- 作成日 : 2025年5月28日
【2025年】コミュニケーションツール15選一覧!用途・機能別に徹底比較
「チャットやオンライン会議、タスク管理など、日々のやり取りをもっとスムーズにしたい」そう感じている方は、自社に合ったコミュニケーションツールを選ぶことで、驚くほど仕事が進めやすくなります。
この記事では、ビジネスの現場でよく使われているおすすめツール15選を、目的・機能ごとに一覧で比較しながら紹介します。
リモートワークや部署間の連携をもっと快適にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
コミュニケーションツールとは?
コミュニケーションツールとは、チームや社内でのやり取りをスムーズに行うためのツールです。
会話や情報共有を効率化し、業務のスピードアップに役立つものとして、今では多くの企業が活用しています。テキストメッセージだけでなく、音声・ビデオ通話、ファイル共有、スケジュール管理など、多機能なものが増えています。
たとえば、「ちょっとこの件だけ確認したい」ときにメールを使うと、返信までに時間がかかったり、内容が長くなってしまったりしますよね。そんなとき、SlackやChatworkのようなチャット型のツールを使えば、短いやり取りをテンポ良く進めることができます。
また、テレワークの普及により、オフィスにいなくても円滑にコミュニケーションをとれる環境が求められるようになりました。ZoomやGoogle Meetといったビデオ会議ツールが急速に普及したのも、その流れの1つです。
さらに最近では、チームでの仕事を“見える化”するプロジェクト管理ツールや、ノウハウを蓄積する社内Wikiツールなども含めて、「コミュニケーションを助ける仕組み」として注目されています。
主なコミュニケーションツールの種類
- ビジネスチャット:テキストでのリアルタイムなやり取り
- ビデオ会議:音声・映像を使った会議や打ち合わせ
- コラボレーションツール:タスクや情報の共有・管理
- グループウェア:スケジュール・掲示板など社内業務の一元管理
- ナレッジ共有ツール:社内のマニュアルやノウハウの整理・蓄積
- オンラインストレージ:ファイルの共有と保存
コミュニケーションツールを使うと何が変わる?
コミュニケーションツールを導入すると、業務の流れやチームのやり取りがスムーズになります。たとえば、朝の会議で共有した情報を、その場にいなかったメンバーにも正確に伝えたいときに、口頭だけのやり取りでは抜けやすい情報も、チャットやメモ機能で記録しておけば、あとから見返すことができます。
具体的にどのような変化があるのか、主な3つのポイントを紹介します。
チーム内の連携が早くなる
メールよりも即時性のあるチャットや通知機能を使うことで、確認・相談がリアルタイムで進みます。 「ちょっとした相談」や「確認事項」もすぐに伝えられるため、業務のスピードが上がり、判断も早くなります。
また、チャットには「スレッド機能」や「メンション機能」があるため、話題ごとにやり取りを整理でき、誰が何について話しているのかがわかりやすくなります。
情報の共有がしやすくなる
ファイルや資料の共有も、メールに添付するのではなく、クラウド上でリンクを貼って共有できるツールが増えています。
これにより、最新版の資料を全員が同時に確認できたり、過去のやり取りから必要な情報を簡単に探せたりします。
たとえば、Notionのようなドキュメント管理ツールを使えば、議事録やマニュアルをそのまま社内に公開できます。これにより「誰に聞けばいいかわからない」といった問題も減っていきます。
離れた場所でもリアルタイムに連携できる
テレワークや出張先など、同じオフィスにいなくても、ビデオ会議やチャットで同じ空間にいるような感覚で話せます。
Google MeetやZoomを使えば、対面とほぼ同じように会議やプレゼンが可能です。
また、時差のある海外拠点との連携にも役立ちます。
チャットなら相手の都合に合わせて非同期でやり取りができるため、時間の制約もやわらぎます。
このように、コミュニケーションツールは「ただの会話手段」ではなく、仕事の進め方そのものを柔軟にしてくれる頼もしい存在です。
【目的別】おすすめコミュニケーションツール一覧
目的に合ったツールを使うことで、効果的なチーム運営ができます。ここでは代表的なツールをジャンル別に紹介します。
社内SNS・ビジネスチャット
主に社内のメンバー同士でリアルタイムにやり取りを行うツールです。メールよりもスピーディーで、日常的な連絡やチーム内のちょっとした相談に便利です。
Slack(スラック):外部連携が豊富
