• 作成日 : 2026年1月14日

パワーポイントで振り返り資料を作成するには?内容・構成・作り方のコツを解説

パワーポイント(PowerPoint/PPT)でプロジェクトや期間の振り返り資料を作りたい、成果と課題を分かりやすくまとめたいと思ったことはありませんか。振り返り資料は、活動の成果を可視化し、次のアクションにつなげるための重要な文書です。

本記事では、振り返り資料をパワーポイントで作成するメリットから、盛り込むべき内容、効果的な作り方のコツ、注意点まで詳しく解説します。

パワーポイントで振り返り資料を作るメリット

振り返り資料は、Wordやテキストベースでも作成できますが、パワーポイントを使うことで視覚的に成果を伝えやすく、会議やプレゼンでそのまま活用できる点が大きなメリットです。

成果を視覚的にアピールできる

数字やグラフで成果を印象的に伝えられます。

売上推移、KPIの達成率、プロジェクトの進捗などを、グラフや図表で視覚化することで、一目で成果を把握できます。テキストで「売上が20%増加しました」と書くよりも、右肩上がりのグラフを見せる方がインパクトがあります。

報告会やレビュー会議でそのまま使える

作成した資料をプレゼンに活用できます。

振り返りミーティングや上司への報告会で、そのままスライドとして投影できます。別途プレゼン資料を作る手間が省け、効率的です。発表者ツールを使えば、ノートを見ながら説明することもできます。

Before/Afterの比較がしやすい

変化を分かりやすく表現できます。

プロジェクト開始前と終了後、期初と期末など、ビフォーアフターを並べて比較できます。2カラムレイアウトや矢印を使った表現で、どれだけ改善・成長したかを視覚的に示せます。

チームで共有・蓄積しやすい

ナレッジとして活用できます。

OneDriveやSharePointに保存することで、チーム内で共有できます。過去の振り返り資料を蓄積しておけば、次の計画を立てる際の参考資料として活用できます。

パワーポイントで作成する振り返り資料の主な内容

目的、成果、課題、学び、次のアクションという構成が基本です。

パワーポイントで振り返り資料を作成する際に盛り込むべき項目を解説します。振り返りの種類や目的に応じて、項目を調整してください。

表紙・タイトル

振り返りの対象を明確にします。

振り返りのタイトル、対象期間またはプロジェクト名、報告者名、報告日を記載します。「2024年度上期 営業活動振り返り」「○○プロジェクト 完了レビュー」のように、何についての振り返りかを明示しましょう。

振り返りの目的・概要

なぜこの振り返りを行うかを示します。

振り返りの目的、対象範囲、振り返りの観点を記載します。「プロジェクトの成果と課題を整理し、次期プロジェクトに活かす」「上期の活動を総括し、下期の戦略を立てる」など、振り返りのゴールを明確にしましょう。

当初の目標・計画

振り返りの基準となる情報です。

期初やプロジェクト開始時に設定した目標、KPI、計画を記載します。これがあることで、実績との比較が可能になります。目標が曖昧だった場合は、この機会に「当時の目標設定が不十分だった」という気づきを得ることもできます。

実績・成果

達成したことを具体的に示します。

目標に対する達成度、主要な成果、完了したタスクや施策を記載します。数値で示せるものは数値化し、グラフや表で視覚的に表現しましょう。「売上目標1億円に対し、実績1.2億円(達成率120%)」のように、目標と実績をセットで示すと分かりやすくなります。

成功要因・うまくいったこと

成果につながった要因を分析します。

なぜ成果を出せたのか、何が効果的だったのかを振り返ります。偶然の成功と再現可能な成功を区別し、今後も活かせる要因を明確にしましょう。「新規顧客へのアプローチ方法を変更したことで成約率が向上した」など、具体的に記載します。

課題・問題点

うまくいかなかったことを正直に示します。

目標未達の項目、発生した問題、改善すべき点を記載します。課題を隠さず共有することで、組織としての学びになります。単に「うまくいかなかった」ではなく、「なぜうまくいかなかったのか」という原因分析も含めましょう。

学び・気づき

振り返りを通じて得られた知見です。

成功からも失敗からも得られた学び、今後に活かすべき教訓を記載します。「顧客ニーズを早期にヒアリングすることの重要性を認識した」「チーム内のコミュニケーション頻度を上げるべきだった」など、次の行動につながる気づきを言語化しましょう。

次のアクション・改善策

学びを踏まえて何をするかを示します。

課題に対する対策、次期に向けた改善計画、具体的なアクションを記載します。「誰が」「いつまでに」「何をするか」を明確にすると、実行につながりやすくなります。振り返りで終わらせず、次の行動に結びつけることが重要です。

参考情報・補足資料

詳細データや関連資料を添付します。

詳細な数値データ、アンケート結果、関連資料などは、補足資料としてまとめます。本編はシンプルにまとめ、詳細を知りたい人向けに補足を用意しておくと良いでしょう。

パワーポイントで振り返り資料を作るコツ

成果と課題を明確に、データで裏付け、次につなげる構成を意識しましょう。

効果的な振り返り資料を作成するためのコツを紹介します。

結果を先に示す

読み手は最初に結論を知りたがっています。

エグゼクティブサマリーとして、最初のスライドに振り返りの結論(達成度、主な成果、主な課題、次のアクション)をまとめましょう。忙しい上司や経営層でも、最初の1〜2枚で全体像を把握できます。

