• 更新日 : 2026年1月14日

1on1ミーティングのネタ一覧!上司と部下が話すことがないを解消

「1on1で話すことがない」「毎回同じ話でネタ切れになってしまう」といった悩みは、多くの企業で聞かれます。1on1は部下の成長支援や組織の活性化に欠かせませんが、テーマ設定を間違えるとただの雑談や進捗報告になりがちです。この記事では、1on1ネタを選ぶ基準から具体的なテーマ一覧、話すことがない部下側のための対策、そして1on1をより有意義にするためのポイントまでをわかりやすく解説します。

 1on1ミーティングとは?目的と効果

1on1(ワンオンワン)とは、上司と部下が1対1で定期的に行う対話の時間です。頻度や時間に決まりはありませんが、週に1回~月に1回、30分~1時間程度実施される場合が多くなっています。

この対話の主な目的は、部下の成長支援とエンゲージメント(組織への貢献意欲)の向上です。通常の業務報告や進捗管理の場である「会議」や、過去の成果を評価する「人事評価面談」とは異なり、部下側の抱える課題やキャリア、メンタル面など、内面的なテーマを深く掘り下げることが重要視されます。

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1on1ミーティングで使えるネタ・テーマ一覧

1on1でネタ切れを防ぐには、業務だけでなく、幅広いテーマの引き出しを持っておくことが有効です。以下に、信頼構築から成長支援まで、すぐに使えるテーマの具体例を紹介します。ぜひ1on1で活用してください。

信頼関係をつくる1on1の雑談ネタ(アイスブレイク含む)

対話の冒頭や、少し話が詰まったときには、仕事に直接関係のない話題でリラックスした雰囲気を作りましょう。これは心理的安全性を高めることにも効果的です。

  • 最近の興味・関心
    「最近、個人的に熱中していることは何ですか?」
  • 健康と生活
    「睡眠は十分にとれていますか?」「リフレッシュするためにしていることはありますか?」
  • 仕事観
    「うちの会社で好きなところは何ですか?」「仕事で一番嬉しいと感じるのはどんな時ですか?」
  • 面白いネタ
    週末の過ごし方、最近読んだ本や見た映画、社内でのプチ情報など、ポジティブな軽い雑談を取り入れるのも有効です。

業務・パフォーマンスを高める1on1ネタ

現在の業務に対する認識をすり合わせ、生産性向上や課題解決につなげます。部下側が具体的な業務上の相談をする際にも役立つテーマです。

  • 達成度と課題
    「今期の目標達成に向けて、順調に進んでいるところと、課題になっているところを教えてください。」
  • 業務改善
    「現在の仕事で、非効率だと感じていることや、もっとこうなったらいいのに、という点はありますか?」
  • 支援リクエスト
    「業務を進める上で、上司(私)やチームにサポートしてほしいことはありますか?」

キャリアや成長支援に使える1on1ネタ

部下の将来への意欲や、能力開発を支援するための長期的な視点を持つテーマです。1on1で話すネタの中でも、部下のエンゲージメント向上に特に影響を与えます。

  • 今後の目標
    「3年後、どんなスキルを身につけて、どんな仕事をしていたいですか?」
  • 得意なこと
    「最近の業務で、自分の強みが活かせた、と感じた瞬間はありますか?」
  • ストレッチ目標
    「今のスキルレベルから、少し背伸びをして挑戦してみたい業務や分野はありますか?」

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 メンタルやコンディションを把握する1on1ネタ

部下の心身の状態を把握し、早期に不調のサインを見つけることは、離職防止や生産性の維持にとても重要です。1on1ミーティングでは、仕事の話だけでなくコンディションに関するネタも扱うようにしましょう。

  • ストレス
    「今の業務量やプレッシャーは適切だと感じていますか?」「ストレスを感じているとしたら、それはどんな時ですか?」
  • 体調
    「最近、体調の変化や気になることはありませんか?」
  • チームの関係性
    「チーム内のコミュニケーションで、何か気になっていることはありますか?」

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部下側が1on1で話すことがないときのネタの見つけ方は?

