- 作成日 : 2026年1月23日
パワーポイントに音楽を入れるには?挿入・自動再生・フェードアウトの設定方法を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)でプレゼン資料にBGMを入れたい、特定のスライドで効果音を流したいと思ったことはありませんか。音楽を効果的に使うことで、プレゼンテーションの印象を大きく高められます。
本記事では、パワーポイントに音楽を挿入する方法から、自動再生、複数曲の切り替え、フェードアウトなどの設定まで詳しく解説します。
目次
パワーポイントに音楽を挿入するには?
「挿入」タブの「オーディオ」から、PC内の音楽ファイルやオンラインの音源をスライドに追加できます。
まずは基本的な音楽の挿入方法を確認しましょう。
STEP1:オーディオの挿入画面を開く
音楽ファイルを追加する機能にアクセスします。
- PowerPointで音楽を挿入したいスライドを開く
- 「挿入」タブをクリックする
- 「メディア」グループの「オーディオ」をクリックする
- 「このコンピューター上のオーディオ」を選択する
STEP2:音楽ファイルを選択する
挿入したい音楽ファイルを指定します。
ファイル選択ダイアログが開くので、PC内に保存されている音楽ファイルを選択します。PowerPointは、MP3、WAV、WMA、M4A、AACなど、一般的な音声形式に対応しています。ファイルを選んで「挿入」をクリックすると、スライド上にスピーカーアイコンが表示されます。
STEP3:オーディオアイコンの位置を調整する
スピーカーアイコンを適切な位置に配置します。
挿入されたスピーカーアイコンはドラッグで移動できます。プレゼン中に表示したくない場合は、スライドの端や外に配置するか、後述の非表示設定を行います。アイコンのサイズもハンドルをドラッグして変更可能です。
対応している音声ファイル形式
PowerPointで使用できる主な形式を確認しておきましょう。
MP3は最も一般的で互換性が高く、おすすめの形式です。WAVは高音質ですがファイルサイズが大きくなります。WMA、M4A、AAC、MIDI、AU、AIFFなども対応しています。ファイル形式によっては、別のPCで再生できない場合があるため、MP3形式を推奨します。
オンラインの音楽を挿入する
ストック音源を活用する方法です。
「オーディオ」→「ストックオーディオ」を選択すると、Microsoft 365に含まれる著作権フリーの音源ライブラリから音楽を挿入できます。BGMや効果音など、さまざまな音源が用意されており、商用利用も可能です。
パワーポイントの音楽を自動再生・継続再生する設定
スライドショー開始と同時に音楽を流し、複数のスライドにわたって再生し続ける設定ができます。
プレゼン全体のBGMとして音楽を使用したい場合の設定方法を解説します。
自動再生の設定
クリックなしで音楽が再生されるようにします。
- スライド上のオーディオアイコンをクリックして選択する
- 「再生」タブをクリックする
- 「オーディオのオプション」グループで「開始」を「自動」に設定する
この設定により、スライドショーでそのスライドが表示されると自動的に音楽が再生されます。「クリック時」を選ぶと、オーディオアイコンをクリックしたときに再生が始まります。
スライド切り替え後も継続再生する設定
複数のスライドにわたって音楽を流し続けます。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブをクリックする
- 「バックグラウンドで再生」をクリックする
「バックグラウンドで再生」を選択すると、以下の設定が自動的に適用されます。開始が「自動」に設定され、「スライドをまたいで再生」がオンになり、「停止するまで繰り返す」がオンになり、「スライドショーを実行中に隠す」がオンになります。
これにより、最初のスライドから最後のスライドまで、BGMとして音楽が流れ続けます。
個別に継続再生を設定する
バックグラウンド再生以外の方法でも設定できます。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブの「スライドをまたいで再生」にチェックを入れる
この設定をオンにすると、次のスライドに移動しても音楽が途切れずに再生されます。「停止するまで繰り返す」にチェックを入れると、音楽が終わったら最初から繰り返し再生されます。
複数曲を切り替える設定は?
