• 作成日 : 2026年2月16日

ワードで印刷時にカラー設定できない?原因と解決方法を解説

Pointワードでカラー印刷できない原因と正しい設定確認のポイント

ワードでカラー印刷できない原因の多くはモノクロ設定にあるため、プリンターやワードの設定を順に確認すれば解決可能です。

  • 原因の切り分けインク残量、ドライバー、Word設定を順に確認し、モノクロ指定の箇所を特定します。
  • 色設定プロパティで「カラー」が選択されているか、節約モードになっていないか見直します。
  • 画像・背景「背景の色とイメージを印刷する」をオンにするか、.docx形式への変換を試します。

これらを順に確認することで、トラブルの多くはスムーズに解決可能です。

ワードでカラー印刷を選んだのにモノクロで出るときは、故障以外にも、プリンタードライバーの白黒設定やプリンターの仕様、インク/トナーの状態などが原因になることがあります。

印刷画面だけでなく、プリンタードライバーや文書の設定も順番に確認すれば、原因を特定できます。この記事では、プリンタープロパティの開き方や色設定の変更方法、画像や背景色だけが印刷されないときの対処法を解説します。

ワードでカラー印刷ができない際に何を確認すべき?

ワードでカラー印刷ができないときは、ワードだけでなくプリンター本体やドライバー、文書の設定まで含めて「どこがモノクロ指定になっているか」を順番に確認するのが近道です。

具体的には、以下のようなポイントをチェックします。

  • プリンターの対応カラー
  • インク・トナー残量
  • ドライバーのモノクロ設定
  • ワード印刷画面のモノクロ指定
  • 画像・背景を印刷しない設定
  • 古い形式や破損などファイル自体の不具合

また、テスト印刷や別アプリの印刷結果と比較すると、どこでカラー設定が消えているか特定しやすくなります。

ワードでカラー設定が反映されない理由とは?

ワードでカラー印刷を選んでいるつもりでも、実際にはプリンター側やドライバー側でモノクロ設定が優先されているケースがよくあります。特にオフィスの共有プリンターだと、前に使った人の設定が残っていることも多く、ワードの画面だけ見ていても原因にたどり着けません。

よくある原因は、以下の2つです。

  • プリンターのインクやトナーが不足しており、自動的にモノクロに切り替わっている
  • プリンタードライバー側で「白黒」「モノクロ」「グレースケール」印刷が既定になっている

それぞれの理由と確認方法を説明します。

プリンターのインクが不足しているため

カラー印刷できないときは、まずインクやトナー残量を確認してください。カラーインクが所定の残量(限界値)を下回ると、機種によっては一時的に黒インクだけでモノクロ印刷するモードに移行する場合があります。多くのプリンターでは、液晶画面や付属ソフトから残量を確認できます。

切り分けには、テスト印刷やテストパターン印刷を実行するのが手早い方法です。ここでもカラーが出ない場合は、ワードではなくプリンター側の問題と考えられます。インクやトナー交換でも改善しないときは、ヘッドクリーニングなどのメンテナンスを試し、それでもだめならサポート窓口に相談しましょう。

プリンタードライバーがモノクロ設定になっているため

ワードでカラーを選んでも白黒になる場合、プリンタードライバー側で「モノクロ」「グレースケール」などが既定になっていることがあります。設定は他のアプリの印刷にも共通です。

共有プリンターでは、コスト削減のため既定を白黒印刷にしている場合もあります。このときは、印刷ごとにカラーへ切り替えない限りモノクロのままです。会議資料などでは、印刷前にドライバー設定を確認しましょう。

ワードでカラー印刷を行うための設定方法の手順とは?

ワードでカラー印刷を行うには、「ワードの印刷画面」と「プリンターのプロパティ」の両方でカラーが選ばれている必要があります。印刷ボタンを押す前に、以下の順番で設定を見直すと、カラー資料の出力ミスを防げます。

基本的な流れは、次の3ステップです。

  1. ワードの印刷画面からプリンターのプロパティを開く
  2. プリンター側の色設定で「フルカラー」を選択する
  3. 設定を反映させてから、必要部数を印刷する

それぞれのステップを具体的に見ていきましょう。

印刷画面からプリンターのプロパティを開く

カラー印刷の設定は、ワードのリボンから印刷画面を開き、そこからプリンターの詳細設定画面(プロパティ)に進みます。

手順は以下の通りです。

  1. ワードで印刷したい文書を開く
  2. 画面左上の「ファイル」タブ → 「印刷」をクリックする
  3. 「プリンター」の欄で使用するプリンターが正しく選択されているか確認する
  4. プリンター名の近くにある「プリンターのプロパティ」(または「プリンターの詳細設定」「プリンターの設定」など)をクリックする