Slackは、チャンネル単位で会話を整理できるビジネスチャットです。アメリカ発のビジネスチャットツールで、現在では世界中で4,500万人が利用しています。
チームやプロジェクトごとにチャンネルを分けられるため、会話が混ざらず、情報を探しやすいのが特徴です。
外部サービスとの連携も豊富で、Googleカレンダー、Zoom、Notionなどと組み合わせることで、日々の業務が1つの場所で完結します。
想定ユーザー数の目安:小規模から大規模チームまで対応(10〜数千人)
おすすめの業種:IT企業、クリエイティブチーム、スタートアップなど
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
フリー | 機能制限あり、過去90日まで閲覧可 | 無料 | ○ |
プロ | 標準機能すべて利用可、フル履歴検索、外部ゲスト連携 | 月額1,050円/人〜 | ○ |
ビジネスプラス | SSO対応・高度な管理機能 | 月額1,600円/人〜 | ○ |
Chatwork(チャットワーク):使いやすさ重視
Chatworkは、日本国内で多くの中小企業に選ばれているチャットツールです。
直感的でシンプルな操作が特徴で、パソコンやスマートフォンに不慣れな方でも扱いやすい設計になっています。
「タスク管理」や「グループチャット」など、業務連絡に必要な基本機能が揃っており、ビジネス初心者にも安心して使えます。
想定ユーザー数の目安:個人〜中規模企業向け(1人〜200人程度)
おすすめの業種:士業、建設、医療系、中小企業全般
プラン | 内容 | 料金(税込) 年間契約の場合 | 試用 |
---|---|---|---|
フリー | ユーザー数14人まで | 無料 | ○ |
ビジネス | フル機能、ユーザー制限なし | 月額700円/人〜 | ○ |
エンタープライズ | 大規模向け、セキュリティ強化 | 月額1,200円/人〜 | ○ |
WowTalk(ワウトーク):LINEのような見た目
WowTalkは、セキュリティに配慮された国産のビジネスチャットツールです。
トーク・掲示板・アンケート・日報・安否確認など、社内向けの情報共有機能が一通り揃っており、現場でも使いやすい設計です。
LINEのような見た目で直感的に使えるため、ITリテラシーに差がある職場でも導入しやすいのが魅力です。
想定ユーザー数の目安:10人〜1000人超まで幅広く対応
おすすめの業種:製造業、建設業、医療・福祉、小売、アパレル、インフラなど
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
シンプル | トーク検索、ファイルのアップロード、無料通話 | 月額360円/人〜 | × |
スタンダード | チャット、掲示板、日報、IP制限など | 月額500円/人〜 | ○ |
カスタマイズ | ID数1000人以上の企業が対象。内容については要問い合わせ | 要問い合わせ | × |
オンライン会議・ビデオ通話
対面の代わりとして使われることが多いツールです。画面共有や録画などの機能があり、リモート会議やプレゼンにも活用できます。
Zoom(ズーム):大人数会議にも対応
Zoomは、アメリカ発のクラウド型ビデオ会議サービスで、世界中の企業や教育機関で広く利用されています。
特徴は「接続の安定性」と「シンプルな操作性」。会議用リンクをクリックするだけで誰でもすぐに参加できるため、初めての方でも安心して使えます。
画面共有、録画、ブレイクアウトルーム(小部屋機能)など、会議を効果的に進めるための機能が豊富です。
想定ユーザー数の目安:1対1の面談〜100人以上のウェビナーまで対応
おすすめの業種:全業種(特にリモートワーク導入企業、教育、医療系など)
プラン | 内容 | 料金(税込) 年間契約の場合 | 試用 |
---|---|---|---|
ベーシック | 1対1無制限、グループ会議は40分まで | 無料 | ○ |
プロ | 最大100人、会議録画、時間制限解除 | 月額2,000円前後〜 | ○ |
ビジネス | 管理機能、ドメイン認証、拡張分析 | 月額2,700円〜 | ○ |
Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ):Office365との連携が強み
Microsoft Teamsは、Microsoftが提供するビジネス向けコミュニケーションプラットフォームです。
チャット、ビデオ会議、ファイル共有、共同編集などが1つの画面で完結し、特にOffice製品との連携に強みがあります。
WordやExcel、Outlookなどと組み合わせることで、会議だけでなく日常の業務全体を効率化できます。
想定ユーザー数の目安:10人〜数万人規模の組織
