- 作成日 : 2025年9月22日
店舗分析を販促につなげるには?売上を伸ばすデータ活用術
店舗の売上や利益を伸ばすためには、経営者の勘や経験だけに頼るのではなく、データに基づいた「店舗分析」を行い、効果的な「販促」施策へつなげることが欠かせません。しかし、具体的にどのデータをどう分析し、どんな販促を行えばよいのか、悩んでいる経営者や担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、店舗分析の基本的な考え方から、すぐに実践できる分析手法、そして分析結果を具体的な販促アイデアに結びつけるまでの流れを、事例を交えながらわかりやすく解説します。データに基づいた判断で、店舗を次のステージへ進めましょう。
目次
店舗分析から販促へつなげる基本的な考え方
効果的な販促活動は、自店舗の現状を正確に把握する「店舗分析」から始まります。データを用いて客観的な事実を知ることで、これまで気づかなかった課題や強みが明確になり、的確な販促施策を打てるようになります。ここでは、分析から販促へつなげるための基本的な手順と考え方を紹介します。
感覚頼りの経営から脱却する
これまでの勘や経験に頼った販促は、成功したとしても理由がはっきりせず、再現性がありません。一方で、失敗したときも原因がわからず、改善策を見つけにくいという弱点があります。店舗分析は、データという客観的な根拠をもとに仮説を立て、販促施策を実行し、その結果をさらにデータで検証するという好循環を生み出します。
分析から販促までの4ステップ
店舗のデータを販促に効果的につなげるためには、「データ収集→課題発見→施策実行→効果検証」というサイクルを回し続けることが、店舗を継続的に成長させることにつながるでしょう。以下の4つのステップを紹介します。
ステップ1:データ収集
まずは分析の元となるデータを集めます。POSシステムから得られる売上データ、会員情報などの顧客データ、商圏データなどが主な対象です。
ステップ2:データ分析と課題発見
集めたデータを分析し、店舗が抱える課題を明確にします。「客単価が低い」「特定曜日の客数が少ない」といった具体的な課題を見つけ出します。
ステップ3:課題に基づいた販促施策の立案と実行
発見した課題を解決するための販促施策を考え、実行します。たとえば、「客単価アップ」が課題なら、セットメニューを開発するといった具合です。
ステップ4:効果検証
実行した販促施策が、狙いどおりの効果を上げたかをデータで確認します。売上や客数がどう変化したかを検証し、次の改善につなげます。
販促につながる店舗分析の主要データ
効果的な販促施策は、正確なデータ分析から生まれます。店舗運営において収集すべきデータは多岐にわたりますが、とくに「売上」「顧客」「商圏」に関するデータが分析の基本となります。これらのデータを組みあわせて見ることで、自店舗の現状を多角的に理解できます。
売上データ(POSデータ)
POS(販売時点情報管理)レジから得られるデータは、店舗分析の中心となります。いつ、何が、いくつ、いくらで売れたのかを正確に示してくれます。これらのデータを多角的に見ることで、店舗の経営状態を詳細に把握できます。
売上・客数・客単価から見る売上パターン
店舗の売上、客数、客単価の数値を日別、曜日別、月別、時間帯別などで追うことで、店の基本的な売上パターンを把握できます。たとえば、月曜日の売上がいつも低い、ランチタイムのピークは12時台だがディナータイムの客足が鈍い、といった傾向が見えてくるでしょう。この傾向こそが、販促施策を考える出発点になります。
商品別売上から見る人気商品
どの商品が人気で、どの商品が不人気かを示す商品別の売上データも重要です。このデータは、後述するABC分析の元データとなり、メニュー改定や在庫管理の最適化に役立ちます。人気商品を軸にしたセットメニューを考えたり、不人気商品の原因を探ったりするなど、商品戦略を具体的に立てるための情報源となります。
時間帯別データからアイドルタイムを把握
1日のうちで売上が集中する時間と、落ち込む時間(アイドルタイム)を可視化する時間帯別データは、効率的な店舗運営に欠かせません。ピークタイムには十分な人員を配置し、アイドルタイムにはタイムセールを実施したり、限定メニューを提供したりするなど、時間帯に応じたきめ細やかな販促施策を考える上で重要な情報となります。
顧客データ
どのようなお客様が来店し、どのように店舗を利用しているかを知るためのデータです。会員アプリや予約台帳、ポイントカードシステムなどから収集します。顧客を深く理解することが、心に響く販促につながります。
顧客属性でターゲット像を明確にする
年齢、性別、居住エリアといった顧客の基本情報は、自店舗がどのような顧客層に支持されているかを理解するための基礎となります。たとえば、データを見ると「30代の女性客が7割」という事実がわかれば、そのターゲット層に響くようなヘルシー志向のメニューや、SNS映えするような見た目の商品を強化するといった戦略が立てられます。
