• 更新日 : 2026年1月29日

採用面接の流れは?面接の種類・フェーズ・事前準備を解説

Point面接はどのような流れで進みますか?

面接は「入室→自己紹介→質疑応答→逆質問→退室」という一連の流れで進行し、各場面で評価ポイントが異なります。

  • 入退室や挨拶で第一印象を評価
  • 質疑応答で人柄・適性を確認
  • 最終面接ほど価値観重視

新卒は段階的・人柄重視、中途は短期間・実務重視で進みます。

採用活動において、面接は応募者と企業が直接対話を交わす重要なプロセスです。新卒採用と中途採用では、面接の目的や評価基準、進行の流れが大きく異なります。

本記事では、「面接の流れ」を軸に、フェーズごとのポイントや準備事項などを解説します。

目次

面接当日の基本的な流れは?

採用面接は、入室から退室までの一連の所作や受け答えを通じて、応募者の人柄やマナーが評価されます。

1.【入室】ノックとあいさつで丁寧な第一印象を与える

面接会場のドアの前では、まず3回ノックし、返答があった後に「失礼いたします」と声をかけながら入室します。入室後はドアを静かに閉め、面接官の方を向いて一礼します。ここでの動作は、第一印象に直結する重要なポイントです。緊張していても、落ち着いた態度で丁寧に行動することが大切です。

2. 【挨拶と着席】名乗ってから指示を待って座る

椅子の横に立ち、笑顔で「△△と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶し、一礼します。面接官から「おかけください」と案内された後に、「失礼いたします」と言って着席します。この一連の動作には、ビジネスマナーの基本が表れます。焦らず丁寧に行動することで、礼儀正しさを伝えられます。

3.【自己紹介・面接開始】簡潔に自分をアピールする

面接の冒頭では「まず自己紹介をお願いします」などの基本的な質問が行われます。自己紹介や志望動機、自己PRを1〜2分で簡潔にまとめて伝えましょう。内容が明確であることに加え、話す姿勢や表情、声のトーンなど非言語的な要素も評価されます。表情は明るく、面接官の目を見て話すことを意識してください。

4.【質疑応答】質問に誠実かつ具体的に答える

面接官からの質問に対し、結論を先に述べ、その理由や具体的なエピソードを続けて説明するのが効果的です。「学生時代に力を入れたことは?」「志望動機を教えてください」などの定番質問に備えて、自分の考えを整理しておきましょう。質問の意図を汲み取り、的確に回答することで、論理的な思考力や自己理解の深さが伝わります。

5.【面接終了と退室】最後まで丁寧に振る舞う

面接が終了すると、面接官から「以上です」や「本日はありがとうございました」と告げられます。その際には椅子の横に立ち、「本日はお時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べて一礼します。ドアの前でもう一度「失礼いたします」と挨拶してから静かに退室します。退室までが面接の一部と捉え、最後の瞬間まで丁寧な印象を心がけましょう。

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採用面接の種類・形式は?

採用面接には、応募者の特性や選考目的に応じて複数の形式が存在します。代表的なものとして個別面接と集団面接があり、それぞれにメリットと留意点があります。

【個別面接】応募者の深い理解に適した基本形式

個別面接は、1人の応募者と1人または複数の面接官が対話する最も一般的な形式です。志望動機やスキル、キャリア観などを詳細に掘り下げることができ、応募者の思考や価値観を丁寧に評価できます。新卒・中途を問わず、一次から最終まで幅広く用いられます。

面接官が複数名で臨むパネル形式もこの一種であり、多角的な視点から応募者を判断できる利点があります。ただし応募者が過度に緊張しないよう、面接官は雰囲気づくりに配慮する必要があります。

【集団面接】複数応募者を比較評価できる効率的な形式

集団面接では、複数の応募者が同時に面接を受け、順に質問に答えます。短時間で複数人を評価できるため、新卒採用の初期選考などで多く使われます。質問内容が共通なため、応募者同士の反応や個性を比較しやすい特徴があります。

ただし一人当たりの発言時間が短くなりやすいため、面接官は内容の質に注目し、応募者側も要点を簡潔に伝える表現力が求められます。

【グループディスカッション】協調性や思考力の評価に有効

グループディスカッション(GD)は、応募者がグループでテーマに基づいた話し合いを行い、その様子を面接官が観察する形式です。議論を通してリーダーシップ、協調性、論理的思考力を評価します。主に新卒採用で活用され、集団面接と併用されることもあります。

中途採用では実務経験の個別評価が重視されるため、GDが行われることはほとんどありません。

新卒採用面接の特徴は?