おすすめの業種:大企業、教育機関、自治体、Microsoft 365導入済みの組織
プラン | 内容 | 料金(税込) 年間契約の場合 | 試用 |
---|---|---|---|
無料プラン | 会議、チャット、ファイル共有(制限あり) | 無料 | ○ |
Microsoft 365 Business Basic | Teams、Outlook、OneDriveなど含む | 月額899 円/人〜 | ○ (1か月試用可) |
Microsoft 365 Business Standard | Officeアプリのデスクトップ版も利用可 | 月額1,874 円/人〜 | ○ |
Google Meet(グーグル ミート):Google Workspaceとの親和性◎
Google Meetは、Googleが提供するビデオ会議ツールで、GoogleカレンダーやGmailとシームレスに連携できるのが大きな特長です。
専用アプリのインストールが不要で、ブラウザからそのまま参加できるため、ITが得意でない人でもすぐに使い始められます。
会議のURLもわかりやすく、メールやチャットで簡単に共有可能です。
想定ユーザー数の目安:少人数の会議〜中規模の打ち合わせ(最大100人)
おすすめの業種:教育、中小企業、フリーランス、Google Workspaceユーザー
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
無料プラン | 最大100人、60分制限 | 無料 | ○ |
Business Starter | Google Workspace含む。30GB/人のストレージ | 月額800円/人 | ○ |
Business Standard | 150人までビデオ会議参加可、会議録画、2TB/人のストレージ | 月額1,600円/人 | ○ |
Business Plus | 150人までビデオ会議参加可、会議録画、高度なセキュリティ、5TB/人のストレージ | 月2,500円/人 |
コラボレーション・プロジェクト管理
Notion(ノーション):ドキュメントとタスク管理が一体
Notionは、ドキュメント作成・タスク管理・ナレッジ共有が一体となったオールインワンのワークスペースです。
ページを自由に構成できる柔軟さがあり、チームの働き方に合わせた「仕事の土台」をつくることができます。
タスクボード、カレンダー、データベースなどの機能も直感的に使えるので、プロジェクト進行だけでなく、議事録や社内Wikiとして活用する企業も増えています。
想定ユーザー数の目安:個人〜中規模チーム(1人〜300人)
おすすめの業種:スタートアップ、開発チーム、クリエイティブ系など
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
Free | ページ作成・共有、タスク管理(制限あり) | 無料 | ○ |
Plus | チームコラボ、履歴管理など | 月額1,650円/人 | ○ |
Business | 高度なアクセス制御・管理者機能 | 月額3,150円/人〜 | ○ |
Trello(トレロ):カード型でタスクの管理
Trelloは、付箋のような「カード」をボードに貼っていく感覚で、タスクを管理できるツールです。
視覚的にわかりやすく、ドラッグ&ドロップで進捗を動かせるため、ITに詳しくない方でもすぐに使えます。
シンプルながらも、プラグイン(Power-Up)で他ツールと連携したり、ルールを自動化したりすることも可能です。
想定ユーザー数の目安:小規模〜中規模チーム(3〜50人程度)
おすすめの業種:広報、営業、制作、バックオフィスなど幅広く
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
Free | カード・ボード作成、1つのPower-Up | 無料 | ○ |
Standard | 無制限のPower-Up、詳細な権限管理 | 月額約730円/人〜 | ○ |
Premium | タイムライン表示、カレンダー機能 | 月額約1,500円/人〜 | ○ |
Asana(アサナ): チームの仕事を見える化
Asanaは、タスクを細かく整理し、プロジェクトの進行状況をチーム全体で共有できるツールです。
リスト・ボード・タイムラインなど、複数の表示形式を切り替えられるため、チームの好みに合わせて使えます。
通知や締切の設定も柔軟で、誰が何をしているのかが明確になり、プロジェクト管理の効率が大きく上がります。
想定ユーザー数の目安:10〜1000人規模のチーム
おすすめの業種:開発・制作・マーケティング部門、PM業務など
