- 作成日 : 2026年2月24日
パワーポイントで音声読み上げをするには?設定方法とイントネーション調整を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)でスライドの内容を音声で読み上げたい、プレゼンにナレーションを付けたいと思ったことはありませんか。音声読み上げ機能を活用すれば、テキストを自動で音声化したり、アクセシビリティを向上させたりできます。
本記事では、パワーポイントでの音声読み上げ方法から、イントネーションの調整、読み上げできない場合の対処法まで解説します。
目次
パワーポイントの読み上げ機能とは?
パワーポイントには、テキストを音声で読み上げる複数の方法があります。
読み上げ機能は、スライドの内容を確認したい場合、視覚に障がいのある方への対応、ナレーション付き動画の作成など、さまざまな場面で活用できます。
パワーポイントで利用できる読み上げ方法には、「音声読み上げ」機能、Windowsのナレーター機能、外部の音声合成ソフトを使う方法などがあります。
パワーポイントの「音声読み上げ」機能を使う方法
パワーポイントに搭載されている読み上げ機能でテキストを音声化できます。
標準機能を使った読み上げ方法です。
STEP1:音声読み上げ機能を有効にする
クイックアクセスツールバーに追加します。
- PowerPointを開く
- 画面左上のクイックアクセスツールバーの下向き矢印をクリックする
- 「その他のコマンド」を選択する
- 「コマンドの選択」で「すべてのコマンド」を選ぶ
- 一覧から「音声読み上げ」を探して選択する
- 「追加」をクリックする
- 「OK」をクリックする
クイックアクセスツールバーに読み上げアイコンが追加されます。
STEP2:テキストを読み上げる
選択したテキストを音声で読み上げます。
- 読み上げたいテキストを選択する
- クイックアクセスツールバーの「音声読み上げ」アイコンをクリックする
- 選択したテキストが音声で読み上げられる
再度アイコンをクリックすると、読み上げを停止できます。
スライドショーでナレーションを録音する方法
自分の声でナレーションを録音し、スライドショーに組み込めます。
プレゼンにナレーションを付ける方法です。
STEP1:スライドショーの記録を開始する
マイクで音声を録音します。
- 「録画」タブ(または「スライドショー」タブ)をクリックする
- 「録画」ボタン(または「スライドショーの記録」→「先頭から記録」)を選択する
- 記録画面が表示される
- マイクに向かってナレーションを話しながらスライドを進める
- すべてのスライドが終わったら「停止」をクリックする
録音した音声は各スライドに保存され、スライドショー再生時に自動で再生されます。
STEP2:ナレーションを確認・編集する
録音内容を確認します。
スライドに音声アイコンが表示されます。クリックして再生し、内容を確認しましょう。録り直したい場合は、該当スライドで再度「スライドショーの記録」→「現在のスライドから記録」を実行します。
合成音声でナレーションを作成する方法
音声合成ソフトを使って、テキストから音声ファイルを作成します。
自分で話さずにナレーションを付ける方法です。
音声合成ソフト・サービスを利用する
テキストを入力して音声ファイルを生成します。
VOICEVOX(無料)や、AI音声合成サービス(Clipchamp、音読さん、Amazon Pollyなど)、またはWebブラウザの読み上げ機能を録音するツールなど、さまざまな音声合成手段があります。これらを利用してテキストを音声ファイル(MP3、WAVなど)として保存し、PowerPointに挿入します。
音声ファイルをスライドに挿入する
生成した音声をスライドに追加します。
- 音声を挿入したいスライドを開く
- 「挿入」→「オーディオ」→「このコンピューター上のオーディオ」を選択する
- 音声ファイルを選んで「挿入」をクリックする
- 「再生」タブで「自動」再生に設定する
スライドごとに音声ファイルを挿入することで、自動ナレーション付きのプレゼンが作成できます。
イントネーションは調整できる?
