• 作成日 : 2026年3月18日

Word(ワード)のコメント機能で何ができる?印刷しない方法も解説

PointWordのコメント機能で何ができる?

Wordのコメントは校正指示や質問を記録でき、表示設定や印刷設定を理解して使用することで安全に共有できます。

  • 指摘や提案を本文外で管理
  • 表示モードで確認状態を調整
  • 印刷時は出力設定を別途確認

コメントは非表示にしても文書内に残るため、提出前には削除や印刷設定の確認が必要です。共同編集では解決済み機能やメンションを活用すると、修正漏れを防ぎながらレビューを効率化できます。

Q. コメントを非表示にしたのに印刷されるのはなぜ?
A. 表示設定と印刷設定は別管理のため、印刷画面で「変更履歴/コメントの印刷」をオフにする必要があります。

Wordのコメント機能は、文書内に修正指示や意見を書き込みながら効率的にレビューできる便利な機能です。特に複数人で資料を確認する場面では、本文を直接変更せずに意見交換でき、修正理由や確認事項を整理しながら作業を進められます。

一方で、「コメントを非表示にしたのに印刷すると出てしまう」「変更履歴との違いが分からない」といった悩みを持つ人も少なくありません。当記事では、Word(ワード)のコメント機能でできることや表示設定、印刷しないための具体的な方法など、実務で役立つポイントを分かりやすく解説します。

Wordのコメント機能とは?

Wordのコメント機能とは、文書内の特定の箇所に意見や指示を書き込み、校正やレビューを効率化できる機能です。修正内容を本文に直接入力せずにやり取りできるため、複数人での確認作業や上司へのチェック依頼などに適しています。特にビジネス文書や報告書では、修正意図を明確に伝えながら作業を進められる点が大きなメリットです。

ここでは、コメント機能でできる具体的な操作や、変更履歴との違いについて分かりやすく解説します。

コメントでできる4つのこと

Wordのコメント機能では「指摘・提案・質問・対応状況の共有」の4つができます。本文を書き換えずに意見交換できるため、レビューの履歴を残しながら文書の品質を高められるのが特徴です。

まず「指摘」は誤字脱字や表現の修正点を明確に伝える用途で使われます。次に「提案」は別の表現案や構成案を示す場合に有効です。「質問」としては、内容の確認や追加情報の依頼も行えます。さらに、モダンコメントでは「解決済み」状態にすることで、対応の進捗を共有することも可能です。

これにより、校正担当者と作成者の間で認識のズレを防ぎ、レビュー作業を効率的に進められます。

変更履歴とコメントの違い

変更履歴は修正内容そのものを記録する機能で、コメントは修正に関する意見や指示を残す機能です。両者は目的が異なるため、校正作業では併用することで効果を発揮します。

変更履歴(トラック変更)は、削除・追加・書式変更などの具体的な編集内容を自動で記録し、誰がどこを直したかを可視化します。一方、コメントは「なぜ修正するのか」「どのように直すべきか」といった補足説明を行うためのものです。

たとえば、表現の方向性を相談したい場合はコメント、実際に修正案を示す場合は変更履歴を使うと整理しやすくなります。役割を理解して使い分けることで、レビューの精度とスピードが向上します。

Wordのコメントを表示・非表示にするには?

Wordのコメントは表示設定を切り替えることで、レビュー内容を見せたり隠したりできます。校正作業中はコメントを確認しやすい表示にし、提出前や閲覧用の資料では非表示にするなど、目的に応じた使い分けが大切です。

ここでは、コメント表示の基本的な操作方法を具体的に解説します。

校閲タブからコメントの表示モードを切り替える

コメントの表示・非表示は「校閲」タブの表示モードを変更することで切り替えられます。文書の用途に応じて「すべての変更履歴」「簡易表示」「変更履歴なし」などを選択することで、コメントの表示状態を調整できます。

具体的には、「校閲」タブの「表示形式」から表示モードを変更します。レビュー作業中はコメントを含めた表示に設定し、完成版を確認する際はコメントを非表示にすると見やすくなります。ただし、非表示にしてもコメント自体は削除されないため、提出前には削除の有無も確認しておくことが大切です。

モダンコメントで解決済みコメントを再表示する

解決済みにしたコメントは設定を変更することで再表示できます。モダンコメントでは、対応済みの指摘を一時的に非表示にして整理できますが、必要に応じて再確認することも可能です。

