- 更新日 : 2024年7月3日
MEGA(メガ)とは?ストレージに困らない?アプリの使い方も解説
MEGAは、アカウントのない取引先と手軽にデータのやり取りがしたいときに重宝するCloudストレージです。このページでは、クラウド上にログインして使えるファイル共有ストレージサービス「MEGA(メガ)」について使い方や注意点を解説しています。MEGAと類似サービスとの違いや料金プランもご紹介するので参考にしてください。
目次
MEGA(メガ)とは?
MEGA(メガ)は、ニュージーランドのMega Limitedが主体となって提供するオンラインストレージサービスです。シンプルな使い勝手のインターフェースと、クラウド上で利用できる大容量ストレージがアカウントのないユーザーも交えて利用できます。
無料で使える大容量クラウドストレージ
MEGAは、大容量のストレージを無料で使えます。現在無料プランで使えるストレージ容量は20GBです(※2023年7月27日現在)。
MEGAは、アカウント開設が完了すると、ダッシュボードにログインできます。ストレージ容量と転送の制限以外であれば、無料プランでもダッシュボードの機能を全て利用できます。
参考までに、類似するクラウドストレージサービスを比較してみました。
| MEGA | Google ドライブ | Dropbox | |
|---|---|---|---|
| 無料でできる範囲 | アカウントのないユーザーも含めたファイル共有が可能 20GBまでのストレージ無料利用 | Googleアカウント同士のファイル共有 15GBまでのストレージ無料利用 | アカウント登録とログインによるファイル共有・復元 2GBまでのストレージ無料利用 |
| 料金(TBあたりの月額) | 1.56ユーロ | 3.70ユーロ | 5.50ユーロ |
MEGAは、類似サービスに比べてストレージ容量が20GBと最も多く利用できます。
アカウントなしで使える
MEGAはファイルを共有する場合、アカウント開設したユーザーのストレージに、アカウントのないユーザーもログインできます。
アカウントなしでもファイル共有できるため、外部業者とのデータの受け渡し場所としても利用可能です。アカウントのない相手でも、やり取りするファイルにセキュリティキーを付与できるので、ストレージのセキュリティ対策も配慮しているサービスといえるでしょう。
MEGAの基本機能
MEGAの基本機能には、次のような特徴があります。
ファイルやフォルダの共有
MEGAは、無料プランでも参加メンバー同士のファイル共有が可能です。やり取りに不安がある場合は、ファイル共有のセキュリティを強化する目的で、有料プランに移行してパスワードの追加設定もできます。参加メンバーが任意に増えるのであれば、情報漏えいのリスク回避を考えて有料プランへの移行も手段の一つです。
端末データの自動同期
MEGAは、クラウド上のストレージに保存するため、端末の空き容量を気にする必要がありません。パソコンやタブレットに保存しているデータをクラウド上のストレージに自動同期できます。
端末データの自動同期機能は、外部端末のケーブル接続の手間を省きます。複数のスマートフォンやタブレット間でストレージを共有するのであれば、クラウド上でアクセスするだけで共有可能です。
コミュニケーション機能
MEGAには、ファイル共有ユーザーとのコミュニケーションを図れるMEGAchat機能があります。MEGAchat機能は、ストレージサービス利用者と気軽にチャットを実行できます。そのため、ファイルを送ったことを告げるメールを別途やり取りする必要がありません。
MEGAchatでは、テキストや音声による会話ができます。ストレージ内のコミュニケーションが実現するため、アップロードしたファイルのフィードバックもアプリ内で実行できます。
最高レベルのオンラインセキュリティ
MEGAで実行するファイル共有には、エンドツーエンドの暗号化のセキュリティ技術が使われています。MEGAから発行されるセキュリティキーの保持者は、ストレージを利用するアカウントユーザー限定です。セキュリティキーは、アカウントユーザーが設定したパスワードで暗号化されます。
アカウントユーザーが暗号化されたパスワードを忘れた場合は、ストレージの利用開始とともに作成した回復キーで再設定します。
さらにアカウントのセキュリティレベルを強化する場合は、2要素認証(2FA)の追加が可能です。2要素認証(2FA)は、別に起動する認証アプリで6桁コード入力の追加認証を行います。
ビジネスでMEGAを利用するメリット
アカウントのない相手とファイル共有のできるMEGAは、ビジネス利用に適しています。ここでは、活用例やメリットをご紹介しましょう。
あらゆる端末からアクセスできる
MEGAは、あらゆる端末にアプリを導入できます。そのため、PCやタブレット、スマートフォンといったほとんどのデバイス間でファイル共有が可能です。PCの場合は、ブラウザ上で実行するため、同期用のデスクトップアプリを導入します。
タブレット端末やスマートフォンなどと同期する場合は、端末機種ごとにMEGAアプリの導入が必要です。
自動バックアップで保存の手間がなくなる
MEGAの管理画面では、バックアップセンターが用意されています。アプリと端末のバックアップフォルダを同期するには、MEGAデスクトップアプリが必要です。デスクトップアプリは、MEGA管理画面のバックアップセンターの案内に従って導入します。
MEGAは、PCやタブレットなどの手持ちの端末と同期できれば、自動バックアップされるため保存の手間がなくなるでしょう。
ドラッグ&ドロップで操作できる
MEGAアプリは、全て直感的なドラッグ&ドロップで操作可能です。MEGA管理画面のインターフェースも全て日本語で表示できます。また、ストレージ内に保存されるファイルも階層や種類など視覚的に判断しやすくなっています。
MEGAの料金プラン
MEGAの料金プランは、利用するストレージ容量を基準に選ぶ仕組みです。
| プラン | 使用できる ストレージ容量 | 使用できる 転送容量 | 月額料金(単位:ユーロ) |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | 20GB | 制限あり | 0ユーロ |
