- 更新日 : 2025年12月2日
スプレッドシートのスクショを撮る方法は?WindowsとMacの操作手順から貼り付けまで
Googleスプレッドシート(Google Sheets)の画面をスクリーンショット(スクショ)で記録し、資料作成や情報共有に活用することは、業務効率化に欠かせないスキルです。
本記事では、WindowsとMacそれぞれの環境でスプレッドシートのスクショを撮る具体的な方法から、撮影した画像をスプレッドシートに貼り付ける手順、さらに効率的な活用テクニックまで、実践的に解説します。
正しい手順と設定を身につけることで、視覚的なコミュニケーションや文書作成の質を高め、チーム全体の作業効率を向上させることができます。
目次
Windowsでスプレッドシートのスクショを撮る方法は?
Windows環境では、標準機能のSnipping Toolや切り取り&スケッチ、ショートカットキーを使用して、スプレッドシートの画面を簡単にキャプチャできます。 用途に応じて最適な方法を選択することで、効率的に作業を進められます。
Windowsには複数のスクショ方法が用意されており、全画面、特定のウィンドウ、選択範囲など、様々な形式でキャプチャが可能です。Windows 10以降では、より高機能なツールが標準搭載され、編集機能も充実しています。
PrintScreenキーを使った基本的なスクショ
最も基本的な方法は、PrintScreen(PrtScn)キーを使用することです。このキーを押すと、画面全体がクリップボードにコピーされます。スプレッドシートのみをキャプチャしたい場合は、Alt + PrintScreenを押すと、アクティブなウィンドウのみがコピーされます。
Windows + PrintScreenを押すと、スクショが自動的に「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに保存されます。この方法は、連続して複数のスクショを撮る際に便利で、ファイル名も自動的に連番が付けられます。
キャプチャした画像は、ペイントやWordなどのアプリケーションに貼り付けて編集できます。Ctrl + Vで貼り付けた後、必要に応じてトリミングや注釈の追加を行います。
切り取り&スケッチによる高度なキャプチャ
Windows 11:Snipping Tool/Windows 10:切り取り領域とスケッチ が標準搭載です。
Windows + Shift + S で共通のキャプチャオーバーレイが開き、四角形/フリーフォーム/ウィンドウ/全画面 から選べます。キャプチャ後は通知から編集画面を開いて注釈やトリミングができます。
四角形の領域選択では、スプレッドシートの特定の範囲のみを正確にキャプチャできます。フリーフォーム選択では、不規則な形状の範囲も選択可能です。ウィンドウの領域選択では、アクティブウィンドウの“表示中の部分”のみをキャプチャします(スクロール外は含まれません)。ページ全体の画像が必要な場合は、ブラウザの拡張機能や「印刷→PDF」等の代替手段を使います。
キャプチャ後は、通知をクリックすると「切り取り&スケッチ」アプリが開き、ペンツール、蛍光ペン、消しゴムなどを使って注釈を追加できます。重要な部分をハイライトしたり、矢印で説明を加えたりすることで、より分かりやすい資料を作成できます。
Snipping Toolでの詳細な設定
Windows 11/10 で Snipping Tool(※Win10では「切り取り領域とスケッチ」も併存)を起動し、ツールバーの切り取りモードアイコンまたは「新規」横の▼から「四角形/ウィンドウ/全画面/自由形式」を選択します。
遅延タイマーは 3秒/5秒/10秒 から選択可能です。ドロップダウンメニューで遅延を指定してから「新規」を実行すると、メニュー展開やツールチップ表示など操作が必要なUIも確実にキャプチャできます。スプレッドシートのメニューや設定画面の撮影に有効です。
Macでスプレッドシートのスクショを撮る操作方法は?
