- 作成日 : 2026年2月24日
パワーポイントで図を圧縮するには?画像サイズを小さくする方法と注意点を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)のファイルサイズが大きくなりすぎて、メールで送れない、動作が重いと困ったことはありませんか。ファイルサイズが大きくなる主な原因は、挿入した画像や写真です。本記事では、PowerPointで図を圧縮してファイルサイズを削減する方法から、その他の軽量化テクニック、圧縮できない場合の対処法まで解説します。
目次
図の圧縮が必要な理由
高解像度の画像を複数挿入すると、ファイルサイズが数十MB〜数百MBになることがあります。
デジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真は、1枚で数MBになることも珍しくありません。これらをそのままPowerPointに挿入すると、ファイルサイズが急激に増加します。
ファイルサイズが大きいと、メール添付の制限に引っかかる、クラウドストレージの容量を圧迫する、ファイルを開くのに時間がかかる、スライドショーの動作が遅くなるといった問題が発生します。図の圧縮によって、これらの問題を解決できます。
主な圧縮手順
PowerPointの「図の圧縮」機能を使って、画像のファイルサイズを削減できます。
基本的な圧縮方法を解説します。
方法1:選択した画像を圧縮する
特定の画像だけを圧縮します。
- 圧縮したい画像をクリックして選択する
- 「図の形式」タブをクリックする
- 「調整」グループの「図の圧縮」をクリックする
- 「圧縮オプション」と「解像度」を設定する
- 「OK」をクリックする
方法2:すべての画像を一括で圧縮する
ファイル内のすべての画像を圧縮します。
- 任意の画像を選択する
- 「図の形式」→「図の圧縮」をクリックする
- 「この画像だけに適用する」のチェックを外す
- 解像度を選択して「OK」をクリックする
「この画像だけに適用する」のチェックを外すことで、プレゼンテーション内のすべての画像が圧縮されます。
解像度の選択肢
用途に応じて適切な解像度を選びましょう。
「高品質」は元の画質を維持し、圧縮効果は低めです。「HD(330ppi)」はフルHDディスプレイ向けで、品質と圧縮のバランスが取れています。「印刷用(220ppi)」は印刷に十分な品質を保ちながら圧縮します。「Web(150ppi)」はWebやプロジェクター表示向けで、効果的に圧縮できます。「電子メール用(96ppi)」は最も圧縮率が高く、ファイルサイズを大幅に削減できます。
圧縮オプションの設定
追加のオプションを確認しましょう。
「図のトリミング部分を削除する」にチェックを入れると、トリミングで非表示にした部分のデータが完全に削除され、さらにサイズを削減できます。ただし、削除後はトリミング範囲を戻すことができなくなります。
その他のファイルサイズ削減方法
図の圧縮以外にも、ファイルサイズを小さくする方法があります。
追加の軽量化テクニックを紹介します。
保存時に自動圧縮する設定
保存のたびに自動的に圧縮されるよう設定します。
- 「ファイル」→「オプション」を選択する
- 「詳細設定」をクリックする
- 「イメージのサイズと画質」セクションを探す
- 「既定の解像度」を希望の値に設定する
- 「ファイル内のイメージを圧縮しない」のチェックが外れていることを確認する
- 「OK」をクリックする
この設定により、今後保存するファイルで自動的に画像が圧縮されます。
挿入前に画像を圧縮しておく
事前に画像サイズを縮小しておきます。
画像編集ソフトやオンラインツール(TinyPNG、Squooshなど)で、画像をPowerPointに挿入する前に圧縮しておく方法です。元画像のサイズを適切に縮小しておくと、PowerPoint内での処理も軽くなります。
不要な画像やスライドを削除する
使用していない要素を削除します。
作成中に追加したまま使っていない画像、非表示にしているスライド、複製したまま放置しているスライドなど、不要な要素を削除するだけでもファイルサイズが減ります。
埋め込みフォントを削除する
フォントの埋め込みを見直します。
「ファイル」→「オプション」→「保存」で、「ファイルにフォントを埋め込む」のチェックを外すと、フォントデータ分のサイズを削減できます。ただし、相手のPCにフォントがない場合は表示が変わる可能性があります。
動画や音声ファイルを見直す
メディアファイルは特にサイズが大きいです。
埋め込まれた動画や音声ファイルは、画像以上にファイルサイズを増加させます。「ファイル」→「情報」→「メディアの圧縮」で動画を圧縮できます。または、動画はリンクとして挿入し、ファイル自体は別に管理する方法もあります。
別名で保存し直す
ファイルの最適化を行います。
編集を繰り返したファイルには、不要なデータが蓄積していることがあります。「名前を付けて保存」で別名で保存し直すと、不要なデータがクリアされてファイルサイズが小さくなることがあります。
圧縮できない場合の対処法
「図の圧縮」が機能しない、効果がない場合の対処法です。
圧縮がうまくいかない場合の原因と解決策を確認しましょう。
すでに圧縮済みの画像
元から圧縮されている画像はそれ以上小さくなりません。
Webからダウンロードした画像や、すでに圧縮処理された画像は、PowerPointで圧縮しても効果が薄いことがあります。この場合は、別の画像に差し替えるか、他の軽量化方法を試しましょう。
圧縮しない設定になっている
オプション設定を確認します。
「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」にある「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックが入っていると、保存時の自動圧縮が無効化されます。手動で「図の圧縮」を行ってもファイルサイズが十分に減らない場合は、この設定項目で「既定の解像度」が低く設定されているか、あるいはすでに画像が限界まで圧縮されている可能性があります。
ファイル形式の問題
特定の形式は圧縮されにくいことがあります。
EMFやWMFなどのベクター形式の画像は、「図の圧縮」では圧縮されません。これらの形式が多い場合は、ラスター形式(PNG、JPEG)に変換してから挿入し直すことで、圧縮が可能になります。
画像以外が原因の場合
他の要素がファイルサイズを増加させています。
埋め込み動画、音声ファイル、埋め込みフォント、OLEオブジェクトなど、画像以外の要素がファイルサイズの原因になっていることがあります。「ファイル」→「情報」を開き、「メディアの圧縮」ボタンが表示されているか確認しましょう。このボタンがある場合は動画や音声がサイズ肥大化の原因です。画像の内訳を特定したい場合は、ファイルを一度コピーし、拡張子を「.zip」に変更して展開することで、中身の「ppt/media」フォルダから重い画像を直接特定することができます。
圧縮時の注意点
圧縮による画質低下と元に戻せない点に注意しましょう。
圧縮を行う前に確認すべきポイントです。
画像を圧縮すると画質が低下します。印刷用途や大画面での表示を予定している場合は、必要以上に圧縮しないよう注意しましょう。圧縮前のファイルをバックアップとして保存しておくことをおすすめします。
「図のトリミング部分を削除する」を実行すると、トリミングを元に戻すことができなくなります。後から調整する可能性がある場合は、このオプションは使用しないでください。
図の圧縮でファイルを軽量化しよう
パワーポイントで図を圧縮するには、「図の形式」タブの「図の圧縮」機能を使います。用途に応じた解像度を選び、すべての画像に適用することで効果的にファイルサイズを削減できます。保存時の自動圧縮設定や、不要な要素の削除も併せて行い、扱いやすいファイルサイズを維持しましょう。
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