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
Personal | タスク管理、プロジェクト共有、無制限のファイルストレージ など | 無料 | ○ |
Starter | ガントチャート、ライセンス数の上限なし、フォーム作成 など | 月額1,200円/人 | ○ |
Advanced | ワークロード、ポートフォリオ管理、強化されたセキュリティ機能 など | 月額2,700円/人 | ○ |
グループウェア
サイボウズ Office(サイボウズ オフィス):ワークフロー承認がスムーズ
サイボウズ Officeは、日本国内で長く使われている国産のグループウェアです。
スケジュール、掲示板、ファイル管理、ワークフロー、報告書など、日々の業務に欠かせない機能が一通り揃っており、「グループ全体の情報共有を効率化」できます。
操作がシンプルで、パソコンが苦手な社員でも使いやすい設計になっています。
想定ユーザー数の目安:5人〜500人以上の中小企業〜自治体
おすすめの業種:製造業、サービス業、医療福祉、教育機関など
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
スタンダードコース | スケジュール、掲示板、設備予約、ワークフロー | 月額600円/人〜 | ○ |
プレミアムコース | スタンダードコース内容にカスタムアプリが使用可能 | 月額1,000/人~ | ○ |
Garoon(ガルーン):権限設定が柔軟
Garoonは、サイボウズが提供する中〜大規模組織向けのグループウェアです。
サイボウズ Officeよりもさらに高度な権限管理やユーザー管理が可能で、大人数での情報共有に対応します。
社内ポータル機能やワークフローのカスタマイズも柔軟に行えるため、複数拠点や海外支社を持つ企業にも適しています。
想定ユーザー数の目安:数百人〜1万人規模の大企業・公共機関
おすすめの業種:官公庁、金融、大学、全国展開の企業など
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
クラウド版 | グループウェア機能+高度な管理機能 | 月額900円/人 | ○ |
パッケージ版 | 自社サーバー上での導入可 | ランクA(50ユーザーまで)の場合は、60万円 ランクB(51〜249ユーザー)の場合は、11,000円/1ユーザー 以降ユーザー数によって単価が割引 | ○ |
社内Wiki・ナレッジ共有
マニュアルやナレッジ、過去の事例をチームで蓄積・共有するためのツールです。
NotePM(ノートピーエム):マニュアル・ノウハウ管理
NotePMは、日本発の社内向けナレッジ共有ツールです。
マニュアルや手順書、議事録などをわかりやすく整理して蓄積でき、社内の情報を探しやすくする「強力な検索機能」も特徴です。
Markdown記法やテンプレートも活用でき、ドキュメントをきれいに整えたいチームにも向いています。
SlackやTeamsと連携して通知を飛ばすことも可能です。
想定ユーザー数の目安:5人〜1000人規模まで柔軟に対応
おすすめの業種:IT企業、バックオフィス、教育機関、コールセンターなど
プラン* | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
プラン8 | 8人までの小規模利用、ストレージ容量80GB | 月額4,800円/人〜 | ○ |
プラン25 | ユーザー数25人まで、ストレージ容量250GB | 月額15,000円/人〜 | ○ |
プラン200 | ユーザー数200人まで、ストレージ容量2TB | 月額120,000/ 月 | ○ |
*ユーザー数に応じて細かく設定あり(プラン8、プラン15、プラン25、プラン50、プラン100、プラン200~)
Confluence(コンフルエンス):ドキュメントを整理しやすい
Confluenceは、オーストラリアのAtlassian社が提供するチーム向けドキュメント共有・Wikiツールです。
自由にページを作成・編集でき、複数人で同時編集が可能な点が特長です。開発チームでの仕様書共有や、プロジェクト単位のナレッジ管理にも適しています。
JiraやTrelloといったプロジェクト管理ツールとの連携もスムーズで、タスクと文書の両方を一元管理できます。
想定ユーザー数の目安:10人〜1000人以上のチーム
おすすめの業種:IT企業、プロジェクト型組織、開発部門など
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
Free | 最大10人、基本的なページ作成と共有、最大 2 GB のファイル ストレージ | 無料 | × |
