仕訳の「適格」チェックボックスについて教えてください。 | マネーフォワードクラウド確定申告サポート

仕訳に表示されている「適格」のチェックボックスは、インボイス制度に対応するための機能です。
「適格」チェックボックスについての詳細は、以下をご確認ください。

このガイドでは、マネーフォワードクラウド会計・確定申告における「適格」チェックボックスについて説明しています。
インボイス制度や消費税に関連する用語については、以下の用語集をご参照ください。
【インボイスかんたんガイド】インボイス制度・消費税に関する用語集

前提知識

「インボイス制度」とは、2023年10月1日から始まる、消費税を納める額を正しく計算するための新しい制度のことです。

インボイス制度については、以下のガイドをご参照ください。
【インボイスかんたんガイド】インボイス制度について

仕訳に表示されている「適格」チェックボックスのチェックを正しく設定すると、以下の3つの機能を利用できます。

登録した仕訳の「インボイス」項目を確認することで、「適格請求書発行事業者」との取引か、「適格請求書発行事業者以外の者」との取引かを区別できます。

「適格請求書発行事業者」との取引の場合は、「適格」チェックボックスにチェックをいれて仕訳を登録します。
登録した仕訳は、「インボイス」項目が空欄となります。

「適格請求書発行事業者以外の者」との取引の場合は、「適格」チェックボックスをオフして仕訳を登録します。
登録した仕訳は、「インボイス」項目に「80％控除」と表示されます。

「適格発行事業者以外の者」との取引の場合は、「適格」チェックボックスをオフにして仕訳を登録します。

「適格」チェックボックスをオフにして登録した仕訳は、「インボイス」項目に「80％控除」と表示されます。

「適格」チェックボックスをオフにして仕訳を登録すると、インボイス経過措置を踏まえた仕入税額控除額が自動計算できます。

以下の設定を行っている事業者を例にご説明します。

2023年10月1日以降の日付で、以下のような仕訳を登録します。

「消費税集計」画面には、以下の計算結果が反映します。

「事業者」画面の「インボイス経過措置の自動入力補完」で、「取引先」の登録内容に応じて自動で「適格」チェックボックスのチェックを切り替えるかどうか設定することができます。

「適格」チェックボックスの任意でチェックを切り替えることも可能です。

仕訳の取引日が「2023年（令和5年）9月30日」以前の場合は、取引先が「適格請求書発行事業者」か「適格請求書発行事業者以外の者」かに関わらず、「適格」チェックボックスにチェックを入れて仕訳を登録します。

「事業者」画面の設定や、仕訳に設定する取引先・税区分の内容に関わらず、取引日が「2023年（令和5年）9月30日」以前の仕訳は、「適格」チェックボックスに自動でチェックが入ります。
仕訳入力時は「適格」チェックボックスの切り替えが可能ですが、課税仕入系の税区分を設定した仕訳の「適格」チェックボックスをオフにすると、仕訳登録時にメッセージが表示されて登録できません。