- 作成日 : 2026年2月24日
パワーポイントで数式を入力するには?複雑な数式の作成方法とコツを解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)で分数や平方根、積分記号などの数式を入力したい、数学や理系のプレゼンで本格的な数式を表示したいと思ったことはありませんか。
PowerPointには数式エディター機能が搭載されており、複雑な数式も美しく表現できます。本記事では、数式を入力する基本的な方法から、複雑な数式の作成方法、カスタマイズのコツまで解説します。
目次
パワーポイントの数式機能とは?
数式機能を使うと、分数、根号、積分、行列など、通常の文字入力では表現できない数学記号や数式を作成できます。
PowerPointの数式機能は、Microsoft Officeに共通して搭載されている数式エディターを使用しています。Word やExcelと同様の操作で数式を入力でき、プロフェッショナルな数式表記が可能です。
学術発表、教育資料、技術プレゼンテーション、研究報告など、数式が必要な場面で活用できます。
数式を入力する基本的な方法は?
「挿入」タブから数式を追加し、数式ツールを使って入力します。
基本的な数式の入力手順を解説します。
STEP1:数式を挿入する
数式入力モードに入ります。
- 「挿入」タブをクリックする
- 「記号」グループの「数式」をクリックする
- スライド上に数式プレースホルダーが表示される
また、テキストボックス内をクリックした状態であれば、Alt+=キーのショートカットで素早く数式を挿入することもできます。
STEP2:数式を入力する
数式ツールを使って入力します。
数式プレースホルダーが選択された状態で、「数式」タブが表示されます。ここから分数、上付き/下付き文字、根号、積分などの構造を選択し、数値や変数を入力していきます。
STEP3:数式を確定する
数式の外をクリックして確定します。
入力が完了したら、数式プレースホルダーの外側をクリックすると、数式が確定されてスライドに表示されます。再度編集したい場合は、数式をダブルクリックします。
複雑な数式を入力する方法は?
数式タブの構造メニューから、さまざまな数式パーツを組み合わせて作成します。
複雑な数式を作成するためのテクニックを紹介します。
分数を入力する
縦に並ぶ分数を作成します。
- 「数式」タブの「分数」をクリックする
- 分数のスタイル(縦分数、斜め分数など)を選択する
- 分子と分母のプレースホルダーに数値を入力する
入れ子の分数(分数の中に分数)も、同様の手順で作成できます。
根号・累乗根を入力する
平方根や立方根を表現します。
- 「数式」タブの「べき乗根」をクリックする
- 平方根、立方根、n乗根などから選択する
- 根号の中に数式を入力する
上付き・下付き文字を入力する
指数や添え字を表現します。
- 「数式」タブの「上付き/下付き文字」をクリックする
- 上付き、下付き、または両方を選択する
- 各プレースホルダーに入力する
x²やaₙのような表記が簡単に作成できます。
積分・総和・極限を入力する
解析学でよく使う記号を入力します。これらは「数式」タブ内のそれぞれの専用メニューから選択します。
- 「積分」:積分記号(∫)や二重積分を選択
- 「大型演算子」:総和(Σ)や集合の和(∪)などを選択
- 「極限と対数」:極限(lim)や対数(log)などを選択
記号を選択後、上限・下限と本体のプレースホルダーに数値を入力すれば、定積分や無限級数などの複雑な数式も美しく表現できます。
行列を入力する
行列やベクトルを作成します。
- 「数式」タブの「かっこ」から行列用のかっこを選択する
- 「行列」をクリックして行数と列数を選択する
- 各要素に数値を入力する
2×2、3×3などの定型サイズのほか、要素を追加して任意のサイズの行列も作成できます。
ギリシャ文字や特殊記号を入力する
数学でよく使う記号を挿入します。
「数式」タブの「記号」グループから、α、β、γなどのギリシャ文字、∞(無限大)、∂(偏微分)、∇(ナブラ)などの特殊記号を選択できます。右下の「その他」ボタンをクリックすると、すべての記号を一覧で確認できます。
数式入力のショートカットとテクニック
効率的に数式を入力するためのテクニックを紹介します。
作業を効率化する方法です。
キーボードから直接入力する
よく使う構造はキーボードで入力できます。
数式モードでは、一部の構造をキーボードから直接入力できます。分数は「/」を使って「a/b」と入力しスペースを押すと自動変換されます。上付き文字は「^」、下付き文字は「_」を使います。
LaTeX形式で入力する
LaTeXの構文に慣れている場合は、より素早く入力できます。まず「数式」タブの「変換」グループで「LaTeX」を選択します。その状態で「frac{a}{b}」などのコマンドを入力し、同グループ内の「プロフェッショナル」をクリックする(またはCtrl+=キーを押す)ことで、一括で数式に変換されます。なお、デフォルトのモードでも「alpha」や「sqrt」などの単純な記号コマンドであれば、入力直後にスペースを押すだけで変換可能です。
インク数式を使う
手書きで数式を入力します。
「挿入」→「数式」→「インク数式」を選択すると、手書きパネルが表示されます。マウスやペンで数式を描くと、自動的にテキスト形式の数式に変換されます。タブレットやタッチ対応PCで特に便利です。
数式をカスタマイズするには?
数式の見た目を調整して、スライドに合わせます。
書式設定のポイントです。
フォントサイズを変更する
数式全体を選択して、「ホーム」タブでフォントサイズを変更できます。スライド上で見やすいサイズに調整しましょう。プレゼンでは24pt以上が目安です。
色を変更する
数式を選択して「ホーム」タブの「フォントの色」で色を変更できます。特定の部分だけ色を変えて強調することも可能です。
数式を行形式に変換する
「数式」タブの「変換」グループにある「行形式」をクリックすると、積み上げ形式の分数が横並び(a/b)の表記に変換されます。1行の高さに数式を収めたい場合や、注釈の中に数式を入れたい場合に便利です。
パワーポイントの数式入力時の注意点
スムーズに作業するためのポイントです。
知っておくべき注意事項を確認しましょう。
互換性に注意する
古いバージョンのPowerPointでは、数式が正しく表示されないことがあります。共有先の環境を考慮し、必要に応じて数式を画像として保存するか、PDFに変換して配布しましょう。
数式が小さすぎないか確認する
複雑な数式は細部が見えにくくなります。プロジェクターで投影する場合は、後ろの席からも読めるか確認してください。必要に応じてサイズを大きくするか、数式を分割して説明しましょう。
編集モードの切り替え
数式内をクリックすると編集モードになり、数式外をクリックすると確定します。意図せず編集モードに入ってしまった場合は、Escキーで抜けられます。
数式機能で本格的なプレゼン資料を作ろう
パワーポイントで数式を入力するには、「挿入」→「数式」から数式エディターを起動し、分数、根号、積分、行列などの構造を組み合わせて作成します。キーボードショートカットやLaTeX形式の入力を活用すると効率的です。
フォントサイズや色をカスタマイズして見やすく調整し、学術発表や技術プレゼンに活用してください。
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