スライドごとに異なる音楽を再生したり、特定のタイミングで曲を切り替えたりする設定ができます。
プレゼンの場面に応じてBGMを変えたい場合の設定方法です。
方法1:各スライドに異なる音楽を挿入する
スライドごとに別々の音楽を設定します。
- 1曲目を再生したいスライドを開き、音楽ファイルを挿入する
- 「再生」タブで「開始」を「自動」に設定する
- 「スライドをまたいで再生」のチェックを外す
- 2曲目を再生したいスライドに移動し、同様に別の音楽を挿入する
- 同じ設定を行う
「スライドをまたいで再生」をオフにすることで、そのスライドを離れると音楽が停止し、次のスライドの音楽が始まります。
方法2:再生を停止するスライドを指定する
特定のスライドまで音楽を流し、その後は別の曲に切り替えます。
- 1曲目のオーディオアイコンを選択する
- 「アニメーション」タブをクリックする
- 「アニメーションウィンドウ」を開く
- オーディオのアニメーション項目をダブルクリックする
- 「効果」タブで「再生の停止」の「次のスライド後」にチェックを入れ、スライド数を設定する
- 何枚目のスライドで停止するか数値を入力する
たとえば、3枚目のスライドまで1曲目を流し、4枚目から2曲目を流したい場合、1曲目は「3スライド後」に停止、2曲目は4枚目のスライドに挿入して自動再生に設定します。
方法3:アニメーションで再生タイミングを制御する
より細かいタイミング制御を行います。
- 音楽を挿入したスライドで「アニメーション」タブを開く
- オーディオアイコンを選択し、「アニメーションの追加」から「再生」を選ぶ
- 「アニメーションウィンドウ」でタイミングを調整する
- 「直前の動作と同時」または「直前の動作の後」を選択する
複数の音楽や効果音を、アニメーションと連動させて再生することも可能です。
音楽を途中でフェードアウトする設定は?
音楽の終わりを自然に聞こえるよう、徐々に音量を下げるフェードアウト効果を設定できます。
突然音楽が切れると不自然な印象を与えるため、フェード効果を活用しましょう。
フェードインの設定
音楽の始まりを徐々に大きくします。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブをクリックする
- 「編集」グループの「フェードの継続時間」で「フェードイン」の秒数を入力する
たとえば「2.00」と入力すると、再生開始から2秒かけて音量が徐々に上がります。静かに始めたい場合に効果的です。
フェードアウトの設定
音楽の終わりを徐々に小さくします。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブの「フェードの継続時間」で「フェードアウト」の秒数を入力する
「3.00」と入力すると、音楽の最後3秒間で徐々に音量が下がり、自然に終わります。プレゼンの終了や場面転換に合わせて設定すると効果的です。
音楽の長さを調整する
必要な部分だけを再生するようトリミングします。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブの「オーディオのトリミング」をクリックする
- トリミング画面が開く
- 緑のバー(開始点)と赤のバー(終了点)をドラッグして範囲を指定する
- 「OK」をクリックする
プレビューボタンで再生範囲を確認しながら調整できます。曲の一部だけを使いたい場合や、プレゼンの長さに合わせて音楽をカットしたい場合に便利です。
パワーポイントのその他の便利な設定
音量調整、アイコンの非表示、ブックマークなど、知っておくと便利な設定を紹介します。
より細かく音楽を制御するための追加設定です。
音量を調整する
再生時の音量レベルを設定します。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブの「音量」をクリックする
- 「低」「中」「高」「ミュート」から選択する
プレゼン中の話し声を邪魔しないよう、BGMは「低」または「中」に設定するのがおすすめです。効果音など一時的に目立たせたい音は「高」に設定しても良いでしょう。
スライドショー中にアイコンを非表示にする
スピーカーアイコンを見せたくない場合の設定です。
- オーディオアイコンを選択する
- 「再生」タブの「スライドショーを実行中に隠す」にチェックを入れる
この設定をオンにすると、編集画面ではアイコンが表示されますが、スライドショー実行中は非表示になります。「バックグラウンドで再生」を選択した場合は自動的にオンになります。
ブックマークを追加する
音楽内の特定の位置にマークを付けます。
- オーディオアイコンを選択する
- スライド上のオーディオプレーヤーで再生し、マークしたい位置で一時停止する
- 「再生」タブの「ブックマークの追加」をクリックする
ブックマークを追加すると、アニメーションのトリガーとして使用したり、再生中に特定の箇所へ素早くジャンプしたり、アニメーションの開始タイミング(トリガー)として利用したりできます。
音楽ファイルを埋め込む
ファイルをプレゼンテーションに完全に含めます。
PowerPointでは、挿入した音楽ファイルは通常、プレゼンテーションファイルに埋め込まれます。ただし、ファイルサイズが大きい場合やリンクとして挿入した場合は、別のPCで再生できないことがあります。
「ファイル」→「情報」→「メディアの互換性の最適化」を実行すると、互換性を高められます。また、「ファイル」→「情報」→「メディアの圧縮」でファイルサイズを削減できます。
ナレーションとBGMを併用する
説明音声と背景音楽を同時に使う場合の注意点です。
