「日次勤怠」画面で確認できる「休暇みなし所定外」「休暇みなし法定外」の項目がどのような場合に集計されるのかについてご案内いたします。
休暇みなし所定外・法定外が集計される設定
「全権管理者メニュー」＞「勤怠ルール」＞「休暇ルール」で集計の設定が可能です。
＜休暇みなし所定外＞
休暇ルールの設定で「有給休暇取得時の労働時間の取り扱い」の「休暇みなし時間を労働時間としてカウントする」を「する」に設定している場合に集計されます。（画像内①の設定）
＜休暇みなし法定外＞
休暇ルールの設定で「有給休暇取得時の労働時間の取り扱い」の「休暇みなし時間を労働時間としてカウントする」を「する」、かつ「有給休暇取得時の労働時間の取り扱い」の「休暇みなし時間を残業計算にいれる」を「する」に設定している場合に集計されます。（画像内②の設定）
各就業ルールごとの集計例
基本勤務制／シフト制
＜休暇みなし所定外＞
「休暇みなし所定外」は集計されません。
＜休暇みなし法定外＞
日・週ごとのいずれかの法定労働時間の枠を超過した分が「休暇みなし法定外」として集計されます。
【例】
09:00-18:00の勤務パターンを適用して有給休暇（全休）を取得、9時間が休暇みなしとなる場合は、「休暇みなし所定」が08:00h、「休暇みなし法定外」が01:00h集計されます。
フレックスタイム制
＜休暇みなし所定外＞
「所定労働時間の総枠」を超過して、「清算期間における総労働時間」に達するまでが「休暇みなし所定外」として集計されます。
＜休暇みなし法定外＞
「清算期間における総労働時間」を超過した分が「休暇みなし法定外」として集計されます。
【例】
画像では、全休取得を行うと、10:00hの休暇みなしが計上される設定となっています。
この場合、休暇前日までに所定140:00h、所定外12:00hが計上されているため、160:00hに達するまでの08:00hまでが「休暇みなし所定外」として集計されます。
また、「休暇みなし所定外」が08:00h計上されることで法定労働時間の枠である160:00hに到達するため、残りの02:00hは「休暇みなし法定外」として集計されます。
変形労働制
＜休暇みなし所定外＞
「休暇みなし所定外」は集計されません。
＜休暇みなし法定外＞
日・週・月ごとのいずれかの法定労働時間の枠を超過した分が「休暇みなし法定外」として集計されます。
【例】
休暇前日までに所定労働時間が176:00h集計されています。この場合、休暇みなし時間10:00hのうち、「月の法定労働時間の総枠」（177:06h）までの01:06hが「休暇みなし所定」として、超過した08:54hが「休暇みなし法定外」として集計されます。
裁量労働制
＜休暇みなし所定外＞
就業ルールで設定の「所定労働時間」を超過し、08:00h以下の時間数が「休暇みなし所定外」として集計されます。
【例】
所定労働時間が07:00hで設定されています。休暇みなし時間が08:00h集計されるため、07:00hが「休暇みなし所定」として、01:00hが「休暇みなし所定外」として集計されます。
＜休暇みなし法定外＞
日・週ごとのいずれかの法定労働時間の枠を超過した分が「休暇みなし法定外」として集計されます。
【例】
休暇前日までに労働時間が40:00h集計されているため、計上される休暇みなし時間の08:00hすべてが「休暇みなし法定外」に集計されます。
管理監督者
「休暇みなし所定外」「休暇みなし法定外」は集計されません。
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