プロパティ画面が、プリンタードライバーの設定画面です。プリンタードライバーの設定画面で「カラー」か「モノクロ」か、「片面」か「両面」かなど、より細かい印刷条件を指定します。

色設定の項目でフルカラーを選択する

プリンターのプロパティを開いたら、色に関する項目の中から、「フルカラー」や「カラー」を選びます。画面の構成はプリンターメーカーや機種によって異なりますが、以下のようなタブや項目名で表示されていることが多いです。

  • タブ名の例:「基本設定」「詳細設定」「色」「品質」など
  • 項目名の例:「カラーモード」「色/モノクロ」「グレースケール印刷」など

確認・変更のポイントは以下の通りです。

  • 「モノクロ」「白黒」「グレースケール」になっていれば「カラー」「フルカラー」に変更する
  • 「インク節約」「省インクモード」などのチェックがある場合は、一度オフにして印刷結果を確認する
  • できれば、印刷前に「プレビュー」画面で色が反映されているか確認する

社内でモノクロ印刷が推奨されている場合、プリンターの既定値が白黒になっていることがあります。それでも、重要な会議資料などは印刷ごとに「カラー」に切り替えれば、個別にカラー印刷が可能です。

設定を反映させてから印刷を実行する

色設定を変更したら、「OK」や「適用」ボタンを押して設定を反映し、その上で印刷を実行します。反映されていないと、印刷命令を送っても、前のモノクロ設定のまま印刷されてしまいます。

また、部数が多いときは、最初に1部だけ試し刷りをして、色味とレイアウトを確認してから本番の部数を印刷すると安心です。

  • まず1部だけ印刷して、カラーになっているかを確認する
  • 問題なければ、同じ設定で必要部数を印刷する
  • おかしいところがあれば、その場で設定を見直し、再度1部テスト印刷する

上記のような工夫をすることで、「大量にモノクロで出してしまった」「背景色だけ抜けていた」といったトラブルを防ぎやすくなります。

画像や背景の色が印刷されない場合の対処法とは?

文字は黒で印刷されるのに、図形や写真、背景の色だけが印刷されない場合は、ワードの「図を印刷する」「背景の色とイメージを印刷する」といった設定がオフになっている可能性があります。また、プリンター側の機能で背景色やベタ塗りを省略しているケースもあります。

以下の4つの点を確認しましょう。

  • ワードの「図を印刷する」設定
  • ワードの「背景の色とイメージを印刷する」設定
  • ファイル形式(.doc / .docx)の違い
  • プリンター自体がカラー印刷に対応しているかどうか

図を印刷する設定がオンであることを確認する

ワードには描画オブジェクトの印刷可否を切り替える設定があり、[ファイル]→[オプション]→[表示]→[印刷オプション]の「Wordで作成された図面を印刷する」がオフだと、図形やテキストボックス等が印刷されないことがあります。

確認の手順は以下の通りです。

  1. ワードの「ファイル」タブ → 「オプション」を開く
  2. 左側のメニューから「表示」を選択する
  3. 「印刷オプション」や「ページ表示オプション」の中にある「Wordで作成された図面を印刷する」にチェックが入っているか確認する
  4. チェックが外れている場合はオンにして「OK」を押す

図を印刷する設定がオフになっていると、画面では見えている図形やアイコン、写真が、印刷時には出力されません。資料のレイアウトが崩れて見える場合は、まずこの設定を見直してください。

背景の色とイメージを印刷する設定を有効にする

スライド風のデザインや色付きの背景を設定している場合、「背景の色とイメージを印刷する」設定がオフになっていると、印刷結果が白地のままになります。画面上ではしっかり色が付いているのに、紙では真っ白に見えるときの典型的な原因です。

設定変更の手順は以下の通りです。

  1. ワードの「ファイル」タブ → 「オプション」を開く
  2. 左側のメニューから「表示」を選択する
  3. 「印刷オプション」の中の「背景の色とイメージを印刷する」にチェックを入れる
  4. 「OK」を押して設定を保存する

背景色やページ全体の画像は、インク消費量が多くなるため、既定ではオフになっていることもあります。プレゼン用の配布資料など、どうしても背景まで再現したい場合だけオンにし、通常の社内資料ではオフにしておくと、インクコストと視認性のバランスを取りやすくなります。

正しいファイル形式(.docx)に変換して保存する

古い形式のワードファイル(.doc)や、他ソフトから変換したファイルなどでは、画像や背景の扱いが不安定になり、印刷時に色が抜けることがあります。ファイル形式が古い場合は、一度最新形式(.docx)で保存し直してから印刷を試すと改善することがあります。

変換の手順は以下の通りです。

  1. 対象の文書をワードで開く
  2. 「ファイル」タブ → 「名前を付けて保存」を選択する
  3. 「ファイルの種類」で「Word 文書(*.docx)」を選ぶ
  4. 新しいファイル名を付けて保存する

