• 更新日 : 2026年7月31日

Googleスライドに動画を挿入する方法は?見せ方を整える編集方法も

Googleスライドに動画を挿入するには、パソコンのブラウザ版でスライドを開き、「挿入」から「動画」を選んで、YouTubeの検索・URL・Googleドライブのいずれかから追加します。動画を入れたいけれど手順や再生設定が分からない、共有先でうまく再生されるか不安、という方もいるのではないでしょうか。この記事では、3つの挿入方法から、スマホやタブレットでの扱い、再生や見せ方の設定、うまくいかないときの対処法までを順に解説します。

Googleスライドに動画を挿入する3つの方法とは?

Googleスライドに動画を挿入する方法は、YouTube動画を検索する、YouTube動画のURLを指定する、Googleドライブの動画を使う、の3つです。どの方法も、パソコンのブラウザ版スライドで対象のスライドを開き、上部メニューの「挿入」から「動画」を選ぶと表示される画面で切り替えます。動画の保管場所や目的に合わせて、使いやすい取得元を選びましょう。

Web上に公開された動画をそのまま使うならYouTube、自分で撮影・作成した動画ならGoogleドライブが向いています。

挿入方法 向いているケース 事前の準備
YouTube動画を検索 公開済みの解説・事例動画を探して使う 特に不要
YouTube動画のURLを指定 使う動画がすでに決まっている 動画のURLを用意
Googleドライブの動画 自作や社内で撮影した動画を使う ドライブへ動画をアップロード

検索・URL指定・Googleドライブの順に、それぞれの手順を解説します。

YouTube動画を検索して挿入する

YouTube動画を検索して挿入する方法は、キーワードから動画を直接探せる手軽な手段です。手元に動画ファイルがなくても、公開中の解説動画や事例動画をその場で選んで配置できます。手順は次の3ステップです。

  1. 動画を入れるスライドを開き、「挿入」から「動画」を選ぶ
  2. 「YouTubeを検索」タブにキーワードを入力して検索する
  3. 一覧から使いたい動画を選び、「選択」を押す

挿入できるのは、YouTube上の公開動画です。プレゼンの内容に近い動画を探し、スライドの余白に合わせて大きさを整えると見やすく仕上がります。

YouTube動画のURLを指定して挿入する

使う動画がすでに決まっているなら、YouTube動画のURLを指定して挿入すると早く配置できます。検索の手間がなく、狙った動画をそのまま貼り付けられる点が利点です。次の手順で挿入します。

  1. 「挿入」から「動画」を開き、「URL」タブを選ぶ
  2. YouTube動画のURLを貼り付ける
  3. 表示された動画を確認し、「選択」を押す

この方法で指定できるのはYouTube動画のURLに限られます。Googleドライブや他サイトの動画URLは読み込めないため、自前の動画はドライブ経由の方法を使いましょう。

Googleドライブの動画を挿入する

自分で用意した動画は、Googleドライブに保存してから挿入します。撮影した社内動画や編集済みの動画など、YouTubeにない素材を使いたいときに向いた方法です。操作は次の流れになります。

  1. 挿入したい動画を、あらかじめGoogleドライブにアップロードする
  2. 「挿入」から「動画」を開き、「Googleドライブ」タブを選ぶ
  3. 保存済みの動画を選び、「選択」を押す

共有相手の画面でも再生させるには、動画ファイル自体の共有範囲も見直しておく必要があります。スライドを共有しても、元の動画が非公開のままだと相手側で再生できません。

参考:画像や動画を挿入、削除する|Google ドキュメント エディタ ヘルプ

スマホやタブレットでも動画を挿入できる?

スマホやタブレットのGoogleスライドアプリでは、動画を直接挿入できません。アプリの「挿入」メニューで追加できるのは画像などに限られ、動画の項目そのものが用意されていないためです。動画を入れたいときは、スマホやタブレットのブラウザでスライドを開き、パソコン版サイト(デスクトップ表示)に切り替えてから、パソコンと同じ「挿入」から「動画」の手順で追加しましょう。

なお、パソコンで挿入済みの動画は、アプリでスライドを開いても表示され、再生や位置の調整も可能です。アプリで制限されるのは新しく動画を追加する操作だけで、ブラウザのパソコン版表示ならこの制限を回避できます。ただし小さい画面での編集は操作しづらいため、じっくり作り込むならパソコンでの作業が向いています。

