• 更新日 : 2026年7月31日

Slackの外部とのつながり方は?Slackコネクトやゲスト招待の方法

取引先やパートナーとのやり取りを、メールではなくSlack上で完結させたいと考える担当者も多いでしょう。Slackには社外とつながるための機能があり、組織同士を接続する「Slackコネクト」と、個人を自社に招く「ゲスト招待」の2つの方法から、相手や目的に合わせて選べます。

当記事では、それぞれの仕組みと違い、接続に必要な料金プラン、実際の接続手順、安全に使うための注意点までをまとめて解説します。自社に合ったつなぎ方を見つけ、社外とのやり取りをスムーズに始めましょう。

そもそもSlackの「外部とのつながり」とは?

Slackの「外部とのつながり」とは、自社のワークスペースの外にいる取引先やパートナーと、Slack上で直接やり取りするためのつながりを指します。この機能を支えるのがSlackコネクト(Slack Connect)で、メールを介さずに社外の相手とチャンネルやダイレクトメッセージでやり取りできる点が特徴です。

ここでは仕組みと接続の種類、メールと比べた利点を順に整理します。

外部とのつながりはSlackコネクトで実現する機能

Slackコネクトは、自社のワークスペースと社外の組織を安全に接続し、両者が普段使っているSlackのまま共同作業を進められる仕組みです。

社外の相手を自社のワークスペースに招き入れるわけではなく、それぞれが自分の組織のSlackにログインしたまま、共有されたチャンネルやDMでつながります。相手に自社のワークスペース全体を見せることなく、必要な範囲だけに絞ってやり取りできるのが特徴です。

たとえば取引先とのやり取り専用にチャンネルを1つ用意し、その1か所だけを共有すれば、ほかの社内チャンネルや過去の会話は相手に表示されません。画面左側の「外部とのつながり」欄には、社外と接続しているチャンネルやDMが集約され、どの相手とつながっているかを一目で確認できます。

外部とのつながりに含まれる2つの接続タイプ

Slackコネクトには、大きく分けて2つの接続タイプがあります。共有チャンネルによる接続と、ダイレクトメッセージによる接続です。

コネクトチャンネルは、複数のメンバーが同じ場所で情報を共有しながら進める共同作業に適しています。一方でDMは、担当者同士がすばやく連絡を取り合う個別のやり取りに向いた形式です。案件の規模や相手の人数を踏まえ、どちらの接続タイプでつながるかを選びます。

初めて外部とつながる場合は、まず案件専用のチャンネルを共有する形から始めると、参加者や共有範囲を管理しやすくなります。

メール連絡と比べたSlackコネクトのメリット

メールでの社外連絡と比べると、Slackコネクトはやり取りの速さと情報の残しやすさに強みがあります。チャンネル上で会話が流れるため、宛先の指定漏れや返信の取りこぼしが起こりにくい点もメリットです。具体的には、次のようなメリットがあります。

  • スレッドで話題ごとに会話を整理でき、後から経緯を追いやすい
  • ファイル共有や絵文字リアクションをその場で行え、確認の往復が減る
  • 過去のメッセージを検索でき、必要な情報にすぐたどり着ける
  • チャンネル単位で共有範囲を区切れるため、見せる情報を限定できる

メールのように毎回宛先や署名を用意する手間がなく、普段の社内チャットと同じ感覚で社外とやり取りできます。社外の相手も自分のワークスペースからそのまま参加でき、新しくアカウントを作る手間はかかりません。

連絡のスピードを保ちながらやり取りの記録を組織に残せる点が、社外連携でSlackコネクトが選ばれる理由です。

Slackコネクトとゲスト招待はどう使い分ける?

Slackコネクトとゲスト招待は、「組織単位でつなぐか、個人単位で招くか」で使い分けます。継続的に取引先の組織とやり取りするならSlackコネクト、業務委託先など特定の個人に自社の一部で作業してもらうならゲスト招待が向いています。

両者は招く相手の立場と共有範囲が異なるため、目的に合わせて選びましょう。

組織同士をつなぐSlackコネクトの特徴

Slackコネクトは、自社と社外の組織を対等につなぎ、それぞれが自分のワークスペースを保ったまま共同作業する仕組みです。招いた相手は自社のワークスペースに入るのではなく、相手自身の組織のSlackから共有チャンネルやDMに参加します。

そのため、相手には自社のワークスペース全体が見えず、共有した範囲だけでやり取りが完結します。自社と相手先の双方に管理者がいて、それぞれの組織が自分たちのメンバーやセキュリティ設定を管理できる点も特徴です。長期的に付き合う取引先やパートナー企業と、対等な立場で継続的にやり取りする場面に適しています。

個人単位で招くゲストアカウントの特徴

ゲスト招待は、社外の個人を自社のワークスペースに直接招き入れる方法です。招かれたゲストは自社のワークスペースにログインし、指定されたチャンネルの中でメンバーと同じようにやり取りします。