保存し直した文書で、背景色や画像が正しく印刷されるかを再度確認します。それでも改善しない場合は、画像そのものが破損している可能性もあるため、別の画像に差し替えて試すのも1つの方法です。

そもそもプリンタがカラー印刷可能かどうか確認する

意外と見落としがちですが、そもそも使用しているプリンターがモノクロ専用で、カラー印刷に対応していないケースもあります。カラー印刷に対応していない場合、ワードやドライバーでどれだけ設定を変えてもカラーにはなりません。

確認のポイントは以下の通りです。

  1. プリンターの型番を確認し、メーカーサイトや取扱説明書で仕様を調べる
  2. プリンター本体のどこかに「COLOR」「4色インク」などの表示があるかをチェックする
  3. プリンターのドライバー画面に「色/モノクロ」の設定自体が存在しない場合は、モノクロ機種の可能性が高い

オフィスで複数台のプリンターを使っている場合、「廊下側のプリンターはモノクロ専用」「フロアの一角にカラー対応機がある」といった運用もよくあります。ワード側のトラブルだと思い込む前に、今選択しているプリンターがカラー対応かどうかを一度確認しておきましょう。

印刷設定を変更する際の注意点は?

ワードやプリンターの印刷設定を変更するときは、「一時的な設定変更」と「既定値の変更」が混ざらないように注意が必要です。また、画面の色と印刷物の色は必ずしも一致せず、共有プリンターでは他の利用者の設定も影響します。

ここでは、印刷設定を変えるときに押さえておきたい3つのポイントを解説します。

変更した設定が一時的なものか既定のものかを確認する

印刷設定には、「今回の印刷だけに適用される設定」と、「以後すべての印刷に適用される既定値」があります。うっかり既定値を変更すると、その後の印刷すべてがカラーになったり、反対にすべてモノクロになったりするため、コスト面やトラブルの原因になりがちです。

注意したいポイントは以下の通りです。

  • ワードの印刷画面から変更した設定は、その文書やその印刷に限定されることが多い
  • プリンターの「デバイス設定」や「プリンターのプロパティ」(Windows 設定側)から変更した場合は、既定値が変わることがある
  • 「既定に設定」「デフォルトとして保存」といったボタンがある場合は、むやみにクリックしない

個人利用のプリンターなら、よく使う設定を既定値にしておくと便利です。一方で共有プリンターでは、既定値を変えず、必要なタイミングだけカラーに切り替えるほうが、他の利用者とのトラブルを防ぎやすくなります。

画面上の色味と実際の印刷結果には差異があることを意識する

ワード画面で見える色と、紙に印刷された色は、モニターやプリンターの特性の違いから、どうしても差が出ます。「カラー印刷できているのに、なんとなく色がくすんで見える」と感じる場合は、故障ではなくこの性質によるものかもしれません。

対処のポイントは以下の通りです。

  • 画面上で極端に薄い色(淡い黄色やグレーなど)を使うと、印刷時に読みにくくなる
  • 背景と文字色のコントラストを強めに設定しておくと、多少色が変わっても読みにくくなりにくい
  • 重要なグラフや図表は、一度試し刷りをして、実際の色味で判読性を確認する

プレゼン資料では、プロジェクター投影用の色と、配布用の印刷カラーが同じとは限りません。重要な資料は、画面用と印刷用で色使いを分けることも検討すると、見やすさを高められます。

共有プリンターでは他の人の設定変更が影響することを考慮する

オフィスで共有プリンターを使っている場合、「自分は設定を変えていないのに、なぜかモノクロで出てくる」「急に余計な両面印刷になった」といったトラブルが起きがちです。共有プリンターによくあるトラブルは、前に使った人がプリンタードライバーの設定を変更し、そのままになっていることが原因です。

共有プリンターを使うときのポイントは以下の通りです。

  • 印刷前に、プリンターのプロパティで「色/モノクロ」「片面/両面」などの設定を必ず確認する
  • 大量印刷の前には、1部だけ試し刷りをして、意図した設定になっているかチェックする
  • 管理部門が設定しているポリシー(モノクロ推奨、両面推奨など)がある場合は、それに沿った範囲で必要な部分だけカラーにする

共有プリンターでは、利用者全員が少しずつ設定の確認を徹底することで、「本当はカラーで出したかったのに」「会議前に刷り直しになってしまった」といった無駄なトラブルを減らせます。

ワード印刷でカラー設定ができないときは仕様や設定を確認することが大事

ワードでカラー印刷ができないときは、プリンターの仕様・インク残量・ドライバー設定・ワードの印刷オプション・ファイル形式を順番に確認することが近道です。特に「図や背景だけが印刷されない」「共有プリンターで自分の意図しない設定になっている」といった状況は、設定項目を知っていれば数分で解決できます。

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