来店行動データで顧客との関係性を知る
来店頻度、最終来店日、平均利用金額といった行動データは、顧客と店舗との関係性の深さを示します。これらのデータは、後述するRFM分析に活用し、優良顧客や離反しそうな顧客を特定して、それぞれに合ったアプローチを考えるのに用います。顧客一人ひとりの状態に合わせたコミュニケーションの第一歩です。
併売データで隠れたニーズを発見する
顧客が「何と何を一緒に購入したか」という併売データ(バスケット分析)は、顧客の隠れたニーズを発見する宝庫です。たとえば、多くの顧客がパスタとサラダを一緒に注文していることがわかれば、それらを組み合わせたセットメニューを開発することで、顧客の満足度と客単価の両方を高められるかもしれません。
商圏・環境データ
店舗そのものや、店舗を取り巻く外部環境に関するデータです。チラシの配布エリア選定や、競合との差別化戦略を立てる際に役立ちます。店の中だけでなく、外に目を向けることも大切です。
商圏データで地域のポテンシャルを知る
商圏データは、店舗周辺の人口統計(年齢層、世帯構成など)、昼間人口と夜間人口、競合店の立地といった地理的な情報です。自店のターゲット層が商圏内にどれだけいるか、未開拓のエリアはどこかなどを把握できます。たとえば、近隣に大学が新設された場合、学生向けの安価なランチメニューを開発するといった戦略が考えられます。
Web・SNSデータでオンラインの声を聴く
公式サイトのアクセス数やSNSのフォロワーからの反応(エンゲージメント)などは、オンライン上での顧客のニーズや興味を把握し、情報発信の効果を測定するためのデータになります。どの投稿の反応が良かったか、どんなキーワードで検索してたどり着いたかを分析することで、顧客が何を求めているのかが見えてきます。
課題発見に役立つ店舗データ分析の具体的な手法
データを収集したら、次はいよいよ分析です。ここでは、代表的な分析手法を3つ紹介します。これらの手法を用いることで、漠然としたデータの中から、取り組むべき具体的な課題や改善のヒントを見つけ出せるようになります。
ABC分析で商品の優先順位をはっきりさせる
ABC分析は、全商品を売上や利益への貢献度が高い順に並べ、「A・B・C」の3つのランクに分類する手法です。これにより、力を入れるべき商品と、見直すべき商品が明確になり、メリハリのついた商品管理や販促ができるようになります。
Aランク(主力商品)への対応
売上全体の大部分(約7割)を占める人気商品群です。これらはお店の顔ともいえる存在であり、常に最高のクオリティで提供し、品切れがないように在庫管理を徹底することが求められます。販促においては、看板メニューとして積極的にアピールし、セットメニューの中心に据えるなどの活用法が考えられます。
Bランク(準主力商品)への対応
Aランクに次ぐ売上を上げる商品群です。これらの商品は、少しの工夫や販促でAランクに成長する可能性を秘めています。たとえば、POPでこだわりを伝えたり、スタッフから積極的におすすめしたりすることで、顧客の注目を集め、販売数を伸ばせるかもしれません。育成対象として、さまざまな試みを行う価値があるでしょう。
Cランク(見直し対象商品)への対応
売上への貢献度が低い商品群です。ただし、Cランクだからといって、すぐにメニューから外すべきとは限りません。特定の顧客層には強く支持されている可能性や、Aランク商品の材料として欠かせない場合もあります。まずは売上が低い原因(価格、味、見た目、知名度など)を分析し、改善の余地があるか、あるいはメニュー構成上の役割は何かを検討することが大切です。
RFM分析で顧客との関係性を可視化する
RFM分析は「最終来店日(Recency)」「来店頻度(Frequency)」「累計購入金額(Monetary)」の3つの指標で顧客をグループ分けする手法です。顧客のロイヤルティ(お店への愛着や信頼)を測り、それぞれのグループに最適なアプローチを考えるのに役立ちます。
優良顧客(R高・F高・M高)
お店にとって最も大切なファン層です。この層をつなぎとめるためには、単なる割引ではなく、限定情報の提供や新商品の先行試食会への招待など、特別感のある対応が効果的です。日頃の感謝を伝え、お店との特別な関係を維持してもらうためのコミュニケーションを心がけましょう。
離反予備軍(R低・F高・M高)
かつては頻繁に来てくれていたのに、最近足が遠のいている顧客層です。何か不満があったのか、あるいは生活環境の変化があったのかもしれません。「お久しぶりです」というメッセージと共に、再来店を促す少しお得なクーポンを送るなど、丁寧な働きかけで関係を再構築することが期待できます。
新規顧客(R高・F低・M低)
