- 作成日 : 2025年9月25日
インスタで今すぐ予約するには?簡単な予約手順と店舗向けの設定ガイドまで解説
Instagram(インスタ)で見つけた素敵なお店に、そのまま予約したいと思ったことはありませんか?インスタは、お店探しから予約までをアプリ一つで完結できる便利なツールです。
この記事では、まずユーザー向けに、インスタを使ったお店の簡単な予約手順を詳しく解説します。そのうえで、店舗経営者向けに、お客様からの予約を獲得するための「今すぐ予約」機能の設定方法や集客のコツまで、双方の視点から網羅的に紹介します。
目次
【ユーザー向け】インスタでのお店を予約する具体的な手順
行きたいお店をインスタで見つけたら、アプリを閉じることなくそのまま予約まで進めるとスムーズです。予約方法は主に「予約ボタン」を使う方法と、「DM(ダイレクトメッセージ)」を送る方法の2種類があります。
「今すぐ予約」ボタンから予約する場合
お店のプロフィールに「予約する」や「席を予約する」といった青いボタンがある場合の、最も簡単な予約方法です。
- アクションボタンをタップ: 行きたいお店のプロフィールページを開き、「予約する」ボタンをタップします。
- 予約サイトで情報を入力: お店が提携している外部の予約サイトに移動します。画面の案内に従って、希望の日付、時間、人数などを選択・入力します。
- 予約内容の確認と確定: 氏名や連絡先などを入力し、予約内容に間違いがないか確認したうえで、「予約を確定する」ボタンを押します。
- 予約完了を確認: 予約が完了すると、通常は登録したメールアドレスに予約完了の通知が届きます。これで予約手続きは完了です。予約の確認やキャンセルも、この予約サイトから行うのが一般的です。
DM(ダイレクトメッセージ)で予約する場合
お店のプロフィールに「ご予約はDMで」といった記載がある場合は、直接メッセージを送って予約します。
- メッセージ画面を開く: お店のプロフィールページにある「メッセージ」ボタンをタップして、DMの画面を開きます。
- 必要事項を送信: お店が案内している予約フォーマット(名前、希望日時、人数、電話番号など)に従って、メッセージを作成し送信します。フォーマットの案内がない場合は、これらの情報を漏れなく記載して送りましょう。
- お店からの返信を待つ: メッセージを送っただけでは、まだ予約は確定していません。お店の担当者が内容を確認し、返信が来るのを待ちます。人気店では返信に時間がかかることもあります。
- 予約内容を確定させる: お店から予約可否の連絡が来ます。日時や人数の調整が必要な場合は、DMでやりとりを続けます。最終的に、お店から「ご予約を承りました」といった確定のメッセージが届いたら、予約完了です。トラブル防止のため、この確定メッセージはスクリーンショットなどで保存しておくと安心です。
インスタで予約を受け付ける2つの主な方法【店舗向け】
ここからは、店舗経営者やビジネス担当者向けに、インスタで予約を受け付けるための具体的な方法を解説します。お客様がスムーズに予約できるよう、お店の体制に合った方法を導入しましょう。
公式の「アクションボタン」を設置する
プロフィール画面に「予約する」などのボタンを設置する方法です。外部の予約サイトと連携させることで、予約管理を一元化でき、お客様にとってもわかりやすいのが利点です。機会損失を防ぐ効果的な方法といえます。
DM(ダイレクトメッセージ)で直接予約を受け付ける
アクションボタンを設置せず、DMを通じてお客様と直接やりとりして予約を受け付ける方法です。システム連携が不要で手軽に始められますが、予約の見落としやダブルブッキングといった管理上のリスクが伴います。
【店舗向け】公式の「今すぐ予約」機能(アクションボタン)のやり方
アクションボタンを設置することは、お客様の予約へのハードルを大きく下げ、来店につながる確率を高めます。ここでは、具体的な設定手順と、導入することで得られるメリットを解説します。
アクションボタンの設定手順
インスタに「今すぐ予約」ボタンを追加するには、まずアカウントが「プロアカウント(ビジネスアカウント)」になっていることが前提です。そのうえで、提携している予約サービスのいずれかに登録する必要があります。
