
1,500名の給与計算。「マネーフォワード クラウド給与」を 試運転しながら本稼動へ
代表社員 特定社会保険労務士 藤原 英理様/社会保険労務士 新井 淳子様

Q. ドームユナイテッド様について教えてください
ドームユナイテッド・吉澤様 スポーツメーカーの子会社として2012年に設立された今年6年目の会社になります。従業員は、パート・アルバイトを含め約1,200名、主な事業内容としましては、アンダーアーマー直営店約40 店舗やDNSパワーカフェ3店舗の運営、物流センターやカスタマーセンターの運営を行っています。
Q. あおば社会保険労務士法人様について教えてください
あおば社会保険労務士法人・藤原様 2004年に法人化しまして、今年で15 期目となりました。静岡の三島、東京・横浜・大阪の4拠点で、社労士とスタッフ40名ほど、顧問先様・関与先様も400社以上あります。最近では働き方改革でのご相談も多く毎日慌ただしく業務を行っています。
Q. 複数のクラウドを連携して利用されるようになった経緯を教えてください
ドームユナイテッド・實方様 最初、給与計算以外は、自分たちでシステムを構築してやってみようという動きをしていたのですが、8 割ほど作り上げ、少なくない開発費用も投資していましたが、決定的な部分がどうしてもうまくいかず、「諦めよう」と思い切りました。自分たちで構築するのが難しいのなら、もともとその業務に特化している「マネーフォワード クラウド給与」と勤怠管理の「Touch On Time」、労務管理の「SmartHR」を連携した方が上手くいくのではないか、と急に舵を切りました。実は、構築する前に一度検討したのですが、そのころはまだ私たちの構想を実現できそうになかったので、自分たちでシステムを構築することになったのですが、それが先の通りうまくいかず、そうなってまた改めて話をお伺いしたところ、人事データベースや履歴管理などとても進化していて、私たちが求めていたものができる、と導入に至りました。
Q.「 マネーフォワード クラウド給与」と他のクラウドツールを連携して導入するにあたり、大変だったことを教えてください
實方様 弊社は約1,200名の従業員がおり、登録制アルバイトが瞬間的にイベント等で数百人働くことがあり、月によっては1,500名ほどの給与を扱うことがあります。
それがうまくいくのか…という不安はありました。実務は福田が担当していたので、大変だったと思います。
吉澤様 4月から本稼働するという1か月前に、福田が前任者から引き継ぎ、1月から3 月までのデータを入れて試運転し、設定を微調整しながらやっていきました。そのうちに「こんなやり方もある」と、「マネーフォワード クラウド給与」の機能をフル活用できるよう、実際に使いつつ模索している状態です。
ドームユナイテッド・福田様 エラーが出たら差異を少しずつ潰していって、何度もやっていくうちに原因が絞れてきました。3月を終えた時点では何となく差異の理由はわかってきて、対応できるよう設定を全部終えていましたが、4月の本稼働は緊張しました。今まではあくまでもテストだったけれど、本当に対応できるのだろうか、と日々緊張していました。
ボタンを押すだけですべてが完結することで、社員の負担を減らしたい

Q.ドームユナイテッド様とあおば社会保険労務士法人様の出会いのきっかけを教えてください
實方様 導入している「Touch On Time」の株式会社デジジャパン様のご紹介になります。
藤原様 ドームユナイテッド様のクラウド構想をお伺いして、このようなことを一般の企業様が考え、実現させていく時代になったんだな、と思いました。基本的にはドームユナイテッド様ですべて回していく感じでしたので、社労士の出る幕はないかな、と感じたのですが、その構想に感動しまして、少しでもお手伝いさせていただきたいと思いました。
實方様 クラウドのシステムも決まり打ち合わせも始まって、社労士事務所は藤原先生のところにお願いしたい、と思いました。先生の人柄と、社労士事務所の中でもシステム系に詳しいので、ぜひお願いしようということになりました。
Q. 今後、実現させていきたい理想像がありましたらお聞かせください
實方様 「業務を効率化するにはどうしたら良いか」ということ。
特にスタッフの残業が多かったので、なんとかしてあげたかったというところから始まり、最終的には、ボタンを押すだけですべてが完結し、社員の負担を減らしたい、というところを目指しています。
吉澤様 今はできるだけ手を煩わさないよう、福田を中心に業務を自動化していこうと構築しているところです。あとは将来像として、私たちの知識レベルとスキルを上げていくのが前提ですけど、今、あおば社会保険労務士法人様にお願いしている社会保険手続きなどもゆくゆくは自分たちでやっていけたら、と考えています(笑)。
藤原様 はい。もともとそのようなお話しでしたので、それまでしっかりとサポートさせていただければと思っています。このような素晴らしい構想のお手伝いをさせていただけてうれしいです。
Q. あおば社会保険労務士法人様はどのようなサポートをされているのですか
あおば社会保険労務士法人・新井様 今回、社内システムを一斉にクラウドにしていく中で、当初から自社ですべて受け持つのは難しいということで、社会保険関係は私どもの事務所で引き受け、ほかの業務が落ち着いてきたころに、ドームユナイテッド様でできるところはお渡しし、最終的にはすべてを自社で完結いただけるようにサポートしているところです。私たちもサポートしつつ勉強させていただいている状態ではあります。
吉澤様 IT に詳しい士業の先生は、思ったより少なく、あおば社会保険労務士法人様はその面でもすごく進んでいると思います。仕事も丁寧で、藤原先生自ら、私たちのメールのやりとりをすべて見ていただいていて、状況を把握されているので、先生のやる気を強く感じ、お願いしてよかったと思っています。
労働環境を整えるためには、会社のトップが統率を取ることが一番

Q. 社会保険労務士事務所から見て、「マネーフォワード クラウド給与」はいかがでしょうか
藤原様 実は以前までは、「マネーフォワード クラウド会計」に比べ、給与の方はまだまだかなと思っていたのですが、最近はかなり使いやすくなったと思います。いろいろなことができるようになって、お客様にも勧めやすくなってきましたし、開発力がすごく、お客様も私たちもクラウド上で確認することができるということは、お互い楽だと思っています。あとは勤怠システムとの組み合わせの相性が良いです。今までタイムカードを使用していた会社も勤怠システムを入れざるを得なくなってきていますので、閉じているシステムより、クラウドで開発力のあるシステムを使った方が将来的に良いと思いますし、そのようなお客様に「マネーフォワード クラウド給与」を勧めさせていただいています。

Q. 新しいことに積極的に取り組んでいく会社としての考えや思いをお聞かせください
實方様 時間内にきっちりと終わるように仕事をすることを目標としています。例えば、毎日残業して疲れていたら、翌日きちんとした仕事ができませんので、労働環境を整えるためには、会社のトップが統率を取ることが一番だと思います。まだまだ弊社でも完璧にはできていませんが、効率よく仕事ができるように従業員の負担をなるべく減らして、環境を整えていっているところです。
吉澤様 そういった社長の思いが、社員が携帯しているこのドームユナイテッド社員手帳に記載されています。ひとつは、「学歴や職歴にとらわれず、スポーツに一生懸命打ち込んできた人材が活躍できる会社にする」、もうひとつは「日本一労働環境の良い会社にする」ということを会社として目指しています。
藤原様 社長の考えですか?とても社員思いで素晴らしいですね!
實方様 もともと親会社にドーム社員手帳というものがありまして、私たち子会社でも取り入れました。そこに書いてあることを常に念頭に置き、会社が良くなると判断したら積極的に挑戦し、仕事に取り組んでいきたいと思っています。


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