「給与計算」画面を開くと、「カスタム計算式に残業手当が含まれています。」というエラーメッセージが表示される場合があります。
詳細は以下をご参照ください。
原因
残業手当と固定残業手当は同時に使用することができません。
そのため、以下のすべてに該当する場合、「給与計算」画面を開くと対象のエラーメッセージが表示されます。
「支給項目設定」画面で「残業手当」とあわせて特定の項目を有効にしている
「基本設定」>「支給項目設定」画面において、「残業手当」に加えて以下項目のうち1つ、もしくは複数が有効になっていると、該当のエラーが発生します。
- 「固定残業手当(みなし)」「固定残業超過分手当」
- 「固定深夜残業手当(みなし)」「固定深夜残業超過分手当」
- 「固定休日労働手当(みなし)」「固定休日労働超過分手当」
「支給項目設定」画面で「残業手当」を含めたカスタム計算式を作成している
「基本設定」>「支給項目設定」画面で「残業手当」を含めたカスタム計算式を作成していると、該当のエラーが発生します。
「従業員情報」画面で特定の項目を設定している
「従業員情報」画面で以下の支給項目のうち1つまたは複数を設定していると、該当のエラーが発生します。
- 固定残業時間(みなし)
- 固定深夜残業時間(みなし)
- 固定休日労働時間(みなし)
対処方法
対象のエラーが表示された場合は、以下のいずれかの方法でご対応ください。
「固定残業手当(みなし)」「固定残業超過分手当」を使用する方法
カスタム計算式から「残業手当」を削除することで、対象のエラーを解消できます。
以下の手順では、「固定残業手当(みなし)」と「固定残業超過分手当」を使用する場合を例に説明します。
「固定深夜残業手当(みなし)」や「固定休日労働手当(みなし)」を使用している場合も同一の流れで設定してください。
- 左メニューの「基本設定」をクリックし、「支給項目」タブを選択します。
- 「支給項目設定(月給)」画面で「残業手当」を含むカスタム計算式の「計算式を設定」をクリックします。
- 「計算式を設定」画面で「残業手当」を削除します。
- 「固定残業手当(みなし)」など、「残業手当」以外の項目を計算式に設定し、「保存する」をクリックします。
- 「計算式の保存に成功しました」と表示され、計算式が想定どおりに設定されたことを確認します。
残業手当を使用する方法
「固定残業手当(みなし)」「固定残業超過分手当」を無効にすることで、対象のエラーを解消できます。
以下の手順では、「固定残業手当(みなし)」と「固定残業超過分手当」を無効にする場合を例に説明します。
「固定深夜残業手当(みなし)」や「固定休日労働手当(みなし)」を無効にする場合も同一の流れでご対応ください。
- 左メニューの「基本設定」をクリックし、「支給項目」タブを選択します。
- 「支給項目設定(月給)」画面で「固定残業手当(みなし)」または「固定残業超過分手当」のチェックを外します。
- 画面下部の「保存する」をクリックします。
- 「支給項目(月給)を更新しました。」と表示され、「固定残業手当(みなし)」と「固定残業超過分手当」が無効になったことを確認します。
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