ナレーション(録音した説明音声)とBGMを併用する場合は、BGMの音量を下げて話し声が聞き取りやすいようにしましょう。BGMは「低」に設定し、必要に応じてさらに外部ツールで音量を調整してから挿入することをおすすめします。
再生が始まらない場合の対処
音楽が再生されない場合の確認ポイントです。
まず、PCの音量がミュートになっていないか確認します。次に、オーディオの「開始」設定が「クリック時」になっている場合は、「自動」に変更します。ファイル形式が対応していない場合は、MP3に変換してから挿入し直しましょう。リンク切れの場合は、音楽ファイルを再挿入します。
音楽を効果的に使って印象的なプレゼンを
パワーポイントへの音楽挿入は、「挿入」タブの「オーディオ」から簡単に行えます。自動再生やバックグラウンド再生の設定で、スライドショー全体にBGMを流すことができます。
複数曲の切り替えはスライドごとの挿入やアニメーション設定で、フェードイン・フェードアウトは「再生」タブから設定できます。
音量調整やアイコンの非表示など、細かい設定も活用して、聞き手の印象に残るプレゼンテーションを作成してください。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
最後に、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
経理担当者向け
①Excel関数集 32選まとめブック
経理担当者の方をはじめ、ビジネスパーソンが知っておきたい便利なExcel関数集を初級~上級までギュッと網羅。新人社員の研修用などにもお使いいただけます。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。
②勘定科目・仕訳辞典(税理士監修)
勘定科目・仕訳に関する基本知識、および各勘定科目の仕訳例を具体的かつ網羅的にまとめた、50ページを超えるガイドを無料で提供しております。お手元における保存版としてでだけでなく、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。
人事労務担当者向け
①入社・退職・異動の手続きガイドブック
書類の回収・作成・提出など手間のかかる入社・退職・異動(昇給・昇格、転勤)の手続き。
最新の制度をもとに、よくある質問やチェックポイントを交えながら、各手続きに必要な情報をまとめた人気のガイドですす。
②社会保険・労働保険の手続きガイド
企業において社会保険および労働保険の加入・喪失手続きは必ず発生し、手続きを誤れば保険事故が発生した際に従業員が不利益を被る可能性があります。
各保険の基本的な手続き方法を入社・退職・異動のシーン別にギュッとまとめた分かりやすいガイドです。
総務・法務担当者向け
契約書ひな形まとめ30選
業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い30個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
パワーポイントのメモ機能とは?入力・活用方法と非表示設定を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)でプレゼン資料を作成するとき、話す内容や補足情報をどこかにメモしておきたいと思ったことはありませんか。PowerPointにはスライドごとにメモを記録できる「ノート」機能があり、発表者用のメモと…
詳しくみるパワーポイントでコピー機能を使いこなすには?スライド・テキスト・ファイルの複製方法
パワーポイント(PowerPoint)のコピー機能は、効率的なプレゼンテーション作成に欠かせない基本機能です。この記事では、スライドやテキストの複製方法から、ファイル全体のコピー、さらに書式維持の問題解決まで、実務で直面する様々なコピー操作…
詳しくみるパワーポイントの使い方とは?基本から資料作成、スマホ操作を初心者向けに解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)を使ってプレゼン資料を作りたいけれど、使い方がわからないと思ったことはありませんか。パワーポイントは、ビジネスや学校で広く使われているプレゼンテーションソフトです。 本記事では、パワーポイントの…
詳しくみるパワーポイントでコメント機能を活用するには?追加・表示・削除方法
パワーポイント(PowerPoint)のコメント機能は、プレゼンテーション資料の共同編集やレビュー作業を大幅に効率化するツールです。この記事では、コメントの基本的な使い方から、チーム作業での活用方法、表示設定のカスタマイズ、一括削除の手順、…
詳しくみるパワーポイントで画像をぼかすには?全体・部分的なぼかし加工の方法を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)で画像の一部を隠したい、背景をぼかしたいと思ったことはありませんか。個人情報の保護や、特定の部分を強調するためにぼかし加工は便利な手法です。 本記事では、PowerPointで画像全体をぼかす方…
詳しくみるパワーポイントでスライドを縦にするには?縦向き設定・縦書き・印刷の方法を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)でスライドを縦向きにしたい、テキストを縦書きにしたいと思ったことはありませんか。ポスター、チラシ、メニュー、縦型のデジタルサイネージなど、縦長のレイアウトが必要な場面は意外と多いものです。 本記…
詳しくみる



