- 作成日 : 2026年2月16日
Word(ワード)での画像の切り抜き方法|背景削除や図形の活用手順を解説
Wordだけで画像の余白をトリミングしたり、円形など図形に合わせて切り抜いたり、背景を透過して被写体だけを残せたりします。
- 切り抜き:[図の形式]→[トリミング]→[図形に合わせて切り抜き]で円/角丸などに整形します。
- 背景削除:[背景の削除]→保持/削除のマーク→[変更を保持]で透過できます。
- 機密対策:確定後に「トリミングされた部分を削除」を有効にすると、再表示リスクを下げられます。
低解像度の画像は境界が荒れやすいので、元画像は別保存し、必要に応じて画像を圧縮しましょう。
Wordで資料を作成する際、画像の不要な背景や余白を削って、注目させたい部分だけを残したい場面があります。しかし、方法が分からず、画像切り取りソフトを使用するか検討する方もいるのではないでしょうか。Wordでは、別のソフトを使用せずとも画像の切り取りが可能です。
当記事では、Wordで画像を図形に合わせて切り抜く方法、背景を削除して被写体のみを残す手順、切り抜き時の注意点を詳しく解説します。
目次
Wordで画像の切り抜き機能を使いこなす重要性とは?
Wordの画像切り抜き機能を使いこなすと、資料の見栄えと伝わりやすさを短時間で高められます。不要な背景や余白を削り、注目させたい部分だけを残せば、文章や図表との整列がしやすく、ページ全体のバランスも整います。ファイル内で完結するため、別ソフトで加工して差し替える手間やミスも減り、社内資料や配布物の修正にも素早く対応できます。
また、切り抜き方を統一すれば、資料全体に一貫性が出て読み手の理解を助けます。再利用もしやすいです。
なぜWordで画像を切り抜き・加工するのか?
Wordでも画像の切り抜き・加工は可能で、資料作成を効率化できます。別アプリに切り替えず、最小限の操作で不要部分を削って要点を目立たせ、情報漏えいも防ぎやすくなります。ここでは、主な理由を3つ紹介します。
資料の視認性を高めて情報を分かりやすく伝えるため
画像の余白や不要な背景を切り抜くと、視線が重要情報に集まりやすくなります。たとえば手順書の画面キャプチャでは、操作ボタン周辺だけを残すと読み取りが早くなります。拡大・圧縮やトリミングを合わせて使えば、紙でも画面でも見やすい資料に整えられます。
また、余白が減る分だけ文字サイズを上げられ、説明文も詰め込みすぎずに配置できます。画像の縦横比を保って切り抜くと歪みを避けられ、複数画像を並べたときも統一感が出ます。資料全体の説得力も上がるでしょう。
余計な背景を消して機密情報やプライバシーを保護するため
スクリーンショットや写真には、氏名・住所・社員番号・取引先名などが写り込むことがあります。Wordで不要部分を切り抜けば、共有前に情報量を減らせます。必要なら図形で覆う処理も併用すると、社内資料や提出物でのミスを減らしやすくなります。
ただし、トリミングは既定では画像データ自体を削除せず、表示範囲だけを隠すため、操作によってはトリミング前の部分が残ります。「図の圧縮」で「トリミングされた部分を削除する」を有効にすると、再表示のリスクを下げられます。提出前はPDF化し、送付前にも必ず確認するとより安心です。
資料のレイアウトを整えてプロのような仕上がりにするため
画像を切り抜いてサイズと位置をそろえると、ページ全体のバランスが整い、資料が引き締まって見えます。図や写真の主題だけを残せば、本文との距離感を調整しやすく、余白も作れます。
また「トリミング」「図のスタイル」「枠線」などを統一すると、社内資料や提案書でも一貫したデザインになり、読み手の負担を減らせます。文字列の折り返しを「四角」や「前面」に切り替えれば、図版と文章が重ならず、段組みでも配置が崩れにくくなります。見た目の品質が上がります。
画像を好きな図形の形に切り抜く方法とは?
Wordでは、画像を円や角丸四角形など任意の図形に合わせて切り抜けます。「図の形式」からトリミングの機能を使うのが基本です。ここでは、手順を3ステップで説明します。
Wordに画像を挿入して「図の形式」タブを表示する
まず[挿入]タブから画像を配置し、画像をクリックして選択します。リボンに[図の形式](Macは[図の書式])タブが表示される状態にするのが最初のポイントです。画像が文字の後ろに回り込んで選びにくい場合は、[文字列の折り返し]を一時的に[前面]などに変更すると操作しやすくなります。枠線やサイズ変更ハンドルが表示されれば選択できています。
オンライン画像や写真でも操作は同じです。画像が複数あるときは、目的の画像を単独で選択しているかも確認してください。
トリミングメニューから「図形に合わせて切り抜き」を選ぶ
[図の形式]タブの[トリミング]▼を開き、メニューから[図形に合わせて切り抜き]を選びます。円、角丸四角形、矢印、吹き出しなどの図形一覧が出るので、目的の形をクリックしてください。選んだ瞬間に画像が図形の枠に収まります。図形の候補はカテゴリごとに並ぶため、スクロールして探すと効率的です。
うまく収まらない場合は、同じ[トリミング]内の[塗りつぶし]/[枠に合わせる]の考え方を意識すると調整しやすくなります。図形は後から別の形に変更できます。
適用したい図形を一覧から選択して形を確定させる
形を確定したら、再度[図の形式]→[トリミング]を選び、黒いトリミングハンドルで表示範囲を調整します。画像の中央をドラッグすると、図形の枠は固定したまま中身だけを移動できます。円なら顔が中心に来るように合わせると見栄えが整います。
必要なら[図の枠線]で縁取りや影を付け、画像の外側をクリックして確定します。やり直す場合は[トリミング]のリセットで戻せます。図形を変えたいときは、同じメニューで別の形を選ぶだけで切り替え可能です。
画像の背景を削除して被写体のみを切り抜く方法は?