Standard | 外部パートナーを招待・ページを閲覧・手動の作業を自動化、250GBのストレージ | 月額679円/人 | ○ |
Premium | 情報ハブをカスタマイズ、無制限のホワイトボード、無制限のストレージ、より高度な管理機能 | 月額1,277円/人 | ○ |
オンラインストレージ
ファイルを保存・共有できるサービス。誰でもすぐアクセスでき、バージョン管理にも便利です。
Google Drive(グーグル ドライブ):ファイルを簡単に共有・保存
Google Driveは、Googleが提供するクラウド型のオンラインストレージサービスです。
文書や画像、動画などあらゆるファイルを保存・共有でき、Googleドキュメントやスプレッドシートと連携してそのまま編集も可能です。
共有リンクの発行や閲覧権限の設定が簡単に行えるため、チーム内だけでなく、社外との資料共有にも便利です。
GoogleカレンダーやGmailなど、Google Workspaceとの統合もスムーズです。
想定ユーザー数の目安:個人〜数千人まで、規模を問わず利用可能
おすすめの業種:全業種(特にGoogleアカウント利用中の企業)
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
無料プラン | 15GBのストレージ、基本共有機能 | 無料 | × |
ベーシック | 100GB、カスタム共有設定、共同編集 | 月額290円 | × |
スタンダード | 200GB、最大5人とストレージ共有 | 月額440円 | × |
プレミアム | 2TB、Google Meet のビデオ通話の機能拡張など | 月額1,450円 | ○ |
Dropbox(ドロップボックス):大容量のファイル共有
Dropboxは、シンプルな操作と安定した同期機能が魅力のオンラインストレージです。
パソコンとスマホでの自動同期、履歴の管理、ファイル復元、外部とのリンク共有などが可能で、「とにかく使いやすい」ことを重視する企業に人気です。
バージョン管理やアクセスログの取得など、セキュリティ面でも安心して使える仕組みが整っています。
想定ユーザー数の目安:1人〜1000人以上まで対応
おすすめの業種:デザイン・制作・士業・顧客資料を扱う業種全般
プラン | 内容 | 料金(税込) | 試用 |
---|---|---|---|
Basic | 2GBストレージ、基本共有機能 | 無料 | ○ |
Plus | 2TB ストレージ、デバイスを問わずデータにアクセス、最大 50GBのファイル転送 | 月額1,200円/人 | ○ |
Professional | 最大100GBのファイル転送、共有ファイルにブランド設定、ファイルをパスワードで保護など | 月額2,000円/人 | ○ |
Standard | 3人以上のチーム向け。チーム全体で5TBのストレージ、チームフォルダで共有・整理が可能、管理者向け機能 | 月額1,500円/人 |
コミュニケーションツールの選び方
ツールを選ぶときは、「誰が・どこで・どんな目的で使うのか」をイメージすることが大切です。便利そうに見えるツールでも、自分たちの働き方に合っていなければ、かえって使いづらくなってしまいます。ここでは、ツール選びで失敗しないための4つのポイントをご紹介します。
1. 使用目的を明確にする
まずは、「何のために使いたいのか」をはっきりさせましょう。
たとえば、
- 日々の連絡をスムーズにしたい → ビジネスチャット
- 離れたメンバーと会議したい → ビデオ通話
- 情報を整理・共有したい → ナレッジツールやプロジェクト管理
このように目的ごとに合ったジャンルのツールがあります。
2. チームの人数やITリテラシーに合っているか確認する
ツールによっては、機能が多すぎて「逆に使いこなせない」と感じることもあります。
操作が簡単なものが良いのか、それとも高度なカスタマイズが必要か、チームの特性に合わせて選びましょう。
特に、普段あまりITツールを使っていない部署やメンバーがいる場合は、「誰でもすぐに使える」 という視点がとても重要です。
3. すでに使っているツールと連携できるか確認する
今すでに使っているサービス(Googleカレンダー、メール、ファイル共有など)と連携できると、さらに便利になります。
たとえば、SlackではGoogleドライブやZoomとつなげられるので、「チャットの中で会議の予定を作成→資料の共有→会議開始」まで一気に進められます。
4. 導入コストや料金体系をチェックする
無料プランでも十分に使えるツールは多くありますが、人数が増えたり、機能を追加したくなったりすると有料になることもあります。
