概要
このガイドでは、「申告書」>「収入・所得(総合課税)」画面の使い方についてご説明します。
「収入・所得(総合課税)」画面では、以下のような情報を入力することができます。
- 事業で源泉徴収された所得がある場合の支払調書の入力
- 事業所得以外の所得がある場合の入力
- 給与収入(源泉徴収票)がある場合の入力
- 一時所得、雑所得、譲渡所得がある場合の入力
詳細は以下のガイドをご参照ください。
Q. 前年度の確定申告データをもとに今年度の確定申告書を作成したいです。操作方法を教えてください。
対象ページ
申告書>収入・所得(総合課税)
対象のお客さま
マネーフォワード クラウド確定申告をご利用中のお客さま
目次
事業(営業等)
本項では、「事業(営業等)」画面についてご説明します。
収入金額・所得金額
「収入金額」と「所得金額」には、小売業やサービス業などの事業による収入について、マネーフォワード クラウド確定申告で登録した仕訳の金額が集計されます。
集計された内容をもとに、青色申告決算書(または収支内訳書)が作成されます。
記帳・帳簿の保存状況
事業所得がある場合、確定申告書第一表の「(ア)事業 – 営業等」の「区分」欄に事業主による記帳・帳簿の保存状況を記載する必要があります。
「記帳・帳簿の保存状況」では、「(ア)事業 – 営業等」の「区分」欄に反映させる内容を選択します。
事業主の状況にあわせて、「1. 電子帳簿(申告までに届出を行ったもの)」または「2. 会計ソフト等で作成した帳簿(1を除く)」を選択してください。
「記帳・帳簿の保存状況」の設定方法については、以下のガイドをご参照ください。
Q. 「記帳・帳簿の保存状況」の設定方法を教えてください。
所得の内訳を入力する
「所得の内訳を入力する」にチェックを入れると、事業(営業等)に関する源泉所得税の入力項目が表示されます。
事業(営業等)に関する源泉所得税がある場合は、支払調書などの資料をもとに、支払われた金額と源泉所得税を入力してください。
事業所得以外の源泉徴収税の入力方法については、以下のガイドをご参照ください。
Q. 「源泉徴収税」を入力する方法を教えてください。
事業(農業)
本項では、「事業(農業)」画面についてご説明します。
収入金額・所得金額
「収入金額」と「所得金額」には、農産物や畜産など、いわゆる農業による収入について入力します。
マネーフォワード クラウド確定申告は農業収入に関する仕訳登録や決算書の作成には対応していないため、決算書は手書きなどで作成してください。
記帳・帳簿の保存状況
農業所得がある場合、確定申告書第一表の「(イ)事業 – 農業」の「区分」欄に事業主による記帳・帳簿の保存状況を記載する必要があります。
「記帳・帳簿の保存状況」では、「(イ)事業 – 農業」の「区分」欄に反映させる内容を選択します。
事業主の状況にあわせて、選択してください。
所得の内訳を入力する
「所得の内訳を入力する」にチェックを入れると、事業(農業等)に関する源泉所得税の入力項目が表示されます。
事業(農業等)に関する源泉所得税がある場合は、支払調書などの資料をもとに、支払われた金額と源泉所得税を入力してください。
マネーフォワード クラウド確定申告では、農業所得の青色申告決算書(白色申告の収支内訳書)の作成には対応していません。
未対応の書類を提出する必要がある場合は、こちらのガイドをご参照ください。
不動産
本項では、「不動産」画面についてご説明します。
収入金額・所得金額
「収入金額」と「所得金額」には、土地や建物などの貸付や権利による収入について、マネーフォワード クラウド確定申告で登録した仕訳の金額が集計されます。
集計された内容をもとに、青色申告決算書(または収支内訳書)が作成されます。
記帳・帳簿の保存状況
不動産所得がある場合、確定申告書第一表の「(ウ)不動産」の「区分2」欄に事業主による記帳・帳簿の保存状況を記載する必要があります。
「記帳・帳簿の保存状況」では、「(ウ)不動産」の「区分2」欄に反映させる内容を選択します。
事業主の状況にあわせて、「1. 電子帳簿(申告までに届出を行ったもの)」または「2. 会計ソフト等で作成した帳簿(1を除く)」を選択してください。
「記帳・帳簿の保存状況」の設定方法については、以下のガイドをご参照ください。
Q. 「記帳・帳簿の保存状況」の設定方法を教えてください。
所得の内訳を入力する
