マネーフォワード クラウド債権管理使い方ガイド

照合ロジック設定

照合ロジック設定は、機能の使用可否を事前に設定できる画面です。
一括消込画面での自動照合可否や、消込時の前受振替処理、前受データの消込日時設定、入金データ振分画面の使用可否等、貴社の運用に合わせた設定を行うことができます。

【設定】「照合ロジック設定」

■目次 

[設定1]

[設定2]

[設定1]

おもに機能内における使用有無を設定します。使用した設定にチェックを入れてください。

①一括消込画面設定

自動更新(リロード)を許可する

個別消込画面から一括消込画面に戻った際、一括消込画面をリロードするか否かを選択します。
オンにした場合は直前の消込が一括消込画面から消える一方、ロードが挟まる分動作が重くなります。
オフの場合、消込後の明細は、該当行の背景色が変更されます。

一括消込チェックONのデータを消込実行させておく

一括消込画面表示時、一括消込チェックが入っているデータを自動で消込します。

一括消込チェックONのソートをあらかじめ実行しておく

一括消込画面表示時、一括消込チェックが入っているデータを自動で上寄せし、得意先コード順に表示します。

入金日・入金予定日の絞り込み開始日を指定する

一括消込の照合条件にて、頭の範囲指定ができるようになります。

消込完了データを表示時、消込日時にシステム日時を設定

一括消込画面の「消込完了データを表示する」にチェックを入れた際、システム日付(≒本日の日付)が自動で入ります。
(オフだとブランクのままです。ブランクでも検索は可能です。)

本日の消込を即日修正することが多い場合にご利用ください。

②一括消込対象除外設定

入金が複数件の場合は一括対象から外す

入金が複数件(2件以上)の場合、金額が一致していても一括消込チェックが自動で入らなくなります。

金額一致していても手数料自社負担の場合には、一括消込対象から外す

金額が一致(差額ゼロ)かつ手数料自社負担の場合、一括消込チェックが自動で入らなくなります。

差額が消費税誤差の範囲内でも一括消込対象から外す

差額が消費税誤差で設定した範囲内に収まる場合でも、一括消込チェックが自動で入らなくなります。

③EBデータ取込時照合設定

入金データ振分画面を使用する

入金データ振分画面にて、入金データの更新を行います。

オンにした場合、EBデータ取込後に振分をしないと、該当の入金データが消込画面に表示されません。
オフの場合、振分は不要となり、EBデータインポート時点で消込画面に表示されるようになります。

入金グループマスターのオプションを開放している場合、本項目は自動でオンとなります。

※以下はEBデータ振分画面を使用する場合のみ選択できます。

入金振分画面での得意先コードセットを必須にする

入金データ振分更新時に、得意先コードが空欄となっているデータが存在する場合は更新ができなくなります。
オフの場合は、得意先コードが空欄の場合でも更新ができます。

取込時に得意先コードを自動でセットする

EBデータ取込時に、一括消込と同様の照合ロジックによって振込依頼人名から得意先コードを照合し、入金データに得意先コードを紐付けます。
照合できなかったデータは空欄となります。手動でのコード変更も可能です。

※自動対象外処理されたデータに対して、照合は行いません。

※複数の得意先コードが照合された場合は、一番若いコードが付与されます。

学習履歴機能を利用する

EBデータ振分時に、セットされた得意先コードと振込依頼人名(+仕向銀行、仕向支店)の組み合わせが学習履歴に登録されていない場合は、新規登録を行います。

④入金データ修正設定

入金データ修正時に得意先を付与した場合、学習履歴に登録する

【入金】「入金データ検索」にて、得意先コードの新規紐付け/変更をした際、得意先と振込情報を学習します。EBデータで取込した入金データが対象です。

⑤シミュレーション機能設定

全検索でシミュレーションを実施する

シミュレーション機能の内部設定を旧版に戻します。
※特別な事情がある場合を除き、チェックはオフにしてください。

⑥照合ロジック順序設定

一括消込画面で請求データと入金データの自動マッチングを行う際の照合順序の変更、照合ロジックを使用する/しないの設定ができます。

照合ロジックを設定した場合、請求データ・入金データの各情報で突合されます。

照合ロジック名請求データ入金データ
専用入金口座照合得意先マスター「専用入金口座(仮想口座)」情報仮想支店コード・仮想口座番号
得意先コード照合請求データの得意先コード得意先コード
学習履歴照合得意先コードがもつ「カナ学習履歴」振込依頼人名
マスターカナ照合得意先マスター「得意先名カナ」振込依頼人名
番号照合得意先マスター「照合番号」振込依頼人名

チェックが入っていない項目では照合されません。チェックは最低1つ選択されている必要があります。

順序は項目のドラッグ&ドロップで変更可能です。

⑦前受関連設定

前受計上・前受自動振替に関する設定を行います。

前受区分 初期値設定

前受振替時、デフォルトで表示される区分を設定します。前受振替時、ここで設定した区分以外も選択可能です。

前受振替を使用する

消込時に入金残が発生した場合、前受あるいは入金残として残すか、選択ダイアログが表示されます。

チェックがオフの場合、選択ダイアログは表示されず、常に入金残として処理します。

前受伝票日付設定方法

入金区分「前受」の消込を行う際、伝票日付の規定値を設定することができます。

設定可能な項目は下記です。

 未入力/システム日付/請求日/売上日/請求締日/入金予定日/入金日

一括消込を行った際には、上記のうち設定した値が自動でセットされます。

個別消込の場合、表示されるポップアップに初期値として設定した値が入力されています。(変更可)