- プロアカウントに切り替える: 設定から「アカウント」を選び、「プロアカウントに切り替える」をタップします。カテゴリなどを設定し、ビジネス用の設定を完了させます。
- プロフィールを編集: プロフィール画面の「プロフィールを編集」をタップします。
- アクションボタンを追加: 「アクションボタン」という項目を選択し、「予約する」や「席を予約する」を選びます。
- 提携サービスと連携: 利用したい提携パートナー(予約サービス)を選択し、画面の指示に従ってアカウントを連携させます。
連携が完了すると、プロフィールに「今すぐ予約」ボタンが表示されます。 ただし、一部パートナーではサービス提供が一時停止されている場合もあるため、個別確認が必要です。
提携している主な予約サービス
インスタと連携できる予約サービスは多岐にわたります。業種や目的に合わせて選びましょう。(2025年7月時点)
- 飲食店向け: TableCheck、ヒトサラ、ebica など
- サロン・美容室向け: Square予約、STORES予約、Reservia など
- 多業種対応: RESERVA、Toreta など
【店舗向け】インスタのDMで予約を受け付ける方法と注意点
外部サービスとの連携が難しい場合や、よりお客様と密なコミュニケーションをとりたい場合には、DMで予約を受け付ける方法も選択肢の一つです。ここでは、DM予約のやり方と、運用するうえでの注意点を解説します。
DM予約の基本的な流れ(テンプレート付き)
DMで予約を受け付ける際は、お客様が必要な情報を送りやすいように、プロフィールや投稿でテンプレートを案内しておくと親切です。
【プロフィールや投稿での案内文例】
ご予約はDMでも承ります。下記をご記入のうえ、メッセージをお送りください。
- お名前(フルネーム):
- ご希望の日時:
- 人数:
- お電話番号:
【予約受付後の返信文例】
〇〇様
この度はご予約いただきありがとうございます。
下記の内容でご予約を承りました。
日時:〇月〇日(〇)〇〇:〇〇
人数:〇名様
ご来店を心よりお待ちしております。
DM予約のメリットとリスク
DM予約のメリットは、コストがかからず手軽に始められる点や、お客様と直接やりとりできる点です。一方で、予約の見落としやダブルブッキングといったヒューマンエラーのリスク、迅速な返信対応が求められるといったデメリットも存在します。これらのリスクをふまえると、DM予約は小規模な店舗や、予約数が比較的少ない事業者に適した方法といえるでしょう。
【店舗向け】インスタ経由の予約を増やすための集客の工夫
単に予約機能を導入するだけでは、予約数は大きく伸びません。お客様に予約機能の存在を認知してもらい、利用を促すための工夫が必要です。
プロフィールで予約方法をわかりやすく案内する
プロフィールは、お店の顔です。自己紹介文の中で、「ご予約はプロフィール欄の『予約する』ボタンから」「DMでもご予約可能です」といった一文を加えて、予約方法を明確に示しましょう。ハイライト機能を使い、「ご予約方法」として手順をまとめておくのも効果的です。
投稿やストーリーズで予約を促す
魅力的な料理やサービスの写真を投稿する際に、キャプション(投稿文)の最後に「ご予約はプロフィールのリンクから @アカウント名」と入れて、プロフィールへの導線を作りましょう。ストーリーズでは、スタンプ機能の「リンクスタンプ」に予約ページのURLを設定したり、「予約受付中」といったテキストを入れたりして、定期的に予約を促すのが有効です。
インスタの「今すぐ予約」でお客様との接点を強化する
インスタグラムの「今すぐ予約」機能は、単なる予約受付ツールではありません。ユーザーにとっては「行きたい」と思った瞬間に手間なく予約できる便利な手段であり、店舗にとっては機会損失を防ぎ、お客様との直接的な接点を生み出す重要な機能です。
ユーザーは自分に合った方法でスムーズに予約でき、店舗側は自店のスタイルに合った方法を導入・案内することで、双方にとっての利便性が高まります。この仕組みをうまく活用し、お客様との関係を深め、ビジネスの成長につなげていきましょう。
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