新卒採用における面接では、学生の将来性や人柄を重視した評価が行われます。段階的な選考や集団形式の面接、説明会との連動など、独自の特徴が多数見られます。

ポテンシャルと人柄を重視する評価軸

新卒面接では、応募者の社会人経験がないため、将来の成長可能性や人柄に焦点を当てた質問が多くなります。学業成績だけでなく、学生時代の経験や価値観、姿勢などが総合的に評価されるのが特徴です。

段階的な選考プロセスを採用

新卒採用ではエントリーシートや筆記試験を経て、一次・二次・最終と複数回にわたる面接が実施されるのが一般的です。一次面接では人事担当者や若手社員、最終面接では役員や部門長が登場するなど、選考が進むにつれて評価の観点が変化します。

集団面接やグループディスカッションの活用

初期の面接段階では、複数の学生を同時に面接する集団面接や、グループでテーマに取り組むグループディスカッションが行われることがあります。これにより、協調性やコミュニケーション力、リーダーシップなどが評価されます。

説明会と選考が連動している

多くの企業では、採用面接の前に会社説明会を実施し、学生に企業理解を促します。企業文化や業務内容を正しく理解した上で面接に臨んでもらうことで、ミスマッチの少ない採用につなげることが目的とされています。

中途採用面接の特徴は?

中途採用の面接では、応募者の即戦力性や実務経験を見極めることが中心となります。選考フローは新卒とは異なり、スピード感と実務能力の見極めに重点が置かれます。

実務経験とスキルを重視する選考方針

中途採用では、これまでの職務経験や保有スキルがそのまま企業への貢献に直結するため、即戦力としての能力が重視されます。面接では、過去の業務内容や成果、専門知識の深さが評価の中心になります。

短期間かつ効率的な選考プロセス

新卒採用とは異なり、プレエントリーや説明会は行われず、書類選考後すぐに面接へ進むケースが大半です。選考回数も1~2回と少なめで、採用判断が迅速に下されるのが一般的です。

面接時に企業説明を行う

中途採用では、面接の冒頭または終了時に企業や業務内容の説明が簡潔に行われます。応募者が既に業界や職種について理解している前提で話が進むため、丁寧な説明会は行われません。

専門的な質問で深掘りされる

質問は履歴書や職務経歴書をもとに「どのような業務をしていたか」「成果はどうだったか」など、実績を具体的に問う内容が中心です。現場責任者が面接に同席するケースも多く、専門性が見極められます。

志望動機と転職理由の整合性が重視される

中途面接では、転職理由や志望動機について論理的かつ前向きに説明できるかが重要です。ネガティブな転職理由であっても、今後のキャリア展望と結びつけて伝える工夫が求められます。

採用面接は一次から最終までどう進む?

採用面接は、段階ごとに目的と評価の観点が異なります。書類選考を経た後、一次、二次、最終と進行するのが一般的で、面接が進むにつれて質問はより実践的・深掘り型になります。

【一次面接】人柄と基本適性を見極める

一次面接は主に人事担当者が担当し、応募者の人柄や社会人としての基礎的マナーを確認します。志望動機や自己PRなど基本的な内容を通じて、履歴書との整合性や企業との相性を見極める段階です。新卒の場合は集団面接形式で実施されることもあります。

【二次面接】業務適性と配属のマッチを確認する

二次面接では現場の責任者が登場し、より実務的な質問が行われます。中途採用では前職での実績やスキル、新卒では専攻内容の応用力などが問われます。また、希望部署とのマッチングや入社後の活躍イメージが具体的に検討される場でもあります。

【最終面接】価値観と熱意を経営層が確認する

最終面接は社長や役員など経営層が行い、応募者の価値観や企業理念への共感度を評価します。「なぜ当社か」「将来どのように成長したいか」といった本質的な問いが中心です。ここでは入社意欲の強さと長期的な活躍見込みが判断され、内定判断の最終確認が行われます。