パワーポイント標準の読み上げ機能では、イントネーションの細かい調整はできません。
読み上げの音声調整について解説します。
標準機能の制限
パワーポイントの「音声読み上げ」機能は、Windowsの音声合成エンジンを使用しています。読み上げ速度や音声の種類はWindowsの設定で変更できますが、単語ごとのイントネーション調整はできません。
パワーポイント内の設定バーで調整する
読み上げの基本調整は、パワーポイントの画面上で行います。
- 「校閲」→「音声読み上げ」をクリックして読み上げを開始する
- 画面右上に表示されるコントロールバーの「設定(歯車アイコン)」をクリックする
- 「読み上げ速度」のスライダーで速さを調整する
- 「音声の選択」で、好みの音声(Microsoft Ayumi、Ichiro、Harukaなど)を選択する※2026年現在のMicrosoft 365では、より自然な「ニューラル音声」が標準となっており、これらはアプリ内の設定から直接管理するのが一般的です。
標準機能では、声の高さ(ピッチ)を個別に変更することはできませんが、読み上げの速度を調整することで聞き取りやすさを改善できます。より細かな声質やイントネーションを調整したい場合は、外部の音声合成ソフトを活用しましょう。
外部ソフトでイントネーションを調整する
より自然な読み上げを実現します。
VOICEVOX、CeVIO、VOICEROID、Amazon Pollyなどの音声合成ソフトでは、アクセントやイントネーション、読み方の細かい調整が可能です。調整した音声をファイルとして書き出し、パワーポイントに挿入する方法がおすすめです。
SSML(音声合成マークアップ言語)を使う
プログラム的に制御する方法です。
Amazon PollyやGoogle Cloud Text-to-Speechなどのサービスでは、SSMLを使ってポーズ、強調、読み方などを細かく指定できます。技術的な知識が必要ですが、高品質なナレーションを作成できます。
読み上げできない場合の対処法
読み上げ機能がうまく動作しない場合の原因と解決策です。
問題が発生した際の確認ポイントです。
音声読み上げアイコンが見つからない
「音声読み上げ」は標準のタブ内にあります。
最新のPowerPointでは、「校閲」タブの中に「音声読み上げ」ボタンが配置されています。もしタブに見当たらない場合や、以前のバージョンのようにクイックアクセスツールバーに常駐させたい場合のみ、前述のカスタマイズ手順を行ってください。
音声が出ない
スピーカーと音量を確認します。
PCのスピーカーがミュートになっていないか、音量が十分か確認してください。ヘッドホンが接続されている場合は、ヘッドホンから音声が出力されている可能性があります。
日本語が正しく読み上げられない
日本語音声エンジンがインストールされていない可能性があります。
「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」→「日本語」→「言語のオプション」で、「音声認識」の言語パックがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は追加します。
読み上げ速度が速すぎる・遅すぎる
パワーポイント内の設定で完結します。
「音声読み上げ」を開始すると、スライドの右上にコントロールバーが表示されます。そこにある「設定(歯車アイコン)」をクリックすると、読み上げ速度のスライダーが表示され、その場で速さを変更できます。Windows本体の設定を変更する必要はありません。
特定の単語が正しく読まれない
読み方が登録されていない可能性があります。
固有名詞や専門用語は、正しく読み上げられないことがあります。パワーポイント標準機能では読み方の登録ができないため、外部ソフトを使うか、ひらがなでルビを振った別テキストを用意する方法があります。
パワーポイントのバージョンが古い
最新版に更新してください。
古いバージョンのPowerPointでは、読み上げ機能が搭載されていない場合があります。Microsoft 365またはPowerPoint 2019以降にアップデートしてください。
読み上げ機能を活用してプレゼンの幅を広げよう
パワーポイントで音声読み上げをするには、「校閲」タブの「音声読み上げ」機能を使うか、「録画(またはスライドショーの記録)」タブからナレーションを録音します。
読み上げできない場合は、音声設定や言語パックを確認してください。読み上げ機能を活用して、アクセシブルで効果的なプレゼンを作成しましょう。
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