- 更新日 : 2026年3月10日
会社の登記情報を検索するには?オンラインや無料・有料の違いを解説
会社の登記情報は、オンラインで誰でも検索・取得が可能です。
- 社名・所在地・法人番号の確認なら国税庁法人番号公表サイト
- 登記情報の詳細なら有料の登記情報提供サービス
- 書類で受け取るなら登記ねっと
他社の情報も「公示の原則」に基づき誰でも自由に閲覧できます。
会社の登記情報を検索する方法は、法務局の窓口へ行く以外に、オンラインでも行うことができます。インターネットを利用すれば、会社名や所在地から手軽に法人の実態を確認できます。
取引先の信頼性を確かめたい時や、自社の証明書が急ぎで必要な場面など、実務で直面する「情報の正確性」への不安も、正しい検索手順を知ることでスムーズに解消できます。
目次
会社の登記をオンラインで検索する方法は?
会社登記をオンラインで検索する方法として、無料の「国税庁法人番号公表サイト」と、有料ですが詳細な情報が得られる「登記情報提供サービス」があります。
正式な社名や取引先が実在するかどうか確認したい場合に活用でき、より詳細な情報を求める場合は有料サービスの利用が適しています。
【無料】国税庁法人番号公表サイトで基本情報を確認できる
会社の基本情報を知りたい場合は、「国税庁法人番号公表サイト」です。これは国税庁が運営しているサイトで、法人番号指定を受けた法人の基本3情報(商号、所在地、法人番号)を誰でも無料で検索・閲覧できます。
- 商号または名称(正式な会社名)
- 本店または主たる事務所の所在地
- 法人番号(13桁の識別番号)
- 商号変更や本店移転の履歴、閉鎖情報
会員登録の手間もなく24時間いつでも利用できるため、新規取引先の実在確認や、契約書に記載する正確な宛名のチェック、営業リスト作成時のデータ補完といったシーンで役立ちます。
ただし、ここには「代表者名」や「資本金」「事業目的」などの詳細は掲載されていません。それらを知りたい場合は、次項で紹介する有料サービスを利用しましょう。
【有料】登記情報提供サービスで詳細情報を確認する
インターネット上で登記内容をPDF形式で確認できるサービスです。実際の登記簿と同じ内容を閲覧できます。
ここで取得できる情報は証明書としての法的効力(公印など)はありませんが、社内での確認や取引先の与信判断など、内容を把握するだけで良い場合に適しています。
提供される登記情報
| 分類 | 確認できる主な内容 |
|---|---|
| 商業・法人登記情報 | 現存会社等の履歴事項全部、または閉鎖会社等の閉鎖事項全部。 |
| 不動産登記情報 | 全部事項(コンピュータ化後の閉鎖登記簿含む)、または所有者の氏名・住所・持分(所有者事項)。 |
| 地図・図面情報 | 地図(または地図に準ずる図面)、土地所在図、地積測量図、地役権図面、建物図面、各階平面図。 |
| 動産・債権譲渡登記情報 | 動産譲渡登記事項概要ファイルおよび債権譲渡登記事項概要ファイル情報の現在事項または閉鎖事項。 |
- 利用料金:
商業・法人登記情報、不動産登記情報(全部事項・履歴事項全部情報の場合)なら1通331円です。提供される情報の種類により、所有者事項は141円、地図・図面情報は361円など料金が異なる。 - 利用時間:
平日 午前8 時30 分から午後11 時まで、土日祝日 午前8 時30 分から午後6 時まで。 - 決済方法:一時利用であればクレジットカード決済、頻繁に使用するようであれば利用者登録を行った上でのまとめ払い等があります。
※2026年2月時点の情報です。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気のガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
会社設立時に決めることチェックリスト
「会社設立時に決めることチェックリスト」では、会社設立の基本事項や、株式会社・合同会社別の決めることチェックリストなどを、1冊にまとめています。
図解でカンタンにまとめており、完全無料でダウンロードいただけます。
補助金をまるっと理解!会社設立時の補助金ガイド
補助金の概要や各制度の内容に加え、会社設立直後の企業でも使いやすい補助金や実際の活用事例などについてまとめました。
「使えたのに知らなかった!申請が漏れてた!」といったことを防ぐためにも、会社設立時の資金調達方法の一つとしてお役立てください。
法人成り手続きまるわかりガイド
初めて法人成りを考える方に向けて、法人成りの手続きや全体の流れ、個人事業の整理方法など、必要な情報をわかりやすくご紹介したガイドです。
多くの個人事業主の方にダウンロードいただいておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
起業家1,040人への調査でひも解く!先輩起業家が一番困ったことガイド
マネーフォワード クラウド会社設立では、会社設立の経験がある方1,040名に対して、会社設立に関する調査を実施しました。
先輩起業家が悩んだ部分や、どのように会社設立を行ったかを、定量的に分析していますので、ぜひご活用ください。
会社の登記情報を書類で受け取るには?
