• 更新日 : 2025年12月5日

ミキワメ適性検査とは？特徴7選と解決する課題、導入メリットとデメリットを紹介

「採用した人材がすぐに辞めてしまう」「配属後のパフォーマンスが安定しない」と悩む人事担当者は多いです。

ミキワメの適性検査は、活躍する人材を可視化するツールです。一般的な性格診断ではなく自社で活躍できる人材を見極めることで、採用のミスマッチを防ぎ、採用活動の質の向上につながります。

この記事では、ミキワメ適性検査の仕組みや特徴、導入によって解消できる課題、得られるメリット・デメリットまでまとめて解説します。

ミキワメ適性検査とは活躍する人材を可視化するツール

ミキワメの適性検査とは、定着・活躍する候補者を見える化し、離職を減らす適性検査です。

活躍できる人材像が明確になるため、採用・配置・育成の各場面における判断が定量化されます。担当者の主観に頼った判断から脱却でき、採用活動の質の向上につながります。

採用のミスマッチや早期離職、評価のばらつきなどの原因は、あいまいな基準で採用活動や人材配置をしているためです。

ミキワメ適性検査では、採用候補者の適性を可視化して、活躍できる可能性を測ります。具体的には、まず社員が性格検査を受検して自社の傾向を分析し、オリジナルの採用基準を作ります。

採用候補者も同じ性格検査を実施し、採用候補者が活躍できる可能性を「S～E判定」で表示することで、最適な職種やチーム配置ができます。

ミキワメ適性検査は単なる適性診断ではなく「自社で活躍できる人材像と候補者をマッチングさせるツール」です。

すでに累計導入社数5000社、累計総受検者数150万人以上、多くの企業で導入されています。

なぜ適性検査が必要なのか

適性検査が必要な理由は、採用・配置・育成において採用候補者の活躍できる環境を整えるためです。採用候補者の特性が組織や職種と合致すれば、企業にとって長く活躍してくれる存在になります。

適性検査を行う目的は、下記の4点です。

スキルや経験だけで候補者を選んでしまうと、入社後に「早期に辞めてしまった」「期待したパフォーマンスが発揮できない」という事態が発生します。適性検査を導入することで、そのような事態を未然に防げるため、企業にとって最適な組織作りが可能になります。

企業が持続的に成長を図るには、適材適所の人材を採用して配置する体制が必要です。適性検査を活用すれば、経験・スキル・人物像・特性・社風といった複数軸が評価できるため、人事担当者の判断を支える根拠になります。

ミキワメ適性検査の特徴7選

ミキワメ適性検査には、企業の採用・配置・育成を支えるための特徴が7つあります。最大の特徴は「活躍人材を可視化し、かつ運用コストを抑える」ことです。

「自社で活躍する人材」が分かる

ミキワメ適性検査は、「自社で活躍できる人材」を見極めることに優れています。

企業の社風や、従業員の性格傾向の分析を得意としているため、自社で既に活躍している社員の特性をベンチマークとして数値化できます。

一般的な適性検査は「個人の性格傾向」のみ分析する場合が多いです。一方、ミキワメ適性検査は、個人の特性と企業の傾向や社風との相性を分析するため、高い定着率を実現します。

1人あたり550円の受験料で受けられる

ミキワメ適性検査の受検料は、1人あたり550円で、導入コストが下がるのが大きなメリットです。一般的に適性検査サービスでは相場が4,000円程度なのに対し、低価格で受検可能です。

ミキワメ適性検査は「企業とマッチする人材を見つける」ために、AIを使ってデータ分析をしています。低価格で多くの候補者に受検してもらうことで、企業にとって最適な人材を見つけ出す可能性が高くなります。

10分で完了する

ミキワメ適性検査の受検時間は、わずか10分です。採用候補者の負担が少なくなるのが最大のメリットです。

他の適性検査は、90分前後と長く、途中で離脱してしまう人が多数います。せっかく良い候補者がいても、離脱してしまうと選考すらできません。企業に合う候補者を見逃してしまうことは企業にとって機会損失です。

受検時間を短くすることで、多くの候補者が受検完了し、自社に合う人材を見つけられる確率が高まります。

採用候補者を14段階のマッチ度判定する

ミキワメ適性検査を受検した採用候補者は、部署との相性を元に、適正な部署に配属されます。その指標になるのが、「S〜E」の14段階で評価される採用候補者のマッチ度です。

評価は、社内の活躍社員のデータをもとに「組織風土とのマッチ度」「応募職種・チームとのマッチ度」「パフォーマンスの安定度」の3要素から算出されます。

配属先との適性まで一目で把握できるため、適材適所に採用候補者を配置できます。

既存従業員は無料で受検できる

ミキワメ適性検査は、既存の従業員のデータを採用基準の策定や組織分析の基礎にしています。そのため、既存従業員の受検は無料で、何回でも受検が可能です。

ミキワメ適性検査の特徴の1つに「自社の採用基準を作ること」があります。既存従業員のデータサンプルが増えるほど、採用基準の精度が継続的に向上します。

採用後のマネジメントにも利用できる

ミキワメ適性検査は、採用時にのみ活用されるのではなく、採用後のマネジメントにも利用できます。理由は、カスタマーサクセスチームが採⽤基準の策定や組織分析などをサポートしてくれるためです。

検査結果は、個人の性格特性に合わせた効果的なコミュニケーション方法やフィードバック方法が分かるため、採用時だけでなく採用後のマネジメントにも役立ちます。カスタマーサクセスチームによる採用、配属、育成、マネジメントに関する一貫したサポートを受けられます。

