- 作成日 : 2026年1月14日
パワーポイントで消したスライドを復元するには?削除の取り消し・ファイル復元方法を解説
パワーポイント(PowerPoint/PPT)で誤ってスライドを削除してしまった、保存せずにファイルを閉じてしまったという経験はありませんか。大切なスライドが消えてしまうと焦りますが、状況に応じた復元方法があります。
本記事では、操作直後の取り消しから、未保存ファイルの復元、削除したファイルの復旧、自動保存機能の確認方法まで解説します。
目次
削除直後にスライドを元に戻す方法は?
スライドの削除直後であれば、「元に戻す」機能でスライドを復元できます。
方法1:キーボードショートカットで元に戻す
すぐに復元できる方法です。
スライドを削除した直後に、Ctrl+Zキーを押すと、削除操作が取り消されてスライドが復元されます。複数回押すと、さらに前の操作も順番に取り消すことができます。
誤って削除したと気づいたら、すぐにCtrl+Zを押しましょう。
方法2:クイックアクセスツールバーから元に戻す
マウス操作で取り消す方法です。
画面左上のクイックアクセスツールバーにある「元に戻す」ボタン(左向きの矢印)をクリックします。ボタンの横にある下向き矢印をクリックすると、取り消し可能な操作の履歴が表示され、特定の操作まで一度に戻すこともできます。
方法3:メニューから元に戻す
「編集」メニューを使う方法です。
「ホーム」タブや「ファイル」タブから直接アクセスする方法はありませんが、Alt+Eキーを押してから「U」を押すと、元に戻す操作を実行できます。
元に戻す機能の注意点
取り消しには限界があります。
ファイルを保存して閉じると、操作履歴はクリアされます。次回ファイルを開いたときには、前回の操作を元に戻すことはできません。また、元に戻せる回数には上限があり、デフォルトでは最大20回程度です。
ファイルを保存せずに閉じてしまった場合は?
自動回復機能により、未保存の作業内容が復元できる可能性があります。
保存せずにパワーポイントを閉じてしまった場合の復元方法です。
方法1:保存されていないプレゼンテーションを回復する
パワーポイントの標準機能で復元します。
- PowerPointを起動する
- 「ファイル」タブをクリックする
- 「情報」→「プレゼンテーションの管理」を選択する
- 画面下部の「保存されていないプレゼンテーションの回復」をクリックする
- 回復可能なファイルの一覧が表示される
- 復元したいファイルを選択して「開く」をクリックする
- 内容を確認し、「名前を付けて保存」で保存する
自動回復機能によって作成されたバックアップファイルが表示されます。ファイル名には日時が含まれているため、どの時点の状態かを確認できます。
方法2:ドキュメントの回復ウィンドウを確認する
アプリ異常終了後に自動表示されます。
PowerPointが異常終了した後、再度起動すると「ドキュメントの回復」ウィンドウが画面左側に表示されることがあります。回復可能なファイルをクリックして開き、内容を確認してから保存してください。
方法3:情報画面からバージョンを確認する
保存済みファイルの過去バージョンを復元します。
- 復元したいファイルを開く
- 「ファイル」→「情報」を選択する
- 「バージョン履歴」または「バージョンの管理」を確認する
- 「保存しないで終了」と表示されているバージョンがあればクリックして開く
- 内容を確認し、必要に応じて保存する
この方法は、既存のファイルを編集していて保存せずに閉じた場合に有効です。
誤ってファイルを削除してしまった場合は?
ごみ箱やクラウドのバージョン履歴から復元できる可能性があります。
ファイル自体を削除してしまった場合の対処法です。
方法1:ごみ箱から復元する
Windowsのごみ箱を確認します。
- デスクトップの「ごみ箱」をダブルクリックして開く
- 削除したPowerPointファイルを探す
- ファイルを右クリックして「元に戻す」を選択する
- ファイルが元の場所に復元される
ごみ箱を空にしていなければ、この方法で復元できます。ごみ箱内のファイルは、ファイル名や削除日時で検索できます。
方法2:OneDriveのごみ箱から復元する
OneDriveに保存していた場合の方法です。
- WebブラウザでOneDrive(onedrive.com)にアクセスする
- 左側のメニューから「ごみ箱」をクリックする
- 削除したファイルを探して選択する
- 「復元」をクリックする
OneDriveのごみ箱には、削除後30日間(個人アカウント)または93日間(ビジネスアカウント)ファイルが保持されます。
方法3:OneDriveのバージョン履歴から復元する
過去のバージョンに戻す方法です。
- OneDriveでファイルを右クリックする
- 「バージョン履歴」を選択する
- 復元したい時点のバージョンを選ぶ
- 「復元」をクリックする
ファイル自体は残っているが、内容を過去の状態に戻したい場合に使用します。
方法4:ファイル履歴から復元する(Windows)
Windowsのバックアップ機能を使います。
ファイル履歴機能が有効になっている場合、以下の手順で復元できます。
- ファイルがあったフォルダを開く
- 「ホーム」タブの「履歴」をクリック(またはフォルダを右クリック→「以前のバージョンの復元」)
- 復元したい日時のバックアップを選択する
- 「復元」をクリックする
この機能は事前に設定が必要です。
パワーポイントの自動保存機能の場所を確認する方法
自動回復ファイルの保存場所を知っておくと、手動で復元を試みることができます。
自動保存・自動回復の設定を確認する方法です。
自動回復ファイルの保存場所を確認する
バックアップがどこに保存されているかを確認します。
- 「ファイル」タブをクリックする
- 「オプション」を選択する
- 「保存」をクリックする
- 「自動回復用ファイルの場所」に表示されているパスを確認する
デフォルトでは「C:Usersユーザー名AppDataRoamingMicrosoftPowerPoint」などに設定されています。このフォルダを直接開いて、バックアップファイルを探すこともできます。
AppDataフォルダにアクセスする
隠しフォルダを表示する必要があります。
AppDataフォルダは通常、非表示になっています。表示するには、エクスプローラーの「表示」タブで「隠しファイル」にチェックを入れます。または、エクスプローラーのアドレスバーに直接パスを入力してアクセスすることもできます。
自動回復の間隔を確認・変更する
バックアップの頻度を調整できます。
「ファイル」→「オプション」→「保存」で、「次の間隔で自動回復用データを保存する」の数値を確認できます。デフォルトは10分ですが、1分〜120分の間で変更可能です。重要な作業をする際は、間隔を短く設定しておくと安心です。
スライドが復元できない場合の対処法
すべての方法を試しても復元できない場合もあります。
自動回復ファイルが存在しない場合や、ごみ箱を空にしてしまった場合は、復元が難しくなります。有料のデータ復旧ソフトや、専門のデータ復旧サービスを利用する方法もありますが、確実に復元できる保証はありません。
今後のトラブルを防ぐために、OneDriveへの自動保存を有効にする、こまめに手動保存(Ctrl+S)する、重要なファイルは定期的にバックアップを取るといった対策を習慣にしましょう。
自動回復ファイルの保存場所を確認しておこう
パワーポイントで消したスライドは、操作直後ならCtrl+Zで簡単に復元できます。保存せずに閉じた場合は「保存されていないプレゼンテーションの回復」から、ファイル自体を削除した場合はごみ箱やOneDriveから復元を試みましょう。
自動回復ファイルの保存場所を確認しておくと、いざというときに役立ちます。日頃からこまめな保存を心がけて、データ消失を防ぎましょう。
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