- 更新日 : 2026年10月7日
手書きノートアプリNebo(ネボ)とは?機能や使い方を解説
Neboは手書き文字をその場でテキストに変える、生成AI搭載のノートアプリです。
- 手書きの文字と図をその場で整える
- iOS版とAndroid版は名称が変わった
- 無料の試用期間で全機能を試せる
現在の名称はMyScript Notesで、Windows版はNeboのまま提供されています。
Nebo(ネボ)は、タブレットのペンを使って書いた手書き文字をAI機能を用いリアルタイムでデジタルテキストに変換し、図形・数式・PDF注釈まで一括で扱えるノートアプリです。会議メモや議事録作成の効率化に、学生には、講義やノートの整理、復習に活用できます。
この記事では、名称変更後の最新仕様をふまえ、Neboの機能・インストール方法・使い方・料金の考え方を整理します。
Nebo(ネボ)とは?
Nebo(ネボ)は、フランスのMyScript社が開発した手書き認識ノートアプリです。iPadやWindows、Androidタブレットなど、スタイラスペン対応のデバイスを使って、「手書き文字→テキスト変換」をリアルタイムでテキスト変換できるのが最大の特徴です。
なお、iOS版とAndroid版は2025年秋のアップデートで、アプリ名が「Nebo」から「MyScript Notes」へ変更されました。ストアでNeboを検索して見つからない場合は、この名称変更が理由と考えられます。
例えば、会議中に手書きでメモを取りながら、その場で議事録をテキストとしてまとめ、共有するといった使い方ができます。学生であれば、授業中の板書や講義メモをその場でテキスト化でき、後から検索することもできるため、試験前の復習にも役立ちます。
開発元:MyScript社について
Neboを開発したMyScript社は、長年にわたり手書き文字認識(Handwriting Recognition)技術に特化してきた企業で、特に「Interactive Ink(iInk)」というエンジンを開発したことで知られています。これは単なるOCRとは異なり、文脈や筆記のクセ、言語の構造なども加味して精度の高い解析を行えるのが特徴です。
現在、Neboは手書き認識の対応言語は66種類にのぼり、日本語もそのなかに含まれています。アプリの表示言語は、日本語を含む11言語に対応しています。
対応デバイスはiPad・iPhone・Windows・Android
Neboはタブレットに加えて、スマートフォンやMacでも利用できます。iOS版はiOS 17.0以降、iPadOS 17.0以降が動作条件です。
Apple M1以降のチップを搭載したMacでは、macOS 14.0以降でノートのライブラリを開けます。筆記に使うペンは、Apple Pencilのようなアクティブペンだけでなく、静電容量式のパッシブペンやスタイラスも利用できます。
参照:MyScript Notes(旧 Nebo)|MyScript
Nebo(ネボ)でできること
eboの機能は、手書き入力を中心に、図形・数式・PDF・生成AIへ広がっています。どれもペンの操作から呼び出せる設計のため、ビジネスでも学習でも直感的に使えます。
AI技術により手書き文字をテキスト変換
書いた文字は、ダブルタップの操作だけでデジタルテキストに変わります。変換後の文章は、メールやチャット、Word文書へそのまま貼り付けられます。
- 書き込むだけで読み取り、変換をダブルタップで確定
- 文章の要約をAIが自動生成
- 読み取った内容を元にクイズやテストを自動生成
ペン入力とキーボード入力、音声入力は同じ文のなかでも切り替えられるため、固有名詞や英数字だけキーボードで打つといった使い分けもできます。
生成AIが要約や説明、クイズの作成に対応
長いノートの要約や用語の説明、クイズの作成をアプリ内の生成AIに任せられます。ノート全体を要約して要点だけを取り出したり、選択した用語のかみ砕いた説明をノートに貼り付けたりできます。
研修資料の読み込みや、講義ノートの復習に向いた機能です。なお、チャットとAI学習セットはiOS版のみの提供で、Android版で使えるのは要約・説明・クイズです。
手描きの図形はダイアグラムに自動整形
Neboでは、手描きの四角や矢印は、ペンを画面に押し当てたままにすると整った図形へ変わります。図形どうしを線でつなぐとコネクタとして認識され、図形を動かしても線が追従します。
四角形、円、矢印、テキストラベルなどを組み合わせれば、会議中のホワイトボードのような感覚で図解を構成できます。
企画のブレインストーミングや業務フローの整理はもちろん、学生がマインドマップで学習内容を整理する場面にも向いています。作成したダイアグラムはPowerPointに貼り付けた後も編集できる状態を保ちます。
数式は整形と簡単な計算まで対応
Neboは、手書きの数式は読みやすい形に整形され、簡単な計算はその場で答えが出ます。複数行にわたる式や行列も作成でき、完成した数式はLaTeX形式または画像としてコピーできます。
複雑な式や変数を含む内容でも読み取れるため、研究開発職のような理系のビジネス用途から、学生の学習ノートまで幅広く使えます。
PDFへの手書き注釈
既存のPDFファイルをNeboに読み込むことで、手書きでメモやコメントを加えることができます。WordやPowerPointのファイルも、PDFとして取り込むことで同じように扱えます。