「ミキワメAI」が採用候補者の結果を分析してくれる

ミキワメ適性検査は、「ミキワメAI」が受検データを分析します。社員や組織のデータ分析を自動化するため、人事担当者の負荷が軽減するメリットがあります。

AIがデータを分析してくれるため、データ分析による結果のバラツキもなく、データの活用もスムーズです。採用担当者の経験や勘に頼らない、再現性の高い採用活動ができます。

ミキワメ適性検査の結果でわかること

ミキワメ適性検査での結果で分かることは2つあります。人材に関する具体的な特性や相性です。

自社にマッチする人材か

ミキワメ適性検査は、「自社で実際に活躍できる人材」をデータとAIによって正確に見極めることに特化しています。採用担当者の主観に左右されない客観的な判断が可能になります。

自社の採用基準によってデータが出力されるうえに、採用候補者を14段階のマッチ度で判定するため、自社に必要な人材かを判断できることが特徴です。

採用候補者と似ている社員がわかる

ミキワメ適性検査では、既存従業員のデータも分析しているため、採用候補者と特性が似ている社員を特定できます。有力な採用候補者に対しては、似ている社員との面接を設定するなど、候補者を逃さないための戦略的なアプローチが可能です。

採用候補者側も、将来の働き方のイメージを具体的に描きやすくなるというメリットがあります。

ミキワメ適性検査を導入することで得られる主な3つのメリットこと

ミキワメ適性検査を導入することで、企業は採用活動における様々な課題を解決し、組織強化につながる具体的なメリットを得られます。

1. 離職率の原因となるミスマッチを防げる

「採用しても定着しない」あるいは「早期離職が続く」といった問題の主な原因は、採用候補者と企業の特性が合わないことや、任された仕事内容にミスマッチが生じるためです。

ミキワメ適性検査を活用することで、自社のデータ分析結果を元にミスマッチを未然に防ぎ、人材を適材適所へ配置できます。

ミスマッチが解消されることで、採用候補者が意欲的に業務に取り組める環境を作り出し、チーム全体の生産性の向上にもつながります。

2. 会社の風土に合う人材かを客観的に見極められる

ミキワメ適性検査では、既存社員のデータを基にした自社独自の基準を用いて、採用候補者の性格特性と社風との相性を数値化します。

スキルや学歴といった表面的な情報だけでは、採用候補者が会社の風土にどの程度適応できるかを判断するのは難しいのが現状です。把握しにくい価値観のずれをデータを通して見つけることで、ミスマッチ採用がなくなります。

3. あいまいだった採用基準を数値で明確にできる

ミキワメ適性検査は、自社で活躍しているハイパフォーマーの社員特性をデータとして抽出します。これをベンチマークとすることで、曖昧だった採用基準を具体的な数値で、明確に判断できます。

多くの企業では「なんとなく良さそう」といった感覚的な判断に基づいて採用が行われがちです。データがあれば、人事担当者の主観や印象に頼るのではなく、数値に基づいて客観的に判断できるため、公平で安定した採用活動が可能です。

ミキワメ適性検査を導入することで起こる2つのデメリット

ミキワメ適性検査には、評価精度が回答内容に左右される点と、候補者の負担が増える点という2つの課題があります。

1. 事前に対策が可能なため本質を測れない可能性がある

ミキワメ適性検査は心理統計学に基づいた精巧な適性検査ですが、100％確実なものとはいえません。

受検者が意図的に嘘の回答をしたり、事前の受検対策をすることで、本来のスキル・特性と異なるデータになってしまうリスクがあります。

人間性や個性といった本質は、完全に理解することはできません。データ分析の結果で活躍が見込めるチームに入ったとしても、ミスマッチが起こる可能性が考えられます。

2. 候補者に求める対応が増えるため離脱につながる恐れがある

ミキワメ適性検査の受検時間は、わずか10分と短いです。しかし採用候補者にとっては、手間や負担に感じさせ、選考途中での離脱を招く可能性があります。

応募から受検までの工程に適性検査が増えることになるので、企業にマッチする人材であっても、この追加の手間を理由に選考を辞退してしまうケースも想定されます。

ミキワメ適性検査が向いている企業

ミキワメ適性検査は、単なる選考だけでなく、その後の人材活用までを見据えている企業に向いています。なぜなら、既存社員のデータを詳細に分析し、採用候補者の育成、人事の効率化や適切な人員配置に活用できるからです。

具体的に、次のような企業は、ミキワメ適性検査の導入に向いています。

人材配置の質を高め、定着率や生産性を向上させたい企業に最適です。

ミキワメ適性検査が向いていない企業

ミキワメ適性検査が向いていない企業は、下記のような企業です。

データを活かす体制がない場合は、ミキワメ適性検査の特徴である「データを収集して分析する」効果を十分に発揮できないためです。

ただ、今後の組織改善ために、評価基準を簡易化して運用したい企業、配置転換の判断材料として活用したい企業は、ミキワメ適性検査の活用をおすすめします。

• 監修：涌井 好文（社会保険労務士）

  平成26年より神奈川県で社会保険労務士として開業登録を行い、以後地域における企業の人事労務や給与計算のアドバイザーとして活動を行う。退職時におけるトラブル相談や、転職時のアドバイスなど、労働者側からの相談にも対応し、労使双方が円滑に働ける環境作りに努めている。また、近時は活動の場をWeb上にも広げ、記事執筆や監修などを通し、精力的に情報発信を行っている。