• 更新日 : 2026年1月28日

エクセルでのグラフの作り方とは?基本から2軸グラフなどの編集まで徹底解説

エクセル(Excel)は数値を管理するだけでなく、そのデータを視覚的にわかりやすく伝える「グラフ作成」においても非常に強力なツールです。しかし、「どのグラフを選べばいいかわからない」「2つの異なるデータを1つのグラフ(複合グラフ)にしたい」「もっと見やすく編集したい」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初心者の方でも迷わず作成できる基本のグラフの作り方から、プレゼン資料で使える見やすいデザインのコツ、さらには2軸(複合)グラフのような応用テクニックまで、エクセルグラフの全知識をわかりやすく解説します。

エクセルで作れるグラフの種類とは?

エクセルには多くのグラフ機能がありますが、まずは基本となる「棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」「帯グラフ」の4つを押さえておけば、ビジネスシーンの9割に対応できます。

データの「何を」伝えたいか(量の比較、推移、割合など)によって、最適なグラフの種類を選ぶことが最も重要です。代表的なグラフとその用途は以下の通りです。

1. 棒グラフ(量の大小を比較する)

棒グラフは、売上や人口など、データの「量」を比較するのに最も適したグラフです。

  • 縦棒グラフ:時系列での変化や、項目ごとの量の違いを表現するのに一般的です。
  • 横棒グラフ:項目名が長い場合や、ランキング形式で順位を見せたい場合に有効です。

2. 折れ線グラフ(推移・変化を見る)

折れ線グラフは、時間の経過に伴うデータの「変化」や「トレンド」を示すのに最適です。

  • 用途:月ごとの売上推移、年間の気温変化など。
  • 特徴:複数のデータ系列を重ねることで、前年比や他社との比較が容易になります。

3. 円グラフ(割合・内訳を見る)

円グラフは、全体に対する各項目の「構成比(パーセンテージ)」を一目で伝えるのに適しています。

  • 用途:アンケートの回答比率、市場シェアなど。
  • 注意点:項目数が多すぎると見づらくなるため、データ数は5〜7つ以内に収めるのが理想です。

4. 複合グラフ(異なる単位を同時に見る)

複合グラフは、「棒グラフ」と「折れ線グラフ」など、種類の異なるグラフを組み合わせたものです。

  • 用途:「売上額(棒)」と「利益率(折れ線)」のように、単位の異なるデータを1つのグラフで見せたい場合に使います。

参考:Officeで使用可能なグラフの種類|Microsoftサポート

【初心者向け】Microsoftサポートでのグラフの作り方は?

エクセルでのグラフ作成は、「データを選択」して「挿入ボタンを押す」だけの簡単な3ステップで完了します。ここでは、最も基本的な「縦棒グラフ」を例に、初心者の方でも迷わず作成できる手順を解説します。

ステップ1:表データを作成・選択する

まず、グラフの元となるデータを表形式で用意し、見出しを含めて範囲選択します。

  1. エクセルにデータを入力し、表を作成します。
  2. グラフにしたい範囲を、項目名(「月」「売上」など)を含めてドラッグして選択します。

ポイント:離れた場所にあるデータを選択したい場合は、「Ctrl」キーを押しながらドラッグします。

ステップ2:グラフを挿入する

次に、挿入タブから作成したいグラフの種類を選びます。

  1. 画面上部の「挿入」タブをクリックします。
  2. グラフグループにあるアイコンから、希望のグラフ(例:棒グラフのアイコン)をクリックします。
  3. 表示されたリストから、具体的なスタイル(例:集合縦棒)を選びます。

ステップ3:配置とサイズを調整する

グラフがシート上に表示されたら、見やすい位置や大きさに整えます。

  1. グラフエリア(白い余白部分)をドラッグして、好きな場所に移動します。
  2. グラフの四隅にある「○」をドラッグして、サイズを調整します。

これで基本のグラフは完成です。たったこれだけの操作で、数値だけの表が視覚的なグラフに変わります。

エクセルで見やすいグラフを作るコツは?

