• 作成日 : 2026年3月27日

Word(ワード)の文字列の折り返し方法は?レイアウトのコツも解説

PointWordで画像を自在に操るための設定とは?

Wordの文字列の折り返しは、画像を文字と同じ行に置くか、独立した配置物として扱うかで動き方が変わり、目的に応じた設定の使い分けが重要です。

  • 行内は本文と一緒に自然に動く
  • 四角や外周は文字を回り込ませる
  • 背面や前面は自由配置に向く

折り返し設定を変えると、画像の横に文字を配置したり、背景のように見せたり、ページ上の好きな場所へ動かしたりしやすくなります。一方で、背面配置では選択しにくくなり、行内以外ではアンカー移動による位置ずれにも注意が必要です。
Q. Wordの文字列の折り返しはどれを選べばよい?
A. 本文に自然に入れるなら行内、画像の周囲に文字を回すなら四角・外周、自由配置したいなら行内以外を選ぶのが基本です。

Wordで画像を挿入したとき、思い通りの位置に置けなかったり、文字と重なってしまったりした経験はないでしょうか。原因の多くは、「文字列の折り返し」の設定にあります。設定を変えることで、画像の横に文字を回り込ませたり、背景のように見せたり、自由な位置へドラッグして配置したりすることが可能になります。

当記事では、文字列の折り返しの仕組みと変更手順、各設定の使い分け方、設定時の注意点などを解説します。

「文字列の折り返し」が機能する仕組みとは?

Wordの文字列の折り返しは、画像を文字と同じ行に置くか、独立した配置物として扱うかで動き方が変わります。文字の回り込み方は、画像の扱い方によって決まります。ここでは、折り返しの仕組みを順に解説します。

画像を文字と同じ「行」として処理する

画像を「行内」にすると、Wordは画像を文字と同じように段落の中の1要素として扱います。文字の代わりに大きな1文字が入ったような状態に近く、画像は行の高さや段落の流れに合わせて配置されます。文の途中に入れた場合は、前後の文字と同じ行のルールで並ぶため、画像だけを自由な場所へ動かすことはできません。文章を追加したり削除したりすると、画像も文字と一緒に位置が変わります。画像を本文の流れに自然に組み込みたいときは扱いやすい一方、レイアウトの自由度は低くなります。

画像を文字から独立した「オブジェクト」として扱う

「四角」「外周」「内部」など、行内以外の折り返しを選ぶと、画像は文字とは別のオブジェクトとして扱われます。段落の一部ではなく、ページ上に配置する要素になるため、ドラッグして好きな場所へ移動しやすくなります。Wordでは、行内以外の設定にすると画像をページ上で自由に動かしやすくなり、文字は画像の位置に応じて回り込む形になります。配置の自由度が高いため、写真や図を本文の横に置きたいときに向いています。

ただし、文字とは別に動くため、位置関係が崩れないよう折り返し設定や配置方法を確認することが大切です。

画像の周囲に文字の進入禁止エリアを設定する

文字列の折り返しでは、画像の周囲に文字が入れない範囲が設定され、その外側に沿って文章が並びます。たとえば「四角」は画像の外接する四角形に沿って文字が回り込み、「外周」は画像の形に近い輪郭に沿って文字が配置されます。折り返し点を編集できる設定では、画像の周りの境界線を細かく調整することも可能です。

つまり、文字列の折り返しは、画像の周囲に見えない境界を作り、文字が入れる場所と入れない場所を区切る仕組みで動いています。回り込み方の違いは、その境界の形の違いによって生まれます。

「文字列の折り返し」を変更する手順は?

文字列の折り返しを変えると、画像と本文の配置関係を調整しやすくなります。操作は難しくなく、画像を選んでレイアウトオプションを開けば変更できます。ここでは、折り返し形式を切り替える基本手順を解説します。

操作対象となる画像をクリックして選択する

文字列の折り返しを変更するときは、最初に対象の画像をクリックして選択します。画像が選択されると、周囲にハンドルが表示され、画像に対する設定変更ができる状態になります。画像を選ばないままでは、折り返し形式の変更や位置調整を行えないため、まず選択状態にすることが基本です。

画像が別の要素の背面にあって選びにくい場合は、選択ウィンドウを使って画像名から選ぶ方法もあります。操作の出発点になる手順なので、最初に確実に押さえておきたい部分です。

画像の右横に表示される「レイアウトオプション」を開く

画像を選択すると、画像の右横付近に「レイアウトオプション」のアイコンが表示されます。折り返し形式を手早く変えたいときは、まずアイコンをクリックします。アイコンを開くと、行内、四角、外周、上下、背面、前面などの配置方法を一覧で確認できるため、本文との位置関係を見ながら選びやすくなります。

リボンから設定する方法もありますが、初心者の方は画像の近くに出るアイコンを使うほうが操作の流れをつかみやすいです。画像を選んだ直後に表示が出るかどうかを確認すると、次の操作へ進みやすくなります。

表示されたメニューから目的の折り返し形式を選択する

レイアウトオプションを開いたら、表示された一覧から目的の折り返し形式を選びます。本文の中に自然に入れたいなら「行内」、画像の周囲に文字を回り込ませたいなら「四角」や「外周」、文字の前後関係を変えたいなら「前面」や「背面」を選びましょう。選択した設定はその場で反映されるため、画面上の見え方を確認しながら切り替えやすい点が特徴です。

後からさらに細かく調整したい場合は、「その他のレイアウトオプション」や「折り返し点の編集」を使うと、位置関係をより細かく整えられます。用途に合った形式を選ぶことが、見やすい文書づくりの基本です。

各設定を使い分ける目的とは?