報告書のレビューや、クライアントへ提出する資料へのフィードバックに便利です。学生であれば、講義資料にそのまま書き込みながら学ぶスタイルにも合います。注釈は後から編集でき、検索の対象にもなります。
クラウド同期とマルチデバイス対応
iCloud・Google ドライブ・Dropboxと連携すれば、端末をまたいでノートを同期できます。同期には無料のMyScriptアカウントが必要で、iCloudの利用はiOS版に限られます。
例えば、外出中はiPadで手書きし、帰社後はパソコンで清書して共有するという流れをそのまま組み立てられます。学生であれば、講義はタブレット、自宅はパソコンといった使い分けにも向いています。
参照:MyScript Notes(Nebo)|Google Play
Nebo(ネボ)の始め方、インストール方法
Neboは各ストアから無料でダウンロードでき、アカウント登録をしなくても基本の機能を試せます。iOS版とAndroid版はMyScript Notesという名前で並んでいるため、ストア内では「MyScript」で探すと見つけやすくなります。
利用するデバイスに合わせて、次のストアからダウンロードします。
- iPad・iPhone:App Store
- Androidタブレット・スマートフォン:Google Play ストア
- Windows:Microsoft Store(Neboの名称で配信)
インストール後、初回起動時に表示される設定画面で、使用言語・ペンの種類・クラウド連携を設定します。使用言語では日本語を選べます。
- 使用言語の設定(日本語選択可)
- ペンの種類(Apple Pencil / Surface Penなど)に応じた設定
- クラウド連携(後で設定も可能)
クラウド連携は後からでも設定できるため、まず書き心地を確かめたい場合は飛ばしてかまいません。
参照:MyScript Notes: AIノートとPDF|App Store
Nebo(ネボ)の使い方
Neboのノートの作成からエクスポートまでの流れを順に見ていきます。
ノート(ドキュメント)の作成
Neboには、ノートブック・ボード・文書・PDFの4形式があります。用途に合う形式を選ぶと、後からの整理がしやすくなります。
| ノート形式 | 主な用途と特徴 |
|---|---|
| ノートブック | 文字中心のメモ。議事録や講義ノートに向く |
| ボード | 広がり続けるキャンバス。アイデア出しや図解に向く |
| 文書 | 手書き・テキスト・図を組み合わせた構造的な文書に向く |
| 読み込んだPDFへの注釈やレビューに向く |
ノートを作成する手順は次のとおりです。
- ホーム画面(マイノート)右下の「+」アイコンをタップする
- 作成するノート形式を選ぶ
- タイトルを入力して書き始める(タイトルは後から変更できます)
手書き入力の基本操作
文字の変換も消去も改行も、ペンの動かし方だけで完結します。覚える操作は多くないため、慣れるとキーボード入力より速く感じられるでしょう。
- 変換:手書きのブロックをダブルタップするとテキストになる
- 消去:消したい部分をペンで塗りつぶす(スクラッチアウト)
- 改行:改行したい位置で縦線を下に引く
- 結合:つなげたい語や行を横線で結ぶ
- 選択:対象をペンで囲むと選択状態になり、ドラッグで移動できる
短い縦線は数字の1と読み取られる場合があるため、改行の線は気持ち長めに引くと誤認識を避けられます。変換後のテキストは、ペンで直接なぞるかキーボードで修正できます。
図形・数式・リストの追加
図形と数式は「オブジェクトを追加」から専用の枠を出して書き込みます。枠内に手描きすると、整った図形や数式へ自動で変換されます。
リストは記号を書くだけで認識されます。行頭に「*」や「-」を書いてから文字を続けると箇条書きになり、四角やチェックの形を書くとチェックリストになります。チェックはタップで切り替えられ、行頭に空白を入れて書き始めるとインデントも反映されます。
保存・共有・エクスポート
作成したノートは自動で保存され、必要に応じてほかの形式へ書き出せます。書き出しに対応する主な形式は次のとおりです。
- PDF:資料の提出や印刷に向く
- Word(.docx):編集を前提とした共有に向く
- PNG・SVG:画像として資料に貼り付ける用途に向く
- テキスト:内容だけを手早く渡す用途に向く
iPadで手書きし、Windowsのパソコンで編集して、上司にPDFで共有するといった流れもスムーズです。複数ページを1つのファイルにまとめて共有したり、Webリンクを発行して閲覧してもらったりする方法も選べます。
手書き文字を活かせるノートアプリNebo
Nebo(ネボ)は、手書きの文字や図形、数式をその場でテキストへ変換できるノートアプリです。PDFへの注釈や、生成AIによる要約・クイズ作成にも対応し、会議メモの整理から学習の復習まで幅広く使えます。
iOS版とAndroid版はMyScript Notesへ名称が変わり、Windows版はNeboのまま提供されています。クラウド同期を設定すれば、タブレットで書いたノートをパソコンで仕上げる流れも組み立てられます。
まずは無料の試用期間で書き心地を確かめ、業務や学習の進め方に合うかどうかを見極めてから、有料プランを検討するとよいでしょう。
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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