| プロ1 | 2TB | 2TB | 9.99ユーロ |
| プロ2 | 8TB | 8TB | 19.99ユーロ |
| プロ3 | 16TB | 16TB | 29.99ユーロ |
| プロフレキシ (従量制) | 基本クオータ3TB 追加無制限 | 転送クオータ3TB 追加無制限 | 基本月額15ユーロ 1TBごとに2.50ユーロ加算 |
| ビジネスプラン | 基本クオータ3TB 3ユーザー 追加無制限 | 転送クオータ3TB 3ユーザー 追加無制限 | 基本月額15ユーロ 1TBごとに2.50ユーロ加算 1ユーザー追加ごとに5ユーロ加算 |
※2023年7月27日時点の料金プラン
MEGAの利用料金は、ユーロで請求されます。相場の変動が考えられるため、円ではなくユーロで料金を比較しています。
MEGAの使い方
MEGAを使い始めるには、次の手順で進めます。
新規アカウントの作成には、MEGA公式サイトへのアクセスが必要です。
- 公式サイト中央の「MEGAを無料でお試しください」というボタンをクリック
- アカウント登録ページで「ユーザー名」、「メールアドレス」、「パスワード」を設定
- 登録メールに認証メールが届いたらリンク先をクリック
- 登録したメールアドレスと設定したパスワードを入力
- 右下の緑色ボタン「Confirm your account」をクリック
ここまでの手続きにより、「Choose the Right Plan For You(あなたに合ったプランをお選びください)」とプラン選択画面が表示されます。
プラン選択画面では、表示される無料プランの「無料で始めましょう」ボタンを選択すると、アカウント復旧画面へと移動します。
アカウント復旧画面で作成するのは、アカウントの回復キーです。回復キーは、パスワードや認証システムの紛失でデータにアクセスできない状態を防止します。回復キーは、22文字の英数字の羅列で構成されています。
回復キーの保存は、左側にある「ダウンロード」をクリックすると、手持ちのデバイスのダウンロードフォルダに「MEGA-RECOVERYKEY.txt」というファイルで保存される仕組みです。
MEGAの管理画面
回復キーを手持ちのデバイスに保存すると、MEGAのストレージ管理画面にログインができます。管理画面の構成は、次の通りです。
- ダッシュボード:ストレージ使用状況・転送状況、料金などの表示
- 私のファイル:デスクトップアプリ導入によりクラウドストレージ内のファイルを表示
- 写真:クラウドストレージ内の画像や動画などのメディアファイルの管理
- 会話:ファイル共有ユーザーとの音声やテキストでチャットを実行・連絡先の追加など
- バックアップセンター:手持ちのデバイス(PCやモバイル端末など)とバックアップ同期
MEGAの管理画面は、英語表記が標準スタイルです。日本語で使う場合は、管理画面の右端にある「三点マーク」を選択し、メニュー下の言語を「English」から「日本語」に変更することで日本語表記に切り替えができます。
MEGAを利用する際の注意点
MEGAは、無料で20GBまでのストレージが使えますが、無料プランの利用ではいくつか注意が必要です。
3カ月のログインがないとデータが消える
MEGAを無料プランで利用しているユーザーは、3カ月間ログインしないままでいるとWebサイトおよびサービスへのアクセス権を失います。この処置は、無料で作成したアカウントに対して、作成してから放置状態が続くことを防ぐためのものです。
MEGA公式サイトの規約では、次のようなユーザー(ビジネスアカウント内の他ユーザーも含む)が一時停止や削除の対象になると説明しています。
- 契約内容に違反する行為を起こした場合
- ユーザー登録を終了している場合
- 無料プランユーザーで3カ月以上ログインしていない場合
- 上記条件のユーザーがアカウント登録したメールに連絡しても返信がない場合
データ参照元:MEGA限定サービス規約(規約)
MEGAを無料で使い続けるには、定期的なストレージへのアクセスが必要です。3カ月以上ログインしないままでいると、データが消えてしまう点に注意しましょう。
FAQ・ヘルプサイトの英語表記を変える
MEGAのサービス紹介ページは、日本語で表記されていますが、FAQページやヘルプサイトなどの詳細内容は、英語表記となっています。そのため、詳細内容を把握するには、日本語への翻訳が必要です。
ただし、翻訳ツールにもよりますが、翻訳結果の日本語の言い回しに違和感を抱く場合があります。
ダウンロード数に制限がかかる
MEGAの無料プランには、転送量に制限があります。転送量の制限は、クラウド上のデータをダウンロードすることで消費されます。無料プランでは、転送制限の範囲を明確にしていません。目安としては、同じIPアドレスから6時間以内にダウンロードする行為に制限がかかる見通しです。
無料プランの場合は、20GBのストレージが利用できますが、転送で消費するデータ量は別に算出されます。ネットワークの使用状況などもあるため、ダウンロードが進まない場合は、正常に動くまで時間を待つか有料プランへの移行が必要です。
※参照元:MEGA公式サイト「転送クオータ」
MEGAの無料プランは定期的なログインを心がけよう
今回ご紹介したMEGAは、特徴ある基本機能となっています。アカウントのないユーザーでもファイル共有できることや、自動同期、チャットによるコミュニケーションなど可能なことです。これらの基本機能は、パスワードを暗号化するセキュリティキーの仕組みで成り立っています。
また、MEGAの無料プランは他のファイル共有サービスと比較しても20GBと大容量のストレージが使えます。ただし、無料プランの利用では、3カ月以内のログインが必要です。ログインしないまま3カ月以上経過すると、クラウド上で保存しているデータが削除されます。そのような仕組みを把握した上で利用しましょう。
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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