• 作成日 : 2026年1月5日

パワーポイントのスポイト機能とは?使い方や活用術

プレゼンテーション資料を作成していて、「会社のロゴと全く同じ色を使いたい」「挿入した写真の色味に合わせて文字色を決めたい」と悩んだことはありませんか?色のRGB値(数値)を調べて手入力するのは手間がかかりますし、目分量で似た色を選んでも微妙なズレが生じてしまいます。

そんな時に役立つのが、パワーポイント(PowerPoint)の「スポイト」機能です。本記事では、画面上のあらゆる色を瞬時にコピーできるスポイト機能の基本から、資料のデザイン品質を高める活用術までを解説します。

パワーポイントのスポイト機能とは?

スポイト機能とは、スライド上の画像、図形、あるいは画面外のWebサイトなどから特定の色(RGB値)を抽出し、選択したオブジェクトに即座に適用するツールです。

これを使う理由は、手作業での色合わせによる「微妙な色のズレ」をなくし、資料全体に統一感を持たせるためです。

従来、正確な色を再現するには、「その他の色」メニューからRGBの数値を直接入力する必要がありました。しかし、スポイト機能を使えば、抽出したい場所をクリックするだけで、その色が持つ情報がコピーされ、文字色や図形の塗りつぶし色として反映されます。PowerPoint 2013以降のバージョンで標準搭載されており、デザインの知識がない初心者でも、またたく間に整った配色のスライドを作ることが可能です。

Mac版や古いバージョンでも使えるか?

現在利用されているWindows版のPowerPoint 2013以降、およびMac版でも利用可能ですが、メニューの場所が異なります。「図形の塗りつぶし」メニューから「その他の塗りつぶしの色…」を選択し、表示されたカラーパネル内にある「虫眼鏡アイコン(またはスポイト)」をクリックして抽出します。Windows版とはUI(見た目)が異なるため、アイコンが見当たらない場合は「その他の色」の中を探してみましょう。

ただし、古いバージョン(2010以前)にはこの機能がなく、Web版のPowerPoint(ブラウザ上で編集するもの)には、現在のところスポイト機能は搭載されていません。この機能を使用したい場合は、デスクトップアプリ版(インストール版)でファイルを開き直す必要があります。

基本的には、最新のデスクトップアプリ版を使用することが、作業効率化への近道です。

パワーポイントのスポイト機能の使い方は?

図形やテキストの色を変更する手順

色を変更したい図形や文字を選択し、「塗りつぶし」や「フォントの色」メニューから「スポイト」を選んで、抽出したい色をクリックするだけで完了します。

メニューの奥深くまで探す必要がなく、リボン上の色選択パレットの中にアイコンが配置されているため、直感的に操作できるからです。

  1. 対象を選択:色を変えたい図形やテキストボックスをクリックして選択状態にします。
  2. メニューを開く:「図形の書式」タブ(またはホームタブ)にある「図形の塗りつぶし」や「文字の塗りつぶし」の▼をクリックします。
  3. スポイトを起動:ドロップダウンメニューの中にある「スポイト」をクリックします。カーソルの形状がスポイトに変わります。
【Webサイトなど画面外から抽出する場合】
  1. スポイトを起動したら、まず「スライド内の適当な場所」でマウスの左ボタンを押し込みます(クリックしたままの状態にします)。
  2. ボタンを押し込んだまま(ドラッグしながら)、パワーポイントの枠を超えて目的のWebサイトや画像の上までカーソルを移動させます。
  3. 抽出したい色の場所で指を離すと、その色が適用されます。 ※この「クリックしたまま移動」という操作が、画面外の色を拾う際の必須テクニックです。

パワーポイントの画面外にある色を取る方法

スライド内にはない、Webサイトや別のアプリ上に表示されている色を抽出するには、スライド上でクリックしたままドラッグして画面外へカーソルを移動させる方法を使います。

この「スライド内でクリックしたまま画面外へドラッグする」方法は、Windows版のパワーポイントテクニックです。

Windows版では、通常スポイトはウィンドウ外に出ると無効化されますが、クリックしたまま(マウスの左ボタンを離さずに)ウィンドウ外へ移動させることで、例外的にOS上のあらゆる場所の色を取得できるようになります。

※Mac版の場合は操作が異なり、スポイト機能を起動した後に表示される専用ウィンドウ(カラーパネル)内の虫眼鏡アイコンをクリックするだけで、ドラッグせずとも画面上のどこからでも色を抽出できます。

パワーポイントのスポイト機能の活用方法は?

