• 更新日 : 2026年1月14日

グループワークにおすすめのゲーム12選!成功させるポイントを解説

グループワークを効果的に進めるには、チームの協力を自然と引き出せる「ゲーム形式のワーク」が効果的です。ただし、目的に合ったゲームを選ばなければ、想定した効果を得ることができない可能性があります。

本記事では、グループワークにおすすめのゲーム12選を紹介します。成功させるためのポイントも解説しているので、実践的なワークを行いたい方は、参考にしてください。

グループワークとは

グループワークは、数人〜数十人を小グループに分けて課題に取り組む学習・評価手法です。議論に終始するディスカッションとは異なり、最終的な成果物や結論の提出が求められる点が特徴です。

主体的に学ぶ姿勢を育てるアクティブラーニングの一種として、教育現場でも導入が広がっています。

企業でも、採用選考やインターン、研修など多くの場面でグループワークが活用されています。下記のような実務で求められる力を観察できるため、評価手法としても有効です。

  • 協働力
  • 課題解決力
  • コミュニケーション力

グループワークの形式はさまざまで、プレゼン型や作業型、ゲーム型など、目的にあわせて選べます。

実施時間は30〜60分程度が一般的で、少人数での作業が効果を発揮しやすい傾向があります。

チームで成果を出す経験を通じて、社会人としての基礎力を身につけられる点も魅力のひとつでしょう。

以下の記事では、チームワークの必要性や高める方法について詳しく解説しているので、参考にしてください。

グループワークにゲームが効果的な理由

グループワークにゲームを取り入れることで、次のような効果が得られます。

  • 心理的安全性が高まり、発言しやすくなる
  • 自然にコミュニケーションが増える
  • 楽しさによって参加意欲・集中力が高まる
  • 協力する中で、リーダーシップやサポート力が表れやすい
  • 役割分担の重要性を実体験として理解できる
  • 短いサイクルでPDCAを体験できる
  • 目的の共有・協力・問題解決力をまとめて鍛えられる

こうした効果が得られるため、教育現場や採用選考、企業研修など、さまざまな場面でゲームが活用されています。

以下の記事では、チームワークを高める方法を具体的に解説しているので、参考にしてください。

グループワークにおすすめのゲーム12選

グループワークに取り入れるゲームは、選び方次第でチームの関係構築やコミュニケーションの質を大きく高められます。ここでは、研修や採用選考など幅広い場面で使いやすい12のゲームを紹介します。

どのゲームも、目的や人数にあわせて実施できるのが特徴です。目的に合ったワーク選びの参考にしてください。

1. バースデーライン

バースデーラインは、参加者が誕生日順または誕生月順に一列に並ぶゲームです。

期待できる効果
  • 非言語コミュニケーションの重要性を体験できる
  • 初対面でも協力しやすく、一体感が生まれる
適している場面
  • 新人研修
  • チームビルディング
  • アイスブレイク
所要時間・人数
  • 人数:10〜30人
  • 時間:10〜15分

会話や筆談は禁止で、ジェスチャーだけで意思疎通を行います。相手の動きや表情を読み取りながら順番を揃えるため、自然とコミュニケーションが生まれるのが特徴です。

誕生日という共通話題を共有することで、その後の会話のきっかけにもなり、場の雰囲気を一気に温められるメリットがあります。

2. 2つの真実と1つのウソ

参加者が「真実2つ+ウソ1つ」を発表し、他のメンバーがどれがウソかを当てるゲームです。

期待できる効果
  • 相互理解の促進
  • 傾聴力・観察力・質問力の向上
適している場面
  • 初対面のグループ
  • 異動直後のチーム
  • アイスブレイク
所要時間・人数
  • 人数:3〜6人
  • 時間:10〜20分

ちょっとした推理要素が加わることで、笑いや意外性が生まれやすいため、場が自然と和みます。参加者の個性や趣味が明らかになるのも特徴です。

初対面でも会話が広がりやすく、関係構築に役立つでしょう。

3. ワードウルフ

参加者に類似した2つのお題を配り、少数のお題を受け取った人が「ワードウルフ」となります。

期待できる効果
  • 観察力・質問力の向上
  • 議論を通じたコミュニケーション活性化
適している場面
  • 初対面の研修
  • 学生向けワークショップ
  • 短時間で盛り上げたい場面
所要時間・人数
  • 人数:4〜10人
  • 時間:10〜20分

自分が多数派か少数派かわからない状態で会話を進め、最後に怪しい人を指差して多数決で決めます。対話・推理・駆け引きが混ざっているのが特徴です。

初対面でも発言が生まれやすく、研修のアイスブレイクとしても人気があります。

4. 十人十色ゲーム

チーム内で代表者を1名選び、趣味・好きな食べ物など複数の質問に対して他のメンバーが回答を予想します。

期待できる効果
  • 多様性理解の促進
  • 相手の価値観を尊重する姿勢の育成
  • コミュニケーションの質の向上
適している場面
  • 相互理解を深めたい研修
  • チームビルディング
  • オンライン研修
所要時間・人数
  • 人数:4〜6人
  • 時間:30〜60分