面接のためにすべき事前準備は?【面接官編】

面接を円滑に進め、適切な人材を見極めるには、面接官自身の準備が欠かせません。質問内容や会場環境、応募者理解の深さが評価の質に直結します。以下では、面接前に面接官が備えるべきポイントを解説します。

求める人物像と評価基準の明確化・共有

面接の精度を高めるには、企業として「どのような人材を求めているのか」を明確にし、面接官間で共有しておくことが基本です。職種ごとの必要スキル、性格面の適性などを洗い出し、それに応じた評価項目や基準を定めましょう。共通認識があることで質問内容にブレがなくなり、公平性のある評価が実現できます。

応募者情報の事前確認と分析

履歴書・職務経歴書・エントリーシートなどの提出書類にきちんと目を通し、応募者の基本情報とこれまでの経験を理解しておきましょう。質問で深掘りしたい点や懸念事項を事前に把握しておくことで、面接当日のやり取りがスムーズかつ効果的になります。応募者に安心感を与えるためにも「読んできました」という姿勢を示すことが重要です。

質問リストの作成と想定問答の準備

評価基準に基づいて、あらかじめ質問リストを用意しておくと、聞き漏れが防げ、全体の進行にも一貫性が生まれます。たとえば「志望動機」「チームでの経験」「課題への対応力」などに対応する質問を想定しておき、どのような回答が望ましいか基準を持つと良いでしょう。緊張を和らげるアイスブレイク用の軽い質問も準備しておくと、より話しやすい雰囲気が作れます。ただし、家族や婚姻をはじめ、適性・能力以外の要素で差別的な判断を招く質問は避ける必要があります。

面接当日のスケジュール管理と環境整備

当日は時間配分を事前に計画し、面接官の集合時間や役割分担も明確にしておく必要があります。会場の清潔さ、座席配置、照明、温度なども整え、応募者が集中できる環境を整備します。オンライン面接であれば通信機器や接続状況の確認も必須です。また、面接官自身の服装や身だしなみにも注意し、企業の代表として清潔感のある印象を与えましょう。

面接のためにすべき事前準備は?【応募者(求職者)編】

面接は短時間で自分をアピールする重要な機会です。自信を持って臨むためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、応募者が面接前に整えておくべき準備項目を解説します。

企業研究と自己分析で軸を明確にする

志望先企業の事業内容や企業理念、主力商品・サービスを調べ、自分の経験や関心とどうつながるかを整理しましょう。業界全体の動向や競合企業にも目を向けることで、より具体性のある志望動機が語れるようになります。また、自分の強みや価値観を見つめ直し、それを企業でどう活かせるかという視点で自己分析を行うことが重要です。

想定質問への回答を準備・練習しておく

よく聞かれる質問(志望動機・自己PR・長所と短所・学生時代に頑張ったこと・転職理由など)に対して、自分の言葉で簡潔に伝えられるよう準備します。「結論→理由→具体例→まとめ」の順で話す構成を意識し、実際に声に出して練習することでスムーズに話せるようになります。特にオンライン面接ではカメラ越しの練習も効果的です。

マナーと身だしなみを整えて臨む

服装は企業の雰囲気に合わせつつ、清潔感を重視したスタイルに整えましょう。スーツのシワ、靴の汚れ、髪型などにも注意を払います。時間厳守はもちろんのこと、入退室時の挨拶やお辞儀、着席マナー、敬語の使い方も事前に確認しておくと安心です。また、必要書類や筆記用具など持ち物の準備も前日に済ませておきましょう。

当日の体調・精神面を整える

万全の状態で面接に臨むには、体調管理も準備の一部です。前日は十分な睡眠をとり、当日は軽くでも朝食をとってエネルギー補給をしておきます。面接前には深呼吸をし、背筋を伸ばして表情を整えることで緊張を和らげられます。受付後に鏡で最終チェックを行うのもおすすめです。心と体を整えて、落ち着いた状態で本番に臨みましょう。

採用面接の流れを把握して効率的な選考を

採用面接の一連の流れと留意点について、新卒・中途の違いから面接準備、質問例、オンライン対応まで解説しました。面接の流れをあらかじめ理解し適切な対策を講じることで、企業側はミスマッチの少ない効果的な採用選考が可能になりますし、応募者側も実力を十分発揮して自分に合った職を得やすくなります。

納得できる採用を実現するために、面接という場を最大限に活かしていきましょう。


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