企業ロゴやコーポレートカラーに合わせる

スライドのタイトルや見出しの色を、企業のロゴマークに使われている色と完全に一致させることです。

ロゴの色(コーポレートカラー)は企業のアイデンティティそのものであり、これを資料のアクセントカラーとして使うことで、ブランドイメージが統一され、公式感や信頼感が高まるからです。

例えば、青いロゴを持つ企業であれば、見出しの帯や強調したい文字色に、スポイトで抽出した「ロゴの青」を使用します。適当に選んだ「標準の青」と「ロゴの青」は、並べてみると意外に異なります。ここをスポイトできっちり合わせるだけで、資料全体が引き締まり、洗練された印象を相手に与えることができます。外部への提案書などでは特に効果的な手法です。

写真から色を抽出して馴染ませる

スライドに使用している写真の中にある「目立つ色」をスポイトで抽出し、それを文字色や装飾に使用すると、デザイン的に非常にまとまりが良くなります。

写真とテキストの色味がリンクすることで、スライド全体に一体感が生まれ、視覚的な違和感が解消されるからです。

例えば、新緑の森の写真を背景や挿絵に使う場合、その「葉の緑色」をスポイトで取ってタイトルの文字色にします。あるいは、赤い服を着た人物の写真があるなら、その「服の赤色」をポイントカラーとして使います。こうすることで、色数が増えてごちゃごちゃするのを防ぎつつ、おしゃれでプロっぽい配色を簡単に作ることができます。

パワーポイントのスポイト機能で資料のクオリティアップ

パワーポイントの「スポイト機能」で正確な色使いをすることで、資料のクオリティが上がります。

  • 機能:画面上のあらゆる場所から色情報を正確に抽出し、即座に適用する機能(RGB値や16進数カラーコードも自動取得)。
  • 基本操作:「塗りつぶし」メニューからスポイトを選び、欲しい色をクリックするだけ。
  • 裏技:Windows版では、スライド内から画面外へ「クリック&ドラッグ」することで、Webサイトなどの色も取得可能です(Mac版はカラーパネルの虫眼鏡を使用)。
  • 活用:ロゴの色や写真内の色を抽出して使うことで、統一感のある洗練されたデザインになる。
  • 注意点:デスクトップ版アプリ専用の機能で、Web版(ブラウザ版)では利用不可。
広告

この記事をお読みの方におすすめのガイド5選【部署別紹介】

最後に、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。

経理担当者向け

①Excel関数集 32選まとめブック

Excel関数集 32選まとめブック

経理担当者の方をはじめ、ビジネスパーソンが知っておきたい便利なExcel関数集を初級~上級までギュッと網羅。新人社員の研修用などにもお使いいただけます。Google スプレッドシートならではの関数もご紹介しています。

無料ダウンロードはこちら

②勘定科目・仕訳辞典(税理士監修)

勘定科目・仕訳辞典(税理士監修)

勘定科目・仕訳に関する基本知識、および各勘定科目の仕訳例を具体的かつ網羅的にまとめた、50ページを超えるガイドを無料で提供しております。お手元における保存版としてでだけでなく、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。

無料ダウンロードはこちら

人事労務担当者向け

①入社・退職・異動の手続きガイドブック

入社・退職・異動の手続きガイドブック

書類の回収・作成・提出など手間のかかる入社・退職・異動(昇給・昇格、転勤)の手続き。

最新の制度をもとに、よくある質問やチェックポイントを交えながら、各手続きに必要な情報をまとめた人気のガイドですす。

無料ダウンロードはこちら

②社会保険・労働保険の手続きガイド

社会保険・労働保険の手続きガイド ‐入社・退職・異動編‐

企業において社会保険および労働保険の加入・喪失手続きは必ず発生し、手続きを誤れば保険事故が発生した際に従業員が不利益を被る可能性があります。

各保険の基本的な手続き方法を入社・退職・異動のシーン別にギュッとまとめた分かりやすいガイドです。

無料ダウンロードはこちら

総務・法務担当者向け

契約書ひな形まとめ30選

契約書ひな形まとめ30選

業務委託契約書や工事請負契約書…など各種契約書や、誓約書、念書・覚書、承諾書・通知書…など、使用頻度の高い30個のテンプレートをまとめた、無料で使えるひな形パックです。

無料ダウンロードはこちら


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事