- 作成日 : 2026年3月13日
Word(ワード)の謎の線の消し方とは?原因別に消し方を解説
Wordの謎の線は、原因に応じた設定を解除することで消せます。
- 本文中の横線:段落罫線の設定を「枠なし」に変更
- クリックで選択できる線:図形の枠線を「なし」にするか、図形を削除
- 余白の縦線:変更履歴の表示を非表示に切り替え
印刷されない線を消したいときは、テキスト境界線・グリッド線の表示設定をオフにしましょう。
Wordで意図しない横線や縦線が表示されると体裁が崩れ、提出前の修正に余計な時間がかかります。「謎の線」の正体は、段落罫線、図形・テキストボックス、脚注の区切り線、変更履歴の縦線、表示設定の補助線、ページ罫線の6種類に分けられます。
この記事では、線の位置やクリックで選択できるかどうかを手がかりに原因を見分ける方法から、原因別の消し方、再発を防ぐための設定まで解説します。
目次
Wordの謎の線の正体は?【6種類の見分け方】
Wordでは罫線、図形、変更履歴など異なる機能が同じような見た目の線を生むため、消し方も原因ごとに異なります。
たとえば、本文中の横線は段落罫線の可能性が高い一方、余白に出る縦線は変更履歴の表示が原因であるケースが多いです。以下の6種類の特徴を押さえた上で、該当する解除手順に進んでください。
段落罫線(ハイフン入力で自動生成される横線)
段落罫線は、本文の行と行の間に横一直線が入り、線そのものをクリックしても選択できないのが特徴です。
直前の行で「—」(ハイフン3つ)を入力してEnterキーを押した直後に出た線は、段落罫線の可能性が高いです。これは、Wordが特定の入力パターンを区切り線として自動変換する機能によるものです。段落記号(¶)を表示すると、線が特定の段落に紐づいていることが確認しやすくなります。
図形・テキストボックス(選択できる線)
図形やテキストボックスの線は、クリックするとハンドル(小さな丸や四角の点)が表示され、選択できる点が見分けのポイントです。
選択枠やハンドルが表示される線は図形として扱われるため、「図形の書式」タブから削除や非表示の操作を行います。罫線のように見えても、選択時に「図形の書式」タブが現れる場合はこのケースに該当します。貼り付けた画像やテンプレート由来の線で起きやすい現象です。
脚注の区切り線(ページ下部の横線)
脚注の区切り線は、ページ下部の脚注領域の上側に表示される横線で、本文とは離れた位置に見えるのが特徴です。
線がページの最下部付近に固定されており、脚注が入っているページだけに表示される場合は、脚注の区切り線が原因です。Wordは脚注の本文と本文領域を区切るために、この線を自動的に挿入します。通常の編集画面では操作できないため、「下書き」表示に切り替えて確認するのが近道です。
変更履歴の縦線(余白に出る線)
変更履歴の縦線は、ページの左余白や右余白に細い縦線として現れ、本文の編集箇所に連動して表示されます。
校閲機能で変更を記録した文書では、「シンプルなマークアップ」などの表示形式で、変更があった行の余白に目印の線が表示されます。たとえば、行の追加や削除を行った段落の横に線が並ぶケースが典型的です。この線だけを消すには、表示形式の変更か、変更履歴の「承諾」または「拒否」の処理が必要です。
表示設定の線(印刷されない補助線)
表示設定の線は、画面上には見えるものの印刷には反映されない、編集補助のためのガイド線です。
印刷プレビューで確認して表示されない線は、グリッド線やテキスト境界線など、レイアウト調整用の表示設定が原因です。たとえば、表のグリッド線やテキスト境界線は、設定によって画面上だけに表示されます。印刷前の体裁を整える際は、まず画面表示と印刷結果の違いを確認すると、不要な線かどうかの判断がつきやすくなります。
ページ罫線(ページの外周を囲む線)
ページ罫線は、用紙の四辺を囲む枠線として表示され、ページ単位で同じ位置に現れます。
外周を囲む枠線が全ページまたは特定のセクションに表示されている場合は、ページ罫線の設定を確認してください。段落や図形とは異なり、ページ全体のデザイン要素として追加されるものです。
文書のテンプレートを流用した際に、意図しない外枠がそのまま残っているケースでよく見られます。線の太さや種類がページ全体で統一されていれば、ページ罫線の可能性が高いです。
段落罫線(自動生成された横線)を消す方法は?