「最初は無料で使って、あとから必要に応じてアップグレードする」といったスモールスタートもおすすめです。
料金の目安は月500円〜1500円ほどが一般的ですが、使う人数によって変動しますので事前に確認しましょう。
コミュニケーションツールの導入方法
コミュニケーションツールの導入は、「ただ登録するだけ」では終わりません。
スムーズに使い始め、社内にしっかりと浸透させるためには、いくつかのステップを踏むことが大切です。
ここでは、ツールを導入する際に意識しておきたい流れをご紹介します。
ステップ1:少人数から始めて試してみる
最初から全社的に使うのではなく、まずは少人数のチームや部署で試験的に導入してみましょう。
無料プランやトライアル期間を使って、使い勝手や機能を確認できます。
この段階では、「使いやすさ」「社内の反応」「業務に合っているか」を見極めることがポイントです。
ステップ2:ルールを決める
どんなに便利なツールでも、使い方がバラバラだと混乱してしまいます。
そこで、導入初期の段階で「どの場面で使うか」「何をどこに投稿するか」などの基本ルールを決めておくと安心です。
たとえば、
- 日常の連絡はチャット
- 会議の記録はWikiツール
- 資料はストレージにまとめて共有
というように、目的別にツールを使い分けると情報が整理されやすくなります。
ステップ3:使い方を共有する
ツールに不慣れなメンバーのために、簡単なマニュアルや使い方ガイドを用意するとスムーズです。社内で説明会や質問タイムを設けるのも良い方法です。
ステップ4:運用しながら改善していく
使っていく中で、「もっとこうしたい」「この機能はいらない」などの声が出てくることもあります。
そうしたフィードバックを元に、ツールの使い方や設定を少しずつ見直していきましょう。
社外の人とコミュニケーションツールを利用する際のマナー
社外の人とコミュニケーションツールを使ってやり取りするときには、社内とは違った気配りが必要です。
たとえツールが便利でも、相手が慣れていない場合や、情報の取り扱いに不安を感じることもあります。
ビジネスパートナーとして信頼関係を築くためにも、以下のポイントを意識しましょう。
相手が使いやすいツールを選ぶ
まずは、相手がすでに使っているツールを優先するのが基本です。
たとえば、「社内ではSlackを使っているけど、取引先がChatworkに慣れている」という場合は、相手に合わせて連絡手段を選ぶと、スムーズなやり取りにつながります。
また、アカウント登録が必要なツールを使う場合は、事前に操作方法や参加手順を簡単に伝えてあげると親切です。
最初に連絡のルールを共有する
どのタイミングで、どのような連絡をするかについて、最初にざっくりとした「やり取りのルール」を話しておくと安心です。
たとえば、
- 返事は当日中を目安に
- 重要な連絡はメールでも確認する
- オンライン会議はZoomで行う
といった基本的なルールを共有しておくことで、トラブルや行き違いを防ぐことができます。
機密情報や個人情報の扱いに注意する
外部とのやり取りでは、社内以上に情報の取り扱いに注意が必要です。
送る前にファイルの中身を確認したり、共有リンクの範囲を限定したりすることで、意図しない情報漏れを防げます。
また、ツールのセキュリティ設定(パスワード付きURL、ファイルの有効期限など)もあらかじめ見直しておくと安心です。
ビジネスマナーはいつも通りに
たとえカジュアルなチャット形式であっても、基本的なビジネスマナーは忘れないようにしましょう。
丁寧な言葉づかいや、時間帯への配慮(深夜・休日の連絡を避ける)など、相手の立場に立ったやり取りが信頼につながります。
たとえば、チャットの文面も「お疲れさまです」「よろしくお願いいたします」といった一言があるだけで、受け取る印象が大きく変わります。
自社に合ったコミュニケーションツールを選ぼう
コミュニケーションツール 一覧を見ても、どれを選べばいいのか迷うことは少なくありません。
ですが大切なのは、「誰が、どんな場面で、どのように使うのか」を考えながら、自社にとって使いやすいものを選ぶことです。
ビジネスチャット、ビデオ会議、タスク管理、ナレッジ共有など、それぞれのツールには強みがあります。
最初から完璧に使いこなす必要はありません。まずは試してみて、小さなチームから使い始めるのも良い方法です。
この記事でご紹介した内容を参考に、ぜひチームに合ったツールを見つけてみてください。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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