Macでは、Command + Shift + 数字キーの組み合わせで、様々な形式のスクショを簡単に撮影できます。 macOS Mojave以降では、スクリーンショットツールバーも利用でき、より直感的な操作が可能です。
Macのスクショ機能は、シンプルながら強力で、デフォルトでデスクトップに保存される仕組みになっています。ファイル名には日付と時刻が自動的に含まれるため、後から特定のスクショを見つけやすくなっています。
基本的なショートカットキーの使い方
Command + Shift + 3を押すと、画面全体のスクショが撮影され、デスクトップに自動保存されます。Command + Shift + 4を押すと、十字カーソルが表示され、ドラッグして範囲を選択できます。選択中に画面にピクセル数が表示されるため、正確なサイズでキャプチャが可能です。
Command + Shift + 4の後にSpaceキーを押すと、カメラアイコンに変わり、ウィンドウ単位でキャプチャできます。スプレッドシートのウィンドウにカーソルを合わせてクリックすると、影付きの美しいスクショが撮影されます。影を除外したい場合は、Optionキーを押しながらクリックします。
これらのショートカットにControlキーを追加(例:Command + Control + Shift + 3)すると、ファイルとして保存せずにクリップボードにコピーされます。すぐに他のアプリケーションに貼り付けたい場合に便利です。
スクリーンショットツールバーの活用
Command + Shift + 5で表示されるスクリーンショットツールバーは、録画機能も含む包括的なキャプチャツールです。 ツールバーには、画面全体、選択したウィンドウ、選択した部分のキャプチャオプションがアイコンで表示されます。
「オプション」メニューから、保存先の変更、タイマーの設定、マウスポインタの表示/非表示、フローティングサムネールの設定などが可能です。保存先をクリップボードやメール、メッセージ、プレビューなどに直接送ることもできます。
タイマー機能を使用すると、5秒または10秒の遅延後に撮影されるため、メニューを開いた状態やホバー効果を含むスクショが撮れます。スプレッドシートの操作説明資料を作成する際に特に有効です。
プレビューアプリでの編集
Macでは、スクショ後に画面の右下に表示されるサムネールをクリックすると、プレビューアプリで即座に編集できます。ツールバーから注釈、図形、テキスト、署名などを追加でき、色や線の太さも自由に調整できます。
トリミング機能を使用して不要な部分を削除したり、拡大鏡ツールで特定の部分を強調したりできます。複数のスクショを組み合わせて一つの画像にすることも可能で、手順説明の資料作成に便利です。
スクショした画像をスプレッドシートに貼り付ける手順は?
撮影したスクショをスプレッドシートに貼り付けることで、視覚的な説明資料やマニュアルを作成できます。 画像の挿入方法は複数あり、用途に応じて最適な方法を選択します。
スプレッドシートへの画像挿入は、データと視覚情報を組み合わせた効果的なコミュニケーションツールとなります。手順書、レポート、プレゼンテーション資料など、様々な用途で活用できます。
メニューからの画像挿入
最も標準的な方法は、「挿入」メニューを使用することです。挿入したいセルを選択し、メニューバーの「挿入」→「画像」→「セル内の画像」または「セル上の画像」を選択します。
「セル内の画像」を選択すると、画像がセル内に収まるようにサイズが自動調整されます。セルのサイズを変更すると、画像も連動してリサイズされます。データと一緒に並べ替えやフィルタリングができるため、商品カタログなどの作成に適しています。
「セル上の画像」を選択すると、画像がセルの上に浮いた状態で配置され、自由に移動やサイズ変更ができます。複数のセルにまたがる大きな画像や、レイアウトを柔軟に調整したい場合に適しています。
クリップボードからの直接貼り付け
WindowsやMacでクリップボードにコピーしたスクショは、Ctrl + V(Mac: Command + V)で直接スプレッドシートに貼り付けられます。 この方法が最も迅速で、作業効率が高くなります。
スクショを撮った直後、スプレッドシートの貼り付けたいセルを選択してペーストするだけで、画像が挿入されます。デフォルトでは「セル上の画像」として挿入されますが、右クリックメニューから「セル内の画像に変更」を選択できます。
複数の画像を連続して貼り付ける場合は、各画像を個別にコピー&ペーストする必要があります。画像のサイズや位置は、挿入後に調整できるため、まずは貼り付けてから整形する 作業手順が効率的です。
画像の調整方法
挿入した画像は、四隅のハンドルをドラッグしてサイズ変更できます。Shiftキーを押しながらドラッグすると、縦横比を保持したままリサイズされます。画像を右クリックして「画像オプション」を選択すると、透明度、明るさ、コントラストなどを調整できます。
ファイルサイズの考慮も重要で、高解像度の画像を多数挿入すると、スプレッドシートの読み込みが遅くなります。必要最小限の解像度に調整し、JPEGフォーマットで圧縮することをお勧めします。画像の代替テキストを設定することで、アクセシビリティも向上します。
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