段落罫線は段落の書式として適用されているため、対象の段落から罫線の設定を外すと消えます。
線そのものを選択して削除するのではなく、線が紐づいている段落の罫線設定を解除する必要がある点に注意してください。
罫線メニューで「枠なし」にする
線の近くの段落にカーソルを置き、「ホーム」タブの罫線ボタンから「枠なし」を選択することで可能な罫線メニューからの解除は、最も手軽で効果が出やすい方法です。
段落罫線は下罫線や上罫線として段落に適用されていることが多く、線の直前の行にカーソルを置くと消える場合と、直後の行で消える場合があります。片方で消えなければ、もう一方の段落にカーソルを移して同じ操作を試してください。
段落の書式をリセットする
罫線メニューの操作で消えない場合は、段落書式そのものを初期化すると解決することがあります。
対象の段落を選択し、段落書式のクリアを実行して、罫線を含む書式設定をリセットします。罫線以外の段落設定が影響して、見た目上だけ線が残るケースがあるためです。Windows版ではCtrl+Qキーで段落書式を解除できます。リボン操作で対応する場合は、スタイルを適用し直す方法も有効です。
入力時オートフォーマットで再発を防ぐ
「—」などの入力を区切り線に変換する機能が有効なままだと、線を削除しても同じ操作で再び発生するため、同じ文書で繰り返し線が発生する場合は、自動変換の設定をオフにすると再発を防げます。
「ファイル」→「オプション」→「文章校正」→「オートコレクトのオプション」→「入力オートフォーマット」を開き、罫線の自動生成に関する項目のチェックを外しましょう。設定変更後は、ハイフンを入力しても線に変換されないことを確認しておくと安心です。
図形・テキストボックスの線を消す方法は?
図形やテキストボックスの線はオブジェクトとして存在するため、選択した上で書式を変更するか、削除することで消せます。
線をクリックして選択枠やハンドルが表示される場合は図形扱いです。「枠線なし」に変更するか、不要であれば図形ごと削除してください。段落罫線とは異なり、段落の書式ではなくオブジェクトの枠線として設定されているため、消し方が異なります。なお、テンプレートの装飾や貼り付けで混入した線は、本文ではなくヘッダー内に配置されている場合もあるため、本文とヘッダーの両方を確認すると取りこぼしを防げます。
図形を選択して削除する
図形の線は、枠線の設定を外すか、図形自体を削除すると消えます。
線をクリックして選択枠が表示されたら、「図形の書式」タブで「図形の枠線」→「枠線なし」を選択します。線が細くて選択しにくい場合は、「ホーム」タブ→「選択」→「オブジェクトの選択」に切り替えると選択しやすくなります。
不要な装飾であればDeleteキーで図形ごと削除し、残す必要がある枠であれば「枠線なし」で線だけ非表示にするのが安全です。
ヘッダー・フッター内の線を確認する
本文上で選択できない線は、ヘッダーやフッターに配置されている可能性があります。編集領域を切り替えて確認してください。
ヘッダーやフッター内のオブジェクトは各ページに繰り返し表示されますが、本文の編集中は操作できないため見落としがちです。たとえば、ページ上部や下部に固定された横線は、ヘッダー内の図形として挿入されていることがあります。ヘッダーまたはフッターを開いて該当の図形を選択し、「枠線なし」に変更するか削除してください。
脚注の区切り線を消す方法は?
脚注の区切り線は、脚注領域と本文を分けるためにWordが自動的に表示する線です。通常の編集画面では直接操作できないため、下書き表示に切り替えて編集しましょう。
脚注番号があるページの下部に横線が表示されている場合は、この区切り線が原因です。脚注の内容は残したまま、区切り線だけを削除することもできます。
下書き表示で境界線を削除する
脚注の区切り線は、下書き表示で脚注エリアを開くと編集できるようになります。
「表示」タブで「下書き」に切り替え、「参考資料」タブの「脚注の表示」をクリックし、画面下部に表示される脚注ペインで、ドロップダウンから「脚注の区切り記号」を選択し、表示された線を選択すれば削除できます。削除後に通常の表示に戻し、区切り線が消えていることを確認しましょう。
脚注を残したまま線だけ消す
脚注の内容を維持しつつ、区切り線だけを非表示にすることも可能です。
下書き表示で脚注ペインを開き、区切り線の内容を空にするか、別の文字に置き換えると線の表示がなくなります。区切り線がハイフンの連続で構成されている文書であれば、文字列を削除するだけで消えます。脚注そのものを削除する必要はなく、区切り線の編集だけで対処できます。
変更履歴の縦線を消す方法は?
余白に表示される縦線は、変更履歴の表示設定が原因であるケースがほとんどです。目的に応じて、表示の切り替えか履歴の確定で対処します。
見た目だけ整えたい場合は表示形式を「変更履歴なし」に切り替え、最終版として履歴を残さない場合は変更の承諾・拒否で履歴を確定させましょう。縦線は編集内容そのものではなく変更箇所の目印として表示されるものなので、目的に合った方法を選ぶことで、意図せず情報を消してしまう事故を避けられます。
表示を「変更履歴なし」にする
縦線を非表示にするだけであれば、「校閲」タブの表示形式を「変更履歴なし」または「マークアップなし」に切り替え、表示設定の変更を行うのが最も手軽です。
この操作では変更履歴のデータ自体は保持されたままなので、共同編集の確認時には「すべてのマークアップ」で表示し、提出時には非表示にするといった使い分けが可能です。
変更履歴を承諾・拒否して線を消す
縦線を完全に消したい場合は、「校閲」タブで変更を1つずつ承諾または拒否し、すべての変更を処理して変更を確定すれば線を消すことができます。
ただし、縦線は未処理の変更があることを示す表示であるため、履歴が残っている限り再び表示される可能性があります。変更箇所が複数ある場合は「次へ」で順に処理し、履歴の一覧がすべて空になったことを確認してください。処理前に別名で保存しておくと、後から元の状態に戻す必要が出た場合にも対応できます。
表示設定の線(印刷されない線)を消す方法は?