上司からの質問待ちになる部下側にとっても何を話すべきか迷うことがあります。特にエンジニアなど専門職は業務内容がブラックボックス化しやすく、上司に共有すべきことを見つけにくい場合があります。

上司との連携が必要なテーマから考える

部下側が話しやすい1on1ネタを見つけるには、「上司との連携が特に必要な領域」から考えるのが近道です。上司が関与しないと解決できない問題や、上司の承認が必要なスキルアップ計画などは、まさに1on1で話すべきテーマです。

また、自身の「不満」を「提案」の形に変えてみるのも有効です。
「〇〇の作業に不満がある」ではなく、「〇〇の作業を効率化するために、このツールを導入したい」と話すことで、前向きな対話になり、1on1が“建設的な場”として機能しやすくなります。

最低限話せる3つの1on1ネタ

「1on1で何を話したらいいかわからない」という状況でも、最低限、以下の3つを準備しておけば対話が成立しやすくなります。これらは、上司側が部下の状況を把握するために最も知りたい情報でもあります。

  • 直近の業務で「うまくいっていること」
    成功体験はモチベーションにつながり、上司も部下の強みを把握できます。
  • 直近の業務で「困っていること」
    スキル不足、ツールの不備、他部署との連携など、具体的な課題を挙げましょう。
  • 「今後やってみたいこと」
    短期・長期を問わず、挑戦したいことや目標を伝えます。

エンジニア向け1on1ミーティングで話すネタ一覧

エンジニアは業務内容が専門的です。上司が技術的な詳細を理解しにくい場合、業務の話をしても伝わりにくいと感じます。

  • 技術的な好奇心
    「今後、業務で活かしてみたい技術や言語はありますか?」
  • 改善提案
    「現在の開発環境や、テスト体制について改善できる点はありますか?」
  • キャリア
    「将来的にテックリードやマネジメント、どちらの道に進みたいと考えていますか?」

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1on1で話すことがないときのネタの選び方は?

1on1ネタを選ぶ際には、「誰のため、何のため」という目的に合わせることが重要です。単なる業務報告の場ではなく、部下の成長とエンゲージメント向上に焦点を当てることで、話すことがないという悩みは解消に向かいます。1on1のテーマ一覧を参考に、目的に合った話題を選ぶようにしましょう。

1on1ネタを選ぶ基準は“目的”に合わせること

1on1は、本来「部下の自律的な成長を促すこと」や「上司・部下の信頼関係を構築すること」が主な目的です。この目的をふまえ、「成長支援」「信頼構築」「課題解決」の3つに話題を分類し、その時の状況に合わせてどの目的に最も時間を割くかを基準にネタを選ぶようにしましょう。

  • 成長支援
    半期ごとの目標達成度、スキルアップやキャリアへの意識、ストレッチゴールへの挑戦など
  • 信頼構築
    健康状態やストレス度合い、プライベートで興味のあること(雑談)、仕事の価値観など
  • 課題解決
    業務上のボトルネック、チーム内の連携、上司へのフィードバック、仕事環境への要望など

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上司と部下で主導権とネタの役割を変える

1on1を効果的にするには、上司と部下で話題の主導権や焦点を変えるのが適切です。上司側は「傾聴と質問」に徹し、部下側が自らの考えを話すことを促す役割を意識します。

  • 上司側が準備すべきこと
    部下の目標達成状況、業務負担の偏り、チーム内での立ち位置などを把握し、部下に質問したいテーマを準備します。特に「なぜその目標を設定したのか」「業務のどこにやりがいを感じるか」など、内面的な要素を引き出すネタが重要です。
  • 部下側が準備すべきこと
    自身が抱える業務の課題、上司に相談したいこと、今後のキャリアや習得したいスキルなど、具体的な要求や相談を事前にまとめておくことで、話すことがないという状況を避けられます。

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1on1がスムーズに進む話題の型

毎回、質の高い対話を継続するには、決まった流れ(型)を活用するのが有効です。上司と部下が互いに負担なく準備できるよう、以下の3つの型を基本に進めてみましょう。

  • 業務の振り返りと現状
    前回の目標や課題の進捗、現在の業務量や困りごとを確認します。
  • 内面の深掘り
    業務を通して感じた成功体験やストレス、仕事への価値観など、部下の内面に焦点を当てて質問します。
  • 未来とアクション
    次回までの目標設定、取り組みたいスキル、上司に支援してほしいことなど、具体的な行動(アクション)を決定します。

1on1で話すネタがなくなる理由は?

話すネタがなくなる理由として1on1の設計自体に原因があります。目的や準備が曖昧なままだと、部下側も何を話せばいいのかわからなくなり、テーマが尽きてしまいます。

目的が共有されていない

1on1の目的が「ただ上司と話す時間」や「定例の進捗報告」だと認識されている場合、業務で緊急性のない話題は後回しになり、結果として話すことがない状態になります。1on1が何のための時間なのか、部下の成長にどうつながるのかを上司が明確に伝え、双方で目的を共有することが必要です。

前回からの振り返りができていない

前回の対話で決まったアクションや課題の進捗をふまえず、毎回ゼロベースで「何か話すことはある?」と始めてしまうと、対話が深まりません。1on1を継続的な成長支援の場とするには、前回の内容を記録し、冒頭で必ずその後の変化や結果をふり返る習慣をつけましょう。これにより、自然と次の話題(ネタ)が生まれます。

部下側が準備しにくい設計になっている

上司が「部下から話したいことを提案してほしい」と一方的に待つ姿勢では、部下側は準備に大きな負担を感じます。事前に「業務」「キャリア」「コンディション」といった大枠のテーマシートを共有し、どの項目について話したいか選んでもらうなど、部下側が準備しやすいよう設計を変えてみましょう。

1on1でやめてほしいと思われるNG行動は?