最近、お店を初めて利用してくれた顧客層です。この層をリピーターに育てることが、将来の売上につながります。次回の来店が楽しみになるような仕掛け、たとえばスタンプカードの提供や、次回来店時に使えるクーポンの配布などが有効ではないでしょうか。
商圏分析で地域の需要を把握する
商圏分析は、自店の顧客がどのエリアから来ているのか、またそのエリアの特性(人口、年齢構成など)を調べることです。これにより、チラシ配布の効果的なエリアを特定したり、地域のニーズに合った販促を企画したりできます。
たとえば、分析の結果、店舗周辺にこれまでアプローチできていなかったファミリー層が多く住んでいることがわかれば、「週末限定のお子様セット」といった新しい販促を試すきっかけになるかもしれません。また、競合店の状況を把握することで、自店のユニークな強みを再認識し、差別化戦略を立てる上でも役立ちます。
【実践編】店舗分析から販促施策を立案する方法
分析で課題が見つかったら、それを解決するための具体的な販促施策に落とし込みます。重要なのは、「どのデータ」が「どの課題」を示唆し、それを解決するために「どんな販促」が有効かを論理的に結びつけることです。ここでは、よくある店舗の課題と、分析データに基づいた販促アイデアのつなげ方を解説します。
課題1:新規顧客がなかなか増えない
新しい顧客に来てもらえない、という悩みは多くの店舗が抱えています。この課題に対しては、まずお店の存在を知ってもらい、来店するきっかけを作ることが必要です。
- 商圏データ:ターゲット層がどこに住んでいるか、競合はどこにあるか。
- Webサイトのアクセス数:そもそもサイトが見られているか、どのページが人気か。
- Googleマップでの表示回数・反応:近隣の人が検索したときに見つけてもらえているか。
- MEO(マップエンジン最適化)の強化:
Googleマップで「地域名+業態」で検索された際に自店舗が上位表示されるよう、情報を充実させます。営業時間やメニュー、写真などを正確に登録し、顧客からの口コミには丁寧に返信しましょう。これは、今すぐ始められる効果的な集客方法です。 - ターゲットを絞ったWeb広告:
商圏分析で判明したターゲット層(例:30代女性、単身者など)が多く住むエリアや、よく利用するSNSに絞って広告を配信します。不特定多数に発信するより、費用対効果の高いアプローチができます。 - エリア限定のポスティング:
顧客が少ないにもかかわらず、ターゲット層が多く住むエリアが判明した場合、その地域に初回来店限定のクーポン付きチラシを配布し、来店への最後のひと押しをします。
課題2:客単価が伸び悩んでいる
客数は減っていないのに売上が伸びない場合、客単価に課題があるのかもしれません。顧客一人ひとりの満足度を高めながら、購入金額を上げてもらう工夫が求められます。
- ABC分析:どの商品が売上をけん引しているか。
- 併売データ(バスケット分析):どんな商品が一緒に買われているか。
- 客単価の推移:曜日や時間帯による客単価の変動はあるか。
- セットメニューによるクロスセル:
併売分析で一緒に購入されやすい商品の組み合わせや、ABC分析でのAランク商品とBランク商品を組み合わせた、お得なセットメニューを開発します。「あれもこれも頼みたい」という顧客の心理に応え、自然な形で客単価アップを狙います。 - 「松竹梅」の法則を活用したアップセル:
コース料理やランチセットなどで3段階の価格設定を用意すると、多くの人は真ん中の価格帯を選びやすい傾向があります。意図的に中価格帯のメニューに価値を持たせることで、客単価を引き上げることが可能です。 - 魅力的なPOPによる「ついで買い」の促進:
ABC分析でBランクだった商品など、もう一押ししたい商品の魅力(こだわり、おすすめの食べ方など)を伝える手書きPOPを作成し、レジ横やテーブルなど顧客の目に留まりやすい場所に設置します。最後の「もう一品」を後押しする効果が期待できます。
課題3:リピーターが育たない
店舗経営を安定させるには、一度来店した顧客に繰り返し利用してもらうことが重要です。顧客がなぜ再来店しないのか、その原因をデータから探り、対策を打ちます。
- RFM分析:優良顧客、離反予備軍など、顧客のステータスはどうなっているか。
- 来店頻度、リピート率:顧客はどのくらいのペースで再来店しているか。
- 顧客アンケート:サービスや商品に対する顧客の率直な意見。
- ステップアップ式の特典提供:
初回来店客にスタンプカードを渡し、「2回目でドリンク無料、5回目で500円引き」のように、来店を重ねるメリットをわかりやすく提示します。ゴールが見えることで、再来店の動機づけになります。 - 休眠顧客の掘り起こし:
RFM分析で「離反予備軍」と特定された顧客に対し、「お久しぶりです」というメッセージと共に、特別なクーポンをメールやLINEで送信し、再来店を呼びかけます。「忘れられていなかった」という気持ちが、再訪のきっかけになることもあります。 - 顧客ロイヤルティを高める特別対応:
