「割増基礎」とは、労働者に時間外労働・休日労働・深夜業を行わせた場合に支払う必要がある賃金(割増賃金)を計算する際の基礎となる数字のことです。
マネーフォワード クラウド給与では、「基本設定」>「支給項目設定」画面で各支給項目の「割増基礎」にチェックを入れることで、対象の支給項目を割増基礎として集計できます。
集計した割増基礎は、他の支給項目の計算に使用することが可能です。
以下を確認し、就業規則や給与規程と照らしあわせて設定してください。
割増基礎の詳細については、以下の厚生労働省のページをご参照ください。
割増賃金を計算する際の基礎となる賃金は何か。|厚生労働省
割増賃金を計算する際の基礎となる賃金は何か。|厚生労働省
手順
- 「基本設定」>「支給項目設定」画面を開き、割増基礎に含める支給項目の「詳細設定」をクリックします。
- 「割増基礎」にチェックを入れ、「閉じる」をクリックします。
- 「支給項目設定」画面の左下にある「保存する」をクリックします。
ご注意
計算式に以下のいずれかの項目を使用している場合、「詳細設定」で「割増基礎」にチェックを入れることはできません
- 「割増基礎」
- 「前月の割増基礎」
- 計算式に「割増基礎」「前月の割増基礎」を使用している支給項目
反対に、支給項目の「詳細設定」で「割増基礎」にチェックを入れている場合は、計算式に上記の項目を使用できません。
具体例1
以下の場合を例に説明します。
- 支給項目「残業手当」の計算式に「割増基礎」を使用している。
- 支給項目「カスタム例」の計算式に支給項目「残業手当」を使用したカスタム計算式を設定している。
上記の場合、「カスタム例」の「詳細設定」を開くと、「割増基礎を式内に利用しているため選択できません。」と表示され、割増基礎にチェックを入れることができません。
具体例2
以下の場合を例に説明します。
- 支給項目「残業手当」の計算式に「割増基礎」を使用している。
- 支給項目「カスタム例」の「詳細設定」で「割増基礎」にチェックを入れている。
上記の場合、「カスタム例」に設定するカスタム計算式では、「割増基礎」および「割増基礎」を使用している支給項目「残業手当」を使用できません。
「割増基礎」を使用した支給項目「残業手当」には、「割増基礎を使用した項目を計算式に入れることはできません。」と表示されます。
更新日:2024年08月09日
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