という実行計画を提示します。実現可能性を示す重要なパートです。

6. 結論・まとめ

最後に、「だからこの提案を採用すべきです」という結論を再度伝え、次のアクション(検討、打ち合わせなど)を促します。

提案書を作成する手順や書き方のフローは?

いきなりパワーポイントを開いてデザインを作り始めるのはNGです。まずは情報を整理し、骨子(構成案)を作ってから作成に入りましょう。

手順1:課題や問題点を明確化する

まずは相手へのヒアリングや現状分析を行い、「本当の課題は何か」を突き止めます。

例えば「残業が多い」という悩みに対し、「人が足りないのか」「ツールが使いにくいのか」で提案内容は全く変わります。

手順2:解決策(アイデア)を考える

課題に対して、「自社の商品でどう解決できるか」を考えます。

3C分析(自社・競合・顧客)やSWOT分析などのフレームワークを活用し、競合他社にはない自社ならではの強みを盛り込みましょう。

手順3:構成案(ストーリー)を作る

パワーポイントなどでスライドを作る前に、紙やメモ帳で全体の流れを組み立てます。

「課題→解決策→効果→費用」の順で並べ、論理的な矛盾がないか確認します。

手順4:資料作成・デザイン調整

構成が決まったら、実際に資料を作成します。

文字ばかりにせず、図解、グラフ、写真などを適度に入れ、視覚的にわかりやすく仕上げます。

パワーポイント1枚(A4一枚)でまとめるコツは?

最近は、要点だけを簡潔にまとめた「A4一枚提案書(ワンシート提案書)」が好まれる傾向にあります。

情報を詰め込みすぎず、相手が知りたい結論を瞬時に伝えるためのテクニックが必要です。

要素を絞り込み、視線の流れを意識する

1枚にまとめる際は、以下の「Zの法則」などを意識してレイアウトします。

  1. 左上:現状の課題(Problem)
  2. 右上:解決策・提案内容(Solution)
  3. 左下:具体的な効果・メリット(Benefit)
  4. 右下:費用・スケジュール(Cost/Schedule)

詳細なデータや補足情報は、別紙(アペンディックス)として用意し、本編はあくまで「サマリー(概要)」に徹するのがポイントです。

無料で使えるおすすめの提案書テンプレート5選

「デザインに自信がない」「一から作るのは時間がかかる」という場合は、既存のテンプレートを活用しましょう。

Word、Excel、PowerPointなど、用途に合わせた形式を選べるおすすめサイトを紹介します。

1. Canva(キャンバ)

【デザイン重視・パワポ作成に】

おしゃれで洗練されたプレゼン資料が簡単に作れます。ビジネス向けのテンプレートも豊富で、グラフ作成機能も優秀です。

参照:Canva 提案書テンプレート

2. Microsoft Office テンプレート

【Word・PowerPoint・Excel】

マイクロソフト公式のテンプレート集です。ビジネス標準のレイアウトが多く、そのまま社内資料として使いやすいのが特徴です。

参照:Microsoft 楽しもう Office

3. bizocean(ビズオーシャン)

【Word・Excel・種類豊富】

「営業提案書」「企画書」など、シーン別のテンプレートが日本最大級の規模で揃っています。書式や文例も参考になります。

参照:bizocean 書式の王様

4. Misoca(ミソカ)

【Excel・シンプル】

請求書作成サービスですが、シンプルなビジネス文書のテンプレートも無料配布しています。Excelで数字を管理したい場合に便利です。

参照:Misoca 企画書・提案書テンプレート

5. bizroute(ビズルート)

【PowerPoint・構成案付き】

「システム導入提案」「業務改善提案」など、具体的な内容が入ったテンプレートがあるため、文章を書き換えるだけで完成に近づけます。

参照:bizroute 提案書テンプレート

提案書を採用させるためのポイントは?

優れたデザインでも、内容が相手に刺さらなければ意味がありません。採用率を高めるためには、「相手目線」を徹底することが重要です。

専門用語を避けてわかりやすく書く

読み手(決裁者)は、必ずしもその分野の専門家ではありません。専門用語や社内用語は避け、誰が読んでもわかる平易な言葉で書きましょう。難しい言葉には注釈を入れるなどの配慮が必要です。

「根拠(数字)」を明確にする

「売上が上がります」よりも「売上が15%(月額100万円)アップする見込みです」と書く方が、信頼性が増します。過去の事例や市場データなど、客観的な根拠(エビデンス)を必ずセットで提示しましょう。

課題を解決する「伝わる提案書」を作成しよう

提案書とは、相手の課題を解決し、未来を良くするための「手紙」のようなものです。

最も重要なのは、きれいなデザインを作ることではなく、「相手の課題を深く理解し、解決策を論理的に伝えること」です。まずはテンプレートを活用して型を作り、そこに相手への想い(解決策)を乗せて、説得力のある提案書を作成してみましょう。

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