銀行口座の開設や契約手続きなど、法的証明力を持つ「紙の原本(登記事項証明書)」の提出を求められた際は、オンライン請求または法務局窓口での取得が必要となります。
登記ねっと(登記・供託オンライン申請システム)を利用する
法的な証明書(登記事項証明書)をオンラインで請求し、郵送や窓口で受け取る方法です。銀行口座の開設や契約手続きなど、公式な書類の提出を求められた際に利用します。
スマホやPCから請求でき、窓口で直接申請するよりも手数料が割安です。
郵送受取なら1通520円で、オンライン請求をして窓口で受け取れば490円で、送料もかかりません。
- 利用可能時間:平日8時30分から21時00分まで
参照:Webブラウザから、かんたん登記・供託申請、登記・供託オンライン申請システム|法務省
法務局窓口で入手する
直接法務局(登記所)の窓口に行くという方法もあります。全国どこの法務局からでも、他の地域の会社登記情報を検索・取得できます。
窓口には「証明書発行請求機」という端末が設置されており、タッチパネル操作で会社を検索できます。画面上で商号や本店所在地を確認できるため、目当ての会社かどうかをその場で確かめてから請求できるのがメリットです。操作方法がわからない場合でも、職員に質問できるため、初めての方でも安心して利用できるでしょう。
ただし、窓口利用には移動時間と待ち時間が発生します。特に年度末や決算期などは混雑しやすく、数十分待たされることも珍しくありません。
会社の登記簿の種類と使い分け方は?
登記簿には複数の形式があり、目的に応じて適切な種類を選択しなければなりません。一般的にビジネスシーンで「登記簿謄本」と呼ばれるものは「履歴事項全部証明書」を指すことが多いといえます。
全部事項証明書と一部事項証明書
全部事項証明書はすべての登録情報が記載されるのに対し、一部事項証明書は特定の項目のみを抜粋したものです。通常、契約や行政手続きでは「全部事項証明書」が求められます。
| 種類 | 記載内容の範囲 | 主な利用シーン |
|---|---|---|
| 履歴事項全部証明書 | 現在の情報+過去3年分程度の履歴 | 融資審査、新規取引、許認可申請 |
| 現在事項全部証明書 | 今現在、有効な情報のみ | 役員の現在の住所確認など |
| 閉鎖事項証明書 | 解散した会社や古い記録 | 過去の清算状況の確認 |
法人登記の検索が必要になる具体的なケースは?
自社の情報を証明する以外にも、他社の情報を検索することでビジネス上のリスクを回避できる場面が多くあります。
新規取引先の与信管理
新しく取引を始める相手が実在する会社かどうか、資本金や役員構成に不審な点がないかを調べます。口頭での説明と登記情報が一致しているかを確認することは、詐欺被害や未回収リスクを防ぐための基本的なリスクマネジメントです。
銀行融資や補助金の申請
金融機関からの借り入れや、国・自治体の助成金を活用する際には、自社の「履歴事項全部証明書」の提出が求められます。最新の情報が反映されている必要があるため、発行から3ヶ月以内などの期限が設けられることが一般的です。
不動産売買や契約書の作成
法人間で不動産を売買したり、重要な契約を結んだりする際、相手の代表者に権限があるかを確認します。契約書に記載する住所や商号が、登記上の正確な表記(株式会社の前後や、ハシゴ高などの漢字)と合致しているかを確かめる際にも使われます。
他社の登記情報は誰でも検索・取得できる?
日本の登記制度は「公示の原則」に基づいているため、誰でも、どこの会社の情報でも自由に検索して取得が可能です。
委任状や身分証は不要
相手企業の許可を得る必要はなく、閲覧したことが相手に通知されることもありません。法務局の窓口やオンラインサービスで、手数料さえ支払えば、日本全国すべての法人の情報を手に入れられます。
代表者の住所公開に関する運用
以前は代表取締役の自宅住所が誰でも閲覧可能でしたが、プライバシー保護の観点から、2024年10月より「株式会社の代表取締役等の住所非表示措置」が開始されました。ただし、これには一定の要件や申出が必要であり、すべての住所が隠されるわけではありません。
会社の登記情報はかんたんに検索できる
会社登記の検索は、知りたい情報の深さに応じて手段を使い分けるのが効率的です。社名や所在地などの基本確認なら「国税庁法人番号公表サイト」が無料で手軽です。代表者や資産状況などの詳細が必要な際は、有料のオンラインサービスで最新情報を閲覧できます。
公的な原本が必要な場合は「登記ねっと」でのオンライン請求が最も低コストです。登記情報は誰でも取得可能なため、取引前の与信管理やリスク回避に積極的に活用しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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