マネーフォワード クラウド勤怠(FAQ)

Q. フレックスタイム制の設定例を教えてください。(「所定外」と「法定外」で別々に集計)

「フレックスタイム制」を利用した設定の具体例は、以下をご確認ください。

フレックスタイム制の設定方法や各項目については、以下のガイドをご参照ください。
フレックスタイム制の設定方法

このガイドは、「事業者情報」画面の「残業時間の集計方法の表示方法」に【「所定外」と「法定外」で別々に集計】と表示されている事業者用です。
【「残業」に「法定外」を含めて集計】と表示されている場合は、以下のガイドをご参照ください。
フレックスタイム制の設定例を教えてください。(「残業」に「法定外」を含めて集計)

清算期間が1ヶ月の場合の具体例

設定条件

  • 清算期間:1ヶ月
  • 総労働時間の計算方法:1日の標準労働時間 × 清算期間の所定労働日数
  • 法定労働時間の総枠の計算方法:原則通り(清算期間の暦日数 ÷ 7 × 法定労働時間)
  • 労働時間の不足分の取扱い:清算期間終了時に清算
  • フレックス勤務に含める範囲:平日のみ
  • 1日の標準労働時間:7時間
  • フレキシブルタイム:開始 06:00 / 終了 19:00
  • コアタイム:開始 10:00 / 終了 15:00

設定手順

  1. 「勤怠ルール」>「就業ルール」>「フレックスタイム制」画面で「追加」をクリックします。
  2. 「フレックスタイム制を追加・編集」画面で設定条件にあわせて各項目を入力・選択します。
  3. 画面下部の「保存」をクリックします。

勤怠集計への反映

月次の集計について

「総労働時間」「所定労働時間の総枠」「清算期間における総労働時間」に反映する値は以下のとおりです。

記号項目名項目の説明
総労働時間フレックス勤務に含まれる「所定労働時間」内の実労働時間の合計時間が表示されます。
所定労働時間の総枠「総労働時間の計算方法」で設定した計算式で計算された清算期間の「所定労働時間」内の上限値が表示されます。
上限値を超えた労働時間は「所定外」に集計されます。
清算期間における総労働時間「法定労働時間の総枠の計算方法」で設定した計算式で計算された清算期間の「法定労働時間」内の上限値が表示されます。
上限値を超えた労働時間は「法定外」に集計されます。

日次の集計について

以下画像のように打刻した場合を例に、「所定」「所定外」「法定外」「遅刻」「早退」に集計される値を説明します。

記号表示項目値の説明
A所定「所定労働時間の総枠」までの時間が集計されます。
B所定外「所定労働時間の総枠」を超えたら集計されます。
本項の具体例では、161時間を超えた時間から集計されています。
C法定外「清算期間における総労働時間」を超えたら集計されます。
本項の具体例では、177時間6分を超えた時間から集計されています。
D遅刻コアタイムの開始時間(10:00)より遅く出勤すると集計されます。
E早退コアタイムの終了時間(15:00)より早く退勤すると集計されます。

清算期間が2ヶ月の場合の具体例

設定条件

  • 清算期間:2ヶ月
  • 総労働時間の計算方法:1日の標準労働時間 × 清算期間の所定労働日数
  • 法定労働時間の総枠の計算方法:原則通り(清算期間の暦日数 ÷ 7 × 法定労働時間)
  • 労働時間の不足分の取扱い:清算期間終了時に清算
  • フレックス勤務に含める範囲:平日のみ
  • 1日の標準労働時間:7時間
  • フレキシブルタイム:開始 06:00 / 終了 19:00
  • コアタイム:開始 10:00 / 終了 15:00

フレックスタイム制の設定

  1. 「勤怠ルール」>「就業ルール」>「フレックスタイム制」画面で「追加」をクリックします。
  2. 「フレックスタイム制を追加・編集」画面で設定条件にあわせて各項目を入力・選択します。
    「フレックス制の清算期間」の「清算期間」で「2ヶ月」を選択し、「清算期間の起算月」で清算期間のカウントを開始する月を設定してください。
  3. 画面下部の「保存」をクリックします。
「フレックス制の清算期間」の「清算期間」で「2ヶ月」を選択し、「決算期間の起算月」を「1月」に設定すると、清算期間は「1~2月」「3~4月」「5~6月」・・・となります。

勤怠集計への反映

月次の集計について

「総労働時間」「所定労働時間の総枠」「清算期間における総労働時間」「月間の労働時間数(週平均50時間)」に反映する値は以下のとおりです。

記号項目名項目の説明
総労働時間清算期間(2ヶ月)のフレックス勤務に含まれる実労働時間の合計時間が表示されます。
所定労働時間の総枠「総労働時間の計算方法」で設定した計算式で計算された清算期間(2ヶ月)の「所定内労働時間」の上限値が表示されます。
上限値を超えた労働時間は「所定外」に集計されます。
清算期間における総労働時間「法定労働時間の総枠の計算方法」で設定した計算式で計算された清算期間(2ヶ月)の「法定内労働時間」の上限値が表示されます。
上限値を超えた労働時間は「法定外」に集計されます。
月間の労働時間数(週平均50時間)清算期間を複数月とした場合の1ヶ月あたり法定内労働時間の上限値が表示されます。
清算期間全体(2ヶ月)で「清算期間における総労働時間」に達していない場合も、1ヶ月内の労働時間が「月間の労働時間数(週平均50時間)」を超過すると「法定外」に集計されます。