数字とグラフで成果を可視化する

定量的なデータは説得力を高めます。

目標達成率、売上推移、KPIの変化などは、棒グラフや折れ線グラフで表現しましょう。大きな数字を目立たせるデザインも効果的です。「前年比+25%」のように、比較を含めると成果が伝わりやすくなります。

Before/Afterを並べて見せる

変化を視覚的に表現します。

2カラムレイアウトで、取り組み前と取り組み後を並べて比較すると、改善の度合いが一目で分かります。「Before:月間問い合わせ50件 → After:月間問い合わせ120件」のように、変化を明確に示しましょう。

Good/Bad/Nextのフレームワークを活用する

シンプルで分かりやすい振り返り構成です。

Good(良かったこと)、Bad(改善すべきこと)、Next(次にやること)の3つに分けて整理すると、シンプルで網羅的な振り返りになります。KPT(Keep/Problem/Try)やYWT(やったこと/分かったこと/次にやること)も同様に使えるフレームワークです。

1スライド1メッセージを意識する

情報を詰め込みすぎないことが大切です。

1枚のスライドで伝えることは1つに絞りましょう。成果、課題、学び、次のアクションなど、トピックごとにスライドを分けることで、読みやすく理解しやすい資料になります。

写真やビジュアルを活用する

プロジェクトの様子を視覚的に伝えます。

イベントの様子、完成した成果物、チームの活動風景など、写真やスクリーンショットを入れると、振り返りに臨場感が生まれます。テキストだけの資料より、記憶に残りやすくなります。

色で成果と課題を区別する

視覚的に情報を整理します。

達成した項目は青や緑、未達成や課題は赤やオレンジなど、色に意味を持たせて一貫して使いましょう。ダッシュボード形式で、各KPIを信号機のように色分けして表示するのも効果的です。

テンプレートを作成して統一する

定期的な振り返りを効率化します。

月次、四半期、年次など、定期的に振り返りを行う場合は、テンプレートを作成しておきましょう。毎回同じフォーマットで作成することで、作成効率が上がり、過去との比較もしやすくなります。

パワーポイントで振り返り資料を作成する際の注意点

客観性、バランス、行動へのつなげ方に注意しましょう。

資料作成時に気をつけるべきポイントを確認します。

事実とデータに基づいて記述する

主観だけでなく客観的な根拠を示します。

「頑張った」「うまくいった」といった主観的な表現だけでなく、数字やデータで裏付けましょう。「売上20%増」「顧客満足度4.2点」など、具体的なデータがあると説得力が増します。

成果と課題のバランスを取る

良いことばかり、悪いことばかりにならないようにします。

成果ばかりをアピールすると自画自賛に見え、課題ばかりを並べると後ろ向きな印象になります。成果はきちんと認めつつ、課題も正直に共有し、改善に向けた姿勢を示すバランスが大切です。

責任追及ではなく改善に焦点を当てる

振り返りの目的を見失わないようにします。

振り返りは「誰が悪かったか」を追及する場ではなく、「次にどうすれば良くなるか」を考える場です。問題が発生した原因は分析しますが、個人を責めるのではなく、仕組みやプロセスの改善につなげましょう。

次のアクションを具体的にする

振り返りで終わらせず行動につなげます。

「改善する」「注意する」といった曖昧な表現ではなく、「○月○日までに△△を実施する」「週次ミーティングで□□を確認する」のように、具体的なアクションに落とし込みましょう。担当者と期限を明確にすることが重要です。

関係者の意見を取り入れる

一人の視点だけでなく多角的に振り返ります。

振り返り資料を作成する前に、チームメンバーやステークホルダーの意見を収集しましょう。アンケートやヒアリングを行うことで、多角的な視点を取り入れた振り返りができます。

適切なタイミングで作成する

記憶が新しいうちにまとめます。

プロジェクト完了直後や期末のタイミングで振り返りを行い、すぐに資料化しましょう。時間が経つと細かい内容を忘れてしまい、浅い振り返りになってしまいます。

過去の振り返りとの一貫性を保つ

継続的な改善を確認できるようにします。

前回の振り返りで挙げた課題が改善されたか、前回の「次のアクション」が実行されたかを確認しましょう。振り返りが単発のイベントで終わらず、PDCAサイクルとして機能するようにします。

振り返りを次の成長につなげよう

パワーポイントで振り返り資料を作成することで、成果を視覚的に伝え、会議やプレゼンでそのまま活用できます。目標、成果、課題、学び、次のアクションという構成を基本に、数字やグラフで成果を可視化し、Before/Afterの比較で変化を示しましょう。

事実に基づいた客観的な記述を心がけ、責任追及ではなく改善に焦点を当てることが大切です。

振り返りを次の行動につなげて、継続的な成長を実現してください。

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