「日割り計算控除」を利用するためには、「控除額 計算式」で控除額の計算に使用する計算式を設定します。
計算式に使用する項目の算出方法や計算の流れについては、以下をご確認ください。
「控除額 計算式」の各項目と算出方法
「控除額 計算式」では、「出勤日数計算」または「不在籍日数計算」を利用して計算式を設定できます。
「出勤日数計算」について
「出勤日数計算」で設定できる項目は以下のとおりです。
| 項目名 | 算出方法 |
|---|---|
| 所定出勤日数（暦日数） | 支給対象期間の暦日数（休日・祝日を含む） |
| 所定出勤日数（平日） | 支給対象期間の暦日数から「年度」画面の「休日設定」と「独自休日設定」で設定している休日を差し引いた日数 |
| 出勤日数（平日） | 「給与計算」画面に表示される「出勤日数（平日）」の日数 |
「不在籍日数計算」について
「不在籍日数計算」で計算式に設定できる項目は以下のとおりです。
| 項目名 | 算出方法 |
|---|---|
| 不在籍日数（暦日数） | 支給対象期間に在籍していない暦日数（休日・祝日を含む） |
| 不在籍日数（平日） | 支給対象期間に在籍していない暦日数から「年度」画面の「休日設定」と「独自休日設定」で設定している休日を差し引いた日数 |
各項目の計算例
本項では、「基本設定」＞「年度」画面の「休日設定」で「土曜日」「日曜日」「祝日」を休日として設定しており、「独自休日設定」で休日設定を行っていない場合を例に説明します。
支給対象期間が2025年1月1日から1月31日で、2025年1月10日入社の場合、各項目はそれぞれ以下のように集計されます。
- 所定出勤日数（暦日数）：22日
- 所定出勤日数（平日）：15日
- 不在籍日数（暦日数）：9日
- 不在籍日数（平日）：6日
「日割り計算控除」の計算の流れ
出勤日数計算
「出勤日数計算」では、「日割り計算基礎」から出勤した日数分の日割り計算基礎を差し引き、「日割り計算控除」を算出します。
具体例
以下の内容で設定した場合を例に説明します。
- 日割り計算基礎：400,000
- 所定労働日数（月平均）：20日
- 出勤日数（平日）：5日
計算手順
- 「日割り計算基礎 ÷ 所定労働日数（月平均）」で1日あたりの日割り計算基礎を求めます。
計算式：400,000 ÷ 20 = 20,000 - 手順1で算出した1日あたりの日割り計算基礎に出勤日数を乗じて、出勤した日数分の日割り計算基礎を求めます。
計算式：20,000 × 5 = 100,000 - 全体の日割り計算基礎から出勤した日数分の日割り計算基礎を差し引き、「日割り計算控除」を算出します。
計算式：400,000 – 100,000 = 300,000
不在籍日数計算
「不在籍日数計算」では、在籍していない日数分の「日割り計算基礎」を求め、「日割り計算控除」を算出します。
具体例
以下の内容で設定した場合を例に説明します。
- 日割り計算基礎：400,000
- 所定労働日数（月平均）：20日
- 不在籍日数（平日）：15日
計算手順
- 「日割り計算基礎 ÷ 所定労働日数（月平均）」で1日あたりの日割り計算基礎を求めます。
計算式：400,000 ÷ 20 = 20,000 - 手順1で算出した1日あたりの日割り計算基礎に不在籍日数を乗じて、「日割り計算控除」を算出します。
計算式：20,000 × 15 = 300,000
更新日：2024年11月21日
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