RFM分析で「優良顧客」と判断されたお客様には、感謝の気持ちを伝えることが大切です。新メニューの先行試食会に招待したり、非公開の限定メニューを案内したりすることで、特別感と満足度を高め、お店のファンであり続けてもらうための関係を築きます。
AIやDXツールで進化する店舗分析と販促
近年では、AI(人工知能)やさまざまなデジタルツールを活用することで、店舗分析と販促活動はさらに高度化、効率化しています。これらの技術を導入することで、これまで見えなかったインサイトを発見し、より顧客一人ひとりに寄り添った販促が実現できるでしょう。
AIカメラによる顧客行動の可視化
店内にAI機能を搭載したカメラを設置すると、来店客の属性(推定年齢・性別)や、店内での動き(動線)、各売り場での滞在時間などを自動でデータ化できます。
たとえば、「多くの人が手に取るが購入には至らない商品」を特定できれば、「価格が高いのかもしれない」「商品の魅力が伝わっていないのかもしれない」といった仮説を立てられます。この仮説に基づき、価格を見直したり、説明POPを充実させたりといった、より的確な改善アクションにつなげることが可能です。
CRM・MAツールによる販促の自動化
CRM(顧客関係管理)やMA(マーケティングオートメーション)は、顧客情報を一元管理し、そのデータに基づいて販促活動を自動化するツールです。
たとえば、「最終来店日から30日経過した顧客に、再来店を促すクーポンを自動で送信する」「顧客の誕生月に、お祝いメッセージと特典を自動で配信する」といった設定ができます。これにより、販促担当者の手間を減らしながらも、顧客一人ひとりのタイミングに合わせた丁寧なコミュニケーションを継続的に行えるようになります。
データ分析に基づく販促で店舗の成長サイクルを作る
店舗を取り巻く環境が変化し、顧客のニーズも多様化する現代において、勘や経験だけに頼った店舗運営には限界があります。売上データや顧客情報、商圏情報など、身の回りのデータを活用すれば、課題の発見から施策の実行、効果検証までの流れを再現性のある形で構築できます。特に、ABC分析やRFM分析といった基本的な手法は、今あるデータですぐに始められる実践的な武器です。
まずは小さくても良いので、仮説を立て、データをもとに施策を試し、結果を見直していきましょう。この「分析→実行→検証」のサイクルを習慣にできれば、店舗は確実に成長します。データに基づいた意思決定を習慣化し、変化に強い店舗経営を目指しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。
関連記事
飲食店における競合店とは?競合調査の重要性を解説
飲食店を経営する上で、競合店の存在は避けて通れない重要な要素です。競合店とは、自店と同じ市場で類似の商品やサービスを提供する店舗のことを指します。競合調査を行うことで、市場のトレンドや顧客ニーズを把握し、自店の戦略を見直す手助けとなります。…
詳しくみる飲食店の居抜き売却とは?方法や成功のポイント
飲食店の居抜き売却とは、営業設備や内装をそのまま引き継ぎ、新たなオーナーに店舗を譲ることを指します。この手法は、開業コストを抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。店舗運営を行う中で、様々な理由から売却を検討する場合がありますが、居抜き売却は…
詳しくみる飲食店のオーナーチェンジの流れや必要な手続き、注意点まとめ
飲食店のオーナーチェンジは、事業の継続性や新たな展望を切り開く重要なプロセスです。この手続きには、円滑な引き継ぎに向けた流れや、必要な書類、さらには注意すべき点がいくつか存在します。本記事では、飲食店のオーナーチェンジにおける具体的なステッ…
詳しくみるフランチャイズのロイヤリティとは?飲食店の場合の相場・平均は?
この記事では、フランチャイズビジネスにおけるロイヤリティについて詳しく解説しています。まず、ロイヤリティの基本概念や重要性を紹介し、次に具体的なロイヤリティの種類として、定額方式、売上歩合方式、利益分配方式の特徴を説明します。さらに、飲食店…
詳しくみる飲食店の客単価を上げる方法とは?計算式から解説
この記事では、飲食店における客単価の概念とその重要性、具体的な計算方法について紹介しています。また、客単価が下がる要因として競合の影響、メニューの魅力の低下、サービス品質の低下などを挙げ、これらの問題に対処する方法を詳述しています。 さらに…
詳しくみる飲食店の時短営業はどう進める?メリットデメリットと成功のための手順を解説
飲食店の「時短営業」と聞くと、かつての感染症対策による行政からの要請を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし現在では、人手不足や働き方改革といった社会的な背景から、これまでの営業スタイルを見直し、営業時間の短縮を選択肢の一つとして考える…
詳しくみる