AndroidでGoogleスライドに動画を挿入する手順

Androidでは、ChromeなどのブラウザでスライドをPC版表示に切り替えて動画を挿入します。

  1. Chromeなどのブラウザで対象のプレゼンテーションを開く
  2. 右上のメニューから「PC版サイト」にチェックを入れる
  3. パソコン版と同じ画面に変わったら、「挿入」から「動画」を選ぶ
  4. YouTube検索・URL・Googleドライブのいずれかで動画を選び、「選択」を押す

Googleドライブの動画を使う場合は、事前にドライブへアップロードしておくと選びやすくなります。編集後はアプリに戻っても、挿入した動画はスライド上に残ります。

iPhone・iPadでGoogleスライドに動画を挿入する手順

PhoneやiPadでも同様に、SafariなどのブラウザでスライドをPC版表示に切り替えて動画を挿入します。iOS版アプリの挿入メニューにも動画の項目がなく、アプリからは追加できないためです。操作は次の流れです。

  1. Safariで対象のプレゼンテーションを開く
  2. アドレスバー左の「ぁあ」から「デスクトップ用Webサイトを表示」を選ぶ
  3. パソコン版の画面で「挿入」から「動画」を選ぶ
  4. 取得元を選んで動画を挿入し、「選択」を押す

画面が狭く操作しづらいときは、外付けキーボードを使うか、パソコンで挿入してから内容を確認しましょう。

挿入した動画の再生方法はどう設定する?

動画の再生方法は、スライド上の動画を選び、ファイル形式オプションから「動画の再生」を開いて3つのモードから選ぶ操作で設定できます。

まず、設定したい動画をクリックで選びます。続いて画面上部のツールバーから「ファイル形式オプション」を開きましょう。動画を右クリックして表示されるメニューの「ファイル形式オプション」からでも、同じ設定画面に進めます。右側に開いたサイドバーで「動画の再生」の項目を開くと、再生のタイミングを3つのモードから指定できます。

再生(クリック時)は、スライドを次に進めた操作に合わせて動画が流れるモードです。現在の初期設定にあたり、発表の進行に沿って映像を見せたい場合に向いています。再生(自動)は、スライドが画面に表示された時点で、クリックの操作なしに動画が始まるモードです。画面の切り替えと同時に映像を流したい場面で選びます。再生(手動)は、動画そのものをクリックしたときにだけ再生されるモードです。以前は初期設定として使われていた方式で、任意のタイミングで映像を始めたい場合に適しています。

発表のスタイルに合わせて3つのうち1つを選んでおくと、本番での再生ミスを防げます。自動再生は資料を配布して各自で見てもらう場面、手動再生は質疑応答で必要なときだけ流す場面というように、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

動画の見せ方を整えるにはどこを編集する?

動画の見せ方は、再生する範囲、サイズと配置、枠線や影という3か所を編集して整えます。以下では、開始位置と終了位置の指定、サイズと配置の調整、枠線やドロップシャドウでの装飾という3つの観点に分けて解説します。見せたい部分を切り出し、大きさと位置を決め、最後に装飾を加える順で進めるのがおすすめです。編集の操作はほとんどがファイル形式オプションのサイドバーに集まっているため、一度開いておくと作業がスムーズに進みます。

再生する開始位置と終了位置を指定する

動画の一部だけを見せたい場合は、「動画の再生」のサイドバー内で開始時間と終了時間を指定します。設定する画面は、再生モードを選ぶサイドバーと同じ場所です。開始時間の欄に再生を始める位置、終了時間の欄に再生を止める位置を入力すると、その区間だけが再生対象になります。長い素材でも、必要な場面だけを抜き出して見せられるのが利点です。音声を出したくない場面では、動画をミュートする設定も同じ画面から選べます。なお、入力欄の正確な名称は表示環境によって異なる場合があるため、実際の画面で項目名を確かめながら設定してください。