見やすいグラフを作るコツは、「シンプルにすること」と「強調したい情報を明確にすること」の2点に尽きます。

エクセルが自動作成するデフォルト(初期状態)のグラフは、文字が小さかったり情報が多すぎたりするため、以下のポイントを調整して「伝わるグラフ」に仕上げましょう。

1. タイトルと軸ラベルを明確にする

グラフを見ただけで内容が伝わるよう、タイトルと単位を明記します。

  • タイトル:「売上推移」だけでなく「2024年度 上半期売上推移」のように具体的にします。
  • 軸ラベル:縦軸や横軸に「(円)」「(人)」といった単位ラベルを追加し、数値の意味を誤解させないようにします。

2. 不要な要素(凡例・目盛線)を整理する

情報量が多すぎると、かえってデータが見づらくなります。

  • 凡例:データ系列が1つだけなら凡例は不要なので削除します。
  • 目盛線:横線(グリッド)が多すぎる場合は減らすか、薄い色にしてデータの邪魔にならないようにします。

3. 色使いを工夫し、特定データを強調する

色は使いすぎず、ベースカラーを統一した上で、最も見てほしいデータだけを目立つ色にします。

  • 配色のルール:基本は青系やグレー系で統一し、強調したい一本(例:自社の売上、最新の月)だけを「赤」や「濃い青」にします。カラフルにしすぎると要点がぼやけます。

エクセルでグラフを編集・カスタマイズする方法は?

作成したグラフは、後からデザインを変更したり、要素を追加・削除したりと自由に編集が可能です。

「グラフのデザイン」タブや右クリックメニューを使うことで、直感的に修正できます。ここではよく使う編集機能を3つ紹介します。

1. グラフの種類を変更する

「やっぱり棒グラフじゃなくて折れ線グラフにしたい」という場合も、作り直す必要はありません。

  1. グラフを選択し、「グラフのデザイン」タブをクリックします。
  2. 「グラフの種類の変更」をクリックします。
  3. 一覧から変更したい種類(例:折れ線)を選んで「OK」を押します。

2. データ範囲や系列名を修正する

元データの範囲が変わる場合や、系列名(凡例の名前)を変更したい場合の操作です。

  1. グラフ上で右クリックし、「データの選択」をクリックします。
  2. 「データソースの選択」画面で、新しいセル範囲をドラッグし直すか、「編集」ボタンから系列名を直接入力して修正します。

3. グラフ要素(ラベル・タイトル)を追加する

軸タイトルやデータラベル(グラフ上の数値)を追加する方法です。

  1. グラフを選択し、右上に表示される「+(プラス)」マークをクリックします。
  2. 「軸ラベル」「データラベル」など、追加したい要素にチェックを入れます。

エクセルで「2軸(複合)グラフ」を作る方法は?

2軸グラフ(複合グラフ)とは、棒グラフと折れ線グラフを組み合わせ、左右に異なる目盛(軸)を持たせたグラフのことです。「売上(棒)」と「利益率(折れ線)」のように単位が違うデータを同時に見せる時に必須のテクニックです。

一見難しそうですが、エクセルの機能を使えば数クリックで作成できます。

手順1:データを準備して全範囲を選択する

まずは「売上(円)」と「利益率(%)」などが混在した表を用意し、すべてのデータ範囲を選択します。

手順2:「組み合わせ」グラフを挿入する

  1. 「挿入」タブ → グラフグループの右下にある矢印、または「おすすめグラフ」をクリックします。
  2. 「グラフの挿入」画面の「すべてのグラフ」タブを開きます。
  3. 一番下にある「組み合わせ」を選びます。

手順3:第2軸を設定する

ここが最大のポイントです。

  1. 画面下部の設定エリアで、折れ線にしたいデータ(例:利益率)のグラフ種類を「折れ線」にします。
  2. その横にある「第2軸」のチェックボックスにチェックを入れます。
  3. プレビューで、右側に%の軸が表示され、棒と折れ線が綺麗に表示されていることを確認して「OK」を押します。

これで、左軸で売上(棒)、右軸で利益率(折れ線)を見る2軸グラフの完成です。

参考:複合グラフを追加する|Microsoftサポート

目的に合ったグラフでデータを可視化しよう

エクセルでのグラフ作成は、単なる操作スキルではなく、データを正しく伝えるための重要なビジネススキルです。

  • 量の比較なら「棒グラフ」
  • 推移を見るなら「折れ線グラフ」
  • 割合を見るなら「円グラフ」
  • 単位が違うなら「2軸(複合)グラフ」

まずはこの基本ルールを覚え、今回解説した手順通りに作成してみてください。見やすいグラフは、あなたの資料の説得力を大きく高めてくれるはずです。

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