- 作成日 : 2026年1月5日
パワーポイントにYouTube動画を埋め込むには?見せたい場面の自動再生方法
プレゼンテーション中に「動画をお見せします」と言ってブラウザに切り替え、デスクトップの通知が見えてしまったり、操作に手間取って気まずい思いをしたことはありませんか。パワーポイント(Power Point)のスライド内にYouTube動画を直接埋め込めば、ブラウザへ移動する手間なく、スライド上の操作だけでスマートに映像を再生できます。製品デモやインタビュー映像、あるいはBGMとして、動画の活用は聴衆を惹きつけるのに効果的です。
本記事では、URLを貼り付けるだけの基本操作から、指定した時間から再生させる設定、自動再生やループ再生といった応用テクニックまでを解説します。
ぜひマスターして動的なプレゼンを行いましょう。
目次
パワーポイントにYouTubeを埋め込む基本手順
パワーポイントにYouTubeを埋め込むには、「オンラインビデオ」機能を使用します。最新のバージョンでは、動画のURL、またはYouTubeが発行する「埋め込みコード」のどちらか一方を入力欄に貼り付けるだけで、簡単に動画をスライドに配置できます。
方法1:URLを貼り付ける
最新のパワーポイント(Microsoft 365やOffice 2019以降)では、動画のURLをコピー&ペーストするだけで自動的に埋め込まれます。
- 動画のURLをコピーする
ブラウザでYouTubeを開き、使いたい動画のアドレスバーのURL、または共有ボタンから取得できるURLをコピーします。 - オンラインビデオを選択
パワーポイントを開き、挿入タブにあるメディアグループから「ビデオ」→「オンラインビデオ」を選択します。 - URLを貼り付け
表示された入力欄にコピーしたURLを貼り付けます。動画のプレビューが表示されたら「挿入」ボタンをクリックします。
これでスライド上に動画プレーヤーが配置されます。位置やサイズは普通の図形と同じようにマウスで調整可能です。
方法2:埋め込みコードを使用する
YouTubeが発行するiframeコード(埋め込みコード)を使用することも可能です。ただし、コード内に再生開始時間や字幕の有無などの詳細な設定(パラメーター)を書き加えても、現在のパワーポイントの仕様ではそれらの設定が反映されず、動画の冒頭から再生されることが一般的です。
- 埋め込みコードを取得 YouTubeの動画ページで共有ボタンを押し、「埋め込む」を選択します。<iframe… から始まるコードが表示されるので、これをコピーします。
- パワーポイントに貼り付け 挿入タブの「ビデオ」→「オンラインビデオ」を開き、入力欄にこのコードを貼り付けて挿入します。
埋め込み後を調整と確認をおこなう
挿入された動画のサイズと位置を調整します。ハンドルをドラッグしてサイズを変更し、適切な位置に配置します。スライドショーモードで動画が正しく再生されることを確認します。インターネット接続が必要なため、プレゼンテーション前に会場のネットワーク環境を確認することが重要です。
YouTube動画の見せたい場面から再生開始するには?
YouTube動画のURLに「?t=秒数」を追加して開始時間を指定する方法がありますが、現在のパワーポイントの仕様では、これらの時間指定が無視され、強制的に冒頭(0:00)から再生されてしまうケースが多発しています。
確実に特定の場面から見せたい場合は、スライドショー中に手動でシークバーを操作するか、一度動画をPCに保存(※著作権に注意)してローカルファイルとして挿入し、パワポ標準の「ビデオのトリミング」機能を使用する必要があります。
かつては埋め込みコードに「start=秒数」や「end=秒数」を書き加える手法が有効な時期もありましたが、現在のパワーポイントのオンラインビデオ機能ではこれらのコード制御が正しく反映されないことがほとんどです。「途中で止める」といった高度な制御が必要な場合は、オンライン動画の埋め込みではなく、動画ファイルを直接スライドに挿入して「再生」タブのオプションで調整する運用を検討してください。
スライド切り替えでYouTubeを自動再生させる設定とは?