正解数に応じて得点が入り、チーム対抗で競う形式です。メンバーの価値観や個性が見えやすく、他者視点で考えることを体験できます。

関係構築を丁寧に行いたい場面に向いています。

5. ペーパータワー

A4の紙だけを使い、制限時間内に「もっとも高く自立するタワー」を作るゲームです。

期待できる効果
  • 創造力・発想力の向上
  • 役割分担や情報共有など、協働スキルの強化
  • 粘り強さ・戦略的思考の習得
適している場面
  • 企業の新人研修
  • チームビルディング
  • 採用選考
所要時間・人数
  • 人数:1チーム4名〜
  • 時間:60〜120分

紙の枚数を原価、タワーの高さを成果として見立てることで、経営の疑似体験としても活用できます。限られた条件の中で、最適な構造を考える必要があります。

試行錯誤のプロセスで、自然と役割分担やコミュニケーションが生まれるのが特徴です。評価ポイントが多く、研修で採用されやすい定番のワークです。

6. マシュマロチャレンジ

乾燥パスタ・テープ・ひも・マシュマロなど、限られた材料でタワーを作り、頂上にマシュマロを置くことを目指します。

期待できる効果
  • PDCAサイクルの体験
  • 創造力・改善力の向上
  • 役割分担や協力の重要性を理解できる
適している場面
  • 新人研修
  • 課題解決力を鍛える研修
所要時間・人数
  • 人数:1チーム4〜5名
  • 時間:30〜120分(1回18分×振り返りの繰り返しが基本)

材料の特性を踏まえて構造を考える必要があるため、発想力と協働力が試されます。18分ごとの振り返り→改善→再挑戦の流れでPDCAを学べるのが魅力です。

準備も簡単なため、幅広いシーンで活用されています。

7. 目的地移動ゲーム

3名1チームで役割を分担し、目隠しをしたメンバーを目的地まで誘導するゲームです。

期待できる効果
  • 言語・非言語コミュニケーションの理解
  • 信頼関係の構築
  • 役割ごとの責任感を体験可能
適している場面
  • チームビルディング
  • コミュニケーション研修
  • リーダーシップ研修
所要時間・人数
  • 人数:3名1組(指示役・サポート役・目隠し役)
  • 時間:20〜30分

指示役は声だけで指示し、サポート役は声を出さずにフォローします。言語・非言語の違いによる伝わり方を体感でき、役割間の信頼が重要であることに気づきやすい構成です。

伝える側と受け取る側のズレも明確になり、コミュニケーション改善の場として効果的です。

8.条件プレゼン

運営側が用意した3つのキーワードを必ず含めて、プレゼンを作るゲームです。

期待できる効果
  • 発想力・ストーリー構築力・表現力を高められる
  • 役割分担や意見調整を通じて協働スキルを伸ばせる
  • 個々の強みを把握しやすくなる
適している場面
  • 採用選考
  • 企画系の研修
  • チームの発想力を伸ばしたい場面
  • オンライン研修にも対応可能
所要時間・人数
  • 人数:4〜30人(1チーム4〜5名)
  • 時間:60〜90分

キーワードをどうつなげるかが勝敗を左右し、創造性も問われます。仕事に関連したテーマを選ぶと研修に応用しやすく、自由なテーマにするとユニークな企画が生まれるのが特徴です。

また、プレゼン作成の過程で役割分担や意思統一が必要になるため、協働力の観察にも役立ちます。発表後に投票し、良かった点を共有することで学びが深まります。

9. ウミガメのスープ

出題者が提示する「はい・いいえ」で答えられる情報だけを使い、物語の真相を推理するゲームです。

期待できる効果
  • 論理的思考・水平思考の強化
  • 質問力・傾聴力の向上
  • 心理的安全性の向上
適している場面
  • アイスブレイク
  • 推理力を鍛えたい研修
  • 初対面のグループワーク
所要時間・人数
  • 人数:4〜10人
  • 時間:5〜30分

一見不可解なシナリオを読み解く過程で、論理的思考や柔軟な発想力が磨かれるのが特徴です。チーム全体で質問を出し合うため、自然とコミュニケーションが活発になります。

「いい質問だね」などのフィードバックが安心感を生み、心理的安全性の向上も期待できます。ゲーム後にどのような質問が役に立ったかについて振り返ることで、より理解を深められるでしょう。

10. 謎解き脱出ゲーム

与えられた謎・暗号・パズルをチームで解き、制限時間内に「脱出」または「クリア」を目指すゲームです。

期待できる効果
  • チームワーク・役割分担・協力の強化
  • 論理的思考・発想力の向上
  • 状況判断力やリーダーシップの発揮
適している場面
  • チームビルディング
  • 社内イベント
  • 大人数の研修
  • 行動特性を観察したい採用試験
所要時間・人数
  • 人数:1チーム4〜6人(全体30名まで対応可能)
  • 時間:60〜90分