「所得の内訳を入力する」にチェックを入れると、不動産に関する源泉所得税の入力項目が表示されます。
不動産に関する源泉所得税がある場合は、支払調書などの資料をもとに、支払われた金額と源泉所得税を入力してください。
利子
「利子」画面では、国外で支払われる預金等の利子や、特定の公社債による収入について入力します。
配当
「配当」画面の「所得の内訳」では、株主や出資者が受け取る配当や、投資信託の収益の分配による所得について入力します。
「住民税に関する事項」にチェックを入れると、確定申告不要制度を選択した非上場株式の少額配当等がある場合に入力する項目が表示されます。
配当所得については、以下国税庁のページをご参照ください。
No.1330 配当金を受け取ったとき(配当所得)|国税庁
また、配当控除の適用に該当する場合は、別途計算してから「申告書」>「税金の計算」>「税金の計算(その他)」画面の「配当控除」に入力してください。
給与
「給与」画面では、勤務先から受け取った源泉徴収票の情報をもとに、給与等による収入について入力します。
年末調整済みの源泉徴収票がある場合
「年末調整済みの源泉徴収票である」にチェックを入れると、年末調整済みの源泉徴収票に沿った入力項目が表示されます。
手元に年末調整済みの源泉徴収票がある場合は、「年末調整済みの源泉徴収票である」にチェックを入れて金額を入力してください。
年末調整による「所得控除の額の合計額」に変更がない場合
「所得控除の内訳記載を省略する」にチェックを入れると、年末調整による所得控除の額の合計額と確定申告で受ける所得控除の額に変更がない場合に、入力を省略できます。
年末調整による所得控除の額の対象は、以下の8項目です。
- 社会保険料控除
- 小規模企業共済等掛金控除
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 寡婦、ひとり親控除
- 勤労学生、障害者控除
- 配偶者(特別)控除
- 扶養控除
「源泉徴収票」の転記方法については、以下のガイドを参照してください。
Q. 確定申告書への「源泉徴収票」の転記方法を教えてください。
給与所得については、以下国税庁のページをご参照ください。
雑所得(公的年金等)
「雑所得(公的年金等)」画面では、国民年金や厚生年金、確定給付企業年金などの収入金額を入力します。
所得金額は、収入金額と年齢によって決定します。
公的年金等の課税については、以下国税庁のページをご参照ください。
No.1600 公的年金等の課税関係|国税庁
雑所得(業務)
「雑所得(業務)」画面では、副業に係る収入のうち、営利を目的とした継続的な収入金額を入力します。
雑所得については、以下国税庁のページをご参照ください。
No.1500 雑所得|国税庁
マネーフォワード クラウド確定申告では雑所得の収支内訳書の作成には対応していないため、別途手書きで作成して郵送で提出するか、「確定申告書等作成コーナー|国税庁」をご利用ください。
Q. 「雑所得(業務)」の申告に対応した収支内訳書は作成できますか?
雑所得(その他)
「雑所得(その他)」画面では、作家以外の人が受ける原稿料や印税など、他の所得の種類のいずれにも当たらない所得について入力します。
「所得の種目」では、所得の種目を選択します。
選択した種目に応じて、「(ケ)雑 – その他」の「区分」欄に以下のルールで値が反映します。
- (暗号資産を除いて)個人年金が含まれる:「1」
- (個人年金を除いて)暗号資産取引が含まれる:「2」
- 個人年金と暗号資産が含まれる:「3」
譲渡所得(総合課税)
「譲渡所得(総合課税)」画面では、ゴルフ会員権や書画・貴金属などの資産の売却等による収入について入力します。
「資産の保有期間」では、該当資産の保有期間に応じて「短期(保有期間が5年以内)」または「長期(保有期間が5年を超える)」を選択してください。
譲渡所得については、以下のガイドをご参照ください。
No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法|国税庁
一時所得
「一時所得」画面では、賞金や生命保険の一時金など、臨時的・偶発的な収入について入力します。
※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。
頂いた内容は、当サイトのコンテンツの内容改善のためにのみ使用いたします。