有給休暇の自動付与の日数は、「週の契約労働日数」の設定内容を参照して算出されます。
「週の契約労働日数」は、各就業ルールの追加・編集画面にある「休暇・休日」で設定できます。
「週の契約労働日数」では、「指定する」または「勤務実績から自動判別する」を選択します。
選択肢ごとの算出方法は、以下をご確認ください。
「指定する」を選択した場合
算出方法
「指定する」を選択した場合、1週間の契約労働日数を「1日」「2日」「3日」「4日」「5日以上」から指定できます。
付与日数は、「有給休暇の共通設定」画面の「付与数」の表で、指定した契約労働日数と勤務年数を照らし合わせて算出されます。
具体例
「週の契約労働日数」で「5日以上」を選択した場合は、「付与数」の赤枠の箇所を参照します。
0.5年目の付与の場合、「勤続年数」の「0.5」の箇所を参照するため、付与日数は「10日」となります。
「勤務実績から自動判別する」を選択した場合
算出方法
「勤務実績から自動判別する」を選択した場合、過去の勤務実績から年間の労働日数を算出し、有給休暇を自動付与できます。
具体的には、以下の流れで付与日数が算出されます。
- 対象期間の労働日数を算出する
- 労働日数を「有給休暇の共通設定」画面にある「付与数」の表の「最小労働日数」と照らし合わせて、週の契約労働日数を算出する。
- 「付与数」の表の「週の契約労働日数」と「勤務年数」をもとに付与日数を算出する。
具体例
本項では、2025年4月1日入社の従業員に、入社1.5年目の有給休暇を付与する場合を例に説明します。
設定条件
・付与日:2026年10月1日
・対象期間:2025年10月1日~2026年9月30日
・対象期間の暦日数:365日
・出勤日数:210日
算出の流れ
- 対象期間の出勤日数を「出勤日数 ÷(対象期間の暦日数 ÷ 1年の暦日数)」の計算式で算出します。
今回の場合、「210 ÷(365 ÷ 365)=210日」となります。 - 労働日数を「有給休暇の共通設定」画面の「付与数」の表の「最小労働日数」と照らし合わせます。
今回の場合、「169日<210日<217日」となるため、「最小労働日数」が「169」の行を確認します。
「週の契約労働日数」は「4日」となります。
- 「週の契約労働日数」が「4日」、「勤続年数」が「1.5年」なので、「8日」の有給休暇が付与されます。
ご注意
- 有給休暇を自動付与するためには、出勤率が8割以上となっている必要があります。出勤率が8割を満たしていない場合、自動付与は行われません。
- 「勤務実績から自動判別する」を選択した場合、閏年の1年の日数は366日で計算されます。
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