• 更新日 : 2026年2月24日

パワーポイントで動画を挿入・作成するには?埋め込み・録画・出力方法を解説

パワーポイント(PowerPoint/PPT)に動画を挿入したい、プレゼンテーションを動画として保存したいと思ったことはありませんか。動画を活用することで、静止画では伝えにくい情報を効果的に伝えられます。

本記事では、動画ファイルの挿入方法から、スライドショーの録画・MP4出力、YouTube動画の埋め込み、注意点、再生されない場合の対処法まで詳しく解説します。

パワーポイントで動画ファイルをスライド挿入するには?

PC内の動画ファイルをスライドに埋め込み、プレゼン中に再生できます。

パワーポイントに動画ファイルを挿入する基本的な方法です。

STEP1:動画を挿入する

スライドに動画ファイルを追加します。

  1. 動画を挿入したいスライドを開く
  2. 「挿入」タブをクリックする
  3. 「メディア」グループの「ビデオ」をクリックする
  4. 「このデバイス」を選択する
  5. 挿入したい動画ファイルを選んで「挿入」をクリックする

動画がスライドに配置されます。四隅のハンドルをドラッグしてサイズを調整し、ドラッグで位置を移動できます。

STEP2:再生オプションを設定する

動画の再生方法を指定します。

  1. 挿入した動画を選択する
  2. 「再生」タブをクリックする
  3. 「開始」のドロップダウンから再生タイミングを選択する

「一連のクリック動作」はスライドの送り操作(クリックやリモコン)に合わせて再生されます(通常はこちらを推奨)。「自動」はスライドが表示されると即座に再生が始まります。「クリック時」は、再生ボタンや動画自体をピンポイントでクリックした時のみ再生される設定です。

STEP3:動画を編集する

PowerPoint内で簡単な編集ができます。

「再生」タブでは、以下の編集が可能です。

「ビデオのトリミング」で動画の開始位置と終了位置を調整できます。不要な部分をカットして、必要な箇所だけを再生させましょう。

「フェードイン」「フェードアウト」で動画の開始・終了時に徐々に表示・非表示になる効果を追加できます。

「音量」で再生時の音量を「低」「中」「高」「ミュート」から選択できます。

「全画面再生」にチェックを入れると、再生時に動画が全画面表示されます。

対応している動画形式

PowerPointで挿入できる主な動画形式です。 MP4(H.264ビデオ/AACオーディオ)が最も推奨されます。互換性が非常に高く、Windows/Mac双方の環境で安定して再生できます。その他、WMV、AVIなども対応していますが、MKV形式などは標準ではサポートされていないため、挿入できない場合は事前にMP4形式へ変換することをおすすめします。

スライドショーを録画し動画(MP4)として出力するには?

プレゼンテーション全体を動画ファイルとして保存できます。

スライドショーを動画化する方法です。

方法1:エクスポートで動画を作成する

ナレーションなしで動画化します。

  1. 「ファイル」タブをクリックする
  2. 「エクスポート」を選択する
  3. 「ビデオの作成」をクリックする
  4. 画質(Ultra HD 4K、フルHD、HD、標準)を選択する
  5. 「記録されたタイミングとナレーションを使用しない」または「記録されたタイミングとナレーションを使用する」を選択する
  6. 「各スライドの所要時間(秒)」を設定する
  7. 「ビデオの作成」をクリックする
  8. 保存場所とファイル名を指定して保存する

動画の作成には時間がかかります。スライド数や画質によっては数分〜数十分かかることもあります。

方法2:スライドショーの記録で録画する

ナレーションや操作を記録して動画化します。

  1. 「スライドショー」タブをクリックする
  2. 「スライドショーの記録」→「先頭から記録」を選択する
  3. マイクでナレーションを録音しながらスライドを進める
  4. 「停止」で記録を終了する
  5. 「ファイル」→「エクスポート」→「ビデオの作成」で動画として保存する

Webカメラを使えば、発表者の映像も同時に記録できます。オンライン研修やeラーニング用の動画作成に便利です。

画質の選び方

用途に応じて適切な画質を選びましょう。

「Ultra HD(4K)」は最高画質ですが、ファイルサイズが非常に大きくなります。大画面での上映や高品質な配布用に適しています。「フルHD(1080p)」は一般的な用途に十分な画質で、バランスが良い選択です。「HD(720p)」はWeb配信やメール添付に適した軽量な画質です。「標準(480p)」はファイルサイズ重視の場合に使用します。

YouTubeなどのオンライン動画を埋め込むには?

インターネット上の動画をスライドに埋め込んで再生できます。

オンライン動画を挿入する方法です。

方法1:URLを使って埋め込む

YouTube動画のURLで挿入します。

  1. YouTubeで埋め込みたい動画を開く
  2. アドレスバーのURLをコピーする
  3. PowerPointで「挿入」→「ビデオ」→「オンラインビデオ」を選択する
  4. URLを貼り付けて「挿入」をクリックする

動画のサムネイルがスライドに表示されます。スライドショー中にインターネット接続があれば、動画が再生されます。

方法2:埋め込みコードを使って詳細設定する

開始時間の指定などを行いたい場合に有効です。

  1. YouTubeの動画ページで「共有」→「埋め込む」をクリックする
  2. 「開始位置」などのオプションを必要に応じて設定し、表示された埋め込みコード(<iframe>で始まるコード)をコピーする
  3. PowerPointで「挿入」→「ビデオ」→「オンライン ビデオ」を選択する
  4. 表示された入力ボックスに、コピーしたコードを直接貼り付けて「挿入」をクリックする