せっかくの1on1が部下にとってストレスや時間の無駄になってしまうと不満につながります。上司側は、部下がそう感じていないか、自身の行動をふり返ることが大切です。

説教・詰問になっている1on1

1on1の場を、業務の失敗を責める「詰問の場」や、上司の経験談を一方的に語る「説教の場」にしてはいけません。1on1は評価面談とは異なり、あくまで部下の成長を支援するための対話の時間です。部下の行動の背景にある考えを聞き、原因追及ではなく解決策を共に見つける姿勢が求められます。

雑談だけで終わる1on1

信頼関係をつくるためのアイスブレイクや雑談は重要ですが、それだけで終わってしまうと、業務上の具体的な課題やキャリアに関する深い話ができません。部下側は「この時間、何の意味があったのだろう」と感じてしまいます。雑談は導入に留め、時間配分を意識して本題のテーマにしっかりと移行するよう心がけましょう。

評価につながる1on1

1on1で話した内容が、すぐに昇給やボーナスなどの評価に直結すると部下が感じてしまうと、本音で話しにくくなります。ネガティブな情報(業務上の失敗や体調不良など)を隠してしまう原因にもなるでしょう。上司は、1on1は「育成のための対話」であり、評価面談とは目的が異なることを明確に伝え、部下が安心して話せる場づくりをする必要があります。

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1on1ネタを使いこなして対話を深めるコツ

ネタ切れを防ぎ、1on1の価値を最大化するには、具体的な「準備」と「環境づくり」が不可欠です。これらの工夫により、対話の質が高まり、部下の成長と組織への貢献につながります。

目的ごとに話題を切り替える

対話の中で話題が散漫になるのを防ぐため、一つのテーマ(例:キャリア)の深掘りが終わったら、「話は変わりますが、次に今の業務の課題について聞いていきたいのですが、よろしいでしょうか?」と明確に切り替えるようにしましょう。これにより、一つ一つのテーマに集中でき、話すべきことが整理されます。

テーマシートや事前アジェンダを活用する

毎回、質の高い対話を継続するには、決まった流れ(型)や1on1テーマシートを活用するのが有効です。上司と部下が互いに負担なく準備できるよう、事前にアジェンダ(予定)を共有し、「業務」「キャリア」「コンディション」など話したいテーマを選んでもらいましょう。

1on1シートやテンプレートを用意し、部下が事前に「話したいこと」や「上司に聞きたいこと」を3つ程度記入する欄を設けておくと、「当日になってネタが思いつかない」という事態を防ぎやすくなります。

関連資料|面談シート テンプレート(ワード)
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心理的安全性を高めて本音を引き出す

部下が安心して本音で話せる環境(心理的安全性)がなければ、どんなに良い1on1ネタを用意しても効果は薄れてしまいます。部署のメンバーがいるオープンな場所ではなく、個室やリモートであれば背景を隠すなど、プライバシーに配慮した環境を用意しましょう。

また、「この場で話された内容は、評価に直結させたり、許可なく他者に伝えたりすることはありません」といった約束を冒頭で再確認することで、信頼関係を保てます。1on1ミーティングが「評価ではなく、成長のための場」であることを繰り返し伝えることが、本音を引き出す前提条件になります。

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1on1ネタを目的に合わせて選び、「話すことがない」を防ぐ

1on1のネタ切れは、対話の目的が曖昧になったり、準備が不十分であったりすることが主な原因です。この問題を解決するには、部下の成長支援と信頼関係の構築という目的を常に意識し、それに合わせて「業務」「キャリア」「コンディション」といった具体的なテーマを選ぶことが重要です。

また、テーマシートや事前アジェンダを活用して部下側の準備を促し、説教や詰問にならない対話の姿勢を保つことで、「1on1で話すことがない」「ネタが尽きて形骸化している」といった状態を防げます。1on1ミーティングを、組織の成長に貢献する価値ある時間として位置づけ直すことが、上司・部下双方にとって大きなメリットにつながるでしょう。

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