スライドが表示された瞬間にYouTube動画をスタートさせたい場合や、逆にクリックするまで待機させたい場合の制御方法です。
再生タブから設定する
動画を選択すると、リボンメニューに「ビデオ形式」と「再生」というタブ現れます。「再生」タブを開き、「開始」という項目のプルダウンメニューを確認してください。
- 一連のクリック動作:スライド切り替えやアニメーションの流れの中で、クリックしたタイミングで再生します。
- 自動:そのスライドに切り替わった瞬間に自動で再生が始まります。
- クリック時:動画プレーヤーの上をクリックした時だけ再生します。
基本的にはこの機能を使えば、難しいコードを書かなくても自動再生が可能です。
【BGM】スライドにBGMを設定する際の注意点
YouTube動画をBGM(音声のみ)として利用するのは避けるべきです。YouTubeの規約では動画を隠して音声のみで使用することは制限されており、また、本番中に広告が流れたり、通信環境によって音が途切れたりするリスクが非常に高いためです。
安定したBGM演出を行いたい場合は、YouTube Audio Libraryなどでダウンロードした「MP3形式」などの音声ファイルを直接スライドに挿入し、「バックグラウンドで再生」設定にすることをおすすめします。
動画をループ(繰り返し)再生させることはできる?
残念ながら、現在のパワーポイントの仕様では、YouTubeなどの「オンラインビデオ」をループ再生(繰り返し再生)させることはできません。リボンメニューの「停止するまで繰り返す」設定も、オンラインビデオ挿入時には無効化されます。もし動画をループさせたい場合は、YouTube動画を埋め込むのではなく、手元にある動画ファイルを直接スライドに挿入(ローカル保存した動画を使用)する必要があります。
著作権への配慮
BGMとして使用する場合、YouTube Audio Libraryなどの著作権フリー音源を選択することが重要です。パワーポイントにYouTube音楽を埋め込む際は、商用利用の可否やクレジット表記の必要性を必ず確認しましょう。
YouTubeをパワーポイントに埋め込みできない原因と解決策は?
YouTube埋め込みが機能しない主な原因は、ネットワーク制限、セキュリティ設定、動画の埋め込み制限、パワーポイントのバージョン問題などです。 これらの問題を特定し、適切に対処することが重要です。
ネットワークとファイアウォールの問題
企業や教育機関のネットワークでは、YouTubeへのアクセスがブロックされている場合があります。IT管理者に確認し、必要に応じてホワイトリスト登録を依頼します。また、プロキシ設定やVPNが原因となることもあるため、ネットワーク設定を確認します。
どうしても埋め込みができない場合の代替策としては、動画へのリンク(URL)を直接スライドに貼り、当日はブラウザに切り替えて再生する方法が最も安全で確実です。
パワーポイントとブラウザーの互換性
古いバージョンのパワーポイント(2010以前)では、YouTube埋め込み機能がサポートされていません。Microsoft 365や最新版へのアップグレードを検討します。また、Internet Explorerの廃止により、EdgeやChromeなどの最新ブラウザが必要です。
パワーポイントでオンラインビデオを再生するには、OS側のWebView2(ウェブ表示用コンポーネント)が最新である必要があります。Windows Updateを最新の状態にする、あるいは「Microsoft Edge」を最新版に更新することで、内部的な再生環境が改善されます。
動画側の制限と代替方法
動画投稿者が埋め込みを無効にしている場合、その動画は埋め込めません。動画ページで「共有」→「埋め込む」オプションが表示されない場合がこれに該当します。代替案として、動画へのリンクをスライドに配置し、クリックして外部ブラウザーで再生する方法があります。パワーポイントでYouTube埋め込みできない場合も、このハイパーリンク方式なら確実に動画を参照できます。
トラブルシューティングのチェックリスト
埋め込みが機能しない場合、以下を順番に確認します。インターネット接続の確認、パワーポイントの更新、ブラウザーのキャッシュクリア、セキュリティソフトの一時無効化、別の動画での埋め込みテスト。これらの手順により、多くの問題を解決できます。
動画も活用して記憶に残るプレゼンにしよう
パワーポイントへのYouTube埋め込みは、URLを貼り付けるだけで簡単に実行できます。
URLを貼り付けるだけで簡単に実行できますが、YouTube側の仕様変更により、以前まで使えていた開始時間の指定(パラメータ)などが反映されないケースも増えています。当日は手動でシークバーを操作するなど、確実な運用方法を想定しておきましょう。
ただし、ネット環境への依存度が高いため、重要なプレゼンの際は必ず会場の通信環境を確認するか、バックアッププランを用意して臨みましょう。
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