ゲストには、アクセスできる範囲に応じて2種類あります。1つのチャンネルだけに参加できる「シングルチャンネルゲスト」と、指定した複数のチャンネルに参加できる「マルチチャンネルゲスト」です。いずれも管理者が参加できるチャンネルを指定するため、見せたい範囲だけに絞って招けます。

業務委託先やフリーランスなど、自社の一員に近い形で作業してもらいたい相手に向いた方法です。

ケース別の使い分け方

どちらを選ぶかは、相手が「組織」か「個人」か、そして関係が継続的かどうかで判断します。相手先の企業とチーム同士で長く連携するならSlackコネクト、特定の個人に一時的に加わってもらうならゲスト招待が基本の考え方です。

迷ったときは、相手が自分の会社のSlackを持っているかどうかを起点に考えましょう。相手の組織とつながるならSlackコネクト、相手個人に自社の中で動いてもらうならゲスト招待、という切り分けが実務では扱いやすい方法です。

1つの案件に組織と個人の両方が関わる場合は、取引先企業とはSlackコネクトでつなぎ、外部の個人スタッフはゲストで招くというように、組み合わせて使うこともできます。

外部とのつながりを使うには何が必要?

外部とのつながりを使うには、利用したい接続タイプに応じた料金プランを選ぶ必要があります。社外の組織とチャンネルを共有するには参加する組織それぞれが有料プランを利用している必要があり、ダイレクトメッセージ(DM)だけであれば無料プランでも始められます。

利用できる料金プランの条件

コネクトチャンネルで社外の組織とやり取りするには、参加するすべての組織が有料プランを契約している必要があります。有料プランには、プロ・ビジネス+・エンタープライズ+などがあり、いずれもSlackコネクトのチャンネル共有に対応するプランです。無料プランのままではチャンネルの共有は続けられず、DMでの1対1のやり取りに限られます。

まず自社と相手先の双方がどのプランを使っているかを確認し、チャンネルを共有したい場合は双方が有料プランを用意しておくと安心です。

チャンネル接続とDMで異なる利用条件

同じSlackコネクトでも、チャンネルとDMでは利用できる条件が異なる点に注意が必要です。コネクトDMは無料プランを含むすべてのプランで利用でき、招待を送るか受け取った招待を承諾すれば、社外の相手と1対1でやり取りを始められます。

一方、複数人で情報を共有するコネクトチャンネルは、参加する組織すべてが有料プランを契約している場合に利用できます。用途がDM中心なら無料プランでも対応できますが、チームで継続的にやり取りするならチャンネルを共有できる有料プランが必要と考えましょう。

Slackコネクトで社外メンバーと接続する手順は?

Slackコネクトで社外メンバーと接続する手順は、招待の送信、相手の承諾、権限と通知の設定、サイドバーでの管理という4つのステップで進めます。特別な準備は不要で、Slackの画面から数ステップで社外の相手とつながれるのがメリットです。

ここでは、コネクトチャンネルを共有する場合を例に、順を追って解説します。

STEP1 外部組織へ招待を送信する

最初に、つながりたい社外の相手へ招待を送信します。共有したいチャンネルを開き、外部の組織を招待するメニューから相手の担当者のメールアドレスを入力する流れです。新しくチャンネルを作って共有する方法と、すでにあるチャンネルを共有する方法のどちらも選べます。

招待の際には、相手にどのチャンネルへ参加してもらうかを指定できるため、共有する範囲を最初の段階で絞り込めます。送信前に、メンバー全員に見せてよい内容かどうかを確認しておくと安心です。

STEP2 相手が招待を承諾する

招待を送ると、相手側に通知が届きます。相手が内容を確認して承諾すれば接続が成立し、共有チャンネルで両者がやり取りできる状態です。

相手の組織でSlackコネクトの利用に管理者の承認が必要な設定の場合は、承認が済むまで接続が保留されることがあります。すぐにつながらないときは、相手側で承認待ちになっていないかを確認しましょう。承諾が完了すると双方の画面にチャンネルが表示され、社外メンバーとのやり取りを始められます。

STEP3 権限と通知を設定する

接続できたら、共有チャンネルの権限と通知を整えます。誰がメッセージを投稿できるか、社外メンバーがほかの人を追加できるかといった権限を、自社の運用に合わせて決めておくと安心です。

通知の頻度も、チャンネルごとに調整できます。やり取りの多いチャンネルは重要な返信やメンションだけを受け取る設定にすると、必要な連絡を見落とさずに済みます。権限と通知を最初に決めておくことが、社外とのやり取りが増えても情報を管理しやすく保つコツです。

STEP4 サイドバーの外部とのつながりで一元管理する

接続した相手は、画面左側の「外部とのつながり」から一元管理できます。ここには社外と共有しているチャンネルやDMがまとまって表示され、どの相手とつながっているかを一覧で見渡せる画面です。

不要になった接続は、この画面から個別に解除できます。案件が終わった取引先との共有を止めたいときは、対象のチャンネルを選んで接続を解除すれば、社外からのアクセスをその場で断てる仕組みです。つながりを1か所で見渡せる状態にしておくと、共有範囲の管理が行き届き、意図しない相手への情報共有を防げます。

外部とのつながりを安全に使う際の注意点は?

