• 作成日 : 2026年2月24日

パワーポイントで背景を設定するには?色・画像・透過の方法とポイントを解説

パワーポイント(PowerPoint/PPT)でスライドの背景を変更したい、画像を背景に設定したいと思ったことはありませんか。背景はプレゼンテーションの印象を大きく左右する重要な要素です。

本記事では、背景の設定方法から、効果的な背景デザインのポイント、背景画像を透かす方法、編集できない場合の対処法まで詳しく解説します。

パワーポイントで背景を設定する方法は?

背景の書式設定から、色、グラデーション、画像などさまざまな背景を設定できます。

背景を変更する基本的な方法を紹介します。

方法1:単色の背景を設定する

シンプルな色で背景を塗りつぶします。

  1. 背景を変更したいスライドを開く
  2. スライドの何もない部分を右クリックする
  3. 「背景の書式設定」を選択する
  4. 右側に書式設定パネルが表示される
  5. 「塗りつぶし(単色)」を選択する
  6. カラーパレットから色を選ぶ

「すべてに適用」をクリックすると、すべてのスライドに同じ背景が適用されます。クリックしなければ、現在のスライドのみに適用されます。

方法2:グラデーションの背景を設定する

色が徐々に変化する背景を作成します。

  1. スライドを右クリック→「背景の書式設定」を選択する
  2. 「塗りつぶし(グラデーション)」を選択する
  3. 「既定のグラデーション」から選ぶか、カスタマイズする
  4. 「種類」(線形、放射、四角など)を選択する
  5. 「方向」でグラデーションの向きを選ぶ
  6. 「グラデーションの分岐点」で色と位置を調整する

グラデーションの分岐点を追加・削除することで、複数の色が混ざり合う複雑なグラデーションも作成できます。

方法3:画像を背景に設定する

写真やイラストを背景として使用します。

  1. スライドを右クリック→「背景の書式設定」を選択する
  2. 「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を選択する
  3. 「画像ソース」の「挿入する」をクリックする
  4. 「ファイルから」「ストック画像」「オンライン画像」などから画像を選択する
  5. 画像が背景として設定される

画像は自動的にスライドサイズに合わせて拡大・縮小されます。「図をテクスチャとして並べる」にチェックを入れると、画像がタイル状に繰り返し配置されます。

方法4:パターンの背景を設定する

幾何学模様のパターンを背景にします。

  1. 「背景の書式設定」を開く
  2. 「塗りつぶし(パターン)」を選択する
  3. パターンの種類(縞、格子、点など)を選ぶ
  4. 「前景」と「背景」の色を設定する

シンプルながらもデザイン性のある背景を簡単に作成できます。

方法5:デザインテーマから背景を選ぶ

あらかじめ用意された背景デザインを使用します。

  1. 「デザイン」タブをクリックする
  2. 「テーマ」から好みのデザインを選択する
  3. 「バリエーション」でカラーパターンを変更する

テーマを選ぶと、背景だけでなくフォントや配色も統一されたデザインが適用されます。

パワーポイントの背景設定ポイント

効果的な背景デザインのコツを押さえましょう。

見やすく印象的な背景を作るためのポイントです。

テキストとのコントラストを確保する

読みやすさを最優先にします。

背景色とテキスト色のコントラストが低いと、文字が読みにくくなります。明るい背景には濃い色の文字、暗い背景には明るい色の文字を使いましょう。プロジェクターで投影する場合は、画面上より明るく見えることを考慮して、十分なコントラストを確保してください。

シンプルな背景を選ぶ

背景が主役にならないようにします。

複雑な模様や派手な画像を背景にすると、コンテンツが目立たなくなります。背景はあくまで「背景」として控えめに、メインのコンテンツを引き立てる役割を意識しましょう。単色やシンプルなグラデーションが無難です。

一貫性を保つ

プレゼン全体で統一感を持たせます。

スライドごとに背景が大きく変わると、散漫な印象になります。すべてのスライドに同じ背景を適用するか、セクションごとに色調を合わせた背景を使うなど、一貫性を保ちましょう。

余白を活かす

背景の一部を見せるデザインにします。

スライド全体をコンテンツで埋め尽くすのではなく、背景が見える余白を残すことで、すっきりとした印象になります。特に画像背景の場合、余白があることで背景の効果が活きてきます。

目的に合った背景を選ぶ

プレゼンの内容や場面に合わせます。

ビジネスプレゼンには落ち着いた色の背景、教育コンテンツには親しみやすい明るい背景、イベント案内には華やかな背景など、目的や雰囲気に合った背景を選びましょう。

配色は3色以内に抑える

背景を含めた全体の配色を意識します。

背景色、メインカラー、アクセントカラーの3色程度に抑えると、まとまりのあるデザインになります。背景がグラデーションや画像の場合は、テキストやオブジェクトの色を控えめにしてバランスを取りましょう。

