• 作成日 : 2026年1月14日

パワーポイントの自動保存機能とは?設定方法と未保存ファイルの復元方法を解説

パワーポイント(PowerPoint/PPT)で作業中にアプリが強制終了して、保存していないデータが消えてしまった経験はありませんか。自動保存機能を活用すれば、そのようなトラブルを防ぐことができます。本記事では、自動保存機能の基本から、設定方法、未保存ファイルの復元方法まで解説します。

パワーポイントの自動保存機能とは?

パワーポイントには、作業内容を自動的に保存・バックアップする機能が用意されています。

それぞれの特徴を理解しておきましょう。

自動保存(AutoSave)

OneDriveに保存したファイルをリアルタイムで保存します。

Microsoft 365(旧Office 365)でOneDriveまたはSharePointにファイルを保存している場合、「自動保存」機能が利用できます。この機能がオンになっていると、編集内容が数秒ごとに自動的にクラウドに保存されます。手動で保存する必要がなく、突然のトラブルでもほぼすべての作業内容が保持されます。

画面左上に「自動保存」のトグルスイッチが表示されている場合、オン/オフを切り替えられます。

参考:自動保存とは – Microsoft サポート

自動回復(AutoRecover)

定期的にバックアップファイルを作成します。

ローカル(PC内)に保存しているファイルや、自動保存に対応していない環境では、「自動回復」機能が働きます。一定間隔(デフォルトは10分)で作業内容のバックアップが自動的に作成され、アプリが異常終了した場合に復元できます。

自動回復は自動保存とは異なり、元のファイルを上書きするのではなく、別の場所にバックアップファイルを作成します。

参考:PowerPoint ファイルを回復する – Microsoft サポート

パワーポイントの自動保存の設定方法

OneDriveへの保存で自動保存を有効にできます。

パワーポイントの自動保存機能を使うための設定方法を解説します。

自動保存をオンにする

OneDriveに保存するだけで有効になります。

  1. PowerPointでファイルを開く
  2. 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択する
  3. 保存先として「OneDrive」を選ぶ
  4. ファイル名を入力して「保存」をクリックする
  5. 画面左上の「自動保存」が自動的にオンになる

OneDriveに保存されたファイルは、編集するたびに自動的に保存されます。インターネット接続が必要ですが、一時的にオフラインになっても、再接続時に同期されます。

参考:自動保存を有効にする方法 – Microsoft サポート

自動保存をオフにする

一時的に自動保存を停止したい場合です。

画面左上の「自動保存」トグルをクリックしてオフにします。オフにすると、手動で保存するまで変更は保存されません。複数のバージョンを試したい場合や、変更を確定する前に確認したい場合に便利です。

パワーポイントの自動回復の設定方法

自動回復の間隔や保存場所を変更できます。

自動回復機能の設定をカスタマイズする方法です。

自動回復の間隔を変更する

バックアップの頻度を調整します。

  1. 「ファイル」タブをクリックする
  2. 「オプション」を選択する
  3. 「保存」をクリックする
  4. 「次の間隔で自動回復用データを保存する」の数値を変更する
  5. 「OK」をクリックする

デフォルトは10分ですが、1分〜120分の間で設定できます。間隔を短くすると、より細かくバックアップが取られますが、PCの負荷が若干増えます。重要な作業をしている場合は、5分程度に設定しておくと安心です。

参考:ビデオ:[ドキュメントの回復] オプションを設定する – Microsoft サポート

自動回復ファイルの保存場所を確認する

バックアップがどこに保存されるか確認します。

「ファイル」→「オプション」→「保存」の画面で、「自動回復用ファイルの場所」に表示されているパスがバックアップの保存場所です。デフォルトでは「C:Usersユーザー名AppDataRoamingMicrosoftPowerPoint」などに設定されています。

保存しないで終了した場合に最新の自動回復バージョンを保持する

この設定をオンにしておくと、保存せずにファイルを閉じた場合でも、自動回復ファイルが一定期間保持されます。「ファイル」→「オプション」→「保存」で、「保存しないで終了する場合、最後に自動回復されたバージョンを残す」にチェックが入っていることを確認してください。

パワーポイントの未保存のファイルを復元する方法

アプリが異常終了した場合や、保存せずに閉じてしまった場合の復元方法です。

状況に応じた復元手順を解説します。

方法1:ドキュメントの回復ウィンドウから復元する

アプリ再起動時に自動で表示されます。

PowerPointが異常終了した後、再度起動すると、画面左側に「ドキュメントの回復」ウィンドウが表示されることがあります。回復可能なファイルの一覧が表示されるので、復元したいファイルをクリックして開き、内容を確認してから保存してください。

方法2:未保存のプレゼンテーションを回復する

保存せずに閉じてしまったファイルを復元します。

  1. PowerPointを起動する
  2. 「ファイル」タブをクリックする
  3. 「開く」を選択する
  4. 画面下部の「保存されていないプレゼンテーションの回復」をクリックする
  5. 回復可能なファイルの一覧が表示される
  6. 復元したいファイルを選択して「開く」をクリックする
  7. 内容を確認し、「名前を付けて保存」で保存する

この方法で表示されるのは、自動回復機能によって作成されたバックアップファイルです。ファイル名には日時が含まれているため、どの時点のバックアップかを確認できます。

参考:PowerPoint ファイルを回復する – Microsoft サポート

方法3:自動回復フォルダから直接探す

上記の方法で見つからない場合の手段です。

  1. エクスプローラーを開く
  2. 自動回復ファイルの保存場所に移動する(通常は「C:Usersユーザー名AppDataRoamingMicrosoftPowerPoint」)
  3. 拡張子が「.pptx」や「.tmp」のファイルを探す
  4. ファイルを開いて内容を確認する

AppDataフォルダは隠しフォルダになっているため、表示されない場合はエクスプローラーの「表示」→「隠しファイル」にチェックを入れてください。

方法4:OneDriveのバージョン履歴から復元する

OneDriveに保存していた場合に使える方法です。

  1. OneDriveでファイルを右クリックする
  2. 「バージョン履歴」を選択する
  3. 過去のバージョン一覧から復元したいバージョンを選ぶ
  4. 「復元」をクリックする

OneDriveでは、ファイルの変更履歴が自動的に保存されているため、特定の時点の状態に戻すことができます。

パワーポイントの自動保存・自動回復の注意点

機能の限界を理解しておきましょう。

自動保存・自動回復を過信しないためのポイントです。

自動回復は、設定した間隔でしかバックアップされません。10分間隔に設定している場合、最大で10分間分の作業が失われる可能性があります。重要な変更をした後は、手動でこまめに保存(Ctrl+S)する習慣をつけましょう。

自動回復ファイルは、アプリを正常に終了すると削除されることがあります。保存せずに閉じた場合でも、必ず復元できるとは限りません。

OneDriveの自動保存は、インターネット接続が必要です。オフライン時は同期されないため、接続が復旧するまでローカルにのみ保存されます。

パワーポイントの自動保存を活用してデータ消失を防ごう

パワーポイントの自動保存機能は、OneDriveへの保存で有効になり、リアルタイムで変更が保存されます。ローカル保存の場合は自動回復機能が働き、定期的にバックアップが作成されます。

未保存のファイルは「保存されていないプレゼンテーションの回復」から復元できることがあります。これらの機能を活用しつつ、こまめな手動保存も心がけて、大切なデータを守りましょう。

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