割増基礎とは、労働者に時間外労働や休日労働、深夜業を行わせた場合に支払う必要のある賃金(割増賃金)を計算する際の基礎となる数字のことです。
「前月の割増基礎」、「前月の控除基礎」は、前月給与の実績を用いて、割増賃金や勤怠控除を計算するときに使用します。
月末締め当月25日払いのように支払日が締め日より先の場合に、基本給や各種手当は当月分で計算して、残業手当や勤怠控除は前月分の勤務実績を用いて給与計算をすることができます。
残業手当を前月支給の給与で計算する設定例
「前月の割増基礎」を用いて、「残業手当」を計算する設定例を紹介します。
- 「基本設定」>「支給項目」>「月給」タブをクリックします。
- 「残業手当」について、計算式を以下の内容に設定します。
・【前月の割増基礎】÷【前月の所定労働時間(当月)※】×【1.25】×【法定外時間(平日)】
※平均の所定労働時間を計算に用いる場合は、【前月の所定労働時間(月平均)】を選択します。 - 画面下部の「保存する」をクリックします。
注意点
下記の場合、「前月の割増基礎」は0となります。
1.当月入社などで前月に従業員が存在しなかった場合
2.前月の給与計算が未確定の場合
3.締め日グループを変更後、変更後の締め日グループで前月の給与計算が未確定の場合
更新日:2024年03月13日
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