マネーフォワード クラウド年末調整では、2025年度の年末調整手続きにおいて、税制改正に対応しています。
詳細は以下をご確認ください。
令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について(源泉所得税関係)|国税庁
基礎控除の見直しについて
基礎控除の見直しへの対応により、税制改正後の基礎控除額で年調年税額の計算が行われます。
給与所得者の基礎控除申告書
「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 給与所得者の特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書」の「給与所得者の基礎控除申告書」欄は、本年の従業員の合計所得金額をもとに2025年度の控除額が判定されます。
出典:国税庁,「令和7年分給与所得者の基礎控除申告書兼給与所得者の配偶者控除等申告書兼給与所得者の特定親族特別控除申告書兼所得金額調整控除申告書」を加工して作成(以下同じ)(2025年9月1日)
特定親族特別控除の創設について
2025年度の年末調整手続きでは、今年度創設された特定親族特別控除の判定および計算に対応しています。
給与所得者の基礎控除申告書
「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 給与所得者の特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書」の「給与所得者の特定親族特別控除申告書」の項目に氏名等が記載され、特定特別控除の額も計算されます。
令和8年 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
特定親族のうち合計所得が58万円超100万円以下の方は、「令和8年 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」の「源泉控除対象親族」欄に反映します。
出典:国税庁,「令和8年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を加工して作成(以下同じ)(2025年9月1日)
特定親族に関する詳細は、以下ガイドをご参照ください。
【特定親族特別控除】特定親族とは
給与所得控除の見直しについて
給与所得控除の見直しへの対応により、税制改正に対応した2025年度の給与所得控除を計算できます。
従業員本人の給与所得計算
従業員本人の収入および所得金額は、「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 給与所得者の特定親族特別控除申告書 兼 所得金額調整控除申告書」で確認できます。
例えば、給与収入金額が190万円の場合は65万円の控除になるため、所得金額には125万円が反映します。
配偶者の給与所得計算
配偶者の所得金額は、給与所得の入力画面で収入金額を入力することで、自動で計算できます。
例えば、給与所得の入力画面で100万円と入力した場合は65万円の控除となるため、給与所得の金額は35万円が反映します。
入力画面 
確認画面 
扶養親族等の所得要件の改正について

確認画面 
扶養親族等の所得要件の改正について

扶養親族等の所得要件の改正について
扶養親族等の所得要件の改正に関して、以下3点の対応を行いました。
- 扶養親族・同一生計配偶者の所得要件を58万円以下に引き上げ。
- 配偶者特別控除の対象となる配偶者の所得要件を58万円超133万円以下に変更。
- 勤労学生控除の対象となる所得要件85万円に引き上げ。
令和7年 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
出典:国税庁,「令和7年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を加工して作成(以下同じ)(2025年9月1日)
勤労学生控除の適用の自動判定
年末調整手続きにおいて、合計所得に応じて勤労学生控除の適用を自動判定できるようになりました。
昨年まで
勤労学生として申告されている従業員が合計所得75万円を超過した場合はアラートが表示され、管理者が確認・修正を行う必要がありました。
今年から
勤労学生として申告されている従業員が合計所得85万円を超過した場合は、自動で勤労学生控除の対象外になります。
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