Wordでは、画像の「背景の削除」機能を使うと、背景を透過して被写体だけを切り抜けます。自動判定後に保持・削除を指定して仕上げるのが基本です。ここでは、操作手順を3段階で解説します。
対象の画像を選択して「背景の削除」をクリックする
切り抜きたい画像をクリックし、リボンに「図の形式」が表示されたら[背景の削除]を選びます。Wordが自動で背景と判断した部分が色付きで示されるので、まずはプレビューで境界が適切か確認してください。見切れがある場合は拡大表示し、輪郭や細い部分までチェックします。
なお、[背景の削除]が見当たらないときは、画像を選択できているか、また「図の形式」タブが開けているかを確認します。画像が図形やアイコンの場合は対象外になることがあります。
削除・保持したい領域を専用の鉛筆ツールで微調整する
自動判定が不十分な場合は、[保持する領域をマーク][削除する領域をマーク]を使います。鉛筆ツールで残したい部分に線を引き、消したい部分にも線を引くと、範囲が再計算されます。線は塗りつぶさず、境界付近を軽くなぞる程度で構いません。
うまくいかないときは[変更を元に戻す]でやり直し、ズームやスクロールで細部を確認しながら微調整します。髪の毛など細部は残りやすいため、背景が単色の画像ほど作業が進めやすいです。必要なら画像を差し替えます。
「変更を保持」を選択して背景の透過処理を完了させる
仕上がりを確認できたら[変更を保持]をクリックします。背景が透過された状態で画像が残るため、文書の背景色や別の図形の上にも重ねられます。切り抜き結果が崩れる場合は、元に戻してマークを追加するか、画像を高解像度のものに変更して再実行してください。
透過を画像として使い回したいときは、画像を右クリックして[図として保存]を選び、PNGなど透過に対応した形式で保存します。その後にPDF化しても透過は維持されることが多いですが、出力設定で見え方が変わるためプレビューで確認します。
Wordで画像を切り抜く際に注意すべき点は?
Wordで画像を切り抜く際は、やり直しのための元データ保存、画質による仕上がり差、容量増加への対策を押さえると失敗しにくいです。共同編集の前に確認すると安心です。ここでは3つの注意点を確認します。
編集をやり直せるように元データは別途保存しておくこと
切り抜き後に「やっぱり元に戻したい」となっても、元画像を上書き保存していると復元が難しくなります。画像は挿入前のファイルを別フォルダに残し、Word側の編集は複製した画像で試すのが安全です。編集前の状態で一度保存し、「v1」「v2」など名前を分けると戻し先も明確になります。
元データを保管しておけば、別資料へ再利用する際も画質劣化を避けられます。なお、圧縮時に「トリミングされた部分を削除」にチェックすると戻せない場合があるため、確定までは無効のままにすると安心です。
解像度の低い画像は境界線が粗くなることを理解しておくこと
解像度が低い画像や、背景と被写体の色が近い画像は、トリミングや背景削除で境界がギザついたり、必要な部分まで欠けたりしやすいです。可能なら高解像度の元画像を用意し、拡大表示で輪郭を確認しながら調整しましょう。
「背景の削除」を使う場合は、保持したい部分を「保持する領域としてマーク」、消したい部分を「削除する領域としてマーク」で少しずつ修正します。難しい場合は無理に切り抜かず、枠線や余白で見せ方を整える方法も有効です。
ファイルサイズが重くならないよう画像の圧縮処理を行うこと
画像を多用するとファイル容量が増え、共有や印刷、表示が重くなることがあります。必要に応じて「図の形式」→「画像の圧縮」で解像度を調整し、メール送付用は軽め、印刷用は高めに設定しましょう。
また、不要な部分を切り抜いた後に「トリミングされた部分を削除」を有効にすると容量を減らせます。ただし元に戻せない場合があるため、確定後に行うのが無難です。最後にPDF出力で見え方を確認すると、画質と軽さのバランスを取りやすくなります。
Wordの画像切り抜き機能をマスターして魅力的な資料を作りましょう
Wordの画像切り抜き機能を使えば、別ソフトに切り替えず、不要な背景や余白を削って要点を目立たせられます。資料の視認性が高まり、機密情報の保護やレイアウトの統一にも役立ちます。「図形に合わせて切り抜き」では、円や角丸四角形など好きな形で画像を整形でき、「背景の削除」機能を使えば被写体だけを残して透過処理も可能です。
切り抜き時は元データの保存、解像度の確認、ファイルサイズの圧縮処理を忘れずに行いましょう。適切な切り抜きで、プロのような仕上がりの資料を作成できます。
この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】
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※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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