- 更新日 : 2024年7月30日
開業届をe-Taxで出す際の控えは?いつもらえる?
開業届をe-Taxで出した場合、開業届の控えをもらうことはできません。ただし、開業届の控えとして代用できる書類をダウンロードしたり印刷したりして、残しておくことは可能です。
ここでは、開業届をe-Taxで出す場合に控えとして使える書類を印刷する方法や、開業届の控えを紛失してしまった場合の手続きについて解説します。
目次
開業届をe-Taxで出す際の控えはもらえる?
開業届を税務署の窓口で提出する場合、提出用と控えの2部を用意することで控えに受付印が押されて返却されます。そのため、開業届の控えは手元に残ります。
一方、開業届をe-Taxで出す場合、あくまで開業届のデータを国に送付することになるため、控えをもらえません。
しかし、屋号での銀行口座の作成や小規模企業共済への加入などの際に、開業届の控えの提出を求められることがあります。そのような場合に備えつつ、開業届をe-Taxで出したい場合はどうしたらよいのでしょうか。
開業届をe-Taxで出した場合でも、開業届の控えの代わりとなる書類を保存・印刷することが可能です。開業届の控えの代わりになる書類とは「開業届の受信通知」「開業届の申請データ」です。それぞれ紙に印刷することもできます。
開業届をe-Taxで出す際に、紙で印刷したい場合はどうしたらいい?
「開業届の受信通知」「開業届の申請データ」それぞれを紙で印刷する方法は、以下の通りです。
開業届の受信通知
開業届の受信通知とは、e-Taxのデータを国が受け付けたことを証明する書類です。提出先や利用者識別番号、氏名や受付番号、受付日時、種目(個人事業の開業・廃業届出)などが記載されています。
開業届をe-Taxで送信した後、受診通知がメッセージボックスに届きます。e-Taxソフトにログインし、メッセージボックスからダウンロードして印刷することが可能です。
開業届の申請データ
開業届での申請データも、メッセージボックスから印刷できます。開業届の受信通知を表示した画面下部の「受信データ」欄に「帳票表示」があるので、そこをクリックして先に進むと、開業届のPDFデータを印刷できます。
また「マネーフォワード クラウド開業届」でも、入力完了後に開業届の書類をダウンロードできます。
開業届の控えを紛失した場合どうすればいい?
開業届をe-Taxで出した場合は、「開業届の受信通知」と「開業届の申請データ」が控えの代わりになります。もし、印刷した「開業届の受信通知」と「開業届の申請データ」を紛失した場合は、再度メッセージボックスやダウンロードしたデータから印刷を行います。
紙で開業届を提出して開業届の控えを紛失した場合、税務署に「保有個人情報開示請求書」を提出し、開業届の開示を求める必要があるので、開業届をe-Taxで出したほうが紛失時の手間がかりません。
そもそも開業届とは?
開業届は、正式名称が「個人事業の開業・廃業等届出書」で、個人が事業を始めたことを税務署に知らせるための書類のことです。
所得税を納める方法として、会社員の場合は毎月の給料から天引きされることが一般的です。一方、会社に属さず個人で事業をする場合は、自身で所得税を計算し、確定申告を行う必要があります。
開業届を税務署に提出すると、「個人事業主として所得税を納めます」と税務署に知らせることになります。それ以降、税務署は確定申告に必要な情報を事業主に通知し、また、事業主がきちんと申告・納税しているか管理します。
開業届は誰が提出する?
基本的に手続き対象者は本人となりますので、本人が税務署に対して、開業届を提出します。
\フォーム入力だけで簡単、提出もネットで/
開業届の提出期限は?
開業届は、事業を開始した日(開業日)から1カ月以内に、事業所を管轄する税務署へ提出します。開業日といっても個人事業主の場合は、事業を始めた日があいまいなこともあるでしょう。この点については決まったルールがあるわけではなく、本人が「開業した」と考える日が開業日となります。
したがって、実質的には特に1カ月以内にこだわる必要はないと言えます。事業を始めた年の内に開業届を提出するようにしましょう。
開業届をネット・オンラインで作成する方法
マネーフォワード クラウド開業届(サービス利用料0円)の場合、ソフトのインストールなどは一切必要なく、オンライン上でいくつかの質問に答えるだけで簡単に開業届の作成・提出ができます。
\電子申告でラクに開業届を提出/
e-Taxソフトで開業届を作成する際は、e-Taxソフトのインストールなどが必要です。
ソフトのインストールが不要でオンライン上で利用できる、マネーフォワード クラウド開業届のような開業届作成サービスは、デザインや使いやすさが初心者向けに設計されているのが特徴です。
開業届はスマホで電子申請・提出がラク!
開業届を提出するには、スマホで電子申告(e-Tax)・インターネット(e-Tax)・郵送・税務署の窓口に持参の4つの方法があります。
完全無料で使える「マネーフォワード クラウド開業届」で、フォームに沿って必要な情報を入力したのち、スマホから電子申告(e-Tax)が簡単にできます。
インターネットで完結するので、個人事業主やフリーランスの方など、非常に多くの方にご利用いただいております。
\スマホで簡単に開業届を提出/
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