日次の集計について

以下画像のように打刻した場合を例に、「所定」「所定外」「法定外」「遅刻」「早退」に集計される値を説明します。

記号表示項目値の説明
A所定「所定労働時間の総枠」までの時間が集計されます。
B所定外「所定労働時間の総枠」を超えたら集計されます。
本項の具体例では、301時間を超えた時間から集計されています。
C法定外「清算期間における総労働時間」を超えたら集計されます。
本項の具体例では、348時間30分を超えた時間から集計されています。
D遅刻コアタイムの開始時間(10:00)より遅く出勤すると集計されます。
E早退コアタイムの終了時間(15:00)より早く退勤すると集計されます。

不足時間を繰り越す場合の具体例

設定条件

  • 清算期間:1ヶ月
  • 総労働時間の計算方法:1日の標準労働時間 × 清算期間の所定労働日数
  • 法定労働時間の総枠の計算方法:原則通り(清算期間の暦日数 ÷ 7 × 法定労働時間)
  • 労働時間の不足分の取扱い:翌清算期間に繰り越し
  • フレックス勤務に含める範囲:平日のみ
  • 1日の標準労働時間:7時間
  • フレキシブルタイム:開始 06:00 / 終了 19:00
  • コアタイム:開始 10:00 / 終了 15:00

設定手順

  1. 「勤怠ルール」>「就業ルール」>「フレックスタイム制」画面で「追加」をクリックします。
  2. 「フレックスタイム制を追加・編集」画面で設定条件にあわせて各項目を入力・選択します。
    「労働時間の不足分の取扱い」で「翌清算期間に繰り越し」を選択します。
  3. 画面下部の「保存」をクリックします。
  • 「総労働時間の不足時間の取り扱い」の選択肢については、こちらのガイドにある「総労働時間の不足時間の取り扱い」の項をご参照ください。
  • 「労働時間の不足分」を翌清算期間へ繰り越すためには、勤怠締めを行う必要があります。

勤怠集計への反映

月次の集計について

「総労働時間」「所定労働時間の総枠」「清算期間における総労働時間」「控除繰越限度時間」「控除繰越時間」「控除繰越限度超過時間」に反映する値は以下のとおりです。

記号項目名項目の説明
総労働時間清算期間のフレックス勤務に含まれる実労働時間の合計時間が表示されます。
所定労働時間の総枠清算期間の所定内労働時間の上限値が表示されます。
「総労働時間」が「所定労働時間の総枠」に達していない場合は、「労働時間の不足分」として繰り越し対象となります。
清算期間における総労働時間「法定労働時間の総枠の計算方法」で設定した計算された清算期間の「法定内労働時間」の上限値が表示されます。
上限値を超えた労働時間は「法定外」に集計されます。
控除繰越限度時間「労働時間の不足分の取扱い」で「指定した繰り越し限度時間まで繰り越し」を選択すると表示されます。
本項の具体例の設定では、数値は表示されません。
控除繰越時間清算期間終了時点の「労働時間の不足分」が表示されます。
「控除繰越時間」はすべて「翌清算期間」の「所定労働時間の総枠」に合算されます。
控除繰越限度超過時間「控除繰越限度時間」を超過した分の時間を表示します。

日次の集計について

以下画像のように打刻した場合を例に、「所定」「所定外」「法定外」「遅刻」「早退」に集計される値を説明します。

記号表示項目値の説明
A所定「所定労働時間の総枠」までの時間が集計されます。
B所定外「所定労働時間の総枠」を超えたら集計されます。
本項の具体例では、161時間を超えた時間から集計されています。
C法定外「清算期間における総労働時間」を超えたら集計されます。
本項の具体例では、177時間6分を超えた時間から集計されています。
D遅刻コアタイムの開始時間(10:00)より遅く出勤すると集計されます。
E早退コアタイムの終了時間(15:00)より早く退勤すると集計されます。

クラウド給与へ連携したときのご注意

「控除繰越限度超過時間」は、「マネーフォワード クラウド給与」へ以下のように連携されます。

  • 清算月:「控除繰越限度超過時間」に集計された値が反映する。
  • 清算月以外:「0時間」が反映する。

クラウド給与へ連携できる項目については、以下のガイドをご参照ください。
マネーフォワード クラウド勤怠の連携設定方法

更新日:2024年09月04日

※本サポートサイトは、マネーフォワード クラウドの操作方法等の案内を目的としており、法律的またはその他アドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトに記載している内容の正確性・妥当性の確保に努めておりますが、実際のご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家に相談するなど、ご自身の判断でご利用ください。

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