外部とのつながりを安全に使うには、共有範囲の限定、管理者による招待・承認の管理、接続解除後のデータの扱いという3つの点に注意しましょう。ここでは、押さえておきたい注意点を3つに分けて解説します。

共有範囲を必要なチャンネルだけに限定する

社外と共有するのは、必要なチャンネルだけに限定します。Slackコネクトでは、共有したチャンネルの中だけが相手に見え、自社のワークスペース全体や社内向けのチャンネルは相手に表示されません。

機密情報や社内限定の議論が含まれるチャンネルは、そのまま社外と共有しないことが基本です。社外とのやり取りには専用のチャンネルを用意し、そこに共有してよい情報だけを載せると、意図しない情報の流出を防げます。

加えて、共有中のチャンネルを定期的に見直し、使わなくなったものを整理する運用も効果的です。共有範囲を最小限にとどめる運用が、安全に社外連携を進める土台になります。

招待と承認を管理者がコントロールする

社外との接続は、管理者がコントロールできる状態にしておくと安全です。Slackでは、誰が外部組織を招待できるか、外部からの招待を承諾してよいかといった権限を、管理者やオーナーが設定できます。

新しい接続に管理者の承認を必須にすれば、担当者の判断だけで社外とつながることを防げます。承認の窓口を管理者に一本化しておくと、どの部署がどの相手とつながっているかを把握しやすく、想定外の接続も防ぎやすい体制です。組織のルールとして承認の流れを決めておくことが、安全な運用の第一歩です。

接続解除後の履歴とデータの扱いを把握する

案件の終了や担当者の退職に備え、接続を解除した後のデータの扱いも把握しておきます。接続を解除すると相手はそれ以降チャンネルを閲覧できなくなり、社外からの新しいアクセスが止まる仕組みです。

一方で、接続していた間にやり取りしたメッセージやファイルは、各組織のデータ保持設定に応じて記録として残る場合があります。すでに相手が見た内容やダウンロードした情報を後から取り消すことは難しいため、共有する前に、その情報を社外に見せてよいかどうかを見極めましょう。

退職や案件終了のタイミングでは速やかに接続を解除し、必要に応じて自社の管理者にデータの保持状況を確認しておくと安心です。

外部とのつながりでよくある疑問は?

外部とのつながりを使い始めるときによく挙がる疑問を、Q&A形式でまとめます。無料プランの可否、招待できる組織の数、ゲストからの切り替え時の注意点について順に解説します。

無料プランでも社外とつながれる?

無料プランでも、ダイレクトメッセージ(DM)であれば社外とつながれます。コネクトDMは無料プランを含むすべてのプランで使えるため、招待を送るか受け取れば、社外の相手と1対1でやり取りを始められます。

ただし、複数人で使うコネクトチャンネルの共有には、参加する組織すべての有料プランが必要です。無料プランのままだとチャンネルは共有できず、DM中心の利用にとどまるため、チームで継続的にやり取りするなら有料プランへの切り替えを検討しましょう。

1つのチャンネルに何社まで招待できる?

1つのコネクトチャンネルには、最大250のオーガナイゼーション(組織)まで参加できます。複数の取引先を同じチャンネルに集めて、一度に情報を共有することも可能です。

多くの組織が参加できる一方で、参加する組織が増えるほど、投稿内容はより多くの相手の目に触れます。関係のない取引先まで同じチャンネルに含めると情報が混ざりやすいため、案件やテーマごとにチャンネルを分けると管理しやすくなります。

ゲストからSlackコネクトへ切り替えるときは何に注意する?

ゲストとして招いていた相手をSlackコネクトに切り替えるときは、切り替え前後でのアクセスとデータの扱いに注意します。ゲストは自社のワークスペースに入る形ですが、Slackコネクトは相手が自分の組織から参加する形のため、接続のしくみが変わります。

切り替えには、相手側が自分の組織のSlackでSlackコネクトを使える状態にあることが前提です。切り替え後は、ゲストとして参加していたチャンネルへのアクセスをいったん見直し、あらためて共有する範囲を設定します。

ゲスト時代にやり取りした履歴の扱いも確認し、必要な情報の引き継ぎと不要なアクセスの停止を整理しておくと、スムーズに移行できます。

Slackコネクトとゲスト招待で外部とのつながりをスムーズに

Slackで社外とつながる方法は、組織同士を接続する「Slackコネクト」と、個人を招く「ゲスト招待」の2つに大きく分かれます。継続的に取引先の組織と連携するならSlackコネクト、特定の個人に自社の一部で作業してもらうならゲスト招待が向いています。

チャンネルの共有には参加する組織すべての有料プランが必要ですが、DMだけなら無料プランでも始められます。接続は招待から数ステップで完了し、共有範囲を必要なチャンネルだけに絞り、招待や承認を管理者が一元管理すれば安全に運用できます。相手と目的に合った方法を選び、社外とのやり取りを効率化しましょう。

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