再確認する場合は、コメントのリストビューを開けば、解決済みコメントを表示した上で必要なコメントを再オープンして確認できます。レビューの最終チェックや引き継ぎ時には解決済みコメントも含めて確認し、修正漏れや認識違いを防ぎましょう。

コメントウィンドウで全コメントを一覧確認する

すべてのコメントはコメントウィンドウで一覧表示できます。文書内をスクロールせずに指摘内容をまとめて確認できるため、校正作業の効率化に役立ちます。

「校閲」タブの「コメント」や「コメントの表示」を選択すると、画面右側または別ウィンドウにコメント一覧が表示されます。ここでは、各コメントの投稿者や内容、対応状況を一括で確認できます。特に長文の文書や複数人でレビューしている場合は、一覧表示を活用することで対応漏れを防ぎ、作業の進捗管理もしやすくなります。

Wordのコメントを印刷・PDF出力しないようにするには?

Wordでは、コメントや変更履歴の表示状態と印刷設定は別に管理されています。そのため、画面上でコメントを非表示にしていても、そのまま印刷やPDF出力を行うとコメントが表示されることがあります。

ここでは、コメントを印刷しない方法と、目的に応じた出力設定の使い分けを解説します。

印刷設定で「変更履歴/コメントの印刷」をオフにする手順

コメントを印刷・PDF出力しないためには、印刷画面で「変更履歴/コメントの印刷」をオフにします。表示設定だけでは反映されないため、必ず印刷時の詳細設定を確認しましょう。

操作手順は、「ファイル」タブから「印刷」を開き、設定欄にある「変更履歴/コメントの印刷」や「マークアップの印刷」のチェックを外します。これにより、本文のみの状態で印刷やPDF保存が可能になります。特に最終版の資料を提出する前には、印刷プレビューでコメントが表示されていないかを確認し、意図しない情報漏えいを防ぎましょう。

コメント付きのまま印刷したいときの設定手順

レビュー内容を共有したい場合は、コメントを含めた状態で印刷設定を有効にします。校正指示の共有や承認フローの記録として、コメント付き印刷が必要になる場面もあります。

印刷画面で「変更履歴/コメントの印刷」または「マークアップの印刷」にチェックを入れると、コメントが本文の横や末尾に表示された形式で出力されます。これにより、修正意図や確認ポイントを紙面上でも明確に伝えられます。社内レビューや会議資料として使用する場合は、コメントが読みやすいレイアウトになっているかも確認しておくと安心です。

コメント一覧だけを印刷したいときの設定手順

コメント内容のみを確認したい場合は、コメントの一覧表示を利用して印刷します。本文を出力せずに指摘事項だけを共有できるため、確認作業の効率化につながります。

まずコメントウィンドウで内容を確認し、必要に応じてコメント付きの文書を印刷するか、コメント内容を別文書に整理して共有します。レビュー会議や修正指示の整理を行う際には、コメントだけを出力することで、要点を簡潔に共有できるというメリットがあります。

コメントの「非表示」と「削除」は何が違う?

コメントの非表示と削除は目的が大きく異なります。非表示は一時的に画面上で見えなくする操作であり、コメント自体は文書内に残っています。一方、削除はコメントの記録そのものを消す操作です。提出用や共有用の文書では、誤って内部メモが残らないよう、非表示と削除の違いを理解して適切に対応しましょう。

非表示にしてもコメントはファイル内に残る

コメントを非表示にしても、データとしては文書内に保存されたままです。画面上では見えなくなりますが、表示設定の切り替えや印刷設定によっては再び表示されることがあります。

そのため、校正作業中に一時的に見やすくする目的で非表示を使うのは有効ですが、完成版の資料として提出する場合には注意が必要です。特に共同編集の文書では、他の閲覧者の環境設定によってコメントが表示される可能性もあるため、最終確認の際は削除の有無を必ずチェックしましょう。

提出前にコメントを完全に消すには削除または承諾・却下が必要になる

コメントを完全に消したい場合はコメントを削除し、変更履歴も残っている場合は別途[承諾]または[却下]で処理します。非表示のままでは情報が残るため、正式な文書として提出する前に整理しましょう。

具体的には、「校閲」タブのコメント削除機能を使うか、変更履歴がある場合は「承諾」「却下」を実行して修正内容を確定させます。これにより、文書内に不要なレビュー情報が残らない状態にできます。

共同編集でコメントが散らかるのを防ぐには?