サイズと配置を調整する

サイズと配置は、動画の周囲に表示されるハンドルのドラッグと、ファイル形式オプションの数値入力の2通りで調整します。感覚的に整えたいときは、動画の四隅や各辺に表示されるハンドルをドラッグして大きさを変えましょう。このときShiftキーを押しながらドラッグすると、縦横の比率を保ったまま拡大や縮小ができます。数値で正確に指定したいときは、ファイル形式オプションのサイズと回転、位置の欄に幅や高さ、座標を入力します。スライド内での位置をそろえたい場合は、配置(整列)の機能を使うと、中央や端を基準にきれいにそろえられて便利です。複数のスライドで動画の位置をそろえておくと、資料全体に統一感が生まれます。

枠線やドロップシャドウで装飾する

動画を目立たせたい場合は、枠線とドロップシャドウの設定で見た目を装飾します。枠線は、動画を選択するとツールバーに表示される枠線の色、枠線の太さ、枠線の線種から設定できます。背景と動画の境目をはっきりさせたいときは、色や太さを調整して輪郭を強調しましょう。

立体感を出したいときは、ファイル形式オプションのドロップシャドウを使って影を加えてください。ドロップシャドウは、色や透明度、角度、距離、ぼかしなどを調整でき、設定を変えると影の濃さや向き、広がりを細かく調整できます。ただし、装飾を強めすぎると内容が見づらくなるため、控えめに整えるのがおすすめです。

動画が挿入・再生できないときの対処法は?

動画が挿入・再生できないときは、ファイル形式とサイズ、共有権限、通信環境の3点を順に確認しましょう。原因は1つとは限らないため、順に確かめると、どこでつまずいているかを切り分けやすくなります。

対応形式とファイルサイズを確認する

動画が挿入できないときは、まずファイル形式がGoogleスライドの対応形式かどうかを確認します。対応していない形式の動画はそのままでは挿入できないため、事前に形式を確かめておきましょう。Googleスライドが対応する主な動画形式は以下の通りです。

分類 対応する動画形式
Web系 WebM(VP8コーデック・Vorbis音声)
MPEG系 MPEG4、3GPP、MOV(H.264など)
その他 AVI(MJPEG)、MPEGPS、WMV、FLV、MTS、OGG

対応形式に当てはまらない動画は、対応する形式へ変換してから挿入しましょう。YouTubeの動画を挿入する場合は、その動画が一般公開または限定公開に設定され、視聴できる状態である必要があります。

Googleドライブの動画は、購入済みの保存容量が十分にある場合は最大5TBまで保存でき、それ以外の場合は利用可能な保存容量が上限になります。また、動画の最小容量は4KB、最大解像度は1920×1080です。

参考:Googleドライブで動画を保存、再生する|Googleドライブヘルプ

動画の共有権限を見直す

共有したスライドで動画が再生されないときは、動画ファイル自体の共有権限を見直しましょう。Googleドライブ内の動画をスライドに挿入した場合、スライドを共有した相手にも、その動画ファイルを閲覧できる権限が必要です。

権限が不足していると、スライドは開けても動画だけが再生されない状態になります。スライドを共有する際に表示されるアクセスチェッカーが、動画の再生に必要な権限を自動で提案してくれるため、案内に沿って権限を付与しましょう。

また、YouTubeの動画を挿入している場合は、その動画が非公開に設定されていると、共有相手の画面では再生できません。相手が視聴できるよう、一般公開または限定公開の状態にしてから共有してください。

ブラウザとネットワーク環境を確認する

動画が読み込めない、または途中で止まるときは、ブラウザとネットワークの環境を確認してください。動画の再生には安定した通信環境が必要なため、まずはネットワーク接続が安定しているかを確かめます。

ブラウザは、Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edgeなどの対応ブラウザを最新の状態に更新しておきましょう。それでも改善しないときは、ブラウザにたまったキャッシュとCookieを削除し、動作に影響しそうな拡張機能を一時的に無効にします。シークレットモードで開いて再生を試したり、別のブラウザで動画を確認したりする方法も有効です。環境面の対処を順に試すと、再生トラブルの多くは解消できます。

Googleスライドの動画挿入でつまずかないために

Googleスライドへの動画挿入は、パソコンのブラウザ版から、YouTube検索・URL・Googleドライブの3つの方法で行えます。挿入した後は再生モードや開始・終了位置、サイズや枠線を整えると、内容が伝わりやすいスライドに仕上がります。スマホアプリでは動画を追加できないため、パソコンのブラウザ版に切り替えて操作しましょう。共有先でも再生できるよう、動画の共有権限や公開状態もあわせて確認しておくと安心です。

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