前受自動振替機能を利用する

入金日<売上日の請求データを一括消込した場合、前受を挟む仕訳を出力することができます。
機能の詳細は前受自動振替機能の記事を参照してください。

ここで設定した前受区分が、前受自動振替時に計上される前受区分として使用されます。

期日入金管理機能を使用している場合、前受自動振替機能は使用できません。

売上月or売上日で判定する

前受自動振替機能での振替単位について設定することができます。

・売上月で判定する…売上日>入金日の消込のうち、売上日が締日内のデータは売掛とみなします。

締日は【設定】「会社設定」の「会計帳簿の締日」欄にて設定します。

・売上日で判定する…売上日>入金日の消込は前受とみなします。

前受金を得意先ごとに分割計上する

複数の得意先を同時に前受自動振替した場合、請求データの各得意先に前受金を分割して計上することができます。

例)下記データで前受自動振替を行った場合(※全請求データの売上日が入金日<売上日だった場合)
【請求データ】   
得意先A 1,000円
得意先B 2,000円
得意先C 2,000円
【入金データ】
5,000円

→前受自動振替発動後、請求データの各得意先に前受金が分割計上される
【前受データ】
得意先A 1,000円
得意先B 2,000円
得意先C 2,000円

⑧入金データ取込設定

各種入金データ取込時、振込依頼人名にスペースが含まれる場合に除去します。

⑨消込時の伝票日付


オンにした場合、各消込仕訳の伝票日付が消込時のシステム日付(≒消込日)となります。

※本設定をオンにした場合、前受伝票日付設定もシステム日付で固定となります。

[設定2]

一括消込、個別消込画面での請求データ、入金データの並び順を設定します。

1.請求情報

一括消込、個別消込画面で請求データの並び順です。
項目の使用有無や、その項目のソート順(昇順/降順)の設定ができます。

各設定の方法と出力される順序は以下の通りとなります。

順序項目名ソート表示される順序
1請求残の正負昇順(規定値)請求残がマイナスの請求データを優先
降順請求残がプラスの請求データを優先
2入金予定日昇順(規定値)入金日予定日が古いものから順に表示
降順入金日予定日が新しいものから順に表示
3得意先コード昇順(規定値)得意先コードでの昇順
降順得意先コードでの降順
4請求日昇順(規定値)請求日が古いものから順に表示
降順請求日が新しいものから順に表示
5請求残(入金予定額)の絶対値降順(規定値)請求残の絶対値の大きい額から順に表示
昇順請求残の絶対値の小さい額から順に表示
6請求区分昇順(規定値)区分マスタの消込順序の小さい値から順に表示
降順区分マスタの消込順序の大きい値から順に表示
7期日入金予定フラグ昇順(規定値)通常請求データを優先
降順期日入金予定の請求データを優先

8

売上日昇順(規定値)売上日が古いものから順に表示
降順売上日が新しいものから順に表示

※7.期日入金予定フラグは、オプション利用時のみ表示されます

※8.売上日のみ、デフォルトでは使用チェックがオフになっています。

2.入金情報

一括消込、個別消込画面で入金データの並び順です。
並び順となる項目の使用有無、その項目のソート順(昇順/降順)の設定ができます。

各設定の方法と出力される順序は以下の通りとなります。

順序項目名ソート表示される順序
1相殺データ昇順(規定値)通常入金データを優先
降順相殺データを優先
2入金残の正負昇順(規定値)入金残がマイナスの請求データを優先
降順入金残がプラスの請求データを優先
3入金日昇順(規定値)入金日が古いものから順に表示
降順入金日が新しいものから順に表示
4振込依頼人名昇順(規定値)振込依頼人名での昇順
降順振込依頼人名での降順
5仕向銀行昇順(規定値)仕向銀行名(半角カナ)での昇順
降順仕向銀行名(半角カナ)での降順
6仕向支店昇順(規定値)仕向支店名(半角カナ)での昇順
降順仕向支店名(半角カナ)での降順
7入金残の絶対値降順(規定値)入金残の絶対値の大きい額から順に表示
昇順入金残の絶対値の小さい額から順に表示
8入金区分昇順(規定値)区分マスタの消込順序の小さい値から順に表示
降順区分マスタの消込順序の大きい値から順に表示

※1.相殺データは、入金予定入力オプション利用時のみ表示されます。

3.個別消込時の消込順序

個別消込画面で請求、入金データを並べ替えした場合に消込するときの順序を設定できます。

・画面の表示順に従う…個別消込画面の並び順で消込を行います。

・消込順序設定に従う…消込順序設定の並び順で消込を行います。
※個別消込画面で並び順の変更をしている場合でも、消込する際に消込順序設定の内容へ順序が入れ替わります。

4.消込時の請求情報・入金情報表示設定

一括消込画面の左右の並びを変更します。

入金情報、請求情報の順にした場合、入金情報が左に来るようになります。

5.一括消込 入金情報表示順設定

一括消込画面で請求、入金データを並べ替えした場合に消込するときの順序を設定できます。

・振込依頼人名(入金データの振込依頼人名カナ順で表示)

・入金日

・入金ID

6.請求絞込

個別消込画面で請求絞込をした場合に、絞込対象外となったデータのチェックオン/オフの挙動を設定できます。

・絞込前のチェックを保持しない(デフォルト)…絞込前の状態にかかわらず、絞込対象外の請求データのチェックはすべてオフとなります。

・絞込前のチェックを保持する…絞込前のチェック状態を保持します。

絞込の前にチェックしていた請求データはオンに、していなかったデータはオフのままとなります。

更新日:2024年11月15日

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