複数人でWord文書をレビューすると、コメントが増えすぎて確認漏れや重複対応が起こりやすくなります。こうした混乱を防ぐには、運用ルールをあらかじめ決めておくことが大切です。最終確認の担当者やコメント整理の方法を統一することで、レビュー作業の効率と文書の品質を同時に高められます。

ここでは、共同編集時にコメント管理をスムーズに行うための基本的なポイントを解説します。

最終反映の担当者を1人決めておく

コメント対応の最終判断を行う担当者を1人決めておくと、修正の混乱を防げます。

複数人が同時に修正を行うと、意図しない上書きや対応漏れが発生する可能性があります。そのため、レビュー内容を確認し最終的に文書へ反映する役割を明確にしましょう。担当者が修正方針を統一することで、表現のばらつきや重複修正を防ぎ、文書全体の品質を維持できます。

特に社内資料や提案書など、正確性が求められる文書では有効な運用方法です。

コメントが増えすぎたら「解決済み」で整理する

対応が完了したコメントは「解決済み」にして整理すると、確認作業がしやすくなります。

未対応の指摘だけを残すことで、レビューの進捗状況を把握できるようになります。モダンコメント機能では、解決済みにしたコメントを一覧から非表示にできるため、画面が見やすくなります。

また、必要に応じて再表示も可能で、対応履歴を後から確認することもできます。コメントが多い文書ほど、この整理方法を活用すると効率的にレビューを進められます。

@メンションで対応者を明確にする

@メンションを使うと、誰がコメントに対応するかを明確にできます。

コメント入力時に「@」の後に名前やメールアドレスを入力すると、対象者に通知が届きます。これにより、修正依頼や確認事項を直接伝えられ、やり取りの効率が向上します。特に共同編集の人数が多い場合は、役割分担を明確にする手段として積極的に活用するとよいでしょう。

Wordのコメントに関するよくある質問

Wordのコメント機能は便利な一方で、表示や印刷の仕様を正しく理解していないと「消えたと思ったのに出てくる」「どこで確認すればよいか分からない」といった疑問が生じやすいものです。校正やレビュー作業をスムーズに進めるには、基本的な動作や設定の違いを把握しておきましょう。

ここでは、コメント機能に関して特によくある質問とその対処の考え方を分かりやすく解説します。

コメントを非表示にしたのに印刷すると出てくるのはなぜ?

コメントの表示設定と印刷設定は別に管理されているためです。

画面上で非表示にしていても、印刷時の設定でコメント出力が有効になっていると、印刷物やPDFに表示されることがあります。このような場合は、「ファイル」→「印刷」画面で「変更履歴/コメントの印刷」や「マークアップの印刷」のチェック状態を確認します。

提出用の文書を作成する際は、印刷プレビューでコメントが表示されていないか事前に確認する習慣をつけると、不要な情報の出力を防げます。

解決済みにしたコメントが消えて見つからないときは?

解決済みコメントは一覧表示の設定によって非表示になっている可能性があります。この場合は削除されたわけではなく、表示モードが切り替わっているだけのケースが多いです。

再確認したいときは、コメントウィンドウや表示設定から解決済みコメントの表示を有効にします。これにより、過去の修正指示や対応履歴を再度確認できます。レビューの最終確認や引き継ぎ時には、解決済みコメントも含めてチェックすると修正漏れを防げます。

コメントを全部まとめて確認できる場所はどこ?

すべてのコメントはコメントウィンドウで一覧表示できます。文書全体をスクロールしなくても、指摘内容や対応状況を効率よく確認できる点が特徴です。

「校閲」タブの「コメント」または「コメントの表示」を選択すると、画面右側や専用ウィンドウに一覧が表示されます。ここでは投稿者やコメント内容、解決状況などをまとめて確認できます。長文資料や共同編集の文書では、一覧表示を活用することで確認作業の抜け漏れを防ぎやすくなります。

Wordコメント機能を正しく使えばレビュー効率は大きく向上する

Wordのコメント機能は、修正指示や確認事項を本文とは分けて管理できるため、校正や共同編集を効率化できる機能です。特に表示設定と印刷設定は別に管理されているため、非表示にしただけではコメントが印刷される可能性がある点には注意が必要です。

また、変更履歴との役割の違いや、解決済みコメントの扱い方を理解しておくことで、レビュー作業の精度とスピードを高められます。Word(ワード)での文書作成では、コメント機能を適切に活用し、最終提出前の確認を徹底することが、ミスや情報漏えいを防ぐ上で大切です。

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