文字列の折り返し設定は、画像をどう見せたいかによって使い分けます。本文の横に置きたいのか、背景のように見せたいのか、自由に動かしたいのかで、選ぶ設定は変わります。ここでは、代表的な使い分けの目的を解説します。

画像の横に文字を回り込ませて余白を埋めるため

画像の横に文字を回り込ませたいときは、「四角」や「外周」などの折り返し設定を使います。画像の周囲に文字が流れる形になるため、空白が減り、紙面をすっきり見せやすくなります。写真や図を本文の途中に置きつつ、説明文も近くに配置したい場面で便利です。

「四角」は画像の四角い境界に沿って文字が回り込み、「外周」は画像の輪郭に近い形で文字が配置されます。本文と画像を別々に置くより情報のまとまりを作りやすく、限られた紙面を使いやすくなる点も特徴です。

画像を文字の背後に配置して透かしのような効果を作るため

画像を文字の背後に置きたいときは、「背面」を使います。文字の下に画像が敷かれる形になるため、透かしや背景画像のような見せ方をしたい場面に向いています。文書の主役はあくまで文字であり、画像は補助的に見せたいときに使いやすい設定です。ただし、画像が濃すぎると文字が読みにくくなるため、明るさや配置には注意が必要です。

Wordでは、折り返し設定の「背面」を選ぶと、文字が画像の上に表示される状態になります。見た目を整える目的で使う設定であり、本文の読みやすさを優先して調整することが大切です。

画像を自由な位置へドラッグしてレイアウトを整えるため

画像を好きな場所へ動かしたいときは、「行内」以外の折り返し設定を使うことが重要です。Wordでは、行内の画像は文字の一部として扱われますが、四角や外周、前面、背面などを選ぶと、ページ上の独立したオブジェクトとして動かしやすくなります。

位置を固定したい場合やドラッグして配置したい場合は、レイアウトオプションから折り返しを変更すると調整しやすくなります。写真、図、吹き出しなどを細かく配置して見た目を整えたい場面では、自由に動かせる設定が役立ちます。

文字列の折り返しを設定する際の注意点とは?

文字列の折り返しは便利ですが、設定によっては画像を扱いにくくなることがあります。選択のしにくさや位置ずれは、折り返しの仕組みによって起こります。ここでは、設定前に知っておきたい注意点を解説します。

「背面」に設定した画像がマウスクリックで選択困難になる点

画像を「背面」にすると、文字の後ろに回るため、画像の上に文字が重なった状態になります。見た目はすっきりしますが、前面にある文字が優先されるため、画像をマウスでクリックして選びにくくなる場合があります。

特に、本文が多い場所に置いた画像は、何度クリックしても文字側が選ばれてしまうことがあります。背景画像や透かし風の見せ方には向いていますが、後から位置や大きさを直す可能性があるなら注意が必要です。選びにくいときは、選択ウィンドウや配置メニューを使って対象を指定すると操作しやすくなります。

アンカー(錨マーク)の移動により画像の配置が予期せずズレる点

行内以外の折り返しを選んだ画像には、どの段落に結び付いているかを示すアンカーが付きます。画像そのものを動かしていなくても、アンカーが付いた段落の位置が変わると、画像の配置も一緒にずれることがあります。本文を追加したり、段落を削除したりした後に画像の場所が動くのは、アンカーの影響である場合が少なくありません。

特に、文書の途中を大きく修正するときは注意が必要です。画像の位置を安定させたい場合は、アンカーの位置を確認し、必要に応じて固定の設定も見直すと配置の乱れを防ぎやすくなります。

行間の設定値によっては画像の一部が欠けて表示される点

画像を本文の近くに配置している文書では、行間の設定にも注意が必要です。Wordでは、行間が「固定値」になっていて、値が文字や周辺要素に対して小さすぎると、文字の一部が欠けたり、表示が窮屈になったりすることがあります。画像自体の折り返し設定とは別の問題に見えても、周囲の行間が狭すぎることで、見た目が崩れたように感じる場合があります。

画像の近くに説明文や注記を置く場面では、文字サイズと行間のバランスを確認することが大切です。表示が不自然なときは、折り返しだけでなく段落の行間設定もあわせて見直すと原因を切り分けやすくなります。

Wordの文字列の折り返しは、画像の扱い方を理解して使い分けることが大切です

Wordの文字列の折り返しは、画像を行内で扱うか、独立した配置物として扱うかによって動き方が変わります。設定を使い分けると、文字を回り込ませたり、背景風に見せたり、自由な位置へ配置したりしやすくなります。

一方で、背面配置による選択のしにくさや、アンカー移動による位置ずれなどには注意が必要です。目的に合った折り返し形式を選び、配置と読みやすさの両方を整えることが、見やすい文書作成につながります。

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