論理的思考・発想力が求められ、個々の得意分野が活かされやすい特徴があります。成功するには、情報共有が必須です。

そのため、自然とリーダー役・サポート役が生まれ、協力体制が整っていきます。会議室など限られたスペースでも実施しやすく、社内イベントとしても定番のアクティビティです。

11. GOOD&NEW

参加者が「最近あった良いこと(GOOD)」や「新しい発見(NEW)」を、ひとりずつ共有するシンプルなゲームです。

期待できる効果
  • 心理的安全性が高まる
  • 発言しやすい雰囲気が生まれる
  • 相互理解が深まる
  • コミュニケーションが活性化する
適している場面
  • 朝会・研修の冒頭
  • アイスブレイク
  • オンライン会議
  • 初対面の場や緊張をほぐしたいタイミング
所要時間・人数
  • 人数:3〜10人
  • 時間:15〜30分

オンラインでも実施しやすいのが特徴です。ポジティブな内容を共有することで空気が明るくなり、自然に会話が増えます。

また、メンバーの日常や価値観に触れることで相互理解が深まるため、チームの心理的安全性も高まります。リモート会議でも簡単に行えるため、研修・会議前のウォーミングアップとしても効果的です。

12. ピクチャーディクショナリー

出されたお題を「絵だけ」でチームに伝え、正解してもらうゲームです。

期待できる効果
  • 表現力・非言語コミュニケーション能力の向上
  • 観察力・想像力の強化
  • イメージ共有のトレーニング
  • 抽象的概念を説明する力の向上
適している場面
  • アイスブレイク
  • コミュニケーション研修
  • 創造性を高めたい場面
  • 短時間で盛り上げたいワーク
所要時間・人数
  • 人数:2〜6人
  • 時間:10〜20分

話すことは禁止のため、表現方法を工夫したり、絵から意図を読み取ったりする力が求められます。未来や希望など、抽象度の高いお題にすることで、難易度や学習要素の調整が可能です。

絵が得意でなくても盛り上がりやすいため、短時間でも活発なコミュニケーションが生まれるでしょう。紙とペンだけではじめられる手軽さも魅力です。

グループワークでゲームを成功させるポイント

ゲームを取り入れたグループワークは、コミュニケーション活性化や協力体験を得られます。一方で、進め方を誤ると、楽しかっただけで終わってしまいます。

学びを生むには、目的を共有し、参加しやすい環境を整えて、振り返りで体験を言語化させることが欠かせません。ここでは、どのような場面でも実践できる4つのポイントを紹介します。

目的とゴールを最初に伝える

ゲームを成功させる最重要ポイントは、最初に「目的」と「ゴール」を共有することです。意図が見えないまま始めると、ただのレクリエーションになり、本来得たい学びにつながりません。

「協力して課題を解決する練習」「役割分担を体験する」など、狙いを先に伝えるだけで参加者の意識がそろいます。目的が理解できると、ゲーム中の行動が学習につながりやすくなるでしょう。そのため、はじめての参加者でも安心して取り組めます。

終了後の振り返りの質も高まって、体験が確かな成長につながります。

ルールと手順はシンプルにまとめる

ゲームの効果を高めるには「理解しやすいこと」が大切です。内容がスッと頭に入るほど参加しやすくなり、本来の目的である協力・コミュニケーション・学びに集中できます。

反対に、ルールが複雑だと「覚えること」に意識が奪われ、ゲームの効果が半減してしまうでしょう。そのため、初対面の場では、説明は短く・シンプルにすることがポイントです。

手順を3ステップ程度に整理すると、参加者が迷わず取り組めます。また、例外や細かい条件が多いと混乱を招くため、説明は最小限で本質だけを伝えましょう。

全員が参加できる仕組みを用意する

グループワークの質は、どれだけ多くの人が主体的に参加できるかで大きく変わります。特定の人だけが活躍する状態になると、学びが偏り、場の一体感も生まれにくくなります。

そこで、重要なのが役割分担の工夫です。発言が苦手な人には、書記やまとめ役など話さなくても貢献できる役割を用意すると、自然に参加しやすくなります。

また、運動系や発想系など、ゲームのタイプを偏らせないこともポイントです。どのような特性の人でも「自分も参加できる」と感じられると、安心感が生まれ、協力が自然と広がります。

小さな成功体験が積み重なると、場の雰囲気は一気に前向きになり、チームとしての一体感も強まります。全員が参加できる設計こそ、学びの深いグループワークを実現するポイントです。

振り返りの時間を設ける

グループワークの学びを深めるポイントは、振り返りの時間を作ることです。ゲーム後に、「何がうまくいったか」「どこを改善できるか」を言語化することで、体験が具体的な学びへと変わります。

また、全員で感想を共有するだけでも心理的安全性が高まり、メンバー同士の理解が深まるのも大きな効果です。KPT(Keep・Problem・Try)などのシンプルなフレームを使えば整理しやすく、振り返りの習慣化にも役立つでしょう。

このような気づきを日常の業務や学習へつなげられるようになれば、ゲームはレクリエーションではなく、研修として価値のあるコンテンツになります。


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