パワーポイントの背景画像を透かす方法

画像の上にテキストを載せても読みやすくする方法です。

背景画像の透明度を調整する方法を紹介します。

方法1:背景の書式設定で透明度を調整する

背景画像自体の透明度を変更します。

  1. スライドを右クリック→「背景の書式設定」を選択する
  2. 「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」で画像を設定する
  3. 「透明度」のスライダーを右に動かす(0%〜100%)

透明度を上げると、画像が薄くなり、テキストが読みやすくなります。30〜50%程度の透明度がバランスの良い目安です。

方法2:半透明の図形を重ねる

画像の上にオーバーレイを追加します。

  1. 背景に画像を設定する(透明度は0%のまま)
  2. 「挿入」→「図形」で四角形を挿入する
  3. 四角形をスライド全体に広げる
  4. 図形を右クリック→「図形の書式設定」を選択する
  5. 「塗りつぶし(単色)」で白または黒を選ぶ
  6. 「透明度」を50〜70%程度に設定する
  7. 「線」を「線なし」に設定する
  8. 図形を右クリック→「最背面へ移動」を選択する

この方法では、背景画像の上に半透明の「ベール」をかけることで、画像の雰囲気を残しながらテキストを読みやすくできます。白を重ねると明るく、黒を重ねると落ち着いた印象になります。

方法3:グラデーションのオーバーレイを使う

部分的に透かす効果を作ります。

  1. 背景画像を設定する
  2. スライドと同じサイズの四角形を挿入する
  3. 「塗りつぶし(グラデーション)」を選択する
  4. 一方の端を透明度100%(完全に透明)、もう一方を透明度0%(不透明)に設定する
  5. 図形を最背面に移動する

スライドの左側は画像がはっきり見え、右側は徐々に色が乗ってテキストエリアになる、といったデザインが作成できます。

背景の削除とリセット

設定した背景を元に戻す方法です。

背景を初期状態に戻す手順を解説します。

背景の個別設定をリセットする

ライド個別に行った背景の変更を破棄し、スライドマスター(テンプレート元)のデザインに戻します。

  1. スライドを右クリック→「背景の書式設定」を選択する
  2. パネル下部の「背景のリセット」をクリックする ※マスター自体にデザインが設定されている場合、背景は白ではなくマスターの色に戻ります。完全に白くしたい場合は、塗りつぶしの色で「白」を選択してください。

全スライドの背景をリセットする

すべてのスライドを一括でリセットします。

  1. 「背景の書式設定」パネルで「背景のリセット」をクリックする
  2. 「すべてに適用」をクリックする

または、「デザイン」タブから別のテーマを選択し直すことで、背景を含めたデザイン全体をリセットできます。

背景グラフィックが編集できない場合

背景を変更できない場合の原因と対処法です。

問題が発生した際の確認ポイントです。

スライドマスターで設定されている

マスターで背景を編集する必要があります。

スライドマスターで背景が設定されている場合、通常のスライドでは「背景の書式設定」で変更しても反映されないことがあります。

  1. 「表示」→「スライドマスター」を選択する
  2. 左側でマスターまたはレイアウトを選択する
  3. 「背景の書式設定」で背景を変更する
  4. 「マスター表示を閉じる」をクリックする

背景グラフィックを非表示にする

マスターの背景要素を一時的に隠します。

  1. スライドを右クリック→「背景の書式設定」を選択する
  2. 「背景グラフィックを表示しない」にチェックを入れる

これにより、スライドマスターで設定された背景画像や図形が非表示になり、自分で設定した背景だけが表示されます。

テーマの背景を変更する

テーマに含まれる背景を変更します。

「デザイン」→「背景の書式設定」から、テーマ全体の背景を変更できます。これにより、そのテーマを使用しているすべてのスライドの背景が変わります。

画像が背景ではなくオブジェクトとして配置されている

背景機能ではなく、画像として挿入されています。

スライド上の画像をクリックして選択できる場合、それは背景ではなく通常の画像オブジェクトです。画像を選択してDeleteキーで削除するか、位置やサイズを変更できます。

ファイルが保護されている

編集が制限されている可能性があります。

読み取り専用やパスワード保護されたファイルでは、背景の変更ができないことがあります。「ファイル」→「情報」で保護状態を確認し、必要に応じて解除してください。

古いファイル形式を使用している

.pptx形式に変換してください。

古い.ppt形式では、一部の背景機能が制限されることがあります。「ファイル」→「名前を付けて保存」で.pptx形式として保存し直してから編集してください。

背景を工夫してプレゼンの質を高めよう

パワーポイントで背景を設定するには、スライドを右クリック→「背景の書式設定」から、単色、グラデーション、画像、パターンなどを選択できます。テキストとのコントラストを確保し、シンプルで一貫性のある背景を選ぶことがポイントです。

背景画像を透かすには、透明度を調整するか、半透明の図形を重ねましょう。編集できない場合は、スライドマスターや保護設定を確認してください。

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