対応しているオンライン動画サービス

YouTube以外にも、Vimeo、Flip、Microsoft Stream(SharePoint上の動画)などの動画を埋め込むことができます。ただし、サービス側のプライバシー設定で「埋め込み禁止」にされている動画は挿入できません。

パワーポイントで動画を扱う際の注意点

ファイルサイズ、互換性、再生環境に注意しましょう。

動画を使用する際のポイントです。

ファイルサイズに注意する

動画を挿入するとファイルサイズが大幅に増加します。

高画質の長時間動画を挿入すると、ファイルが数百MB〜数GBになることもあります。メール添付や共有に支障が出る場合は、動画を圧縮するか、リンクで参照する方法を検討しましょう。

「ファイル」→「情報」→「メディアの圧縮」で、挿入した動画を圧縮できます。

動画ファイルの管理に注意する

リンク切れを防ぎましょう。

動画を「リンク」として挿入した場合、元の動画ファイルを移動・削除すると再生できなくなります。プレゼンテーションと動画ファイルを同じフォルダに保存するか、動画を埋め込み形式で挿入することをおすすめします。

「埋め込み」形式で挿入すると、動画データがPowerPointファイルに内包されるため、ファイル単体で持ち運べます。

再生環境を確認する

本番環境でテストしましょう。

プレゼン本番で使用するPCやプロジェクターで、事前に動画が正常に再生されるか確認してください。コーデックの違い、スピーカーの接続、インターネット環境など、環境によって再生できない場合があります。

オンライン動画はネット接続が必要

オフライン環境では再生できません。

YouTubeなどのオンライン動画を埋め込んだ場合、スライドショー中にインターネット接続が必要です。もしオフライン環境でプレゼンを行う可能性がある場合は、オンライン動画の利用は避け、あらかじめ自社で権利を保有している動画ファイルを「このデバイス」から直接埋め込む形式を選択してください。規約上、YouTube動画をダウンロードしてファイルとして扱うことは原則禁止されているため注意しましょう。

著作権に注意する

使用許可のある動画を使いましょう。

他者が作成した動画を無断で使用すると、著作権侵害になる可能性があります。自作の動画、利用許可を得た動画、著作権フリーの素材を使用してください。

動画が再生されない場合の対処法は?

再生できない場合の原因と解決策です。

トラブルが発生した際の対処法を確認しましょう。

コーデックがインストールされていない

動画形式に対応したコーデックが必要です。

特殊な形式の動画は、再生に必要なプログラムが不足していると再生できません。解決するには、動画を汎用性の高い「MP4(H.264)」形式に変換し直すか、PowerPointの「ファイル」→「情報」→「メディアの互換性の最適化」を実行してください。これにより、PowerPointが再生可能な形式に動画を内部で変換・調整してくれます。

動画ファイルが破損している

ファイル自体に問題がある可能性があります。

動画ファイルが破損していると再生できません。元の動画ファイルをWindows Media Playerなど他のソフトで再生できるか確認してください。再生できない場合は、動画ファイル自体に問題があります。

リンク切れが発生している

動画ファイルのパスが変わっている可能性があります。

リンク形式で挿入した動画は、元のファイルが移動・削除されると再生できなくなります。「ファイル」→「情報」→「リンクの編集」から参照先を確認し、動画ファイルを正しい場所に戻すか、リンクを更新してください。トラブルを防ぐため、基本的には動画を「埋め込み」形式で挿入することをおすすめします。

PowerPointのバージョンが古い

新しい形式に対応していない可能性があります。

古いバージョンのPowerPointでは、一部の動画形式に対応していません。PowerPointを最新バージョンに更新するか、対応している形式(WMVなど)に変換してから挿入してください。

オンライン動画のURL変更・削除

埋め込んだ動画が利用できなくなっている可能性があります。

YouTubeなどの動画が削除されたり、URLが変更されたりすると、再生できなくなります。動画が利用可能か確認し、必要に応じてURLを更新してください。接続環境に不安がある重要なプレゼンでは、オンライン動画の埋め込みは避け、自社で権利を持つ動画ファイルを直接スライドに埋め込んで使用するようにしましょう。

互換モードになっている

古い形式で保存されている可能性があります。

ファイルが「互換モード」(.ppt形式)で保存されていると、動画機能が制限されることがあります。「ファイル」→「情報」→「変換」で最新の.pptx形式に変換してください。

セキュリティ設定でブロックされている

組織のポリシーで制限されている可能性があります。

企業や学校のPCでは、セキュリティ設定により動画再生やオンラインコンテンツがブロックされることがあります。IT部門に確認するか、制限のない環境でプレゼンを行ってください。

動画を活用して効果的なプレゼンを

パワーポイントで動画を挿入するには、「挿入」→「ビデオ」からローカルファイルまたはオンライン動画を選択します。スライドショーを録画してMP4として出力すれば、eラーニングや配布用の動画コンテンツを作成できます。

ファイルサイズや再生環境に注意し、本番前にテストを行って、動画を効果的に活用したプレゼンテーションを実現してください。

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