印刷されない線は編集補助のための表示機能が原因であるため、該当する表示設定をオフにすると消えます。
印刷プレビューで表示されない線は、グリッド線やテキスト境界線などの表示設定を確認してください。表のグリッド線は「テーブルレイアウト」タブから表示・非表示を切り替えられ、テキスト境界線は「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」で非表示にできます。印刷結果に影響しない線かどうかを先に確認すると、対処すべき線の判断がつきやすくなります。
ページ罫線を消す方法は?
ページ外周の枠線はページ罫線の設定によるものなので、「デザイン」タブの「ページ罫線」を開き、左側の「設定」で「なし」に変更すると消えます。
ページ罫線は図形や段落罫線とは異なり、ページ全体に適用される装飾として管理されています。適用範囲が「文書全体」か「このセクション」かによって、枠が消えるページの範囲が変わります。一部のページに枠が残る場合は、セクション区切りの有無を確認し、該当するセクションごとにページ罫線を解除してください。
Wordの謎の線を消すときはまずどのタイプの線なのか確認しよう
Wordの謎の線は、段落罫線、図形・テキストボックス、脚注の区切り線、変更履歴の縦線、表示設定の補助線、ページ罫線の6種類が代表的な原因です。
線をクリックして選択できるか、余白やページ外周に表示されているかを確認すれば原因を特定でき、該当する機能の設定を解除することで確実に消せます。特に段落罫線は、入力時オートフォーマットの設定を見直しておくと、同じ線が繰り返し発生するのを防げます。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
最後に、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
経理担当者向け
①Excel関数集 32選まとめブック
経理担当者の方をはじめ、ビジネスパーソンが知っておきたい便利なExcel関数集を初級~上級までギュッと網羅。新人社員の研修用などにもお使いいただけます。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。
②勘定科目・仕訳辞典(税理士監修)
勘定科目・仕訳に関する基本知識、および各勘定科目の仕訳例を具体的かつ網羅的にまとめた、50ページを超えるガイドを無料で提供しております。お手元における保存版としてでだけでなく、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。
人事労務担当者向け
①入社・退職・異動の手続きガイドブック
書類の回収・作成・提出など手間のかかる入社・退職・異動(昇給・昇格、転勤)の手続き。
最新の制度をもとに、よくある質問やチェックポイントを交えながら、各手続きに必要な情報をまとめた人気のガイドですす。
②社会保険・労働保険の手続きガイド
企業において社会保険および労働保険の加入・喪失手続きは必ず発生し、手続きを誤れば保険事故が発生した際に従業員が不利益を被る可能性があります。
各保険の基本的な手続き方法を入社・退職・異動のシーン別にギュッとまとめた分かりやすいガイドです。
総務・法務担当者向け
契約書ひな形まとめ30選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い30個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
- # Word
Word(ワード)で空白を使って文字を揃えるのはNG?ズレる原因と「タブ」「インデント」を使った正しい揃え方を解説
Word(ワード)で文書を作成する際、箇条書きの頭出しや、文中の特定の位置で文字を揃えたい場面は多々あります。しかし、スペースキー(空白)を多用して位置を調整しようとすると、微妙に…
詳しくみる - # Word
ワードでカラー印刷できない時は?設定チェックや背景色を出す方法を解説
画面上ではきれいなカラーで作られているのに、印刷すると白黒(モノクロ)になってしまったり、設定したはずの背景色が消えて真っ白になってしまったりするトラブルは、ワード(Word)利用…
詳しくみる - # Word
Word(ワード)で40字×30行を設定する方法|理由・手順・便利機能を解説
Wordで40字×30行を設定するには? 40字×30行は、ページ設定で文字数と行数を指定し、用紙サイズ・余白・フォントを整えることで正確に再現できます。設定後はテンプレート化とP…
詳しくみる - # Word
ワードで枠で囲む方法は?文字・段落・ページの設定手順を解説
ワードで枠で文字・段落・ページなどを囲む方法は? ワードで枠で囲む方法は、文字・段落・ページなど、囲みたい対象に合った機能を選ぶことです。 文字はホームの「罫線」 段落は「外枠」で…
詳しくみる - # Word
Word(ワード)が読み取り専用になる原因と解除方法とは?
Wordの読み取り専用を解除する方法とは? Wordが読み取り専用になる原因は、画面に表示されるメッセージから判断できます。原因に応じた設定を解除すれば、編集可能な状態に戻せます。…
詳しくみる - # Word
Word(ワード)で文章を縦書きにする方法は?英数字を縦書きにする方法も解説
Wordで文章を縦書きにする方法は? 文書は[レイアウト]→[文字列の方向]で縦書きに切り替え、英数字や日付は[縦中横]で向きを整えます。 文書全体を縦書きにする:[文字列の方向]…
詳しくみる




